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高原茂
メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
プロフィール

2023年06月01日

【白黒思考から白グレー思考へ】

【白黒思考から白グレー思考へ】

私たちは、他者や物事を批評・批判したり、決めつけたり、裁いたりしがちです。

つまり、白黒をつけたがります。

それがトラブルや心の病の原因になります。

心理療法の一つに論理療法があります。

これは、
イラショナル・ビリーフ(irrational belief)をラショナル・ビリーフ(rational belief) に変える療法です。

つまり、白黒思考で凝り固まった不合理な考え方を、柔軟で現実対応力が高い合理的思考に変えていく療法です。

イラショナル・ビリーフは無意識的に生じているので、その認知の歪みにほとんどの人は気づいていません。

具体的には、

@ マイナス思考(ネガティブ・バイアス)

A 自己の過小評価

B 情動的な決めつけ

C 思いこみ(〜すべき、〜すべきでない)

D 悲観的・否定的な早とちり

E ラベリング(一方的な断定)

等です。

イラショナル・ビリーフには論理的な根拠がありません。

単なる独断と偏見です。

このことに気づくことが重要です。

思考と感情・行動は連動しています。

思考が変われば感情や行動も変わります。

イラショナル・ビリーフが日常生活にマイナス効果となっていることに気づけば、気が楽になったり、気が軽くなったりします。

“思いこみ”や“決めつけ”を止めましょう。

20万部突破のロングセラー 『反応しない練習』(草薙龍瞬著 KADOKAWA)
の52頁に、こう書かれています。

「 目覚めた者は、人間が語る見解、意見、知識や決まりごとに囚われない。

彼は、善し悪しを判断しない。

判断によって心を汚さない。

心を汚す原因も作らない。

ブッダは、正しい道(方法)のみを説く。

かくして 『わたしが』 という自意識から自由でいる。 ――スッタニパータ 〈心の清浄について〉 の節 」

善悪を判断しすぎる心が私たちにはあります。

それは、『わたしが、わたしが、という“我”(自意識)』 によるものです。

つまり、エゴです。

アーノルド・パテント氏は、著書 「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」 (訳=あさりみちこ 徳間書店) の中で、エゴによるレッテル貼りが不快感の原因であるとして、次のように述べています。
(95頁〜96頁)

「 わたしたちは、無意識のうちに、ありとあらゆるものに評価や判断をくだしてしまう 『クセ』 があります。

これが、いわゆる 『レッテル貼り』 です。

(中略)

このレッテル貼りこそが、わたしたちから真実を見失わせてしまう元凶です。

すべてのものは、ありのままで完璧なのに、レッテルを貼ると、それがわからなくなってしまうのです。

すべてが不完全に見えてしまうのです。

そのうえ、エネルギーも停滞してしまい、自由に流れなくなります。

レッテル貼りをした瞬間、レッテル、すなわち 『かたよった考え』 は、レッテルを貼った対象(人、もの、出来事)に対するあなたの気持ちと合体して、ひとつになります。

これが、エネルギーをとどこおらせ、不快感をもよおさせる原因です。

レッテル貼りをやめないかぎり、ギクシャクした人間関係や、特定の不愉快な状況は、なんども、なんどもくりかえされます。

わたしたちは、つい、なんにでもレッテルを貼りたがるものですが、実際には、この世には、正しいことも、間違っていることも、良いことも、悪いことも存在しません。

正邪の観念は人間の思考が勝手につくりだしているだけであって、あくまでも相対的なものにすぎません。

すべての出来事は、純粋なひとつの出来事なのです。

それが真実です。

単なる出来事に、『○○だ』 とレッテルを貼るから、単なる出来事は、レッテルである 『○○』 にすりかわってしまうのです。

これでは、完璧な人生を楽しむことなど無理な相談です。

人生を完璧にする唯一の方法は、すべてのものを、ありのままで完璧だと受け入れることなのです。」

宇宙コンピュータは完璧です。

すべてはありのままで完璧です。

この事実を受け入れましょう。

それが人生を楽しむ秘訣です。

判断力を重視している人は、『判断しない』 という考え方が“腑に落ちない”のではないでしょうか?

『判断しない』 を 『断定しない』 『裁定しない』 に置き換えてみてください。

要するに、『決めつけない』 『思いこまない』 ことが肝要であるということです。

好き・嫌いも判断です。

「 『好き』 と 『嫌い』 の間に 『どうでもいい』 という“グレーゾーン”を作ると良いですよ。」 

と、斎藤一人さんは提唱しています。

『おもしろすぎる成功法則』 (サンマーク文庫) の中でこう述べています。
(115頁〜117頁)

「 この前、お弟子さんの舛岡はなゑさんから、すごくいい話を聞いたので、みんなにも教えたいと思います。

はなゑさんが、

『普通は“好きな人”と“嫌いな人”がいるよね。

でも、私の場合はね、“好きな人”と“どうでもいい人”しかいないんだ』
 
って言うんです。

それを聞いて、ひとりさんは

『はなゑさん、いいこと言うなあ!』

と思いました。

なぜかというと、私のお弟子さんになるような人は、みんな 『いい人』 だから、たとえ 『嫌いな人』 がいても、『好きにならなきゃいけない』 って思って、一生懸命努力するんだよね。

でも、『嫌いな人』 を好きになることって、なかなかできないんです。

また、『嫌いな人』 って、『嫌われるようなこと』 をするから、嫌われるんだよね。

それで、そういう人を、いくら好きになろうとしても、また嫌がらせをされて、イヤな思いをしたり、傷ついたりするんです。

そういうときに、

『この人は“どうでもいい人”だから、何を言われても気にならないんだ』

って思うと、気持ちがふっとラクになって、乗り越えられるんだよね。

不思議なものなんだけど、『好き』 という分類と、『嫌い』 という分類の間に、『どうでもいい』 っていう“グレーゾーン”があると、すごく助かるんです。

なぜかというと、『あの人、嫌いだ!』 と思っていると、『嫌い』 っていうトゲトゲした波動を、常に出していることになります。

でも、『どうでもいいや』 と思っていると、トゲトゲした波動は出さずに済みます。

だから、『どうでもいいや』 と思うだけで、自分も、まわりの人も、おだやかでいられるんだよね。」

白黒思考ではなくて、白グレー思考に切り替えましょう。

換言すれば、

『マル(○)バツ(×)思考ではなく、マル(○)サンカク(△)思考でいきましょう。』

ということです。

とにかく、『批判、非難、否定、嫌い』 というネガティブな波動を慎みましょう。

それは、周りの人の為でもあり、自分のためでもあります。

 (結論)
『 白黒思考から白グレー思考へ切り替えよう!』 

『反応しない練習』(著者 草薙龍瞬 KADOKAWA)
https://amzn.to/3q9pSz9

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」(著者 アーノルド・M・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/43zot3l

『おもしろすぎる成功法則』
(著者 斎藤一人 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3ILEjQs
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2023年05月31日

【人生は気分次第・解釈次第】

【人生は気分次第・解釈次第】

人生は気分次第です。

自分の気持ちの持ち方がすべてを決めます。

なぜなら、『引き寄せの法則』 が働くからです。

この法則は思考より気分に、より強く作用します。

「エイブラハムに聞いた人生と幸福の真理 ――『引き寄せ』 の本質に触れた29の対話」 (著者 エスター・ヒックス、ウエイン・W・ダイアー 訳=島津公美 ダイヤモンド社) の8頁に、こう書かれています。

「 『宇宙はあなたの言葉に反応するのではなく、あなたの感情に反応して働くのです。』 」

このように、“感情に対して働く”のが 『引き寄せの法則』 です。

言葉は気分を良くする為の手段です。

『人生は気分がすべて』 と言っても過言ではありません。

『ザ・シークレット』 (著者 ロンダ・バーン 訳者=山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店) の中で、ジョー・ビタリー博士は、こう述べています。
(68頁)

「 明るい気持ちでいることが重要なのです。

というのも、この爽快な気分が宇宙に放射されると、もっと良い気分があなたに引き寄せられるからです。

あなたの気分が爽快になればなるほど、更に愉快な気持ちにさせてくれるようなものを引き寄せます。

すると、あなたの気分はもっともっと高揚していくのです。」

『いつもニコニコ、笑顔で元気、明るく、楽しく、面白く』 過ごしましょう。

そのポジティブな波動が、更なる良い気分にさせる出来事をあなたにもたらします。

結局、人生は 『気分次第』 です。

では、どうすればいつも 『ハッピー気分』 でいられるのでしょうか?

アーノルド・パテント氏は、著書 「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」 (訳=あさりみちこ 徳間書店) の中で、喜びのレベルを高める方法について次のように述べています。 
(225頁〜227頁)

「 人間にとって、いちばん自然な気持ちが、喜びなのです。

『ハッピー気分』 は、だれにとっても、あたり前のものなんです。

わたしたちは、生まれながらに喜びを愛しています。

人間とは、そういう生き物なんです。

たとえ表面的には、正反対にふるまっていたとしても、わたしたちはみな、心の底では、みんなと喜びを分かち合いたい、みんなと平和に暮らしていきたい、そう望んでいるのです。

ところが、現実はどうでしょう?

ほとんどの人は、幾層にもなるレッテル貼りや抑圧された気持ちの下に喜びをうずめてしまっています。

こんなもったいない話があるでしょうか。

まるで、息をのむような美しい宝石が、ほこりをかぶって置き去りにされているようなものです。

そこでわたしたちの課題は、喜びの上に重なっているこれらの余計な層を、喜びが顔をだすまで、タマネギの皮をむくように、一枚一枚はがしつづけることです。

そうすれば、心の泉から、堰をきったように喜びがあふれだします。

そのとき、わたしたちは喜びで満たされます。

これが、喜びをとりもどす、唯一の方法です。

これ以外に方法はありません。

だれかにかわりにやってもらうこともできません。

これは、自分の力で歩いていくしかない、ほんとうの意味での 『ひとり旅』 です。

ほかの人にできるのは、あなたがちゃんと目的地にたどりつけるように、手を貸すことだけです。

(中略)

ひとつだけ、絶対にたしかなことがあります。

それは、

『喜びは、いつもそこにある』

ということです。

あなたの心にも、すべての人の心にも、喜びは存在します。

以上のことから、人生の質は、つぎの要素で決まるということがわかります。

1)『喜び』 が人生の真実であると、確信しているかどうか。

2)喜びが、どれくらい心からわきあがっているか。

3)喜びが感じられない理由は、心を開いていないこと、自分を十分に愛していないこと、すべての人(もの)を十分に愛していないことだと、知っているかどうか。

(中略)

シンプルにまとめてみましょう。
喜び100パーセントの人生にしたいですか?

それなら、喜びの源であるエッセンスとたえずつながっていることです。

覚えていますか?

目的と手段は一緒だということを。

喜びがゴールなら、あらゆる瞬間に、喜びを感じ、喜びを表現していけばいいのです。

それが、いつもハッピーでいる秘訣です。」

『ハッピー気分』 でいるためには、心を開いて、自分を愛し、他者を愛して生きることです。

喜びの源であるエッセンス(真我)とたえずつながっていることです。

『偉人たちの最高の名言に田辺画伯が絵を描いた』 (著者 水野敬也 田辺誠一 朝日新聞出版) のNo.50にこう書かれています。

「 人生には、

たった一つだけ

長続きする幸福がある。

それは、他者を愛して

生きることである。

    ―――トルストイ  」

『ハッピー気分』 でいるための鍵は、やっぱり 『愛』 です。

気分をナビゲーションに使うという術(すべ)もあります。

つまり、『どちらが正しいか』 ではなくて、『どちらが楽しいか』 を基準にするというやり方です。

楽しい方を選びましょう。

なぜなら、楽しい気分が好結果を招くからです。

気分を良くするためには、起きたことに対する解釈も重要になります。

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』 (光文社) の中で、著者の田坂広志博士は、
 
「 人生の 『解釈力』 こそが 『良い運気』 を引き寄せる」
 
として、次のように述べています。
  (196頁〜197頁)

「 『幸運』 に見えることが起こったときだけが、『運が良かった』 のではない。

『不運』 に見えることが起こったときも、『運が良かった』 ことに気がつくべき。

(中略)

何が起こったか。

それが、我々の人生を分けるのではない。

起こったことを、どう解釈するか。

それが、我々の人生を分ける。」

起きたことを 『ポジティブに捉える力』が人生を決めます。

『すべては良きことのために起きる』

そう前向きに解釈しましょう。

なぜなら、人生は気分次第だからです。

私たちは世の中で発生する出来事にどう対応するか選ぶことができます。

ディーパック・チョプラ博士は、著書 『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳 サンマーク文庫) の中で、これについて次のように述べています。

「 わたしたちは世の中で発生する出来事に、どう対応するか選ぶことができるのです。

怒り、敵意、意気消沈、不安などの激しい感情に対応すれば、身体もそれに従って、痛みの原因となるホルモンをつくり出したり、筋肉を収縮させたりといった身体的兆候を現してきます。

だから、このような痛みに対する責任を自ら引き受け、対応の仕方を変えさえすれば、その痛みを減らすことができるのです。

このことをつねに忘れないでください。

わたしたちは感情的なドラマや動揺から自由になることができるのです。

感情にどう対応するかは、個人の責任だということをじっくりと考えてみてください。」 
(90頁〜91頁)

「 自分が感情的に反応していると気づいたときには、必ず少し立ち止まり、自分が出来事を解釈しているのか、客観的に観察しているのか、区別してください。

観察が力を発揮するのは、これまでの他人への対処の仕方が、いかに解釈によって決まっていたかを気づかせてくれるからです。

そのことがわかれば今後は他人への対応のパターンを変えていくことができます。」 (95頁)

私たちは起きた出来事に対してつい感情的に対応してしまいますが、少し立ち止まり、客観的に観察してみましょう。

すべては解釈次第です。

どんなことがあっても、歓喜と感謝と笑顔を忘れず、人生の一切に勇往邁進しましょう。

(結論)
『ウキウキ、ワクワク、ルンルン気分で楽しく生きよう!』

「エイブラハムに聞いた人生と幸福の真理―『引き寄せ』の本質に触れた29の対話」(著者 エスター・ヒックス、ウエイン・W・ダイアー 訳者 島津公美 ダイヤモンド社)
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『ザ・シークレット』(著者 ロンダ・バーン 訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店)
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「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」(著者 アーノルド・M・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
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『偉人たちの最高の名言に田辺画伯が絵を描いた』(著者 水野敬也 田辺誠一 朝日新聞出版)
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『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』(著者 田坂広志 光文社新書)
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『ゆだねるということ(下)』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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【運気を上げる上気元の奇跡】

【運気を上げる上気元の奇跡】

運気を上げる秘訣は上気元(斎藤一人さんは上機嫌をこう書きます)です。

上気元は幸せをつかむ鍵でもあります。

だから、平素できるだけ上気元でいましょう。

斎藤一人さんの名著

『すべてがうまくいく 上気元の魔法』(KKロングセラーズ新書版)

に 『上気元の偉力』 や 『上気元になるための方法』 が書かれています。

そのエッセンスを抜粋して紹介します。


「 『一人さんは、生涯納税額が日本一になるとか、ヒット商品を立て続けに出すとか、いままで奇跡的なことを起こしてきましたよね。

それって、どうしてできたんですか?』

人からよく聞かれます。

私自身も 『なんだろう?』ってふりかえったときに、『このことにつきるんじゃないかな・・・・・・』 と思いあたることが、ひとつありました。

それは、いつも『上気元でいること』です。」(13頁〜14頁)


「 いつも不機嫌な人には、不機嫌な出来事がしょっちゅう起こります。」(14頁)


「 いつも『上気元』でいる人にだけ、奇跡が起こるのです。」 (15頁)


「 『一人さんって、いつも機嫌がいいですよね』ってよく言われます。

私、いつも機嫌がいいんです。

それで、いつも幸せなんです。

これは、私が自分の“意思”で、幸せの方へ幸せの方へと、いつも気持ちを向けているからです。」(17頁)


「 私は、イヤなことを、イヤなことだと感じません。

『いい修行になったな』

『これで、またひとつ魂が上に行けた』

と思うんです。

何が起きても、幸せの方向に持って行く。

これが一人さんの“意思”です。

そう、幸せになるには“意思”が必要なんです。

不幸とは“感情のままに生きる”ということです。

感情に流されて生きると不幸になります。」 (18頁〜19頁)


「 『何かいいことがあったから幸せ』 なのではありません。

毎日の生活の中での小さなこと、みんなが、『あたりまえ』 と思って見逃してしまいそうになることこそ、幸せを感じていると、『上気元』になれるんです。」(24頁)


「 この前、私のお弟子さんの真由美ちゃん(宮本真由美さん)は、こんなことを言っていました。

『私は一人さんのお弟子さんになって二〇年経つけれど、一人さんが機嫌が悪いところを一回も見たことがないの。

一人さんの機嫌をとったこともないの。

私たちのことを楽しませてくれることはあるけれど・・・・・・(笑)』

真由美ちゃんの言うとおり、本当に、一人さんはいつも 『上気元』 なんです。

だから、いつでも、どこに行っても、みんなが逢いにきてくれる。

これは私が何年も前から

『どんなことがあっても、上気元でいる』

という修行をしているからなんです。

この 『上気元の修行』 をやると、すごく楽しいの。」 (28頁〜29頁)


「 この世の中の最高のボランティアとは 『上気元でいること』 なんです。

機嫌の悪い人がいると、周りが気を使います。

人に機嫌をとらせちゃダメなんです。

自分の機嫌は、自分でとるんです。

自分の機嫌くらい、自分でとって生きていくんです。」(30頁〜31頁)


「 てっとり早く 『上気元』 になりたかったら、言うといい言葉があります。

『最高ですね!』

たとえば、

『日本って最高だよ!』
 
『オレの仕事は最高だよ!』
 
『うちの社長って最高ですよ!』。

これだけで不思議と 『上気元』 になれるんです。

これを 『言霊の魔法』 と言うんです。

口に出すことで、気持ちは、言葉にひっぱられます。

だから、幸せになりたかったら、何もしないで待ってちゃダメです。

『言霊の魔法』 をバンバン使って、幸せの方向にもっていくんです。

『最高ですね!』 とか、

『幸せだね』 とか、

『おいしいね』 とか、

『楽しいね』 とか、

気持ちが明るくなることを積極的に言うんです。

そうやって、自分に起こることすべてを“意思”で幸せの方向にもっていく。

“意思”とは人間が幸せになるための 『舵』 なんです。

オレたちは、生まれながらに舵がついているんです。

この与えられた舵をめいっぱい使ってこそ、幸せになれるのです。」 (35頁〜37頁)


「 幸せというのは、『上気元』 にしているかぎり、立て続けにやってくる。

この 『上気元の奇跡』 に気づいた人は、いくらでも幸せがやってくるんです。」(49頁)


「 中には 『一人さんは大金持ちになったから、幸せな出来事が多いんですよ』って言う人がいます。

それは違いますよ。

一人さんは、お金のないときから幸せだったんです。

幸せとは、どんな状況でも、どんなことが起きても、『自分が幸せだと思っているかどうか』 なんです。

私はたとえ病気をしていても幸せなんです。」 (51頁)


「 いまの自分の状況や、いま自分に起こること、何でも 『幸せ、幸せ』って言っていれば、『最高に幸せ』 になるんです。

それをやり続けている人間には、次から次へと幸せがきちゃうんです。」 (88頁)


「 『上気元』 でいたかったら、わざと動作を、ちょっとゆっくりするんですよ。

あなたにとって、気持ちが落ち着くスピードがあるんです。

あせりそうになったら、『ゆっくり、ゆっくり、お先にどうぞ』。

これが 『上気元』 でいるための魔法の言葉なんです。」(103頁〜104頁)


「 イヤな人間と無理に付き合って、苦しい思いをしながら、幸せにはなれません。

不機嫌になる人とは会わないで、その分、自分が 『上気元』 になる人に会ったり、『上気元』 になることをやっていればいいんです。」 (132頁)


「 自分が自発的に人を喜ばせるようにならないかぎり、幸せってこないんですよ。

『だれかに幸せにしてもらおう』

そんなことはできないんですよ。

人は、自発的になったときに、何もかもが楽しくなるようにできているんです。」 (145頁)


「 幸せになりたかったら、自分が 『幸せ配達人』 になればいい。

そしたら、イヤでも幸せになるんです。」 (154頁)


「 『上気元』 をいつもまいてる人間には、『上気元なこと』 が必ず起こるんです。

これが 『上気元の奇跡』 なんです。

私は 『上気元の奇跡』 をずっと起こしてきたんです。

生涯納税額日本一になれたのも、いつも 『上気元』 でいたから、『上気元の奇跡』 が起きたんだと思うんです。

私は、これからもずっと 『上気元』 でいます。

このことを知ってしまうと、もったいなくて、もう不機嫌にはなれません。」 (156頁〜157頁)


「 本当の悟りとは、『上気元で生きる』 ということなんです。

だから、『上気元の修行』 は、最高の修行です。

何があっても、『上気元』 を貫き通すんです。

一人さんとお弟子さんたちは、そういう修行をしているのです。」(159頁〜160頁)



この本 『すべてがうまくいく 上気元の魔法』(新書版)は、文字が大きく読みやすいので一時間ほどで読み終えることができますが、意味深長です。


幸せになる秘訣が詳しく書かれています。


“人生必読の書”です。

『歴史的名著である』 と個人的に認識しています。

ぜひ、繰り返し読んでください。

私は百回読むつもりです。

人生のあらゆる問題を解決する鍵は 『上気元』 です。

感謝と歓喜の感情をより多くもって人生の一切に勇往邁進しましょう。


私も今、上気元の修行をしています。

修行なので簡単ではありませんが、難行・苦行ではなく楽しい修行です。

あなたもぜひ、『上気元の修行』 をしてください。
 
そして、奇跡を起こしてください。

共に精進しましょう。


(結論)
『上気元の修行をしよう!』



『すべてがうまくいく 上気元の魔法』(著者 斎藤一人 KKロングセラーズ)
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【喜んでなんぼ喜ばせてなんぼ】

【喜んでなんぼ喜ばせてなんぼ】

人が喜んでなんぼ、人を喜ばせてなんぼです。

人を喜ばせると自分が幸せになります。

相手が喜べば、自分も嬉しくなります。

積極的に相手を喜ばせましょう。

斎藤一人さんは名著 『愛される人生』(KKロングセラーズ 新書版)のなかで、

「 私自身は、人を喜ばせる以上の楽しみは 『ない』 と確信してるんです。

実際に自分がやってみての感想だよ。」 (22頁) 

と述べています。

この本は珠玉の名言の宝庫です。

私のお気に入りの一冊です。

この本の中から、『人を喜ばす』 ことに関する斎藤一人さんの名言を紹介します。

「 自分がしあわせになれないでいるとき。

自分の心がしあわせを渇望して、『自分のしあわせって、どこにあるんだろう』とか、考えているとき。

そんなときは、

『どうしたら、あの人は喜ぶだろうか』

『どうしたら、この人はしあわせになるだろうか』

そんなふうに、人のしあわせを考えてみたらどうだろう。」(11頁〜12頁)

「 『この人を喜ばせたいんだ』 って、人をほめるんだとしたら、そのときも四割乗せて、美化してほめてあげる。

そうすると、喜ばれるんです。」  
(14頁〜15頁)

「 人間って、おもしろいもんでね。

相手が喜んだとき、自分もうれしくなっちゃう、という“法則”があるんです。

人間の脳というのは、人が喜ぶことをやって、自分という存在が人に喜ばれたとき、ものスゴくしあわせを感じる。

そういう仕組みになってます。」 (16頁)

「 人生って、不思議です。

『自分の人生、つまんないな』
 
『オレって、ついてないな』

 といってた人でも、人を喜ばす人生を歩きだすと、展開がすごい違ってきちゃう。

人生が急に輝きだす、っていうのかな。」(19頁)

「 人を喜ばすって、みんなが思ってるほど、難しいことじゃないんだ。

たとえば、女性に『いつも、キレイだね〜』って、いってあげたっていいし。

外で食事をしたとき、お店の人に 『おいしかったよ』 というのもいい。

友だちやなんかと会ったら、

『あなたに会えて、うれしいよ』
 
とか。

会社に行ったら、上司や社長に

『この会社で働けて、私はついてます。感謝してます』
 
とか。

そういう言葉をいっても喜ばせることができるし、字を書いても喜ばせられる。

なおかつ、それをやってる自分自身が、スゴく楽しいんだよね。

だから、『人を喜ばせるんだ』ってことを、自分の趣味かなんかにしちゃうと、いいかもわかんない。」 (21頁〜22頁)

「 人間って、自分が楽しむことを先に考えちゃう傾向があるんだけど。

自分が楽しむことを考えるのはいいんだよ。

私はなにも、『それは悪い』 といってるんじゃないからね。

だだ、意外なことに、自分を先にするより、相手が楽しむことを先に考えると、もっと、もっと自分が楽しくなってくる。

自分の楽しみを優先したときの何倍、何十倍も楽しいんだよ、って。

それをいいたいんです。」(24頁)

「 人をほめたり、人にやさしい言葉をかけてあげるとかって、タダだよ。

それでも、ものスゴい効果がある。

『効果がある』 というのは、人から笑顔がもらえる、ってことだよ。

人の笑顔って、生活の足しにもなんにもならないようだけど、実はスゴいの。

人が喜んで笑顔になった、そういう顔を自分に見せてくれたときって、釣り人が狙ってた石鯛を釣ったときとか、ゴルフでホールインワンしたときと同じか、それ以上の喜びがあるんです。

ステキな思い出として、いつまでも心に残り、人生を豊かにしてくれる。

人をしあわせにする、人を喜ばせることをやったら、自分だけじゃなく、相手の心にも 『うれしいな』っていう思い出が残る。」 (26頁〜27頁)

「 職場でも、友だち同士のなかでも、家庭や地域でも、今、求められてるのは、みんなの心を明るく照らし、精神的な成長をお手伝いする人です。

人生には、いろんな喜びがあるけれど、『自分が成長した!』ってなったときの笑顔、そのうれしさたるや、なにものにもかえがたい最高の喜びなんです。

この最高の喜びを人が味わうのをお手伝いするのが真の指導者。

こういう人は、これからますます大事にされるし、また、お手伝いした人自身、人の精神的成長を手助けできたことに至上の喜びを感じるんです。

それを、みんなにも味わってもらいたい。

いや、きっと味わえるに決まっている。

だって、人は、しあわせになるために生まれてきたんだから。」(113頁)

「 あなたの周りにいる人たちが笑顔になり、感激の涙を流す。

それをお手伝いできるような人生を、自分が生きるようになったとき、

『自分はここに生まれてきて、よかったな』って、なるんです。」 (204頁〜205頁)

この本、『愛される人生』からは愛の波動が出ています。

読めば幸福感に包まれます。

皆さんもぜひ熟読玩味してください。

『人の精神的な成長をお手伝いすること』が 『自分自身の最高の喜び』 になります。

あなたの周りにいる人たちを笑顔にし、喜ばせ、精神的成長ができるよう手助けしましょう。

 (結論)
『人が喜んでなんぼ、人を喜ばせてなんぼ。』

『愛される人生』(著者 斎藤一人 KKロングセラーズ新書版)
https://amzn.to/3ME6YrT
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2023年05月30日

【信ずる者は救われる】

『信ずる者は救われる』

心を絶対的に強くする要素は信念です。

人生にとって“信念”が一番大事だといっても過言ではありません。

なぜなら、人生は不可解なことがいっぱいだから、信念がないと安心立命で活きられないからです。

中村天風師は信念の重要性について、『運命を拓く』(講談社文庫) の中で次のように述べています。  
(210頁〜212頁)

「 信念の力というものは、実に諸事万端を完全にする根本要素なのである。

時の古今といわず、洋の東西を問わず、信念の重要性というものを、人生を説く人は、誰でもが力説している。

紀元前に存在していた有名なヘブライの“ソロモン”も、その時代には、まだ、科学も哲学も、今日とは比較にならぬほど、進歩していなかった時代だが、彼はすでに、『人の本当の値打ちというものは、宝石でもなければ、黄金でもない。

いわんや地位でもなければ、名誉でもない。

ただ、信念の二文字である』

といっている。

また釈迦も、キリストも、マホメットも、孔子もいっている。

釈迦は、
『信ぜざれば救う能わず、縁なき衆生は度し難し』 といっている。

キリストは、
『まず、信ぜよ』 といっている。

マホメットは、
『疑って、迷って、真理から遠ざかる者よりも、信じて欺かるる者、汝は幸いなり。』 といっている。

しかしこれは逆説的な言葉である。

信ずる者は欺かれないから、本当に信ずる気持ちを持っている者は、ものの本当か嘘かはパッとわかるものである。

本当のもの以外は信じないからである。

それを諸君は疑いだらけだから、信じなくてはならないことを信じられないで、何でも頭から疑ってしまうというやり方なのである。

孔子は、
『信は万事のもと』 といっている。

また、メーテルリンクは、
『能うベくんば、究むるもよし、さりながら究め能わざるものは、信ずるにしかず』 といっている。

いずれにしても、信念の重大性は早くから、人生を考える学者や、識者には、感じられていたのである。

それほど重要なことが、さきほどもいったとおり、現代の人間は情けないほどそれをそうと考えず、何でも、まず疑いから考えようとする。

そうすることが、正しい考え方のように思っている人が多い。

疑いの方から考えようとするから、自分というものが、勢い、小さな存在になってしまっている。

ではなぜ疑いがいけないのか。

それは疑い出したら、何事も安心が出来ないからである。」

 このように、信念が大事なことはわかっていますが、どうすれば確立され、どうすれば信念が強くなるのでしょうか?

天風師は同書の中で
『信念を煥発すること』 であると述べています。 (219頁)

「 信念というものは、煥発しなければ断然出てこないのだ。

自分の心の中に生まれながらにして、霊性意識の中に入っているものであるから、雑念妄念を除いて、心の正体を出しさえすればぐんぐん出てくるのだ。」

信念を確立し強くする鍵は、霊性心の発現です。

霊性心を発現する為には真理に対する純真な気持ちが大事です。

己の魂の存在を信じることです。

“大いなる存在”(宇宙意識)を信じることです。

信念は、この宇宙に“不滅のスピリット”が存在していると信じることから生まれます。

世界屈指のスピリチュアル・マスターであるエックハルト・トール氏は、著書 『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』 (監修者 飯田史彦 訳者 あさりみちこ 徳間書店) の中で、“大いなる存在”についてこう述べています。 (26頁)

「 『大いなる存在』 とは、死を運命づけられた無数の生命形態を超える、唯一の『不滅の生命』 です。

しかも、『大いなる存在』 はあらゆる生命の奥深くに、目には見えず、絶対に滅びることのない本質として、宿っているのです。

つまり、『大いなる存在』 は、人間のもっとも深いところに 『ほんとうの自分』 として存在しており、わたしたちはそれに 『つながる』 ことができるのです。」

己の内なるスピリットと繋がり、大いに信念を煥発しましょう。

『宇宙意識は存在する』 と私は確信しています。

これが私の信念です。

アルベルト・アインシュタインは、こう述べています。

「 科学を真剣に追求する人は誰でも、人間の意志よりも優れているある意志が、はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる。」 
 〔『ゴッド・コード ――遺伝子に秘められた神のメッセージ』 (著者 グレッグ・ブレイデン 訳者 島津公美 ダイヤモンド社)の66頁より引用〕 

人知の及ぶところではない偉大な知性の存在を信じましょう。

『信ずる者は救われる』 です。

元弁護士・実業家で、講演家・著述家に転向したアーノルド・パテント氏は、著書 「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」
(訳=あさりみちこ 徳間書店) の中で、信じることの大切さについて次のように述べています。(32頁)

「 〈宇宙は完璧であるという法則〉 に関する、きわめて重要なポイントをひとつお話ししておきましょう。

それは、この法則は、この法則を信じる人にとってのみ真実になるということです。

この法則に気づいていない人や、この法則を否定する人は、この法則の恩恵にあずかることができません。

この法則が真実であると確信している人にだけ、実際に完璧に機能している宇宙から、豊かな恵みが降りそそぐのです。

人生でなにを獲得するかは、あなたがなにを信じるかによって決まります。

さらにいうと、あなたが経験することは、あなたが出来事や人をどうとらえるかによって決まってくるのです。

自分が経験する出来事の質を高めたいなら、答えは簡単です。

〈宇宙は完璧であるという法則〉 を信じることです。」

宇宙は純粋意識の 『場』 です。

完璧な知性が働いている 『場』 です。

『宇宙の英知』 『宇宙意識』 の存在を信じましょう。

己の魂(スピリット)の存在を信じましょう。

霊性心を発現し、強固な信念を持ちましょう。

(結論)
『 己の内なるスピリットと繋がり、大いに信念を煥発しよう!』

『運命を拓く 天風瞑想録』(著者 中村天風 講談社文庫)
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『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』(著者 エックハルト・トール 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
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『ゴッド・コード ―遺伝子に秘められた神のメッセージ』(著者 グレッグ・ブレイデン 訳者 島津公美 ダイヤモンド社)
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「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」(著者 アーノルド・M・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
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2023年05月29日

【天風哲学を学ぶ】

【天風哲学を学ぶ】


『運命を拓く 天風瞑想録』 (中村天風著 講談社文庫)は、私にとっての聖書です。

日本人の教典にすべき不朽の名著であると認識しています。

根拠は三つあります。

@ 日本を代表する名経営者である松下幸之助氏(パナソニックの創設者) 、稲盛和夫氏(京セラ創業者)、永守重信氏(日本電産創業者)が、中村天風師を師と仰いでいる。

大リーグで活躍中の大谷翔平さんも 『運命を拓く』を精読しているそうです。

A 『運命を拓く』は、編集に当たった天風会員の堀尾正樹氏が十五年かけて心魂を注いでまとめ上げた渾身の作品である。

天風師の語り口、迫力、感化力、が見事に表現されていて、行間に情熱が溢れている。

B 天風哲学は理屈をこねくり回した訳のわからない哲学ではなくて、実生活に役立つ実践哲学であり、百年以上の伝統と実績を誇る。



天風哲学の教義は極めてシンプルです。

『運命を拓く』から抜粋すると次のようになります。



心を絶対的に積極化し、精神態度を本来あるべき姿に即応させること。

人生は心一つの置きどころ。

人間の心で行なう思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。

天風教義の目的は、どんな場合にも、たとえば身に病があろうが、なかろうが、運命が良かろうが、悪かろうが、その他の人生事情のいかんにかかわらず、いつも一切に対して、その心の力で、苦を楽しむの境涯に活きる活き方をすることにある。

これが第一義的の活き方なのである。



この本の77頁〜78頁に天風哲学の真髄が書かれています。


「 天風哲学は、たとえ人生に苦難や苦痛はあろうとも、それを心の力で喜びと感謝に振り替えていくのである。

心が積極的になれば、振り替えることが出来るのである。

振り替える方法をいつも教えているではないか。

天風哲学が、世界的にユニークであるというのはここであり、同時にここが最も重要な点である。

であるから天風哲学は、神秘的な宗教的な信仰で導くような、価値のない教え方を断じてしないのである。

どこまでも真理そのもので導いていく努力をしているのである。

『いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を活きる』

ここに天風哲学の最も重点が置かれていることを忘れてはいけない。

さらにわかりやすくいえば、腕に自信のある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海の方が張り合いがあるという。

これと同じく、病や苦難から逃げたり、避けたりせず、『矢でも鉄砲でも持ってこい』 と、苦しみ、悲しみに挑戦し乗り越えていき、自分の力でこれを打ち砕いていく気持ちになれ、というのが、天風哲学の真髄である。」



さらに、この本の238頁に『本当の幸福とは何か』 が書かれています。



「 本当の幸福とは、自分の心が感じている、平安の状態をいうのだ。

いくら心身統一法を何十年やっても、幸福は向こうから飛び込んで来るのではない。

自分の心が、幸福を呼ばなければ、幸福は来やしない。

だから、現在の生活の状態、境遇、環境、職業、何もかも一切のすべてを、心の底から本当に満足し、感謝して活きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。」



天風哲学はシンプルでわかり易いのですが、非常に奥が深いです。

繰り返し呼んでいますが、読むたびに新たな気づきがあります。

一生読み続けるつもりです。

あなたにも熟読玩味をお奨めします。

(結論)
『運命を拓く』を繰り返し読もう!

『運命を拓く 天風瞑想録』(著者 中村天風 講談社文庫)
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2023年05月28日

【動いてなんぼ、動かしてなんぼ】

【動いてなんぼ、動かしてなんぼ】


『動いてなんぼ。動かしてなんぼ。』

このフレーズは、Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長でグロービス経営大学院客員教授である伊藤羊一氏の著書『1分で話せ』(SBクリエイティブ)の主要テーマになっています。

165頁にこう書かれています。


「 『正しいことを言うだけ』 では、相手は動きません。

聞き手が、あなたが設定したゴールまで動いてはじめて、あなたの目的は達成します。

つまり 『動かしてなんぼ』 なのです。

考えられるあらゆる手を使って、相手を動かしていきましょう。

うまく話す、きれいに話す、かっこよく話す・・・・・・どうでもいいのです。

相手が動いてなんぼ。動かしてなんぼ。

相手は動いたか。

成果はそれだけではかられます。

それ以外のことは重要ではありません。」



人は、『動くこと』 『人を動かすこと』 が大事です。

『人間は行動がすべてである』 と言っても過言ではありません。

行動の重要性について、斎藤一人さんは、著書「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(サンマーク文庫) でこう述べています。
(84頁〜87頁)


「 夢をかなえるためにも、そして問題を解決するためにも、絶対に必要なことがあります。

それは、“行動”です。

この地球という星は、『行動の星』 なんです。

(中略)

私たちは経済や人間関係を通して“行動”することにより、いろんなことを学びます。

その“学び”が魂の成長の糧になるのです。

私たちが 『正しい』 と思っていることでも、それがほんとうに正しいことなのかは行動してみないとわかりません。

なぜなら 『正しさ』 は時代によって変わりますし、人によって学ぶべき課題も違うものです。

その人にとって、それが正しいかどうかは、行動してみて初めてわかるようになっているんです。」



行動が思考を変えるという側面もあります。

これについて、『あなたはあなたが使っている言葉でできている』 (ゲイリー・ジョン・ビショップ著 高橋拓哉=訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン)にこう書かれています。(124頁〜125頁)


「 行動のメリットは二つある。

  第一に、行動すれば必要なことができる。

当たり前だ。

そして次に、おもしろいことに行動は思考を変える一番の近道になる。

理由はいくつかある。

自分のためになることをやっていれば、行動と思考が近づいていく。

逆に思考が人生や健康、貯蓄といった本人の利益を損ね、思考のせいで内に秘めた力を引き出せなくなることもある。

不安や恐怖、怠慢、怒りに支配される日々を送っている人は、前に進めない。

一方、やらなくてはならないタスクにすぐ取り組むようにすると、やがてそれは直感的な行動になり、次第にネガティブな思考から切り離されていく。

自分の弱さを嘆いたり、ためらったりしなくなっていく。

何かに完全に集中しているとき、不安や頭の中のネガティブな会話は消えてなくなる。

あなたにも経験はないだろうか。

意識的に全力で没頭すると、心の声はどんどん小さくなる。」



目の前のやるべきことだけに集中していれば、不安や心配事は雲散霧消します。

そうした経験の積み重ねが自分の思考を長い目で見て変えていきます。


実行すること、経験することの大切さについて、大ベストセラー作家の水野敬也氏は、著書『夢をかなえるゾウ 文庫版』(飛鳥新社) の中でこう述べています。
(289頁〜290頁)


「 ガネーシャはこう言いました。

『自分の教えなど過去の成功書に書いてある』

人間の長い歴史において、どうすれば人が成功するか、そのことはもう解明されているのです。

それでも世の中にはいまだ成功法則書が溢れ、それを読んだ人に 『成功するのではないか』 という期待を与え続けています。

しかし、そうした人たちのほとんどが成功していくことはありません。

なぜでしょう?

それは、
何もしないからです。

実行に移さないからです。

経験に向かわないからです。

もし、あなたが何かを実行に移すのなら、昨日までとは違う何かを今日行なうのなら、仮にその方法がまちがっていたとしても、それは偉大な一歩です。

(中略)

一人になった時は、夢を持って生きたい、夢を現実にしたい、輝いて生きたい、そう考えている人が多いこともガネーシャは知っています。

だからガネーシャは悩んでいるのです。

ガネーシャの教えにはあなたを変えるだけの力がない。

なぜならあなたが変わるにはあなたの決断とあなたの行動が必要だからです。

本当に必要なのはガネーシャの教えではなく、あなた自身の行動であることをガネーシャは知っています。」



自分自身を変えるのは行動です。

理論も大切ではありますが、やはり実践が肝心要です。

人を動かすのは心意気です。

『人生意気に感ず』〔人間は利害や打算で動くのではなく、相手の心意気に感じて行動するものだ。 唐の魏徴(ぎちょう)の詩から。―明鏡国語辞典―〕 です。

伝えたい熱い思いが人を動かします。


伊藤羊一氏は、『一分で話せ』 の中で 『自分の存在をかけるくらいのつもりで伝えることが一番重要である』 と説いています。

私は熱い思いを持って執筆しました。

行動がすべてを変えます。


(結論)
『自発的・自主的・主体的に行動しましょう。熱い思いで人を動かしましょう!』



『1分で話せ』(著者 伊藤羊一 SBクリエイティブ)
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「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(著者 斎藤一人 サンマーク文庫)
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『あなたはあなたが使っている言葉でできている』
(著者 ゲイリー・ジョン・ビショップ 訳者 高崎拓哉 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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『夢をかなえるゾウ 文庫版』(著者 水野敬也 飛鳥新社)
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【科学を過信したらあかんぜよ】

【科学を過信したらあかんぜよ】


科学を過信しないようにしましょう。

なぜなら、科学は万能ではないからです。
 
科学で証明できないものは信用しないという態度で対応すると思わぬ罠にはまってしまいます。


中村天風師は、名著『運命を拓く 天風瞑想録』(講談社文庫)の中でこう述べています。
(213頁〜215頁)


「 現代の人間、特に理知教養のある人ほど、あさましいほど、諸事万端、他人事ばかりではなく、自分のことまで疑って人生を活きる悪い心持ちを持っているのは、科学教育の余弊だといってもいい。


幸か不幸か、お互は科学の時代に生まれているからである。


なぜ科学の教育を受けると、そうなるかというと、科学はまず疑いの方面から、物を考えようとする。


本当はいけないのだけれども、習慣で知らず知らずに陥っている。

『科学は疑い深い』というくらいである。


 (中略)

科学的にわかることと、どう研究してもわからぬこと、わかっていないこととがある。


いくら、知らなければならないと思っても、それには限界がある。

科学は万能の学問ではない。



それを、何事をも科学的態度で応接し、1+1=2でなければ承諾しないという考え方で、人生を活きていると、知らない間にわからない事柄の多い人生の中に、自分のいる姿を発見してしまう。


そうすると、ますます不可解に混乱して、人生が少しも安心出来ない世界になる。


ただ不安と恐怖のみが、その人の人生を襲うことになり、それ以外には何物も人生になくなってしまう。」



このように、科学で証明できないものは承諾しないという考え方で生きていると不信に陥り、不安感にさいなまれる人生になってしまいます。


 NHK Eテレ 『サイエンス ZERO』 のナビゲーターを務めた、竹内薫理学博士は、40万部を越えるベストセラー著書
『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(光文社新書)の中でこう述べています。 (32頁〜33頁)


「 過信は禁物なのです。

科学は絶対的なものごとの基準ではありません。

あくまでも、ひとつの見方にすぎないのです。

よく『科学的根拠』がないものは無視されたりしますが、それはまったくナンセンスです。

なぜなら、科学はぜんぶ『仮説にすぎない』からです。」


さらに、この本の10頁にこう書かれています。


「 もしかしたら、この宇宙は、どこかの実験室で創られたものなのかもしれない・・・・。

こういった突飛な考え方を、頭ごなしに否定してはいけません。

科学では、どんな発想もアリなのです。

前例がないから、常識からはずれているからといって否定するのは、まったく科学的な態度ではないのです――。」


この本は、頭をグニャグニャに柔らかくしてくれます。

 ぜひ、読んでください。


京都大学第16代総長の平澤興名誉教授(1900-1989)は、著書 『生きよう今日も喜んで』 (致知出版社)の中で、科学が万能ではないことについて次のように述べています。 (15頁〜16頁)


「 科学の力で何もかも分かったと思う人があるならば、それはまことに大きな誤りでむしろ正しく言うならば、基本的のことはまだ殆ど分からぬと言ってもよいぐらいである。

たとえばものの構造にしても、分子から原子、原子から原子核、素粒子等にまで進んだが、素粒子にはまだ分からぬ問題があまりにも多く、生命などにしても、最も基本的な生命の起源とか、その本質はまだ分からず、宇宙なども言葉としては始終使っておるが、その広ささえよく分からないのである。


人体の基本的構造たる細胞などについても、まだ未知の問題は山ほどもあるのである。


研究に研究を重ねて行くと、おそらくどの方面の学問にせよ、この分からぬ領域に到達し、そこに頭をさげざるを得ないものがあることを発見すると思うが、ここまで来ると、科学者もまた何か宗教的感覚にふれるのではないかと思われる。


そこに科学と宗教の融けた世界がある。


とにかく生きるということは、平凡のようで奇跡中の奇跡である。


不思議と言えば、これほどの不思議はなく、おそらく広大無辺の全宇宙でも、人間の生命に匹敵するほどの霊妙不可思議の奇跡はなかろう。


まず以て今日一日この奇跡を生きる命を与えられたことに感謝しよう。


この感謝が今日一日の生活に融けこんだ時、それは喜びに変わり、やがてそれは自己を拝み、他を拝み、更には全宇宙を拝むことになるのである。」



『人知の及ぶところではない偉大なる知性』 に畏敬の念を持ち、宇宙を崇める心を持ちましょう。


 (結論)
『科学を過信せず、頭を柔らかくして、視野を広げましょう。
生きている奇跡に感謝しましょう。』


『運命を拓く 天風瞑想録』(著者 中村天風 講談社文庫)
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『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(著者 竹内薫 光文社新書)
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『生きよう 今日も喜んで』(著者 平澤興 致知出版社)
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2023年05月27日

【自分が正しいと主張しない】

【自分が正しいと主張しない】

自分のほうが正しいと主張しないことが大切です。

なぜなら、我を張れば他の誰かを悪者にしてしまうからです。

相手の意見を否定しなくなれば、心は穏やかになり、視野も広がります。

『本当の幸せをつかむ7つの鍵』(ディーパック・チョプラ著 サンマーク出版) にこう書かれています。 (99頁〜101頁)

「 ほとんどの人は、自分の考えを世間に押しつけようとする罠にはまっています。

正しいことと間違ったことの判断基準を設けて、長年、その善悪に関する信念を絶対に曲げようとはしません。

『私が正しい』 と信じていれば満足できるかもしれませんが、それではほんとうの幸せは訪れてはくれません。

(中略)

自分が正しいことを証明することで、幸せになった人は今までに誰ひとりいないのです。

結局、待っているのは対立と対決のみです。

自分が正しいと言い張れば、かならずほかの誰かが間違っていることになってしまうからです。

(中略)

誰もがよくご存知のとおり、『自分が正しい』 という態度をかたくなに変えようとしなければ、神の名のもとに続々と争いが起こってくるでしょう。

(中略)

世の中を愛ではなく判断で見ようとすれば、あなたは愛のない世界に暮らすことになるのです。」

人の数だけものの見方があります。

このことを忘れないようにしましょう。


これに関して、著名な文芸評論家の小林秀雄氏(1902〜1983)は 『読書について』 (中央公論新社) の中でこう述べています。 (21頁〜22頁)

「 書物の数だけ思想があり、思想の数だけ人間が居るという、在るがままの世間の姿だけを信ずれば足りるのだ。

何故人間は、実生活で、論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知し乍ら、書物の世界に這入ると、論証こそ凡てだという無邪気な迷信家となるのだろう。

又、実生活では、まるで違った個性の間に知己が出来る事を見乍ら、彼の思想は全然誤っているなどと怒鳴り立てる様になるのだろう。

或は又、人間はほんの気まぐれから殺し合いもするものだと知ってい乍ら、自分とやや類似した観念を宿した頭に出会って、友人を得たなどと思い込むに至るか。

みんな書物から人間が現れるのを待ち切れないからである。

人間が現れるまで待っていたら、その人間は諸君に言うであろう。

君は君自身でい給え、と。

一流の思想家のぎりぎりの思想というものは、それ以外の忠告を絶対にしてはいない。

諸君に何んの不足があると言うのか。」

人の数だけ思想があり、思想の数だけ使命があります。

『人は人 我は我』 です。

人の意見をあからさまに否定するのは控えましょう。

(結論)
『自説に固執せず、他説を受容・許容する寛大な心を持ちましょう。』

『本当の幸せをつかむ 7つの鍵』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク出版)
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『読書について』(著者 小林秀雄 中央公論新社)
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2023年05月26日

【核心を衝く】

【核心を衝く】

人生の意味・目的とは何か?

人間とは何か?

この世とは何か?

宇宙の正体は何か?

これらの問いに答えを出す為の
『核』となるもの、それが

『ID理論』

『宇宙の人間原理』

『場の量子論(ゼロポイント・フィールド仮説)』

です。

『宇宙は偶然に発生したのではないこと』

『生命は偶然に誕生したのではないこと』

を認識することが肝心要となります。

アインシュタインは、こう述べています。

『科学を真剣に追究する人は誰でも、人間の意志よりも優れているある意志が、はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる』

参考文献

『天地創造の謎とサムシンググレート』(著者 久保有政 学習研究社)
https://amzn.to/3Ozvkpk

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』(著者 リン・マクタガート 訳者 野中浩一 発行 インターシフト 発売 河出書房新社)
https://amzn.to/45txv3M

『この世界を創った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい』(著者 松原隆彦 誠文堂新光社)
https://amzn.to/3WzmIAY

『宇宙はどうして始まったのか』(著者 松原隆彦 光文社新書)
https://amzn.to/3My8uM1
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