2019年06月11日
想像力って大事
車を走らせていると、あっというまに遠い世界に着きますよね。
20代の頃は、よく九十九里浜にドライブに行きました。
土地勘のある先輩についていった感じです。
茨城県の東側も太平洋に面しているのですが、千葉県側は雰囲気が違いますよね。
砂浜まで、道路が近い。
茨城県は、道路と海との間に「見えない堺」が存在しているのです。いえ気のせいです。しかし砂浜を歩いているときは道路の気配がしなくなりますし、道路を走っていても『海どこ?』という感じになります。いきなり見えたときは、「わ。海だ。びびった」となったりします。知っていても、そんなふうになるのです。
九十九里浜は、道路から海まで、かなり距離があるのにもかかわらず、とても広大で見晴らしが良くて、続いている感じがします。
「続いている」という感じ。
そう。
車を降りれば、そのまま波打ち際まで、歩いて行けそうな感覚になるのです。実際に歩いて行ける場所も多いですし。
ドライブから戻ってファミレスや喫茶店に入り、「あれって、どのへんだった?」と話をするのも楽しかったです。ドライブ中は、誰かが好きな音楽を、いつも流している感じ。誰かが好きな音楽。誰の好みか、よくわからなかったりします。でも、「いい曲だな」と思うと、「それタイトル何?」と聞いたりして会話が始まります。
「これいいね。誰?」
という会話が、ときどき。いい音楽だけれども、歌手やアーティストの名前は知らない。で、誰?と。
知らない世界を知る、そんなきっかけにもなっていました。車の中。仲間とのドライブ。
人が少ない場所を求めて、ゆっくりとドライブしたこともあります。
運転技術を磨くため。いやまあ、技術は難しい運転を繰り返したほうが磨かれるのかもしれませんが、安全に運転できる環境を求めていただけかもしれません。田んぼの真ん中、川沿い、とにかく昼間なんて誰もいないねえっていう世界で、車を走らせていた感じです。
車を運転することそのものが楽しくて、けれどもまだマイカーと呼べる車を所有している人そのものが少なくて、たいていは家族の車だったり、親子兄妹で共有していたり、でも登録上はそれぞれの家族の中で「父」か「兄(長男)」の所有品だったので、意外と自由ではありませんでした。
自由ではなかったにせよ、限られて制限されている世界で、工夫しながら楽しく生きていたんだろうな、とふと思うことがあります。
「ちばらき」と呼ばれているエリアは、自転車で走るのも爽快です。
ブラタモリ「ちばらき」神武天皇の時代に創建!日本の要所!過酷な環境を広大な田園に換える
テレビでも取り上げられました。タモリさんが歩くと、学術的になるから不思議です。そこそこ、そこ、そのあたりよく歩いたよとか思いながら番組を見ていました。
SNSでは東国三社について語られている声も。みんなよく知ってるなあ。いやまあ、私も知っているのですけどね、でも、意外と知っているのに知らない感覚というか。何を言っているのでしょう。とにかく知っている、でも『歴史的なこと・ゆかり・専門的なこと などは』知らないのです。知っている気もします。本で読んだか、長老から話を聞いたか。いまどき長老は、ないですかね。自治会で年配の郷土史好きの人たちから、いろいろ話を聞いたことは数多いです。
自治会の年配の人たち。子どもの頃は、そう見えます。でも、自分が大人になって、年を重ねていくうちに、なんだかどんどん「近づいている」ような気がしてくるのですよ。7歳から見たら16歳って大人じゃないですか。ましてや20歳過ぎている人なんて。30歳とか、とてつもなく大人の世界。でも、自分より10歳くらい年上って、30歳になってみると40歳ですからね。かわんない。いつかすぐに届いてしまいそうな世界です。ていうか、平成・令和と、「大人」が若いですよね?
私が子どもの頃の「30歳の大人」って、現代では学生くらいに見えたりしますし、いやあ、なにか時空が変化したんじゃないかと思う時もあります。
二等辺三角形の神秘!東国三社それぞれの拝殿が向いている方角とは
東国三社に関しては、知識がないままに「行ったことがある」「そこ知っている」「よく遊んだ」なんていうし証言が多いです。あたりまえのように家族に連れられてお参りしたり、誇らしげに『いいところあるよ〜』と連れて行ってもらったり。土地のゆかりを知らないまま、なんとなく知っている状態。そして思い出すと、広々としている世界。歴史を知ると『大変だったんだなあ』と、しみじみします。
とくに鹿島神宮と鹿島城の関係性は、最近になってから知りました。「城山公園の桜」は、昔から知っています。なのに、「すごい城があったんだ」とは、意識したことがありません。これは関東地方の城について、いえることかもしれません。水戸城も古河城も牛久城も、往時の面影は感じられないかもしれません
想像力って大事。
大人になってから強化されていく想像力もあります。
利根川の大事業は、学校で習います。
でも、「利根川東遷事業」の壮絶さは、大人になってから実感しているところです。
利根川で栄えていた関宿の城下町
さてさて。NHK「ブラタモリ」では、「ちばらき」に続いて「銚子」が取り上げられていました。
これもね。
知らないことだらけで、びっくりしましたよ!
銚子島!?
東京からは、バスが便利です。
乗り換えなし、一直線。乗り込んだら、もう目的地。そんな感じです。
マイカーでドライブするのも素晴らしいことですが、気楽にバスで旅気分にひたるのも、良いものですよ。
東京⇔銚子
東京⇔神栖
このふたつは、とても利便性が高いので、「近隣よりも東京へのアクセスのほうが良い」という、なんとも微妙な環境になっていたりするんですよね。
はい! ご訪問いただきまして、ありがとうございました!!
またのお越しを(*'ω'*)お待ちしております!!
この記事へのコメント
コメントを書く