2019年06月10日
09.搬欄捶 (バンランチェイ)
搬欄捶 (バンランチェイ)
搬欄捶は二歩前に進むので進歩搬欄捶ともいうが、十三勢では上歩搬欄捶という。
技としては擒掌法と打法との組み合わせである。搬欄が擒掌であり、捶は拳のことで打法である。
<各勢白話歌>には搬欄捶の前に迎面掌という技があると記載され、呉式太極拳と楊式太極拳でもよく迎面掌を使うので、十三勢を復元する時にこの技が取り入れられた。
迎面掌の意味は相手の顔を迎えて掌で打つという意味。
◆動作の説明
搬欄捶を分解すると次のようになる。
@迎面掌:左足を外側に開き重心を前に移し、右手は左手の上から前に押し出す。顔の高さ。
![10-1.jpg](/taijiprocess/file/10-1.jpg)
A上歩搬欄:体を右に回し、右足を前に踏み出して踵より着地する。右手は続けて前方へ翻し、左手は右手の上腕につける。左足を前に踏み出して踵から着地する。左手は右手の内側から前に押し出し、右手は腰におく。
![10-2.jpg](/taijiprocess/file/10-2.jpg)
![10-3.jpg](/taijiprocess/file/10-3.jpg)
B進歩打捶:左足を前に踏み出して踵より着地し、右手を腰に引き戻し、左手は右手に沿って前の推し出す。さらに重心を前に移動し、左弓歩にし、同時に右拳は立拳で前に突き、左手は右上腕につける。
![10-4.jpg](/taijiprocess/file/10-4.jpg)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8875943
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック