2014年10月16日
論理的に相手に物事を伝えよう
考えを表現する能力は、考えの中身そのものと同じくらいに重要
インターネット上の議論でよく見かけるのは、自分の言いたいことがうまく伝わらないときに、その原因を相手の読解力の低さに求める人です。しかし実際には書き手側の説明不足に起因することも多々あります。
これは何故かというと、日本の国語教育では「理解しにくい文章を読解する」訓練はよくするのですが、反対に「理解しやすい文章を書く」訓練はあまりしないからだと言われています。
学校ではよく文章を書く技術として5W3Hを教えます。5W3Hは報告や連絡用の文章を書いたり、計画を立てたりするときに大変役立ちます。しかしそれを議論(政策などの提案、その必要性や効果の論証)に利用する方法はあまり教えられてこなかったのではないかと思います。
同様に、あなたは普段人と話をする際に、相手に理解してもらえているだろうか、という観点で話を組み立てているでしょうか。面接時間は本当にあっという間の短い時間です。わかりやすく相手に物事を伝える技術を身につけましょう。
5W3H
What (課題・目標・結論) … 何をやるか
Why (目的・必要性・根拠) … 何のためにやるか、なぜやるか
How (実現手段・方法) … どうやってやるか
How Much(必要費用) … いくらでやるか
How Many(数量) … どのくらいやるか
Where (対象範囲・場所) … どこを対象にやるか
Who (実現体制・分担) … だれがやるか
When (実現時期・期限) … いつまでにやるか
相手に物事を伝えるためにあなたが主張すること
1.「結論」 (あなたが最終的に何を納得させたいか、最終判断)
2.結論を支える「目的と必要性」 (主張の実現により期待できること)
3.結論を支える「根拠」 (結論の実行により目的を達成できる理由、実効性)
4.結論を支える「実行方法」 (どうやって行うか、実現可能性)
5.必要性・根拠・実行方法を支える「事実資料」 (証拠、検証データ、統計データなど)
上記5つの条件は、「結論」とそれを支える4つの「前提」(柱と土台)からなっています。
これだけ覚えれば論理的な主張ができるようになります。
結論
←目的・必要性
根拠
実行方法
←目的・必要性・根拠・実行方法を支える事実資料
面接において考えなければならないこと
さて、面接において、1人あたりに割り当てられる時間が15分だとしましょう。
あなたが、言いたいことがしっかりまとまっていて、体系だっていれば、面接官は安心して話を聞いていられますが、あなた自身が何を主張したいのかまとまっていなければ、面接官は15分間話を聞く前に、あなたを不採用にしようと思うことでしょう。
あなたがどういう人間なのか、あなたの目標は、あなたがその会社に必要か、その根拠は、それぞれの主張を裏付ける具体的な経験は?
これらをわかりやすく伝えることこそがあなた方のミッションであります。
上述のように、大学までの日本教育ではそういった訓練がなされる機会は少なかったことでしょうから、就活生としては面食らってしまうかもしれませんが、考え方の枠組みを利用すれば、簡単にわかりやすい主張ができるようになりますので安心しましょう。
次回記事にて更に詳しく解説していきます。
管理人「C」
インターネット上の議論でよく見かけるのは、自分の言いたいことがうまく伝わらないときに、その原因を相手の読解力の低さに求める人です。しかし実際には書き手側の説明不足に起因することも多々あります。
これは何故かというと、日本の国語教育では「理解しにくい文章を読解する」訓練はよくするのですが、反対に「理解しやすい文章を書く」訓練はあまりしないからだと言われています。
学校ではよく文章を書く技術として5W3Hを教えます。5W3Hは報告や連絡用の文章を書いたり、計画を立てたりするときに大変役立ちます。しかしそれを議論(政策などの提案、その必要性や効果の論証)に利用する方法はあまり教えられてこなかったのではないかと思います。
同様に、あなたは普段人と話をする際に、相手に理解してもらえているだろうか、という観点で話を組み立てているでしょうか。面接時間は本当にあっという間の短い時間です。わかりやすく相手に物事を伝える技術を身につけましょう。
5W3H
What (課題・目標・結論) … 何をやるか
Why (目的・必要性・根拠) … 何のためにやるか、なぜやるか
How (実現手段・方法) … どうやってやるか
How Much(必要費用) … いくらでやるか
How Many(数量) … どのくらいやるか
Where (対象範囲・場所) … どこを対象にやるか
Who (実現体制・分担) … だれがやるか
When (実現時期・期限) … いつまでにやるか
相手に物事を伝えるためにあなたが主張すること
1.「結論」 (あなたが最終的に何を納得させたいか、最終判断)
2.結論を支える「目的と必要性」 (主張の実現により期待できること)
3.結論を支える「根拠」 (結論の実行により目的を達成できる理由、実効性)
4.結論を支える「実行方法」 (どうやって行うか、実現可能性)
5.必要性・根拠・実行方法を支える「事実資料」 (証拠、検証データ、統計データなど)
上記5つの条件は、「結論」とそれを支える4つの「前提」(柱と土台)からなっています。
これだけ覚えれば論理的な主張ができるようになります。
結論
←目的・必要性
根拠
実行方法
←目的・必要性・根拠・実行方法を支える事実資料
面接において考えなければならないこと
さて、面接において、1人あたりに割り当てられる時間が15分だとしましょう。
あなたが、言いたいことがしっかりまとまっていて、体系だっていれば、面接官は安心して話を聞いていられますが、あなた自身が何を主張したいのかまとまっていなければ、面接官は15分間話を聞く前に、あなたを不採用にしようと思うことでしょう。
あなたがどういう人間なのか、あなたの目標は、あなたがその会社に必要か、その根拠は、それぞれの主張を裏付ける具体的な経験は?
これらをわかりやすく伝えることこそがあなた方のミッションであります。
上述のように、大学までの日本教育ではそういった訓練がなされる機会は少なかったことでしょうから、就活生としては面食らってしまうかもしれませんが、考え方の枠組みを利用すれば、簡単にわかりやすい主張ができるようになりますので安心しましょう。
次回記事にて更に詳しく解説していきます。
管理人「C」
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