小さな止まり木　〜おうちカクテルレシピ〜

『ルパン三世』の石川五ェ門役で知られる井上真樹夫さんが亡くなりました。大好きな声優さんでした。心よりご冥福をお祈りします。 声優・井上真樹夫さん死去、81歳　「ルパン三世」二代目・石川五ェ門役 | ORICON NEWS 渋くてダンディでカッコイイ声といえば、真っ先に浮かぶのは問答無用で井上真樹夫さんでした。五ェ門はもちろん、銀英伝でキルヒアイスを殺害するアンスバッハでさえも、井上さんが演じるとより奥深い人物に感じたものです。ドラマ『ＳＰＥＣ』の最後の劇場..

歌っていらっしゃる方、いらっしゃいますでしょうか？ 私も口ずさみながら作っていました(サビしか知りませんが)。 でも、その歌よりずっと前に生まれたカクテルです。 青い珊瑚礁カクテル。 ジン・ミントリキュールをシェイク。 上の写真、これは青い珊瑚礁ではない！というお怒り、ごもっともです。 なぜなら、スノースタイルにしていません。 青い珊瑚礁は味以上にヴィジュアルが評判になったそうで、スノースタイルが渚、ミントが青い海、チェリーが珊瑚をイメージしてい..

アメリカ禁酒法時代を象徴するカクテル。 粗悪なバスタブ・ジン(バスタブで作った密造酒)を美味しく飲むために考えられたとか、見つかったときにオレンジジュースだと偽るように生まれたとか、諸説あるようです。両方とも正解ぽいですね。 ジン30ml、スイートベルモット・ドライベルモット・オレンジジュース各10mlをシェイク。 オレンジジュースを使うことから、フルーティ―な味かと思いきや、わりとビターかつドライ。 ジンの風味、ベルモットの香味、そして苦..

100万ドルの名を持つクラシカルなカクテル。卵白を使うカクテルです。 まずは卵を黄身と卵白に分離。カラザも取ります。黄身はホット・ブランデー・エッグノッグ等に使えます。材料をシェイカーに入れてシェイク。今回は2杯分で卵一個分の卵白使っています。 シェイクしていると、卵白の感触がはっきりと伝わってきました。なかなか解けないので、ちょっと長めにシェイクしました。本当はパイナップル飾るようですがないので、マラスキーノチェリー飾りました。 ..

マティーニの原型とも云われるジン＆イット。 製法はステア。 ジンとスイートベルモットを半分ずつ。 製氷機のなかった時代のオールドカクテル。 そのため、本来は氷を使わないそうですが、今回は使用。 グラスも冷やしておきました。 色合いが綺麗です。 味は想像通り。 ジンのきつさが和らぎ、ベルモットの香味を味わえます。 ジンは元々、薬として誕生した労働者の安酒。 スイートベルモットが入るだけで、全然違った味わい＆ちょっとエレガン..

シンガポールスリング。 エキゾチック・カクテルの代表的な一品です。 シンガポールスリングに欠かせないチェリーブランデー。 ジン・チェリーブランデー・レモンジュース・砂糖をシェイクしてグラスに注ぎ、ソーダでフルアップ。 シンガポールスリングはラッフルズホテル発祥の有名カクテル。 ラッフルズホテルのレシピが本当ですが、ベネディクティンがないので、一般的なレシピで作りました。 さっぱり爽やかな味わい。 チェリーの風味が軽やか..

ジンベースの定番カクテル、ジン・フィズ。ジンの銘柄によって色々な味わいに。ここではゴードンジン使っています。辛いけれど甘みも強く、薫りが重層的でおいしいです。 スクイザーでレモンジュース作ります。 製法はシェイク。 ジン、レモンジュース、砂糖をシェイク。 あとはグラスに注いで炭酸水で満たせば完成。 炭酸の弾ける音が『フィズ』なんだそうです。味はレモンスカッシュのお酒バージョンといったところです。ジンの風味が下支え。 材料 ドラ..

アラウンド・ザ・ワールド。世界一周。 味・彩り・ネーミング共におすすめです。 製法はシェイク。 サイドカー（ブランデー・レモン・コアントロー）みたいに、凄く相性の良い組み合わせを‘ゴールデンレシピ’と呼ぶそうです。個人的にはアラウンザワールドもゴールデンレシピかと思います。 パイナップルの酸味、ジンの腰の強さ、それをミントの風味がふわっと包んでる感じ。甘口ですけど、お酒に弱い方も強い方もおいしく飲めそうです。わりとミントが出しゃばらず、後味に風味がふわ..

今宵はホワイト・レディを。 まずはスクイザーでレモンジュース作り。 ものの本によると、皮に近い部分まで使ってたくさん搾るとえぐみがでるそうです。 なので、ちと贅沢にさらっと回転。 それでもレモン半分で30〜40ｍｌくらいのジュースはできました。 ホワイト・レディは名前の通り上品なカクテル。 潰れた果肉が入らないように茶漉しで濾しました。 レモンの酸味にジンの風味が絡み、喉を過ぎるとコアントローのオレンジの香りが後口に漂..

いちばん好きなカクテルは？と問われれば、「ギムレット」と答えます。 味も見た目もネーミングも好き。 そして、カクテルは、想い出が醸成され、刻と共に味わい深くなります。 ・・・などと、気取ったコメントと写真で始めてみました。 「ほんとのギムレットはジンとローズのライムジュース半分ずつ、ほかには何も入れないんだ」 レイモンド・チャンドラー『長いお別れ THE LONG GOODBYE』でも有名なカクテル。 数年前、カクテル作りにどハマリしていた頃、『長..