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2021年05月18日

日向に於ける石器時代の遺蹟と其の分布 その9

彌生式遺蹟に伴へる石器の特徴
彌生式土器と伴出する石器は、其の特徴土器の如く著しからざるも、磨研石鏃、磨製石庖丁、並びに片刄を有する一種の石斧、銅劔型磨製石劔の如き、關東、奥鋳n方の縄紋式遺蹟に其の例を見ざるもの少からず。
殊に石鍬とも云ふべき、一種扁平なる打製石器の、往々にして是等の遺蹟より發見せらるるは、當時の人民が既に農業を解せしものなることを示せるものにして、現に筑後八女郡岩崎村なる彌生式土器庖含地よりは、炭化したる米穀を發見せる實例もあるなり。
石鍬の事は琉球の古代に其の明文あり。
隨書流求傳に、我が推古天皇の頃の其の地の俗を記して、「其の處鐵少く、刄皆薄小、多く骨角を以て之を補助す。
(中略)厥の田良沃、先づ火を以て燒き、水を引きて之に灌ぐ。
(中略)石を以て刄を爲す。
長さ尺餘。
濶さ數寸。
而して之を墾す。
とあるは、所謂金石併用時代の狀態を示せるものにして、其の「石を以て刄を爲し、地を墾す」と云へるは、明かに石鍬を云へるものなるべく、以て我が類似の遺蹟、遺物を説明するに足るべきなり。
左に現時既に知られたる日向の遺蹟、並に遺物を發見したる地名を列記して參照に供す。
勿論その中には金屬器併用時代のものを含めるものと知るべし。
タグ:日向国史
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