トレンディな話題に戯言を

ドコモの件で七十七銀行の名も多少広がりましたか？


地元では「しちしち」って呼ばれたりしていますが、そんな地方銀行の経営統合の報道がありました。


厳しさを増す経営環境と何となく感じていると思いますが、東北ではすでに北都銀行（秋田県）と荘内銀行（山形県）による持ち株会社「フィデアホールディングス」、きらやか銀行（山形県）と仙台銀行（宮城県）による持ち株会社「じもとホールディングス」がすでに誕生しています。


全国に先駆け地銀再編が進んでいると言ってもいいでしょう。


新たに報道されたのは「青森銀行」と「みちのく銀行」が経営統合に向けた協議に入ったという事です。


仮に実現すれば、総資産規模が５兆円を超えて、東北では七十七銀行（8兆7000億：仙台市）、東邦銀行（6兆：福島市）に次ぐグループ誕生になります。


ですが、９月７日時点では両行とも経営統合の協議を否定しています。


フェイクニュースか？


金融機関を取り巻く環境が変化している中で、経営統合をしても合理化、収益力強化、新事業への開発力などでメリットが出せなければ意味がありません。


同一県内でのライバルの経営統合にはもちろん注目が集まります。


今回の報道がなされたのも地銀を取り巻く環境の厳しさを裏付けるものでしょう。