2021年04月17日
石器時代概説 その3
石器金屬器併用時代
勿論石器時代といひ、金屬器時代といふも、其の間判然たる限界あるにあらず。
人智大いに進みて、自ら金屬鑄冶の術を解するに至り、若しくは交通によりて他の文明社會より其の術を傳へ、或は其の器物を輸入するに至りても其の當初にありては、金屬材料は極めて僅少貴重なるものとして、以て一般の需用に供給するに足らず、随って有力者のみ僅に之を所有し、一般多數の民衆は、なほ石製利器の使用に滿足せざるべからざりし時代の、其の中間に於て或る期間繼續せし事は疑を容れざるなり。
此の時代を石器金屬器併用時代とも名づくべきか。
我が國に於て、特に我が日向地方に於て、金屬器の使用が何時の頃より始まり、併用時代が何時の頃に終りしかは、今日の我が考古學進歩の程度に於ては、未だ之を決定するの域に達せず。
勿論石器時代といひ、金屬器時代といふも、其の間判然たる限界あるにあらず。
人智大いに進みて、自ら金屬鑄冶の術を解するに至り、若しくは交通によりて他の文明社會より其の術を傳へ、或は其の器物を輸入するに至りても其の當初にありては、金屬材料は極めて僅少貴重なるものとして、以て一般の需用に供給するに足らず、随って有力者のみ僅に之を所有し、一般多數の民衆は、なほ石製利器の使用に滿足せざるべからざりし時代の、其の中間に於て或る期間繼續せし事は疑を容れざるなり。
此の時代を石器金屬器併用時代とも名づくべきか。
我が國に於て、特に我が日向地方に於て、金屬器の使用が何時の頃より始まり、併用時代が何時の頃に終りしかは、今日の我が考古學進歩の程度に於ては、未だ之を決定するの域に達せず。
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