2015年10月11日
初めての精神科の受診
インスリノーマとはインスリンを出し続ける腫瘍が膵臓にできる病気だ。
インスリンは膵臓で作られるホルモンで、ブドウ糖を運んだりブドウ糖をグリコーゲンや脂肪に作り変える働きを持っている。
糖尿病になるとインスリンの量が少なくなり、ブドウ糖をうまく体内に取り込めず血液内に糖分が残り高血糖となる。反対にインスリノーマの患者はインスリンが過剰に作られ糖分を分解し続ける。そして低血糖になる。
インスリノーマの症状は健康診断から半年以上経った頃から、まるで真綿で首を絞めるように少しずつ忍び寄ってきた。
初めの頃は症状は、ほぼ休日にやってきた。
平日は規則正しく12時に昼食をとっていたので大丈夫だったのかもわからない。
主に土日の昼頃になると起こった。
その頃はスーパーに徒歩で買い物に行っていた。
重い食材を両手に抱えて帰宅していると、足がつるような気がした。足が突っ張り、がに股で猿のようなヨタヨタした歩き方になる。途中で立ち止まって休憩しながら歩いた。スーパーで買った紙パックのジュースを飲んで暫くしたら足は元の状態に戻った。こんな事が何度かあった。
インスリノーマの患者の傾向として、比較的女性が多く太っている女性が多いという。
太っているというのは、インスリノーマの症状で本人は意識せず甘いものを食べるせいであると後日医師に聞いた。
しかし私は元々甘いものが好きでぽっちゃり体型であった。午後や晩には甘いスイーツ類をよく食べていたので、初期の頃、午後にインスリノーマの症状が全く出なかったのは、そのせいかもしれない。
こんなこともあった。私は休日の午前中に掃除や洗濯など一週間の家事をまとめてしていた。
それが終わったら昼食の支度だ。ちょうど昼前になると疲れてくる。
昼食の支度にかかる前にごろんと布団に横になると、涙が出てきた。
何も悲しいことはない。これも低血糖の症状の一つだったと思う。
テレビの内容がわからなくなることもあった。疲れているのかと何か飲食したりすると、何事もなかったように元に戻った。
低血糖は、いつも症状を変えて出てきた。発汗や動悸、眩暈などでなく、決まって緩やかな精神的疾患のような症状だ。
よく休日の昼食前に現れる症状に、台所症候群なのか、それとも何か精神的に疲れているのかと考えるようになった。発作は休日によく出現したので、仕事でのストレスではないような気がした。仕事でのストレスなら、平日に出るはずだと思った。
最初のうちは、症状が軽くすぐに元に戻ったので自分の中にしまいこんでいたが、症状がコロコロと変わり、回数を重ねていくうちに、勇気を出して旦那にも告白しておくことにした。
旦那は最初から低血糖を疑っていたが、精神科にも同行してくれたり相談にも乗ってくれるようになった。
旦那は努めてなのか、暗くならずいつも楽天的に受け止めてくれた。私の症状を見ても動揺せずに、いつもと同じように接してくれた。
精神科は初めてで、受診すること自体がショックだった。この私が精神科にかからなくてはいけないとは・・。一体私はどうしてしまったのだろうか。
大きな名の通った病院の精神科に行き、問診や血液検査を受けた。
初回は旦那が同行してくれたが、待合室で待っている間、ずっと目が霞み軽く二重に視野がぼやけた。
これも低血糖の症状であったと思う。少し現実と夢の間のようなふわふわとした状態で受診した。
低血糖ではないかと言ってみたが、血液検査の結果は低血糖とは言えないと医師に言われた。
血液検査の結果は自分の目で見ることはなかったが、後で結果表をもらったら良かったと後悔した。
精神科の医師に低血糖ではないと言われたことで、私はますます低血糖だと疑わなくなり、何か精神的な病気にかかってしまったと思い込んでいくことになる。
何度か通ったが、医師は私の症状に特にこれという病名を出すことはなかった。
インスリンは膵臓で作られるホルモンで、ブドウ糖を運んだりブドウ糖をグリコーゲンや脂肪に作り変える働きを持っている。
糖尿病になるとインスリンの量が少なくなり、ブドウ糖をうまく体内に取り込めず血液内に糖分が残り高血糖となる。反対にインスリノーマの患者はインスリンが過剰に作られ糖分を分解し続ける。そして低血糖になる。
インスリノーマの症状は健康診断から半年以上経った頃から、まるで真綿で首を絞めるように少しずつ忍び寄ってきた。
初めの頃は症状は、ほぼ休日にやってきた。
平日は規則正しく12時に昼食をとっていたので大丈夫だったのかもわからない。
主に土日の昼頃になると起こった。
その頃はスーパーに徒歩で買い物に行っていた。
重い食材を両手に抱えて帰宅していると、足がつるような気がした。足が突っ張り、がに股で猿のようなヨタヨタした歩き方になる。途中で立ち止まって休憩しながら歩いた。スーパーで買った紙パックのジュースを飲んで暫くしたら足は元の状態に戻った。こんな事が何度かあった。
インスリノーマの患者の傾向として、比較的女性が多く太っている女性が多いという。
太っているというのは、インスリノーマの症状で本人は意識せず甘いものを食べるせいであると後日医師に聞いた。
しかし私は元々甘いものが好きでぽっちゃり体型であった。午後や晩には甘いスイーツ類をよく食べていたので、初期の頃、午後にインスリノーマの症状が全く出なかったのは、そのせいかもしれない。
こんなこともあった。私は休日の午前中に掃除や洗濯など一週間の家事をまとめてしていた。
それが終わったら昼食の支度だ。ちょうど昼前になると疲れてくる。
昼食の支度にかかる前にごろんと布団に横になると、涙が出てきた。
何も悲しいことはない。これも低血糖の症状の一つだったと思う。
テレビの内容がわからなくなることもあった。疲れているのかと何か飲食したりすると、何事もなかったように元に戻った。
低血糖は、いつも症状を変えて出てきた。発汗や動悸、眩暈などでなく、決まって緩やかな精神的疾患のような症状だ。
よく休日の昼食前に現れる症状に、台所症候群なのか、それとも何か精神的に疲れているのかと考えるようになった。発作は休日によく出現したので、仕事でのストレスではないような気がした。仕事でのストレスなら、平日に出るはずだと思った。
最初のうちは、症状が軽くすぐに元に戻ったので自分の中にしまいこんでいたが、症状がコロコロと変わり、回数を重ねていくうちに、勇気を出して旦那にも告白しておくことにした。
旦那は最初から低血糖を疑っていたが、精神科にも同行してくれたり相談にも乗ってくれるようになった。
旦那は努めてなのか、暗くならずいつも楽天的に受け止めてくれた。私の症状を見ても動揺せずに、いつもと同じように接してくれた。
精神科は初めてで、受診すること自体がショックだった。この私が精神科にかからなくてはいけないとは・・。一体私はどうしてしまったのだろうか。
大きな名の通った病院の精神科に行き、問診や血液検査を受けた。
初回は旦那が同行してくれたが、待合室で待っている間、ずっと目が霞み軽く二重に視野がぼやけた。
これも低血糖の症状であったと思う。少し現実と夢の間のようなふわふわとした状態で受診した。
低血糖ではないかと言ってみたが、血液検査の結果は低血糖とは言えないと医師に言われた。
血液検査の結果は自分の目で見ることはなかったが、後で結果表をもらったら良かったと後悔した。
精神科の医師に低血糖ではないと言われたことで、私はますます低血糖だと疑わなくなり、何か精神的な病気にかかってしまったと思い込んでいくことになる。
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