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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.24 コロラドロッキー編その4

グランビー駅(Granby)を出て、次の停車駅グレンウッドスプリングス駅(Glenwood Springs)までは3時間半程度あるので、遅延が広がらなければ4時頃に到着の予定。食堂車のランチタイムはラストオーダーの頃に滑りこんでも4時までには食事を終えられるはずなので、それまでビューラウンジで景色を眺めて過ごす事に。

牛さんが並んで(?)います。小さな牧場みたいですが、雪と寒さの中ご苦労様です。


川も流れています。夏場はこういう所でカヌーとか釣りとかしている人がいるのかな〜。いいですね♪


またもや牧場。ニューヨークでの生活では牧場には縁が無く、見かける動物の種類も限られていたので、動物を見かけるとついついカメラを向けてしまいます。


しばらくするとまた人間の生活の気配はなくなり、岩山が目立ち始めます。

右手をご覧下さい。巨大な岩です。


左手をご覧下さい。巨大な岩です。


おそらくこのあたりがゴア・キャニオン(Gore Canyon)と言われる峡谷ですが、アムトラックのルートガイドによると、この地域は両端が川で分断されていて、おまけに人や車が通れる「道」が無いため、このカリフォルニア・ゼファー号でなければあとはカヤック位でしか立ち入ることは出来ないという、まさに秘境の地なのだそうです。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.23 コロラドロッキー編その3

お昼時なので、ビューラウンジはさっきまでの混雑から一転してゆったりと、座席にも余裕があります。右を向いても左を向いてもまさに壮大なコロラドの大自然。来て良かったー!



アムトラックを利用して良かったと思うことの1つは、この絶景を広々とした暖かい車内で楽しめる事です。しかも自由に動き回れるので退屈もしないのです。車内の気温については、上半身は半袖Tシャツ1枚のアメリカ人もいたくらいで充分暖かかったです。私はそこまで暑がりではないのでTシャツってわけにはいきませんでしたが、それでも車内では長袖のカットソーに半袖を重ね着したくらいで大丈夫でした。(ただし、場所によってはそれでは寒い場合もあるのでストールやカーディガン等羽織るものがあるといいと思います) この旅行の前に色々なアムトラックについてのウェブサイトを見てみましたが、夏場については、逆にクーラーが効きすぎて寒いみたいですね。これはアムトラックだけでなく、アメリカの建物や乗り物全般について言えると思います。アメリカ人がクーラーがキンキンに効いているのが好きなのか、日本人がクーラーに弱いのか、どちらなのでしょう?いずれにせよもし夏場にアムトラックに乗ってみようと計画している方がいれば寒さ対策はきっとした方がいいですよー。



長ーーーい貨物(?)列車。 この写真↓で言うと、この幅の少なくとも3倍以上の長さです。カリフォルニア・ゼファー号のルートではこういうのと3回位すれ違いました。


雪山の中腹の針葉樹の間にポツンと家が。


日本のクリスマスケーキみたい。イメージとしては今時の凝ったのじゃなくてスタンダードなホイップクリームのかかったバージョンです。

それにしても、こんなところに別荘があったらいいなぁ。

12:20pm フレイザー駅を出てちょうど30分でグランビー駅(Granby)に到着。ここは標高7,936フィート(=2,419m)なので、モファット・トンネル(Moffat Tunnel)のあたりからすでに300m近く高度が下がっています。



ここグランビーはロッキーマウンテン国立公園(Rocky Mountain National Park)のゲートウェイステーションなのだそうですがさすがにシーズンオフのためか、すぐにあっさりと出発しました。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.22 フレイザー・ウィンターパーク編

天気はデンバーの曇り空が嘘のようにすっかり快晴に。雪はどんどん深くなり、線路脇に積み上がっています。

次の停車駅フレイザー・ウィンターパーク(Fraser-Winter Park)は、スノー・リゾート地のウィンターパークスキーリゾートの側に建てられたゲートウェイステーションです。アムトラックのルートガイドにはicebox of Americaと書いてあり、冬の気温は華氏-50°(=摂氏-46°C)の寒さにまで下がるそうです。クロスカントリーが出来る場所が沢山あるそうですが、スノースポーツだけでなく、バナナで釘を打ったりいろんな実験も捗りそうです。



ロッジのようなものが見えます。そろそろ到着しそう。



11:50am フレイザー・ウィンターパーク(Fraser-Winter Park)駅に到着です。もともと10:07am到着の予定だったので、デンバー出発時は45分の遅延だったのがこの時点で1時間と43分にまで広がりました。私はこのままサンフランシスコ(San Francisco)まで乗り換えなしなのでどれだけ遅れようと平気だったのですが、Amtrakは結構アッサリと遅れるみたいなので、乗り換えなど予定している人はスケジュールに余裕を持たせたほうが良いですよ。

広がった遅延を少しでも取り戻すべく、ここでの停車時間も大幅に短縮されましたが、それでも数分あるとサービススタッフが教えてくれたので早速外に出て見ました。リゾート地だけにここでの乗降客はそこそこ多かったです。感想は、寒い!そして眩しい!でした。ちょうどこの駅についた頃はピーカンで、太陽も一番高い所にいる時間帯だったので上からの日差しが一面の雪に反射して、とにかく眩しく、目を開けてられない位でした。普段は夏でもサングラスはしないのですが、ここでは無いと目が痛くなります。



というわけで日陰に退散。他の車両からも外の空気を吸いに出てくる乗客がいます。



写真を数枚撮って列車にトンボ返り。

12:00pm 列車は動き出し、私はまたもやビューラウンジへ。本日数回目のトライですが、戻ってみると席が空いている。しかも選べる。やったー♪



ぐふふ、作戦通り。このままランチのピークが終わるまでここにいようっと。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.21 コロラドロッキー編その2

ガラガラに空いていたラウンジカーにも人がちらほら入ってきた。それぞれにゆったりと読書をしたり、外を眺めたり。近くにいる若い女の子二人組みは窓の外を見て写真を取り始める。「今まで写真を撮るっていうと、自分とか友達を撮り合うって感じだったけど、これマジ綺麗だし!」なんて盛り上がっていて微笑ましかった。



そろそろ食堂車のランチタイムの営業が始まるので、空きが出るのを期待して2階のビューラウンジの様子を見に行ってみる。やはりまだ満席。目の前にこんな光景が広がっているだけに席を立つ人はなかなかいない。



席は空いていなくても階段や車両中央の通路で写真撮影に勤しむ。いわゆる立ち見です。



のどかな雪原にポツンと佇む鮮やかな黄色の小屋。



寝台車の2階廊下はこんな感じです。突き当りの角を曲がった所にコーヒーと紅茶のサーバーがあり、セルフサービスで、寝台客なら飲み放題です。



ダイヤは遅延中ですが、もう少しすれば次の駅、フレイザー・ウィンターパーク (Fraser-Winter Park)。まさに雪国〜。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.20 コロラドロッキー編その1

どんどん斜面を上がっていくカリフォルニア・ゼファー号。窓のそとに広がる壮大なパノラマビュー。(写真だと迫力があまり無く残念です)

この壮大な大パノラマを前に、ラウンジの売店の店員さんも写真をパシャリ。その気持ち、よくわかります。



そうかと思えば山側は遥か頭上まで岩山がせり出しています。



ようやくこの辺りの頂上エリアまで近づいて来ました。遥か彼方まで見渡せます。昔遊んだドラクエみたいw 暖かい列車に揺られてぬくぬくとここまで来てもこの景色には感動しますが、モンスターと闘いながら徒歩でこんなところまで来たら感動もひとしおに違いないわー、なんてね。でも、キメラはいなくてもごうけつぐま位なら本当にいそうだし、くさったしたい(!)に遭遇しないとも限らないのでやっぱり鉄道がいいわ。ロッキー「山脈」だけあって、ここからはこのくらいの高度でしばらく走り続けるみたいです。かなり高い所にいるみたいですが、ロッキー山脈には標高14,000フィート(=4,267m)を超える山がなんと53個もあるので、この地点でも見上げる山はたくさんあるのですね。



洞窟も、じゃなかった、トンネルも抜けるよー。


トンネルといえば、このあたりではいくつかのトンネルを抜けましたがそのうちの一つ、モファット・トンネル(Moffat Tunnel)という6.2マイル(=9.98km)もの長いトンネルは、この山脈の分水嶺にあたる所にあり、デンバー・リオグランデ(Denver Rio Grande)という鉄道会社はこの長大なトンネルを作る事によってデンバー〜ソルトレイクシティ(Salt Lake City)間の移動時間を大きく短縮させることに成功、そして大陸横断鉄道のこの地域の2社独占体制を打ち破ったという、別の意味での分水嶺でもあるトンネルだそうです。この地点で標高9,239フィート(=2,816m)だそう。ちなみに同じ位の標高にあるのはネパールのルクラ空港(標高2,800m)やエクアドルの首都キト(標高2,800m)。日本だと富士山の7合目が標高2700m位だそう。



山の天気は変わりやすいと言うけれど、トンネルを抜けるたびに空の雲が減っていくのは嬉しい。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.19 Big 10 Curve編

8:50am カリフォルニア・ゼファー号がデンバーを出発する直前にルーメットに戻ったけれど、ここからはアムトラックで1・2を争う景勝ルートと呼ばれるこの路線でも最大の見所が始まるらしいので、コートと荷物を置くや否やいそいそとビュー・ラウンジへ移動。定刻で列車はゆっくりと走り出しデンバーを出発。

8:55am なんと、ビュー・ラウンジは早くも満席。しかも立ち見がちらほら。やはりアムトラック鉄道自慢の景勝ルートだけに、皆景色を楽しみにしてるんですね。

9:00am いったん2階席は諦め、1階のラウンジの様子を見に行くと、うってかわってここには人がほとんどいません。この1階ラウンジには4人がけのテーブルが並んでいますが、一人で1テーブル余裕で使えるので結構穴場かもしれません。ここが気に入ったので早速席に座り、カメラを片手に景色を楽しむことにします。



しばらくすると、列車は大きく蛇行しながら山の斜面を登って行きます。ここは"ビッグ・テン・カーブ (Big-Ten Curve)"という名所だそうです。カーブは何回か通過したのにどうして複数形の"Curves"ではなく単数形の"Curve"なのか気になって調べたところ Big Ten CurveのTenはカーブの「数」ではなく、「角度」だそうで、「大きく急な10°のヘアピンカーブ」ということらしいです。



ロッキー山脈だけあって、かなりの高度まで上がって行きます。その途中にはとてつもなく大きな平原が広がっていますが、その中にポツンと家や牧場があったりします。(下の写真の中央より少し左下の黒っぽい帯状の部分は牧場?馬小屋?なんですよ)



その部分を拡大すると↓


スケールがおわかりいただけましたでしょうか?



スピードを落としながらもずんずん登っていくカリフォルニア・ゼファー号。青空も見えてきました。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.18 デンバーをチラ見編

8:30am コロラド州(Colorado 略称CO)デンバー(Denver)のユニオンステーションに到着。当初の予定では7:15am着なので1時間15分の遅れです。そのせいで、ここでの停車時間が50分間の予定から大幅に短縮されて20分間に変更だと教えられる。Oh...ここで遅延を多少取り戻すということなのね。確かにこの時点で当初のこの駅の出発時間すら過ぎているので仕方ないけれど、20分なんてあっという間なのであまりウロウロは出来ないのが残念。だけど、そういうことなら早速列車を降りて外に出てみよう。

列車を降りて駅構内に入ると大きなペインティングが。銀河鉄道999みたい。



大きな待合室。ここがメインホールのようになっていて、コロラドから乗る人達はここで待っていました。



たとえ20分しか無くても、外に出てみる。靴を脱がされたり、レントゲンを通されたり、セキュリティ・チェックでがんじがらめの飛行機での旅行と違って、アムトラックだとセキュリティ・チェックが無くクルーに顔を覚えられているので、身軽に出入り出来るのもいい。鉄道での旅の大きな利点です。

8:35am やっぱり外は寒い。おまけに週末の朝だからか、人っ子一人歩いてない。コロラドのユニオン駅はこんな外観。立ち並ぶ建物はデザインはトラディショナルだけど、まだ新しいものが多い感じがします。



街並みが整然とされ、小ざっぱりと洗練されているのが私が持っていたデンバーのイメージと違っていて意外でした。もっと素朴な田舎町かと思っていたら、街にはオサレなギャラリーがいっぱいのとても素敵な街並みでした。(ニューヨークへ戻ってからオフィスのベテランコワーカー女史にこの話をすると、「デンバーにはこの辺りの農場主や投資家などのお金持ちがたくさん住んでいたり物件を持っているから豊かな街なのよ」と教えてくれました)



街並みをゆっくり見たかったけど時間も無いので足早に駅前の通りを歩く。純正ウエスタンな服屋さんのロックマウント(Rockmount)が駅の近くにあるらしいのですが、今回は朝も早く時間もないのでそっちの方向には行かず、まっすぐ進む。その後、角を曲って少し歩いた所にセブンイレブンを発見したので早速中に入ってみる。品揃えや値段はあまり東海岸と変わらないけれど、マンハッタンにあるセブンイレブンと比べると倍の広さ。煙草は$5.80だったのでニューヨークの半額位。煙草は州によってこんなに値段が違うんですねー。ここではチョコレートと、見たことのないガムを発見したので買いました。キーライム・チーズケーキ味とストロベリー・ショートケーキ味。うぷぷ。(後日このガムはニューヨークでも発売されましたけどね)

8:47am 無事ルーメットまで戻る。ふー。いよいよこれからロッキー超えです。



アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.17 食堂車編その3

7:00am もうすぐコロラド駅に到着かと思っていたら車両サービス担当のおじさんがやってきて、今朝は1時間半の遅れが出ていると教えてくれる。コロラド駅到着は7:15amの予定が、実際は8:45am頃になるそう。これでデンバー駅に到着する前に朝食が取れるのはこちらにとっては好都合。早速食堂車へ行こうっと。

墓地の側を走り抜ける。朝から墓地を見てもなぜかさっぱりさわやかなのはアメリカだから?



7:10am 食堂車に到着。案内されたテーブルには、読書中の若い男性が一人。彼に挨拶をして席につく。こういう時、気遣って邪魔をしないでそのまま席につくより、一瞬邪魔をして声を掛ける方がむしろ礼儀にかなっていてお互いに居心地が良いのがアメリカの好きな所。彼はニューヨークのお隣のニュージャージー州(New Jersey 略称NJ)からサンフランシスコ(San Francisco)にある大学へ最後のセメスターを受講するために戻るところ。話をしていると、私の隣にもう一人やってくる。まだまだ元気そうなおじさんだけど、今はもうリタイアしたらしい。かつては農業系のシビル・エンジニアだったそうで、日本の会社でもヤンマーやカワサキと取引をしていたとのこと。こんな所で、いかにもアメリカン父さんなこの人からそんな日本企業の名前が出てきて意外だけど感心しました。彼は中国にも駐在していたことがあるらしく、その時の話をしてくれて興味深く聞き入る。

朝食のメニューはこんな感じです。

Scrambled Egg
スクランブルエッグ(ポテトorグリッツ、ビスケットorクロワッサンを添えて)
・・・・・$ 6.00

Continental Breakfast
コンチネンタル・ブレックファスト(ケロッグのコーンフレークorオートミール、フレッシュフルーツ、ミニクロワッサンorビスケットとヨーグルト)
・・・・・$7.00

Classic Railroad French Toast
クラッシックレイルロード フレンチ・トースト
(厚切りフレンチトーストにシロップとベリー、粉砂糖をトッピング)
・・・・・$7.50

Chef's Good Morning Special
シェフの今朝のスペシャル
・・・・・$8.00

Today's Omelet Selection
本日のオムレツ
(新鮮な卵を3つ使ったオムレツ。プレーンの他に、中に入れる具はチェダーチーズ、本日のアソート野菜、チーズ&野菜からお選びいただけます。その他のオプションについてはサービススタッフにお尋ね下さい。サイドはローストポテトorグリッツとビスケットorミニクロワッサンからお選びいただけます)
・・・・・$9.00

SIDES(サイドディッシュ)
ブレックファストミート
(スモークベーコン ・ ポークソーセージパティ ・ ターキーソーセージパティのいずれか)
・・・・・$3.00

どれを頼んでも、ジュース(オレンジ、アップル、クランベリーのいずれか)と、コーヒー・紅茶・ミルクのいずれかがついてきます。

それにシュガー抜きジェリーやシロップ、豆乳のオプションも選べるそうで、このあたりがアメリカらしいなぁ、と思いました。

スペシャルも聞いたけどピンと来なかったので、昨晩とうってかわって即断でフレンチトーストを選ぶ。他の二人はオムレツとコンチネンタルを注文。

7:30am フレンチ・トースト到着。やはりピピッと来ただけあって美味しい。

7:40am 日本の農業の話からアメリカの農業と政策にテーブルでのトピックが移り、大学生のショーン(Sean)が、俄然熱心に話しだす。やはり公共政策専攻だけあって、本当に良く知っている。アメリカの大学生は卒業する頃には自分の専攻についてはひと通りレクチャーできる位の知識があるのが普通だし、世間にもそのように認識されていて、だからこそ「何を専攻したか」が重要視されるのです。日本もこうあって欲しい。

8:10am 楽しく食事を終え、部屋に戻る。今日の朝食は本当に良い体験でした。素晴らしい会話を楽しませてくれた両名にも感謝。



景色もナイスだしいい一日の始まりを感じる。



長ーい列車とすれ違うといよいよコロラド駅も間近。






アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.16 Starry Nite編

2:30am位 ふと目が覚めて窓の外が見える。ベッドに横たわったままだと見上げるかたちで窓の外を眺めることになるので、外といっても目に入るのは真っ暗な夜空なのですが、星が大きい。よく人里離れた田舎では「星がきれい」だとか「星がたくさん見える」と言った形容は聞くことが多いので、それは想定の範囲内なのですが、星の見える「大きさ」まで違うなんて。いつも見ている星が「点」位ならこれは「粒」だ。しかも窓ガラスは薄茶色に色付けしてあるから夜空など見えにくいはずなのにそんな星がいくつも見える。マンハッタンでは、星なんてビルの隙間から3つも見えれば御の字だったので、一気にエンドルフィンだかドーパミンだかの脳内物質に感動チャージされてすっかり目がさめてしまった。

暗がりの中、地上は一面の白い平原が地平線まで広がっている。薄茶色の分厚い窓ガラス越しに星がこれだけ見えるってことは、実際に外で見えるのはきっと満点の星空のはず。本当にきれいなので写真に撮りたかったけど、コンデジ+素人+列車は絶えず動いているので全く写りませんでした。(´・ω・`)ショボーン

しばらくすると白い林の真横を通り過ぎる。枝々に付着したパウダースノーがそのまま凍っているようで、それがこの列車の明かりに反射しているのか少し明るくてとても幻想的で美しく、目が覚めているのに夢見心地に。これも写真にはほとんど写らず残念。

6:45am 外が白んできて目が覚める。いつのまにかまた眠りに落ちたらしい。が、眠い。



とりあえず写真を取ってみる。時刻表によると、夜中に目が覚めた時はまだネブラスカにいたらしいけど、5:05am にはコロラド州(Colorado 略称CO)最初の駅フォート・モーガン(Fort Morgan)に停車していることになるので、どうやらここはコロラドらしく、外に見える山はロッキー山脈のようです。

今日は朝のうち(予定では7:15am)にコロラド州都にあるデンバー(Denver)駅に到着予定なので身支度を整える。コロラド駅では停車時間が50分もあり、その間に駅の外に出ることも可能なのでコロラド駅到着は私にとってはこの旅の中ではビッグイベントなのです。楽しみ〜。

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アムトラックで行く、アメリカ大陸横断旅行記 Vol.15 オマハの辺り編

シャワーも浴びてさっぱりしたところで、部屋で時刻表を眺める。・・・まだお目当ての停車駅のオマハ(Omaha)までは時間があるけれど、夕食を食べている間にアイオワ州(Iowa 略号IA)を通り過ぎていたとは。

アメリカの州はそれぞれとても大きいというイメージがあるので、たかだか3時間程度であっさり通り過ぎて少し拍子抜けでした。アイオワ州って、どんな所かよく知らなかったのですがウィキペディアによると、とうもろこしの生産量が全米一で、コーンベルトと言われるとうもろこしが大量に生産されている地域一体の中核を成す州だそうで、今ではそのとうもろこしを使ってのバイオエタノールの生産にも力を入れているみたいですね。映画ロード・オブ・ザ・リングなどでおなじみのイライジャ・ウッド(Elijah Wood)や往年の名女優ジーン・セバーグ(Jean Seberg)はアイオワ州出身だそうです。

その次の州であるネブラスカ州(Nebraska 略号NE)最大の都市がオマハです。オマハと聞いて私が真っ先に思いつくのはオマハの賢人と呼ばれる投資家の大富豪ウォーレン・バフェット(WarrenBuffett)氏。この人の幼少時からの才覚を感じさせる出世物語はとてもアメリカ的で、日本とのビジネスマインドや環境の違いを感じさせられます。彼はいわゆる投機家ではなくファンダメンタルズを重視し企業を育てる本来の意味での投資家である点や、特に晩年は、持てる者として自身が築いた富を大規模な慈善事業を通して持たざる者へ自らの意思で分配している点で私の好きな投資家なのですが、彼はオマハにただ住所を置いて実情はニューヨークやシカゴのような主要金融都市に暮らすという訳ではなく、実際に地元オマハを拠点として生活しているそうで、それが「オマハの賢人」と敬愛される所以の一つだそうです。

オマハは他にも、ブラック・ムスリムのカリスマ指導家マルコムX(Malcom X)や、ハリウッドの黄金期に一世を風靡したマーロン・ブランド(Marlon Brando)やフレッド・アステア(Fred Astaire)やが生まれた地だったり、酪農や畜産が盛んでオマハビーフやオマハステーキがよく知られているそうで、NYやLAのような派手さは無いけれどそれなりの要所のようです。

10:55pm そんなオマハに定刻で到着しました。やればできる子、アムトラック。



ここは停車時間が10分あるので、プラットフォームに出てみると・・・激・寒!色々と凍てついています。

他にも外に出てきた人がいるので気温を尋ねてみると知っている人がいて、気温は華氏5°位と教えてくれました。ってことは、摂氏に換算すると、

(15F° - 32) x 5/9 = -15C°

なるほど地面も何もかも凍っているわけだ。


写真に頭が写ってるこの人↑が気温を教えてくれました。

街の様子はよく見えませんでしたが、駅はそこそこの大きさですがとにかく寒いので(バフェット爺さんも若い頃には一回くらいここに来たことあるのかな〜?)なんて思いながらも、写真を数枚取ってそそくさと列車にもどりました。

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