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2023年05月15日

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」 52 前置詞of

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」と、「英語deガイド」の2つのiOS無料アプリをリリースしています。

これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
※アプリの紹介はこのページの下部にあります。

分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜 52 前置詞of

52_of.jpg

※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)


前置詞ofは「〜の」と訳されることが多い前置詞ですが、ofに限らず、前置詞にはたくさんの用法・意味があります。

それらを一つ一つ覚えていくのは無理があるので、まずはその前置詞が持つコアイメージをつかみ、それに加えて他の意味や用法を可能な範囲で関連づけて覚えるようにします。
そして、他の前置詞にも似たような用法を持つものがあるので、それらとの違いを理解するとともに、使い方の区別をしていきます。

では、ofの意味を確認していきましょう。
ofはもともと「分離」が原義で、途中からoffと分化し、offが分離の意味を、ofは分離→起源、原因と意味が広がり、多くの用法に発展しています。

現在のofの中心的な意味は、上の表のように、「A of B」の形で、2つの物事の間の帰属関係やつながりを示すことです。日本語では「BのA」と訳されます。
まずは、このAとBとを結びつけ、それらの関わりを示すofの用法を確認しましょう。

Q1 彼女はその会社の社長です。

【解答】 She is the president of the company.
【注釈】B(the company)のA(the president)で、所属関係を表す(AはBの一部)。※日本の会社ではpresidentが最高責任者の場合が多いが、欧米ではpresidentの上にCEOがいる場合が多いことに留意


Q2 彼らはそのサッカーチームのメンバーです。

【解答】 They are members of the soccer team.
【注釈】B(the soccer team)のA(members)で、所属関係を表す。接触のonを用いて “They are on the soccer team.” としても同じ意味になる


Q3 彼の髪の色は赤い。

【解答】 The color of his hair is red.
【注釈】B(his hair)のA(The color)で、髪(B)の内容・性質(A)ということ


Q4 東京の生活費は高いです。

【解答】 The cost of living in Tokyo is high.
【注釈】B(living)のA(The cost)で、生活(B)にまつわるコスト(A)という帰属関係を表している


Q5 ここからの街の景色は素晴らしい!

【解答】 The view of the city from here is amazing!
【注釈】B(the city)のA(The view)で、街(B)が持つ景色(A)という帰属関係を表している。amazingは「びっくりするような、驚くほどよい」

「〜の」という表現は、A of B以外にもたくさんあるので、「〜の」ときたら”of”、という覚え方をしてはいけません。
どういう時にA of Bではない表現になるのかを確認しましょう。


Q6  Tomのオフィスは私の家の近くにあるんですよ。

【解答】 Tom's office is close to my house.
【注釈】「誰々の〜」など、人間(動物)の所有を表す場合は、A of Bではなく、基本的にB’s Aの形で表す。close to~で「〜に近い」。「私の」などは人称代名詞(myなど)を用いる


Q7 今日のおすすめ料理はハンバーグだって。

【解答】 Today's recommended dish is a hamburger steak.
【注釈】日時や集団、場所なども文を簡潔にする目的でB's Aの形が好まれることがある。 recommendedは「推奨される」。dishは「(皿に盛った)料理」。ハンバーグはhamburger steak


Q8 日本の文化では、靴は家の中では脱ぎます。

【解答】 In Japanese culture, shoes are removed in a house.
【注釈】Japaneseなどの形容詞がある場合は、基本的にA of B(culture of Japan)より形容詞+名詞を使う。「家の中」は空間を表すinを使う


Q9 あのカフェの苺のケーキはすごくインスタ映えするよ。

【解答】 The strawberry cake at that cafe is so Instagrammable.
【注釈】名詞(strawberry)をそのまま名詞(cake)の前につけて形容詞として扱う用法(B’sの形にするのは人や場所等の名詞)。「あのカフェの苺のケーキ」をThe cake of strawberries of that cafeのように「〜の」を全てofにしようとしない。Instagrammableは「インスタ映えの」という形容詞(通例、Iは大文字)


Q10 彼は再生エネルギー研究の権威だ。

【解答】 He is an authority on renewable energy research.
【注釈】onは「〜に関する」(aboutより専門的な内容)。ofでも間違いではないがonが優勢。 authorityは「権威(その分野で優れていると認められる人)」 。renewable energyで「再生エネルギー」、名詞researchの前に付けて形容詞の役割


次に、a cup of waterなどのように「A of B」の形で「集合」を表す用法です。
Aに分量・数量等、Bに物や人がきて「Aの量のB」「Bの中でのA」などを意味します。
なお、Bには複数形(又は不可算)名詞がきます。


Q11 彼女はグラス一杯の牛乳を飲んだ。

【解答】 She drank a glass of milk.
【注釈】「A(分量) of B(液体)」で、グラス1杯(A)の量の牛乳(B)


Q12 彼らの多くが、すでに宿題を終えています。

【解答】 Most of them have already finished their homework.
【注釈】A(数) of B(人)。この時のmostは名詞。most(A) of them(B)で「彼ら(A)の多数(B)」


Q13 東京は人で溢れている。

【解答】 Tokyo is full of people.
【注釈】A(数) of B(人)。be full of~で「〜がたくさんある(いる)」


Q14 その神社は訪問すべき場所の一つです。

【解答】 The shrine is one of the places to visit.
【注釈】one of the~(複数名詞)で「〜のうちの一つ」。The shrine is the place to visit.だと「その神社は訪れるべき(唯一の)場所」という意味にもなってしまうので、断定を避ける意味でもone of ~sの表現を用いる


A of Bの形には、所有、集合、部分、内容など多くの用法がありますので、ofは全体的にAとBとのつながりを表すものであると捉えていきます。

そのつながり、帰属関係から、ofは構成や材質などを示します。
made ofとmade fromの違いも確認しておきましょう。


Q15 そのネックレスは金でできている。

【解答】 The necklace is made of gold.
【注釈】素材がそのまま見える形で作られたものは「構成・材料のof」を用いる


Q16 チーズは牛乳からできている。

【解答】 Cheese is made from milk.
【注釈】素材の質が変化し、原料の形が見えない場合は「起点のfrom」を用いる


Q17 この委員会は、14名のメンバーで構成されています。

【解答】 This committee consists of 14 members.
【注釈】consist of~で「〜から成る」。be composed of~「〜で構成される」を使って、”This committee is composed of 14 members.” としてもよい


ofは所属や属性などのつながりを表す用法が主ですが、元々の「分離」の意味から、不足や除去、強奪などを表す用法があります。

Q18 私は体力が尽きてきたので、休憩が必要だ。

【解答】 I am running out of energy, so I need a break.
【注釈】run out of~で「〜を使い果たす」。energyは「エネルギー、活力、気力」。名詞のbreakは「休憩」(可算名詞)


Q19 私はお金が不足しているので、あの新車を買う余裕がない。

【解答】 I am short of money, so I can't afford to buy that new car.
【注釈】be short of~で「〜が不足している」。can afford to~で「〜できる余裕がある」


Q20 この壊れたテーブルを取り除きましょう。

【解答】 Let's get rid of this broken table.
【注釈】get rid of~で「〜を捨てる、除去する」


Q21 市役所の駐車場は土日は無料です。

【解答】 The city hall parking lot is free of charge on Saturdays and Sundays.
【注釈】free of chargeで「無料で」。名詞のchargeは「料金」。the cit hallは「市役所」。ここでは形容詞的にparking lotを修飾。lotは「土地、敷地」


Q22 そのイベント開始前に、道路が除雪されました。

【解答】 The roads were cleared of the snow before the event began.
【注釈】clear A of Bで「AからBを取り除く」。この文ではAは受動態で主語になっている。※ removeを用いると文構成が変わり起点のfromを用いる → ”The snow was removed from the roads.”(雪は道路から除去されました)


Q23 強盗はその店から宝石を奪った。

【解答】 The robbers robbed the store of its jewelry.
【注釈】robberは「強盗、泥棒」。rob A of Bで「Aを襲ってBを奪う」


Q24 女王は彼から称号を剥奪した。

【解答】 The queen stripped him of his title.
【注釈】strip A of Bで「AからB(名誉・財産等)を奪い取る」。titleは題名等のほか「称号、肩書き、資格」の意味もある


除去、強奪を表わす「動詞+A of B」は、「AからBを〜する」という意味になるものが多いことに留意です。

ちなみに、”I know him.” は「私は彼を(直接)知っている」ですが、”I know of him.” は「彼を(面識はないが)聞いたことがある、知っている」の意味になります。
前置詞ofの分離とゆるい繋がりの意味が出ていますね。
※ ”I know about him.” のhimは、歴史上の人物などで面識はないが学んで知っているような人を指します(aboutの原義は「〜の周囲に」)

ofには、この分離から派生した原因・起源の用法があり、心理・意識面を表す形容詞によくつきます。
※of以外の前置詞等も後ろに来ることがあります。


Q25 私は高いところが怖い。

【解答】 I am afraid of heights.
【注釈】be afraid of~ で「〜を恐れている」。heightは「高度、高い所」


Q26 彼女は子どもたちを誇りに思っている。

【解答】 She is proud of her children.
【注釈】be proud of~ で「〜を誇りに思う」


Q27 彼は自分の決断に自信を持っている。

【解答】 He is sure of his decision.
【注釈】be sure of~ で「〜を確信する」


Q28 私は長い時間働くことにうんざりしている。

【解答】 I am tired of working long hours.
【注釈】be tired of~ で「〜にうんざりしている」。cf. be tired from ~で「〜で疲れた」


Q29 彼らは何もルールを意識していない。

【解答】 They are not aware of any rules.
【注釈】be aware of~ で「〜に気づいている」


そのほか「動詞+A of B」の形でよく使われるものがあります。日本語では後ろから訳しますが、英語では「動詞+A」に「of B」で情報等を説明するという流れを意識してください。


Q30 その香水の匂いは、彼女に母親を思い出させた。

【解答】 The smell of the perfume reminded her of her mother.
【注釈】remind A(人) of Bで「AにBを思い出させる」。The smell of the perfumeのofは「帰属のof」


Q31 彼女は彼が彼女の財布を盗んだと訴えた。

【解答】 She accused him of stealing her wallet.
【注釈】accuse A of Bで「BでAを訴える」


Q32 私は上司に自分の新しいプランのメリットを納得させることができなかった。

【解答】 I couldn't convince my boss of the benefits of my new plan.
【注釈】convince A of Bで「A(人)にBを納得させる」。 benefitは「利点、利益」。※cf. convince A to doで「Aにdoするよう説得する」


Q33 その会社は従業員に新しい方針を知らせた。

【解答】 The company informed its employees of the new policy.
【注釈】inform A of Bで「AにBを通知する」


ofは前置詞の中で最も多く使われ、多種多様な用法があるだけに、捉えにくいところがあります。
よく使われる用法を頭に入れるとともに、ofを使った多様な英文に触れるなどにより、理解を深めましょう。


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苦手だった英語を外資系企業勤務をきっかけに本気で学習し、TOEIC855まで取得するも英語が話せなかったことから、コミュニケーションのための学習を続けているアラフィフおやじです。今は英語学習アプリを開発しています。
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