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2014年10月30日

この本は読んどけ!V字回復の経営

就活生、この本は読んどけ!
第一弾 


就職活動中の面接で、最近読んだ本の中で興味深いと感じたものは?
という質問が飛んでくることがあります。
面接対策という意味でも多くの社会人は学生に読書を勧めると思います。
これは、デジタル情報でない、活字から得られる情報に、私たちの経験不足を補ってくれる情報がたくさん詰まっているためです。
社会人になってからも、あの時読んでいてよかった思える本に、この時期たくさん出会いました。

私が就職活動中には、だいたい2日に1冊くらいのペースで本を読んでいたので、他の就職活動生と比較すると相当数本を読んでいたと思います。紹介したい本はたくさんありますが、その中でもこれというものを順次記事にしていきたいと思います。
時間に限りがあると思いますが、できるだけ多くの書籍に触れて豊かな感性を身に着けていただけたらと思います。

V字回復の経営

 


〜コンサルタント業界のみならず、全業界の社会人が読むべき良書〜
問題を目の前にしたとき、どのように考えどのように動くのか考える一助になる本です。

ハードカバー本と文庫本いずれもあり、中古で購入すればいれも1円からありますので、是非読んでいただきたい1冊です。

「太陽産業の役員室で開かれた経営会議は、上期の業績不振にもかかわらず、役員たちに危機感がまったく見られない。かつての花形企業も今は成長が鈍化し、マスコミには叩かれ、学生の人気も失せている。このままでは長い会社の歴史が終わる―― そう判断した香川五郎社長は決意を固め、まず役員人事で大なたを振るったのだったが…」
本書のストーリーは、事業再建を専門にするコンサルタントである三枝匡氏が、過去にかかわった日本企業5社の事業改革を題材にしたもの。ストーリーはノンフィションとフィクションの間、つまり5社での体験を素材に、どの企業にもあてはまる「経営改革のモデル・ストーリー」を構成したものです。

本書はフィクションであるが、それを感じさせない強烈なリアリティーを放っている。改革のもと、社内に生じる政治力学、葛藤、抵抗勢力とのかけ引きといった細部が徹底して描きだされており、著者はストーリーの進行に合わせて組織硬直化の「症状」を分析したり、改革の「要諦」をまとめたりして、逐一処方箋を示していく。

ストーリーは、現実の直視と分析、先導者の組織化、改革コンセプトの共有、戦略の意思決定、改革シナリオの現場への落とし込み…という改革のモデルパターンをたどって進む。自ら改革すべき企業の代表取締役となり、リスクと利害を共にするコンサルティングスタイルを取る三枝ならではの経験と知識がストーリーの中に凝縮されている。


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