これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
※アプリの紹介はこのページの下部にあります。
「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」の内容をご紹介しています。
分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜
「18 第1文型」
※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)
これまでひととおり、品詞の働きを学習しましたので、これから文の構造を学びましょう。
これまで学んだ品詞名が出てきますが、その働きを忘れてしまったときは、該当の項目に戻って確かめてください。
さて、英語は、主語(S)、述語(V)、目的語(O)、補語(C)が組み合わさって文が構成され、これらの組み合わせを分類すると、基本的に5つに分けられると言われています(これに修飾語Mが加わります)。
これを基本5文型といい、これらを学ぶことで英語を組み立てること、いわゆる英作文が出来るようになります。
ただし、言葉ですから全てが規則通りではありません。5文型は絶対的なルールではなく、基本的な文の構造理解を助けるものだと考えてください。
まずは第1文型です。S(主語)、V(述語)のシンプルな文型です。
●Emiはゆっくりと走った。
Emi run slowly.
Vは自動詞のrun(過去形)、slowlyは副詞
●こどもたちが庭で遊んでいる。
Children are playing in the garden.
Vのplayは自動詞では「遊ぶ」。領域・空間のin+the gardenは、場所を表す副詞句。Childrenは特定しない場合、無冠詞
第1文型はS+Vの構造ですから、Vには目的語を取らない自動詞しかきません。たいていはS+Vに修飾語Mが加わり情報が付加されます。
●彼女の母親は今朝、公園でゆっくりと走った。
Her mother run slowly in the park this morning.
様態の副詞slowly、場所の副詞句(in the park)、時の副詞句(this morning)の情報が付加され長くなっているが第1文型
●星が輝いている。
The stars are shining.
星、空、海、地球などはtheがいる。星はふつう複数
※Her motherのHerや、The starsのTheは、厳密には修飾語ですが、本アプリではこうした主語と密接不可分な代名詞や冠詞を含めてS(主部)として取り扱っています。
第1文型に一応分類されるものの、分かりにくい例もあります。
●私の父は横浜にいる。
My father is in Yokohama.
My father isでは意味が通じないので、in Yokohamaのような付加語を必要とする。こうした点でbe動詞は不完全自動詞と呼ばれる
●私はそのホテルに昨日泊まった。
I stayed at the hotel yesterday.
I stayも意味が通じにくい(stayは不完全自動詞)。この場合、目的語をとらないのでstayed the hotelとはしない
●彼は滋賀に住んでいる。
He lives in Shiga.
liveも不完全自動詞、in+場所などの付加語がいる
もしかしたら、上記の例はスッと頭に入ってこなったかもしれません。こういう点で5文型は分かりにくい点も多いのですが、多くの場合、英文構造の理解を助けてくれます。
分かりにくいところは、取り敢えずこういうものだ、くらいにしておいて、まずは先に進んで下さい。何度も戻ってきて繰り返し学習するうちに理解が深まります。
ここで第1文型に分類されるThere is構文も少し取り上げます。
There is構文は、相手にとって未知の情報(新情報)を伝える時が基本で、既に話題にしている話(旧情報)ではあまり使いません。
例:君の本はテーブルの下だよ → 既に話題にしている内容(旧情報)なので、There is構文ではなく、Your book is under the table.とする
●その机の上に辞書がある。
There is a dictionary on the desk.
There+V+Sの形になる特殊な文型だが第1文型として扱われる。Vは後ろのSの人称・数で変化する
●クラスに4人の生徒がいた。
There were four students in the class.
Sはfour studentsなので、Vはwere。there自身の意味はなく、訳さない。
基本、前置詞+名詞は修飾語になるので、それらを除くと文の骨組みが見えやすくなります。
言い換えると、日本文を見たときに、例えば「前置詞+名詞」になりそうな副詞的要素は除いて、「誰が何を何した」という文の骨格を見つけることが英語を組み立てる上で大事になってきます。
では第2文型に進みましょう。
それでは次回!
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