2020年09月01日
やりかけのアベノミクスが実現したときの日本の姿とは?
引用元:自民党HP
今回は、先週末のビッグニュースでもある安倍首相の辞意表明に関して、日経記事『アベノミクス未完 財政・金融、危機モード継続』について取り上げてみたいと思います
今回取り上げた日経記事では、安倍首相が取り組んだ経済再興策「アベノミクス」に対する取り組みの結果と今後の課題について述べられています
アベノミクスの三本柱は「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」でしたが、このうち金融緩和と財政出動は力強く推し進められ、為替は85円台、日経平均は1万円ちょっとくらいであったアベノミクス開始前の2012年ころと比べると現在は、為替は105円台、日経平均は2万円を超える水準となっており、円安・株高誘導などの面である程度の成果が見られたと言えるでしょう
その他、今年のコロナウィルス蔓延による経済の大幅減速が起きる前までは、アベノミクスが始まってからGDPは上昇傾向、失業率は減少傾向を実現することができ、こちらの面でもある程度の成果があったと言えるでしょう
しかしながら、三本目の柱となるはずだった「成長戦略」については、まだまだ実現までの道のりが長い状況となっており、安倍首相の辞任後、後任の首相がいかに実現に向けてアクセルをかけられるかが大事なポイントとなってきている状況です
成長戦略の具体的な中身としては、「新しい働き方の定着」「キャッシュレスの環境整備」「デジタル市場への対応」「オープンイノベーションの推進」など、様々な分野、方向性から策定されていますが、今まで長年日本がやり続けてきた方法を根底から覆すものも多く、中々ハードルが高いのが現状となっています
経済界や企業への働きかけも含めた政策の推進自体は、政府の力によってでないと、実現困難だと思うので、ここは頑張ってほしいと思う他ないのですが、「新しい働き方」については、それが日本に定着するか否かは別にして、今後の世の中を見据えて個々人のレベルで行動を変えていく必要があると感じます
というのも、「新しい働き方」の具体的な方向性としては、終身雇用からの脱却を通じた成長分野への人材シフトや兼業・副業、フリーランスの環境整備などが想定されており、従来までの日本の常識であった『入社した会社でサラリーマンとして定年まで迎える』ということが、今後はレアケースになることが考えられるためです
このような新しい常識の中では、「入社した会社でしか通用しない常識・スキルの積み重ね」は、自分の思考を凝り固まらせてしまう原因となり、また「サラリーマンとしての給与収入だけに頼る」ことは、終身雇用が保証されない世の中では非常に不安定な働き方と言わざるを得ません
従って、これからの世の中を見据えると、常に転職を念頭に入れたり、自分でビジネスを作るような視点で仕事を進めていくことで、広い視野での思考を身に付けたり、収入の柱を増やすために投資や副業に取り組んでいくことが大切になるでしょう
(まぁ、このブログを読んでいただいている方は、投資に興味のある方か、ブログなどで副業に実際に取り組まれている方だと思うので、問題ないとは思いますが)
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