2013年07月21日
夏休みといえば読書感想文
「作文」ができるようになると、生きやすくなります! 作文力を高めて生きる力を高めましょう!
夏休みの宿題といえば、「自由研究」と「読書感想文」です。私の印象です。え?いまは時代が違うんですか?
教育は「時代」によって、かなり大きく変化します。ゆとり教育の問題などが代表的ですし、最近では「道徳の授業」の問題もありました。
しかしですね。私は「教育を考える大人たちの存在」そのものが重要な役割を果たしていると思うんです。教育を真剣に考えている議員や国家公務員が多くて議論が深まっているのであれば、それは学校にも影響しますし、通っている子どもたちを通じて家族にも伝わります。でも、浅はかな教育論だとしたら、「真剣に子どもたちの教育と向き合っている親」のほうが影響力が大きくなると思います。
子どもたちは「享受」する立場なので、ある意味では「選びようがない」んですけどね。社会の問題ですが、家庭の問題にもなりますし、もっと突き詰めると「親子」の「人間と人間との向き合い方」の問題になります。
子どもを「人間」として見ていますか?
これは重要な要素じゃないかなと思うんですよね。
教育熱心な親御さんのなかにも、いないわけじゃないんですよ。ていうか、います。「子どもを人間として見ていない」ひとたちが。というより、できないんだと思います、「子どもを人間として見ることができない」そういう大人も一定多数でいるような気がします。
考え方の違いであれば、それはそれでかまわないのかもしれません。
ただし、いま、目の前にいる「子ども」が、将来の大人になるわけです。
もちろん「子ども」はも子どもだけでは生きていけない問題や、親と言うより保護者がしっかりしていないとっていう問題があるんですが、でも「人間」ですよね? 人間としては「年齢の差」くらいのものでしょう。親と子は立場の違いですし、子どもが成長して大人になって結婚して・・・ってなれば親になるわけです。
すべての親は、かつて子どもだったんです。
いろいろ考えたほうが、生きやすくなっていく気がする
シンプルに考えれば、いろいろ考えたほうがいいと思います。少なくとも視野が広がりますし、思考力が高まれば高まるほど、いろいろな人たちと会話を楽しめるようになりますから。
ポジティブな意味でとらえると、「読書感想文」って、自分の感じ方や捉え方を言葉で表現する絶好の機会なんだと思います。小学校に入学したからって子どもが全員スマホを持たされているわけではないでしょうから、学校での作文と夏休みの読書感想文が「自分はこう感じた・こう思った」と言える最初のチャンスです。しかも言語化したうえでの主張です。
ですからね、あまりにも「学校教育的な躾の論理での作文指導」って、残念でならないんですよね。
まずは「子ども」が率直に「言葉で語る」わけですから、作文、それ書いただけで最初から満点ですよ。誤字脱字なんて誤差のうちです。だいたいインターネット上のニュース記事だって誤字脱字がありますからね。そういう「修正できること」は、修正すればいいんです。修正の技術・方法は別に教えたらいいし、学べばいいだけのことです。
なので、くれぐれも、「作文が嫌い」なんて子どもに言わせないようにしましょう!
悪口やらネガティブなことを書いたとしてもですよ?、まずは「自分の感じたこと・思ったこと」を言語化することが第一です。経験を積むことで、「これは誰かを傷つけるのか」などと学んでいけばいいだけのことです。
いますぐ、子どもたちに「作文って楽しい」って伝えられたら、それこそ素敵なことだと思いますし、作文力を高めると社会人になってから万能ですよ。どんな職業でも、結局は「脳内言語化」と無縁じゃありませんからね。自問自答なんて「脳内作文」そのものなんですよ!
自問自答は「脳内作文」だ!
作文力を鍛えておくと、自問自答もスムーズに行ないやすくなります。
なにも「正統的な文学」に、こだわることなんかありません。
小説は、小説として楽しめばいいですし、
もっと気楽に「日記」を書いていいと思います。
どこへ行っても、どういう状況でも、苦々しく思う人は一定数たいていいますから、そういう人たちを相手にして挫けてしまうのではなく、もっともっと積極的に人生を楽しみませんか?
大人が人生を楽しむと、そんな姿を子どもたちも見ています。影響力、ありますよ。
ちなみに、親が子どもを「しつける」とき、「言語化」されてますよね?
『コラー』だって、『おかおさんのいうことちゃんと聞きなさい(略)』も、すべでが「言語化」の現象の範囲内です。
教育論を熱く語るのも良いんですが、私も含めて、むしろ大人こそ「作文力」と向き合ったほうがいいんじゃないのかなって感じています。
タグ:読書感想文
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image