2013年07月15日
213. 泉ピン子 熱海・杉村春子・医者のご主人 「はなまるマーケット」
和やかな登場でしたが、これは嵐の前の静けさ…。
舘ひろしさん、浅野温子さんが主演のドラマ「なるようになるさ。」に出演されますが、脚本は橋田壽賀子さん。
「セリフは長いんですか?」という岡江さんの質問に
「長いよ!!」とひと叫び。「でもみんな適当に変えるね。『ウソだろ』みたいな…。『渡る世間』の緊迫感はまったくない…。『私の23年間返してくれっ』て…」というとにっこり。
うーん、機嫌がいいのか悪いのか…。
「でも現場はすごく仲がいい。橋田先生は88歳ですよ。年ごまかしてますね!」「私も66よ…」
そして「はなまるマーケット」のオープニングで、薬丸さんが「噛んだ」ことに触れ「あなたさっき噛んだでしょ!?噛んじゃだめよ」怖っ!
そしてそのあとにっこりして「よろしくお願いします」うーん…。
この人は上機嫌と怒声が同居してて、泉谷しげるさんたちと似た芸風(?)を感じます。しかし、これらはほんの序の口でした。山本匠晃アナがおもにその攻撃(?)を受けますが。
「今朝のおめざ」は
「あんみつ(お持ち帰り用)」(472円) 菓子舗間瀬 (静岡県熱海市)
くせのないろ過水を使って作られたあんのなめらかさと小豆の豊かな風味が特長。ほどよい食感の寒天が入り、くるみと絡めるとさらにおいしさが増すそうです。
そしてピン子さん流の食べ方があって、バニラアイスをトッピングします。
「おいしい!」という声があちこちから…。
「おいしいでしょ!?」とピン子さん。「地元熱海でございますからね!」「熱海が発展しますように!」と現在お住まいの熱海をイチ押しニ押し。ところが・・・
「駅どうにかしろよ!市長!ほんとに…。ガチャガチャじゃねえか!」「ほんとに!!」と言ってにこり。スタジオは爆笑です。
一大転機
かつてピン子さんは元気のいい女性レポーターとしてテレビに登場しました。しかしいつからか女優さんに…。その転機となったのがドラマ「日曜劇場 おんなの家 その9」(1979年放送)でした。
ここで当時31歳のピン子さんはなんとも芸達者な3人の女優さんと共演します。
山岡久乃さん(52歳)、奈良岡朋子さん(49歳)、そして杉村春子さん(73歳)の3人です。杉村さんは日本を代表する女優さんでしたから、大変な中に入ったものです。そして脚本はやはり橋田壽賀子さん。
ここでピン子さんは1シーンで12ページの長セリフを与えられました。限界を感じ、制作室でおいおい泣いたそうです。
「覚えられませんから、降ろしてください!」
「明日からリハーサルなのに12ページなんて覚えられないもん」ここで本当に降りてたら、今のピン子さんはなかった…?
「『次の日に早く来ますから、お稽古お願いします!』って言ったら、3人の先輩、早く来てくださいました」「私にとってこのドラマは忘れられないドラマ…」
「ちゃんと12ページ覚えて?」と岡江さん。
「覚えました…ほとんど食べず、眠らずに覚えた。」「山岡さんが『お前ね、セリフのない役は来ないよ』って。森光子さんにも同じことを言われて…」
確かに、寡黙な役はピン子さんには似合いません。
ここでそのときの熱演を皆で見ることに。31歳のピン子さんの迫力の演技です。
「かわいいわね…」とピン子さん。そして山本アナに「なんか言いなさいよ!あなた!あなたみたいな若い人に『かわいい』って言われたら『そうかな…』ってなるのよ!」吼えました。(爆笑)
山本アナ、ひるみながらも「でもピン子さん、ほんとにかわいかったです」
「そういう取って付けたような…長い付き合いなのに!」とピン子さん。(爆笑)
「すみません」と山本アナ。でもめげたふうはありません。けっこうピン子さんとは仲良し?
心の師・杉村春子
この後、ピン子さんは、杉村春子さんのことを語りました。杉村さんは心の師で、今も携帯の電話番号はそのままおいてあり、お墓参りにも行ってないそうです。
「厳しかったですけどねえ…。『下手ね!』って怒られて…。一緒に舞台やったときも『どうしてそんなに下手なの!もうちょっとあんた、言えないの!?』って…。『自分のもう一つの耳で自分の言った言葉を聞きなさい。そうすれば必ずセリフは自在に言えるようになります』って…」
「『お友だち、何人くらいいるの?』って聞くから、若いから『28人くらい』って。『そんなわけないでしょ!1人か2人でしょ』」
「結婚するときも彼を会わせたのは西田(敏行)くんと先生だけで…」とピン子さん。
「先生は『ひざで泣ける人を作りなさい』って。『同業者は泣けないから』って」
「なるようになるさ。」
舘ひろしさん、浅野温子さんと共演するドラマ「なるようになるさ。」では、ピン子さんは浅野さんのお姉さん。そして舘さんの義理のお姉さんを演じるのですが、舘さんと並んでうれしそうな写真が紹介されました。
長身の舘さんの横で背伸びするピン子さん。ここで山本アナがひとこと…
「ピン子さんの身長、154cmくらい…」
「うるさいよ!!あんたの人生に何の支障もないでしょ!?ちびでも!」(爆笑)そこまで言います…?
言うだけ言うとピン子さんは、またにっこり。今日何度となく繰り返されたシーンです。
「山本くんとは長いからね…でもそこでつっこまれるとはね…」
新しいドラマですが、
「『渡る世間』とは180度違うから。あの緊張感はなんだったの!?」
「舘ちゃんはいきなり台本を直した。『えーっ!?』みたいな…。『わたしはちゃんと言ってきましたよ』みたいな…」
いわゆるカルチャーショックってやつですね。演技の面でも舘、浅野の2人はアドリブの連続でやりたい放題のようです。でもそれを楽しんでいる風なピン子さんでもありました。
夫婦円満
医者のご主人とはもう25年の結婚生活です。
夫婦円満の秘訣は「適当な距離を置くこと」とのこと。「夫婦は戦友、身体を気遣う、それでいいんじゃない?」
ここで山本アナが「ご主人が医者ということで心強いのでは?」と訊いて、また噴火。
「『近くの医者より、遠くの薬局』って言うんだよ!ばか言ってんじゃない!!」と落雷。(爆笑)
「医者と結婚したんだ、週刊誌に『ピン子、玉の輿』って…18万でどこが玉の輿だよ、逆玉だ!バカやろう!!」(爆笑)
ああ、おもしろすぎる。ピン子さんが出るトーク番組は必ず見よう…怖いもの見たさです…。
「点滴打ってもらうために、どんだけ家で芝居するか?家の芝居のほうが多いんだから…なるようにしかならないんだから…」さりげなくドラマの宣伝?
「お願いだからたまには点滴打ってちょうだい…」とテレビの前のご主人に懇願?
今は亡き横山やすしを髣髴とさせ、泉谷しげるを凌駕し、カンニング竹山をはるかに見下ろす、迫力満点の泉ピン子さんでした!
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