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師を求める心
精神的権威を求める心、換言すれば、師を求める心は、我らの胃が食を求めるがごとく、我々の人格のために最も根本的で大切な要求であります。
食欲が絶えれば、肉体は餓死せねばなりません。それと同様に、師を求める心が空しくなれば、我らの人格はもはや向上しないと思います。
師を間違うと大変です。　ヤクザの組長を師に持つとヤクザになり、暴走族の頭を師に持つと暴走族になります。　アルカイダの様にビンラディンを師にもつと自爆テロ集団となり麻原しょうこうを師に持つ人達が集まるとオカルト集団になります。　師を誰に定めるのかでその人の人生が決まると言ってもいいでしょう。　それから師は、一人とは限りません。　多くの師を持つこともバランス感覚を養う上で大変必要なことです。　隣の座っている人、家族や恋人も貴方に取りましては師に値する人と認識して接してみると話し方、聞き方等接し方一つが大きく変わってきます。

人生はそういう大師、中師、小師と多くの心の師を持つことで充実した日々を送れるものかも知れません。　私にとっては皆さんが師です。