2020年12月24日
大國主神の國土奉献 その1
第三章 天孫降臨
第一節 大國主神の國土奉献
大國主神の國土經營
素戔鳴尊の逐はれて根ノ國に入り給ふや、途出雲を過ぎて簛の川上に八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稻田(くしいなだ)姫を娶りて、大已貴神(おほなむちのかみ)を生み給ふ。
大已貴神一に大國主神、又大物主神と云ふ。
少彦名命と力を戳せ、心を一にして、天下を經營し、廣矛を提げて服(まつろ)はぬ荒振神等(あらぶるかみたち)を從へ、遂に所謂大國の主となり給ふ。
後少彦名命は去りて常世(とこよ)ノ國に行き、大國主、神止まりて出雲にあり。
然れども、もと是れ天神の依(よ)ざし給ふ所にあらず。
以て此の國の主たるべからず。
乃ち天照大神は、御子天忍穂耳尊を下して葦原ノ中ツ國の主となし給はんとす。
然るに其の地には、蛍火光神(ほたるびのかがやくかみ)、蠅聲邪神(さばへなすあしきかみ)多(さは)にありて、草木又皆物言ふの狀態なりき。
✧ 閑話休題 『然るに其の地には、蛍火光神(ほたるびのかがやくかみ)、蠅聲邪神(さばへなすあしきかみ)多(さは)にありて、草木又皆物言ふの狀態なりき。』
については
『当時は草木やその他の万物も言葉を使い、夜は怪しい火を放つ神もいれば、昼はサバエが湧くように悪い神が多くいた。』
という意味であると思う。 ✧
第一節 大國主神の國土奉献
大國主神の國土經營
素戔鳴尊の逐はれて根ノ國に入り給ふや、途出雲を過ぎて簛の川上に八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稻田(くしいなだ)姫を娶りて、大已貴神(おほなむちのかみ)を生み給ふ。
大已貴神一に大國主神、又大物主神と云ふ。
少彦名命と力を戳せ、心を一にして、天下を經營し、廣矛を提げて服(まつろ)はぬ荒振神等(あらぶるかみたち)を從へ、遂に所謂大國の主となり給ふ。
後少彦名命は去りて常世(とこよ)ノ國に行き、大國主、神止まりて出雲にあり。
然れども、もと是れ天神の依(よ)ざし給ふ所にあらず。
以て此の國の主たるべからず。
乃ち天照大神は、御子天忍穂耳尊を下して葦原ノ中ツ國の主となし給はんとす。
然るに其の地には、蛍火光神(ほたるびのかがやくかみ)、蠅聲邪神(さばへなすあしきかみ)多(さは)にありて、草木又皆物言ふの狀態なりき。
✧ 閑話休題 『然るに其の地には、蛍火光神(ほたるびのかがやくかみ)、蠅聲邪神(さばへなすあしきかみ)多(さは)にありて、草木又皆物言ふの狀態なりき。』
については
『当時は草木やその他の万物も言葉を使い、夜は怪しい火を放つ神もいれば、昼はサバエが湧くように悪い神が多くいた。』
という意味であると思う。 ✧
タグ：八岐大蛇
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