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2016年02月21日

抗生物質のお話

風邪をひいて医療機関を受診すると
抗生物質を処方されることがよくあります。

そもそも抗生物質は細菌を殺すための薬なので
原因がウイルスの風邪には効かないし治らない。

じゃあ、なぜ抗生物質が処方されるか?

それは気管支炎などの二次感染の予防のため。

なのですが、日本は世界的に見ても
抗生物質の使い過ぎ国。

抗生物質を多用・乱用すると
抗生物質が効かない耐性菌を増やしてしまうため
安易な使用は避けたいところ。

喉の激しい炎症や高熱などの症状がなければ
抗生物質は必要ないと考えたほうがいいです。

で、最後にもうひとつ。

抗生物質は牛乳との相性が良くない。
効きめが失われます。

原因は牛乳に含まれているカルシウム。

カルシウムは抗生物質に限らず様々な薬に影響を及ぼすので
牛乳での薬の服用は避けた方が賢明といえます。


牛乳で飲んではいけない抗生物質

■テトラサイクリン塩酸塩
■ドキシサイクリン塩酸塩水和物
■ノルフロキサシン
■ロキシスロマイシン
■セフロキシムアキセチル


抗生物質のお話でした。







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