2020年12月25日
大國主神の國土奉献 その2
大國主神國土を天孫に奉る
ここに於て天照大神は、高皇産靈神と共に、八百萬神を天安河の河原に會して衆議を徴し、之を鎭定せしめ給はんが爲に、大國主神の許に使者を遣はし給ふこと三度に及びき。
而も彼等は孰れも皆其の目的を達せず。
最後に經津主(ふつぬし)、武甕槌(たけみかづち)の二神を遣はし給ふに及びて、大國主神は其の子事代主神と共に、謹んで天ツ神の命を奉じ、身を避けて潔く國土を奉る。
時に事代主神の弟建御名方神あり、ひとり之を拒む。
乃ち之を追ひて信濃の諏訪に至り、遂に之を服せしめ、更に他の服(まつろ)はぬ荒振神等をも平らげて、高天原に復命し奉る。
✧ 閑話休題 高皇産靈神（たかみむすびのかみ）は古事記と日本書紀で位置づけが異なるが、天孫降臨では重要な役割を務める。天照大神の成立する以前の一時期には重要な神として崇敬されたと考えられ、日本書紀では皇祖神として扱われる。古事記では高御産巣日神。✧
ここに於て天照大神は、高皇産靈神と共に、八百萬神を天安河の河原に會して衆議を徴し、之を鎭定せしめ給はんが爲に、大國主神の許に使者を遣はし給ふこと三度に及びき。
而も彼等は孰れも皆其の目的を達せず。
最後に經津主(ふつぬし)、武甕槌(たけみかづち)の二神を遣はし給ふに及びて、大國主神は其の子事代主神と共に、謹んで天ツ神の命を奉じ、身を避けて潔く國土を奉る。
時に事代主神の弟建御名方神あり、ひとり之を拒む。
乃ち之を追ひて信濃の諏訪に至り、遂に之を服せしめ、更に他の服(まつろ)はぬ荒振神等をも平らげて、高天原に復命し奉る。
✧ 閑話休題 高皇産靈神（たかみむすびのかみ）は古事記と日本書紀で位置づけが異なるが、天孫降臨では重要な役割を務める。天照大神の成立する以前の一時期には重要な神として崇敬されたと考えられ、日本書紀では皇祖神として扱われる。古事記では高御産巣日神。✧
タグ：高皇産靈神
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