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2015年10月20日

外科医の術前説明に凹む

いよいよ手術が目前に迫ってきた。
私は手術の為に内科から外科へ転科した。外科も個室に入ることにした。
同じ病院の内科と外科でも、雰囲気は違う。看護師も内科は手厚く親切で、外科はサバサバと明るい感じだ。

外科医から術前説明があった。担当医師は若く爽やかな男性だった。
私の腫瘍は膵臓の上のほうの胃と近い場所にあった。CTの確認では良性であれば核出術(腫瘍のみを摘出)されるが、腫瘍が主膵管という重要な箇所に癒着している場合などは膵臓の約3分の2を切除する可能性もあるという。仮に膵臓の約3分の2を切除すると、今度は膵臓の働きが弱まりインスリンが少量しか出せない状態になる。ということは、糖尿病になる可能性があるのだ。

インスリンを出す腫瘍を切除した後に今度は糖尿病になる?
手術を境に低血糖から高血糖に変わってしまうかもしれないとは、皮肉なことだ。それも生涯つきあわなければいけない。さすがにこの説明には凹んだ。
膵臓を全部摘出の可能性は無いが、糖尿病になり生涯インスリンを打つ身になるのは辛い。
しかし私は手術を絶対に受け腫瘍を摘出しなければならない。選択肢はない。
手術後に例え何があろうとも受けなければならないのだ。

手術時の合併症についても説明を聞いた。膵臓の手術に特有の合併症として「膵液瘻(膵液漏)」というものがある。膵臓に手術などで傷がつくことで、膵臓の外分泌腺から分泌される消化酵素を含む膵液が腹中に漏れるのだという。膵臓の膵液は漏れると内臓、血管を溶かすほどの威力があるので、膵液が腹腔内に貯まらず外へ出るよう管(ドレーン)から体外へ膵液を排出するのだという。

私が膵臓について知っていたのは、インスリンを出すということだけだった。
膵臓で作られる膵液は各種消化酵素を含み、たんぱく質、炭水化物、脂肪の分解、酸性の胃酸を中和させたりする。膵臓で作られるホルモンには、インスリンやグルカゴンなど血糖値を調節するホルモンを血液中へ分泌する役割がある。膵臓はデリケートで目立たない小さな臓器だが、重要な働きをしているのだ。
手術では柔らかいスポンジのような膵臓の細胞を、壊さないよう少しずつ丁寧に切除していくのだそうだ。

また、良性であるか悪性であるかも手術で確定になる。術前検査では転移は認めず良性だと考えられているが、実際に開けて確認しないと断定はできないのだ。
もし転移があったら・・?いやいや考えるのはよそう。

腫瘍を切除すれば回復して元通りの生活に戻ると、簡単に思っていた私は甘かった。
最近ではタレントが膵臓を壊して激痩せし、お酒や油っこい食事を全く食べれないという情報がテレビやネットから入ってくるので、世間でも膵臓を壊すとどうなるか知られるようになってきた。
膵臓とは大切な役割をする臓器なのだ。
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