2014年10月15日
不眠でお悩みの方(中篇)
交感神経の興奮を抑えることを考えると、あなたの一日の行動を見直さないといけません。
なぜかというと、昼間の行動が夜に影響をしていますし、心と体も密接に関係していますので、これらを考えながら、交感神経の興奮を抑えなければいけません。
不眠症 対策から先に言いますと、昼間に興奮しすぎない、カフェインを取らない、寝る準備を意識的にする等、この3つが不眠症 対策の重要事項です。
不眠症の対策1、昼間に興奮しすぎない、仕事に集中しすぎたり、運動をしすぎたり、ストレスを強く感じたりすると、心と体が異常に興奮し、そのために不眠症になります。
こんな状態では安眠など出来ません。
自律神経失調症やうつ病の方、また自律神経に負担がかかっている方は、一度、交感神経が強く興奮すると、なかなか収まりません。
夜になっても興奮が収まらず、胸がザワザワする感じなどが残ったりします。
この状態ですと、とてもではないですが脳は眠れないので不眠症になってしまいます。
不眠症を改善させるには、日ごろから、怒ったり、怨んだり、怖がったりしないようにして、交感神経の興奮をさせないようにしましょう。
格闘技観戦やスポーツ観戦にも注意してください。
それらが好きな人ほど交感神経が興奮してしまいます。
カフェインでも心と体が興奮して、不眠症の改善を妨げます。
不眠症の分類が2つ以上ある人は、香辛料、特に唐辛子なども摂取しないようにしましょうね。
不眠症の方は、6ヶ月以上(できれば1年間)はカフェインが入った飲み物をやめましょう。
カフェインを取る習慣のある人は大変ですが、不眠症を改善させるには必要不可欠のことです。
自律神経失調症のひどい方は1年半ぐらいカフェインをやめましょう。
やめると分かりますが、症状がすごく楽になります。
不眠症も改善しやすくなりますし、心臓のドキドキ感もなくなってきます。
眠れるのも早くなったり、眠り自体も深くなったりします。
カフェインの入った飲み物の代表的なものは、いわずと知れたコーヒーです。
あと緑茶です。 新茶はおいしいですけど、カフェイン量がすごいですよ。
その昔、忍者は新茶の時期には忍び込むのを禁止していたらしいです。
紅茶は体を温める作用はありますが、物によってはカフェインが強いので避けましょう。
これでは、飲むものがなくなってしまいますが水か、フルーツジュースくらいがお勧めです。
ただし、あまり冷たい水はダメです。内臓を冷やすので、睡眠を妨害します。
内臓は副交感神経の支配で、副交感神経が働くと内臓に多くの血液が送られてきます。
そのときに、内臓が冷えると血管が細くなり、血液が内臓に届かなくなります。
そのため副交感神経(寝る神経)の働きが阻害され、交感神経(興奮する神経)が働いてしまいます。
とりあえず「不眠症かな?」と思った方はカフェインを出来るだけ取らないようしてみて下さい。それだけで不眠症が改善する時があります。
2週間ぐらいで効き目は現れると思います。それから実はフルーツジュースも、ある特定の人(陰性体質や、やたらとまぶしく感じる方)にはよくないので、コーヒーもフルーツジュースもだめな人は、大変ですね。
しかしスターバックスでは、カフェイン抜きのコーヒーがあるのです。
その名は「ディカフェ」と言います。
メニューにも載ってなく、注文時にスタッフに「ディカフェ」というと、作ってくれます。ちょっと「ツウ」ぶって言うのがコツです。
寝る準備はとても大事です。不眠症の方は普通の人よりも、体の中の寝る準備、つまり交感神経の興奮を抑えるのに、すごく時間がかかるからです。
普通の方が布団に入って30分もすれば眠たくなるのに対し、不眠症の方、特に「入眠困難症」といわれる方だと、「2時間も3時間も眠れない」なんてことは当たり前ですよ。
ですから布団に入る前から、時間をかけて交感神経を鎮めてやらなければなりません。
これが不眠症を改善させるにはとっても大事なのです。どういうふうにやるのかというと、まず、寝る3時間前からはテレビは禁止です。テレビのチカチカが脳を興奮させてしまいます。もちろんパソコンも
それとともに不眠症の方は、寝る3時間前には部屋の電気を暗くします。できたら間接照明や茶色っぽい電球がいいですよ。
それから光が直接目に入らないようにするといいでしょう。
人間は太陽の光で自律神経が興奮するようにできています。光は安眠に大敵ですから。
つまり不眠症を改善させるのに、夜に煌々と光る明かりはよくありません。
光以外にも、ゆっくりとお風呂に入ることもおすすめです。お湯の温度は38度〜40度くらいのぬるめのお湯で、ゆっくりと浸かります。
体の芯まで暖めると、体は体温を少し下げようとします。そのときに副交感神経(眠る神経)のスイッチが入るからです。
副交感神経(カラダを休める神経)は、体温を低くする作用もあるのです。
寝ている時の体温は、昼間より1度くらい低いのです。お風呂で上がった体温を体が下げようとすると、副交感神経が「自分が働かないとだめだ」と思うようになります。そのため、お風呂上りは少しずつ、副交感神経が働き始めるのです。
逆にお湯が熱すぎると(41度以上)体温が急に上がり、交換神経が興奮してしまうのです。
何事も体の急激な変化には、交感神経が対応するのです。
ゆっくりと温めのお湯に使ったら、その後に軽くストレッチ体操をするのもおすすめです。
体の奥底で固まった筋肉を伸ばすと、そこに血液が通い始めます。緊張した筋肉がストレッチされて血液が流れ始めると、カラダ全体がリラックスできるようになります。
これが「不眠症 対策」のための寝る準備です
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2871011
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック