2020年06月05日
自動車業界復活の兆し?
先日のコロナショックにより、様々な業界において大打撃を受けましたが、その中でも大きなダメージを受けた業界の一つとして、自動車業界が挙げられると思います
実際私のNISA口座2016年枠は自動車関連銘柄(タイヤや軸受けなどの部品メーカー含む)が多く、大打撃を受けておりました
(詳しくは『5/18の株式取引記録(NISA口座)』もご覧ください。)
そんな自動車業界ですが、回復の兆しがちらほらと見えてきているようです
具体的には、トヨタ自動車(コード:7203)の昨日4日の高値は7,100円と3月27日に付けた戻り高値7,029円を上回るような状況となっています
この上昇の背景としては、前年同月比で見た5月の米国自動車販売の減少率が4月に比べて改善が進んだ(米国での日系完成車メーカーの6月2日報告時点の販売台数は、前年同月比30%減の111万台。4月時点は47%減)ことと、これに円安が重なった(日系自動車メーカーのように輸出中心の企業にとって円安は有利に働きます。)ことにより、トヨタを中心とした自動車銘柄に見直し買いが広がったためと考えられています。
また、上記のような外的要因だけでなく、今回のコロナ禍をきっかけに、トヨタなど自動車各社は損益分岐点の引き下げ努力を強めている(トヨタの場合、複数車種にわたって部品、生産工程を共通化することで原価低減を実現する『トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー』などが導入されているようです)ことから、販売台数の回復が続けば、収益は従来以上の早さで急速に持ち直す可能性が高いと思われることも背景の一つとして言えるでしょう
現時点では、トヨタのような自動車銘柄にその傾向がみられているようですが、今後は部品銘柄の方にもこの影響が波及してくる可能性が高いと思われます
「今の段階から新たに買い増すか?」といわれると、正直足元のバブル相場が怖く(自動車業界が本質的に復活の準備が進んでいたとしても、バブル崩壊の際に流れで自動車関連銘柄も大幅値下がりすると考えられるため)買い増しはしないと思いますが、死にかけていた2016年のNISA枠が復活する可能性があると思うとちょっとうれしくなりました
まだまだ予断を許さないコロナ相場(バブルもショックもですが・・・)ですが、何とか乗り切っていきたいと思います
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