2021年03月30日
データ技術進化の裏に潜む闇。
今回は、日経記事『消費者操る「ダークパターン」 国内サイト6割該当』について取り上げてみようと思います
記事の概要としては、ネットサービスにおいて消費者にとって不利な状況に引き込むような「ダークパターン」と呼ばれる手法に対し、日本国内ではまだ規制が整備されていないという現状を述べたものです
ダークパターンとは、主にネット上の取引において消費者を欺くような形で不利な状況に引き込むような手法とされ、具体的には以下のようなものが挙げられます。
「障害」:解約方法を煩雑にして、解約させにくくする。
「あおり」:セールの時間制限や、在庫少・他閲覧者の存在を表示して購入を煽る。
「誘導」:余分な注文のボタンを目立たせる、メルマガ購読が初期設定でチェックが入っている、など。
このダークパターンについて、欧米では規制が進んでいますが、日本ではまだ十分な規制がなく、合法的に行われているというのが現状のようです
アマゾンの定期購入「誘導」や、アマゾンプライムへの「誘導」(と記事によると解約も困難らしいので「障害」もあり)など、Amazonだけでも結構なダークパターンはあるな〜と感じてはいました
デジタル技術の発達により、このようなダークパターンもやりやすくなってしまったというのは残念な事ではありますね
ダークパターンに対して、日本の法整備が欧米と比べて遅れているということが今回の記事で問題視されていましたが、問題の本質はそこだけではないのかな、と感じます
というのも、法整備でどこまで取り締まれるのか、というところもありますし、ダークパターンと呼ばれる中にも人によっては必要だったりするものもあるのではないかと思うからです
(私個人でいえば、解約がしにくい「障害」は本当に困りますが、お得セール案内が初期設定で送られてくる「誘導」はむしろありがたいかな、とも思います。)
それを考えると、ネットサービスを利用する個々人が、このようなダークパターンがあるということを認識し、必要に応じて各人が対処していくという姿勢が一番大切なのではないかと個人的には思います
このブログを応援していただける方は、下の「金融・投資人気ブログランキング」バナーをクリックしてもらえると嬉しいです
金融・投資ランキング
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10624858
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック