2019年02月27日
20.紜手(ユンショウ)
紜手 (ユンショウ)
紜手 は現在、雲手という名前に統一されている。両者の中国語の発音は同じであるが、その意味は全く異なる。「雲」は空の雲を意味し、「紜」は数多く乱れるほど出現するという意味である。
意味からいうと、「紜手」が正しい。
紜手は太極拳だけでなく、紅拳にもある動作名称。左右の紜手以外に前紜手、後紜手もある。
十三勢 套路の中では紜手は太極方図を創るのに使用する。太極拳の動作の中で唯一左右を繰り返し行う動作である。
また、紜手は左、右と動くのが特徴である。
これは、 十三勢 套路 の 中では五行に関係がある。太極拳の専門用語としては、 左は「顧」 (木) 、右は「盼」(金)である。
紜手は、一般的には3回行う。
◆動作の説明
紜手は東を向き、南から北へと向かう。
@体を右に回し、左足のつま先を内側へ入れる。
左手は下側に円弧を描いていく。
![20-1.jpg](/taijiprocess/file/undefined/20-1.jpg)
A重心を左足にうつし、右足は左に寄せて小開立歩(両足は10〜20pの間隔)にする。腰を左にまわし、左手は顔の前を経て左へ、右手は腹の前を経て左肘の下へゆっくりと円弧を描く。これが、第一紜手である。
![20-2.jpg](/taijiprocess/file/undefined/20-2.jpg)
B左足は左に開き、他の動作は@と同じ。
![](/taijiprocess/file/undefined/20-3.jpg)
CはAと同じ。これが第二紜手である。
![20-4.jpg](/taijiprocess/file/undefined/20-4.jpg)
DはBと同じ。
![20-5.jpg](/taijiprocess/file/undefined/20-5.jpg)
EはCと同じ。これが第三紜手である。
![20-6.jpg](/taijiprocess/file/undefined/20-6.jpg)
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