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2021年05月17日

日向に於ける石器時代の遺蹟と其の分布 その8

彌生式土器の特徴
其の胴及肩に附したる文様の如きも、前者が多く口緣と並行するに反して、後者は曲線を自由に應用する等、大體の意匠に於て、前者は均一整齊的に、後者は變化奔放的なり。
殊に彌生式土器には、僅に刷毛目を存し、若しくは文様を有せざるもの多きも、縄紋式土器には無文のもの少きに居る如し。
其の底部は、彌生式土器にありては卵子の一端の如く丸味を呈するもの多く、爲に之を据うべく作られたる置臺あり。
或は直ちに其の置臺を容器の下部に取り付けて、所謂高坏をなせるもの少からず。
殊に其の高坏には、屢々表面を磨研して、朱丹と塗抹したるものあり。
然れども、中には縄紋式、彌生式兩者の特徴の、共に著しく表はるること少く、殆ど其の中間にありと認むべきもの亦これなきにあらず。
こは兩民族の交通接觸より起れる技巧の交換か、或は兩者其の堕落的傾向より、自然に相近きものとなれりと解すべきに似たり。
タグ:日向国史
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