2021年04月18日
石器時代概説 その4
大崎の併用時代遺蹟 その1
されど、我が舊南諸縣郡(現今大隅國囎唹郡)大崎なる砂丘中に保存せらるる古代村落の遺蹟を見るに、ほぼ併用時代の行はれたりし年代を髣髴すべきものなきにあらず。
此の遺蹟は廣大なる範圍に渉りて、砂丘の中腹に露出し、中に多數の土器の破片を包含す、先年其の中より、金屬を研磨せりと認めらるる砥石と、粗造なる石器とを發見せり。
遺蹟は被ふに厚さ一二尺の黒土の層を以てす。
是れ蓋し霧島山噴火の際の降灰の堆積せるものにして、甞て此の砂丘上に存在せし併用時代の一村落が、此の降灰のために埋没退轉せることを示せるものなり。
而して更に其の上に、風の爲に齎らされたる細砂の厚層を堆積するに至りたるものなりとす。
されば此の噴火の時代にして明かならんには、以て其の遺蹟の年代を知るを得べからんなり。
されど、我が舊南諸縣郡(現今大隅國囎唹郡)大崎なる砂丘中に保存せらるる古代村落の遺蹟を見るに、ほぼ併用時代の行はれたりし年代を髣髴すべきものなきにあらず。
此の遺蹟は廣大なる範圍に渉りて、砂丘の中腹に露出し、中に多數の土器の破片を包含す、先年其の中より、金屬を研磨せりと認めらるる砥石と、粗造なる石器とを發見せり。
遺蹟は被ふに厚さ一二尺の黒土の層を以てす。
是れ蓋し霧島山噴火の際の降灰の堆積せるものにして、甞て此の砂丘上に存在せし併用時代の一村落が、此の降灰のために埋没退轉せることを示せるものなり。
而して更に其の上に、風の爲に齎らされたる細砂の厚層を堆積するに至りたるものなりとす。
されば此の噴火の時代にして明かならんには、以て其の遺蹟の年代を知るを得べからんなり。
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