2013年09月22日
272. 小池栄子 「痩せろ」・お笑い志望・恋愛映画・「追憶」 「サワコの朝」
「最近、どの映画にも出てる感じで…」とアガワさん。
「いろんな作品に出させていただいてます…なかなか厳しい監督に出会うことが、この2年くらい多かったです…すごく勉強になります。」
1980年生まれ、32歳。東京出身。
高校在学中にデビュー。グラビア・バラエティ番組で大人気。現在はドラマや映画での演技力が高く評価されています。
「記憶の中で今でもきらめく曲」は
「涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜」 サザンオールスターズ
この曲のPVには小池さんが出演。グラビアを見た桑田さんによる大抜擢だとか。
「緊張してひきつりながらやっている…」と小池さん。
PVを見たアガワさん「どこがひきつってんの?」「満面の笑みじゃないですか?」
確かに。かなりの存在感です。「海の女神」然としてます。
「(グラビアの)仕事やってきてよかった!と思いましたよ」「洋服着てたら声かけてくれなかった…」と小池さん。
確かに、グラビアに出ていたからこそのチャンスですよね。
痩せろと言われて
しかしグラビアアイドルにもオーディションがあります。
「『もうちょっと痩せないと』と言われて…」
小池さん、自費で断食道場に通い、3.5s痩せます。ところが家に戻ってきたら、お母さんのおいしい手料理が待っていました。
「1日で元に戻って…」
「痩せられないので退社」と考えていた小池さん。いろいろ考えた末に「もう一度やらせてください」
「どうして?」
「ここで逃げたら『逃げる人生になるのでは?』と思って…」
そして気持ちを吹っ切ってオーディションに挑んだ結果、どんどん受かるようになったのだとか。
もともとはお笑い志望
小池さん、小学校の卒業アルバムには「お笑い芸人になりたい」と書いたそうです。
「テレビ番組が好きで、バラエティが…」「次女ですから、自分が主役で生きてきたので…」
お姉さんはおとなしいタイプだったので、常に「自分が主役」と思っていたそうです。「道は必ず真ん中を歩く、みたいな…」「お姉ちゃんを主役にはさせない…イヤな子でした」
18歳で女優デビュー。深夜枠のドラマに出ます。ところがその後のオーディションで落ち続けるのです。
商店街育ちの小池さん、「商店街のスター、スターの栄子ちゃん」という感じだっただけに自信喪失。「ものすごく落ち込んで、どんどん卑屈」になっていったそうです。
小池さんには初めてドラマに出たときにある女優さんから受けた、強い印象が刻まれていました。
その女優は余貴美子さん。1対1のお芝居をしたときに「なんだ、この人は?」と思ったそうなのです。
「余さんと過ごした1週間がすごい衝撃で、『このままお芝居を続けたい!余さんと共演したい!』と思って…」
お笑い・バラエティ番組志望だった小池さんを女優志望に変えたのは余さんなのですね…。
仕事はM
小池さんは、自分には無理そうな仕事を選ぶところがあるのだとか。その1つが舞台です。
「『年に一回は舞台をやらせてくれ』って事務所に言っていて…」と小池さん。
バラエティ番組における彼女の明るさ、頭の回転の速さ、空気を読む見事さは誰もが認めるところですが、「私は誰に向けてやってるんだろう?」という疑問も感じることがあるそうなのです。
舞台は観客の反応が直に伝わって来ます。時には辛辣な批評も…。
「辛い仕事に自分を追いこんで行くのが好きで…」
「Mですか?」
「Mですね…仕事ではM。今は音楽劇にチャレンジしてるんです…市村正親さん相手に」「怖いです…でもMなんでしょうね…」
そうやって芸域を広げ、「ここが自分のやりどころ!」というものを見つけて行くんでしょうね…。
バラエティでは確固たるものを持つ小池さんですが、バラエティで培った気の遣い方、空気を読む勘が、演技の上では足を引っ張ることもあるようで…。
「もっとこうやりたい!という芝居をしていない気がする…」気を遣いすぎて自分を出しきれないという…。
「じゃあ、まだまだ余地があるんですね…」とアガワさん。
「今、心に響く曲」は
「THE WAY WE WERE」 映画「追憶」のテーマ バーブラ・ストライサンド
「追憶」のサントラが好きだという小池さんにアガワさんがびっくり!
「この映画は私たちの世代が大学1年のころに封切られ、衝撃を受けたんです」とアガワさん。
愛し合っているのに、人生の目標等、譲りあえない男女の恋と別れを描いた作品に小池さんは感動したようなのです。流れる主題歌とともに、映画のハイライトが映って、小池さんの顔を見ると涙が…。
「こういう映画出て!」とアガワさん。
「出たい!こういう映画に出たいんです!」と小池さん。「恋愛している男女の後ろから包丁を持って近づくような役ばかりで…」(笑)
恋愛映画に憧れる小池さんでした。
ああ、今回も私(よしろう)にとって驚きのラストでした。というのも、私も大学時代、映画館で「追憶」を見て大感動。何度も映画館に通い、バーブラ・ストライサンドの主題歌を買って繰り返し聴きました。このころのバーブラ・ストライサンド、よかったなあ。
その良さが分かる小池栄子さんも素敵だなあ、と思うよしろうでした。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image