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2019年08月29日

シードの話(陰謀論風味仕立て)

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 娘達は今、シード校決定戦と言う新人戦前の大一番を戦っています。

 初戦のあった土曜日は、PK戦を制し何とか勝利して、シード校への望みを繋ぐ事が出来ました。

 さて、このシードと言う考え方、ママさん達の中には「???」な人もいるのかも知れませんね。

 今回は、検索ワードから『シードとは?』をお題にしてみたいと思います。



 シードとは、英語の『SEED』の事です。

 日本語にすると『種』と言う意味になります。

 なぜ種なのか・・・と言うと、ほら種蒔きの時の事を思い浮かべてください。

 一定の間隔を空けて、指で穴を開けて、種を1つずつ入れて行く・・・正にアレから来ています。(笑)



 組み合わせ毎に、シード権を得たチームなり個人を配置して行く感じが、種蒔きと似ている事からそう言われるようになったと言うのがシードの由来だと言われています。

 シードになれるのは、多くの場合直前の大会の上位数チームと大会毎に規定されている事が普通です。

 要するに、強いチームがシード権を獲得出来ると言う仕組みとなっています。

 強豪チームにとっては良い話なんですけど、弱小チームにとっては迷惑な話でもあるのですね。(笑)



 強豪同士が初戦から対戦しなくても良い様にシードと言う物は使われています。

 だから、上位チームが獲得出来る権利なんですね。

 本当に力のあるチーム同士が最初から潰し合いにならない為に・・・と言えば聞こえは良いのですがね〜。

 それって、弱小チームが運良く上に行く事を阻む仕組みでもある訳なんです。



 プロの世界ならね〜興行も考えないといけませんから・・・そう言う風にした方が、客も呼べると言う物です。

 ただ、どうなんでしょう・・・アマチュアのしかも少年サッカーで、その考え方って必要なんでしょうか?

 別に初戦から強豪同士の潰し合いとなっても、何も問題なんて無い様に思うのですが・・・。

 勝ったのは強いから、負けたのは弱いから・・・唯それだけですよね?



 が介在する事を拒むのは、強豪と呼ばれるチームだけ・・・なんですよね。

 その他大勢は、むしろ運を味方に付けたい位ですから・・・。(^^;

 「相手が何処だろうと、勝ちゃいいんだよ〜勝ちゃ〜」が口癖の私には、興味の薄い話ではあります。(笑)

 何処と当たろうが、勝てば良いだけ・・・負けてしまうのなら、未だその程度の力でしかないんだと次に向かって練習に励む・・・それが本来あるべき姿なんじゃないのでしょうかね?



 まぁ、ここにも大人の事情が見え隠れしていて、嫌な感じがします。

 子供の頃から、そんな制度を導入する必要性が全く感じられませんよね?

 何なら次回の対戦相手は試合後に毎回抽選でも良いと思っているくらいです。(笑)

 だって、色々なチームとやってみたいじゃないですか〜。



 あっ、これは底辺のチームの発想ですので・・・あしからず。(^^;

 強豪には強豪の言い分もあるんでしょうけどね〜。

 潔く、大会毎に振り出しに戻ると言うのも悪くは無いんじゃないでしょうかね?

 切磋琢磨すると言う意味でも、変な特権免除なんか与えない方が良い気もしますけどね〜。



 シードと言う物がどんな物かは、分って頂けたかと思います。

 余分な話を沢山挟んでしまいましたが、要するにシードとは強者による紳士協定を制度化した物だと考えて良いのだと思います。

 強者は、ちゃんとそう言う働きかけを裏でしているんですよ・・・これは、政治絡みの話でも同じなんです。

 強者が強者である為に、その仕組みを都合の良い様に変えてしまう・・・世の常・・・ですよね。(笑)



 以上、陰謀論風味仕立てでシードと言う制度を見て来ました。

 まぁ、殆ど言いがかりですよね・・・。(^^;

 ボランティアチームばかりではありませんから、色々と事情が絡み合っていると言う事は感じられたんじゃないのでしょうか?

 シードなんて、多くのチームは興味が無いんですよ・・・マジで。(笑)
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2019年08月28日

考えるなっ、感じろっ!

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 「考えるな、感じろ!」この言葉を知っているのは、私と同世代以上の方なのかなって思います。(笑)

 映画『燃えよドラゴン』でブルース・リーが弟子に向かって言った言葉です。

 現在でも、この言葉は色々なシーンで引用される事が多いのですが・・・どうも使われ方が怪しいのですね。(^^;

 この言葉の意味をちょっと考えて貰いたいかな・・・って思います。



 「考えろっ!」って言葉を少年サッカーの現場ではよく耳にします。

 つまり、その子のプレイがそのシーンにおける最適解ではなかった・・・と暗に言っている訳です。

 じゃ、どうしたらより良い選択が出来たかを、この失敗を無駄にしない様に考えてみなさいね・・・って促していると思って下さい。

 未だ、その子の中には最適解に結び付く経験が不足していると言う事なんです。



 ある程度経験を積むと、良くあるシーンなんかでは、上手く切り抜ける事が出来る様になって来ます。

 そんな時には、考えてなんていないんです。(^-^)b

 考えるよりも先に体が動く・・・無意識にと言っても良いのかも知れませんね。

 だから、判断も早くプレイも的確な場合が多いんです。



 上手く切り抜けられない子はと言うと、色々と考えてしまっている事が多いのです。

 例えばドリブルをしていても、どのフェイントを使うかとか、どっちに逃げるかとか・・・もっと言うと、足元のボールのコントロールに一生懸命で、相手がいる事すら忘れかけているなんて事もあるのですね。

 身体を動かしながら考えるって本当に難しい事なんです。

 知らぬ間にスピードも落ちてしまうし、目まぐるしく変化する状況に対応できなくなってしまうんです。



 「考えるな」って言葉には、考えなくても勝手に身体が動くレベルにまで修練をする必要性が込められています。

 それが出来て、初めて実践で力が発揮できるんですね。

 でもって、「感じろ!」なんです。

 刻一刻と変化して行く周囲の状況を感じ取れと言っている様に思います。



 この「感じろ!」の部分は、言ってみれば情報収集に当たります。

 得た情報を元に、的確なアクションを起こす事が望まれるのですね。

 でも、それは考えていたら遅れてしまうんです。

 だから、「考えるな」でもあるんですね。



 感じる為には、五感をフルに活用する必要があります。

 サッカーでは、味覚はね〜どうなんでしょう・・・スアレスみたいに噛み付くなら話は別ですけど・・・。(笑)

 その情報を元に、アクションを起こして行く・・・後の先的な部分もありますかね。

 ただ、情報を元に先手を仕掛ける事も勿論出来るのです。



 考えると言う事は、そこに迷いがあると言う事でもあるんですね。

 迷いのないプレイは観ていてもスピード感が違います。

 沢山経験を積む事、そしてしっかりとした技術を身に付ける事、これが出来て初めて考えなくても身体が勝手に動く様になるレベルに到達できる訳で、子供達が目指すのは先ずはそこなんだろうと思います。

 同時に、周囲の状況を的確に捉える訓練も必要ですよね。



 「顔を上げろ」とか「首をふれ」とか・・・そう言う言葉が求めているのは、情報収集を頻繁にしなさいと言う事でもあります。

 それが、いずれ「感じる」と言う事に繋がって来るんですね。

 耳からも、手からも、情報は伝わって来ます。

 これらが出来て初めて「考えるな、感じろ!」って言った、ブールース・リーが求めた境地に立つ事が出来るのかなって思います。

 何時かそんな高みに立てる様に・・・練習、頑張りましょうね!
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2019年08月27日

その視線は何を見ているの?

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 グラウンドには色々な視線が向けられています。

 熱い視線も在れば、冷たい視線も在って・・・もちろん、温かい視線なんかもあります。

 チーム毎に、その視線の割合は大分違っている事は想像がつきます。

 その辺もチーム事情を反映しているんですよね。



 基本的には我が子に向かって、その視線は注がれているのが普通です。

 少し熱心な親御さんなら、チームメイトにも興味が向けられている事もありますよね。

 その視線は、厳しい中にも温かさを感じさせる事が多いのです。

 観ている親御さん達も笑みを浮かべながら、話をしている事が多いでしょうか・・・。



 そして、可能な限り近くで観ようとするんでしょうね・・・。

 こう言う親御さん達は、子供達のいるグラウンドを取り囲む様にちょっとした人垣を作っていますか・・・。

 その人数が多ければ多いほど、チームは良い雰囲気なんだろうな・・・って想像がつきます。

 ネットにへばり付く様に親御さん達が観ている様なチームもありますよね。(^^)




 その一方で、その視線が指導者に注がれている事があります。

 まるで・・・監視でもしているかの様に・・・。

 少々ホラーじみていますが、そう言う親御さん達も少なからずいるんです。

 薄笑みを浮かべ・・・冷ややかな視線を送り続けながら、ヒソヒソと何やら話しをしている姿、見た事ありませんか?



 その視線は、指導者を追い続けています。

 こう言う親御さん達は、遠目に少数で陣取り他の親御さん達の群れから距離を置いている事が多いでしょうか・・・。

 試合会場でも良く見掛ける光景なんだと思います。

 指導者に対する不満誹謗中傷が話題の中心なんて事は想像できますよね。



 多くは、サッカー経験者の方なんです。

 指導者とのサッカー観の不一致・・・根底にはこれがある様です。

 ただ・・・自分が実際に指導の場に飛び込もうと言う気はサラサラ持っていません。

 責任を負わない立ち位置・・・安全地帯で無責任な事言っているだけなんです。



 「いや、要請があればね〜何時でもコーチなんかやってやるよ・・・俺がやった方が全然マシ!」なんて声も時々聞かれますがね。

 そう言う方が指導者になる事って非常に稀な事なんだと思います。

 そう言う人に子供達を見て欲しいって、親御さん達は思いませんからね・・・普通。(^^;

 そう言う場に居合わせる様な事があっても、ガス抜きしてるんだな位の気持ちで聞き流して、その場を速やかに離れる事がお勧めです。



 親御さんが何処で観ているか・・・って、チームとの距離感を良く表しているんじゃないのでしょうか?

 時折、余りに熱心過ぎて・・・グラウンド内に入り込んで来てしまう方もいらっしゃる様ですけど・・・。(笑)

 でも、そんな方でもチームとの関係は決して悪い訳では無いんだと思います。

 貴方は、何時も何処で子供達を観ていますか・・・そして、どんな視線を誰に向けているのでしょうか・・・?
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2019年08月26日

喜びを隠せない親

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 何かに選ばれる事って名誉な事です。

 子供はもちろん、親御さんにとってもね〜鼻高々な感じですよね〜。

 素直に喜んでも良いのだと思いますよ!

 ただ、鼻にかけ過ぎてしまうと・・・周囲から総スカンを喰らう事もあるかもです。(汗)



 選ばれた感があるものって言うと、どうでしょう・・・例えばトレセンの様なセレクションのある様なもの、飛び級などの上のレベルから招聘される事、レギュラーに選ばれる事、スタメンに選ばれる事・・・色々在るかと思います。

 そのどれを取っても、子供達にとっては名誉な事なんだろうと思います。

 親御さんにとっても、自分の事の様に嬉しい物なんじゃないのでしょうかね?

 その難易度価値を知っている方なら、尚の事なんだろうと思います。



 ただ、極稀にですね〜選ばれた事に天狗になってしまう親御さんがいる訳なんですね〜。

 個人的には、そう言う時期が合ってもね〜良いのだとは思うんですけど・・・それを許してくれない所が在ると言う事なんです。(^^;

 まぁ、半分は嫉妬やヒガミなんだろうと思うのですよ・・・。

 それでも、やはり控えるべき時と場所と言う物もあるのかなって思うのですよね。



 そんな気は丸で無いのでしょうけど・・・気付かぬ内に何処か上から目線で(その様に受け取られてしまうだけなんでしょうけど・・・)話しをしていたり、配慮に欠ける発言をしてしまっていたり・・・そう言う事が間々ある様なんですね。(^^;

 トレセン組なんかだと・・・「私、あの子(その親も)知ってる」アピールが最も嫌われるみたいなんです。

 特に他所のチームのスーパーな子の話なんか・・・実は、誰も興味が無い・・・なんて事は茶飯事なんですね。(^^;

 空気を読めないと言うか、自分の世界に浸っている感じが、「あ〜また始まった〜」って思わせてしまうみたいなんです。



 何なら、人にアドバイスしちゃったり、色々と世話を焼きたがるなんて所も避けられる原因になる事もある様です。

 最悪な場合なんか、人にダメ出ししちゃうなんて事もある様で・・・勘違い親なんて思われてしまう事もしばしば・・・でしょうか。

 ただ、当の本人は、全く悪気が在ってしている訳じゃないんですね。

 喜びを隠せない・・・と言う感じなんだろうと思うのです。



 特に初めて知る世界なら尚の事、戸惑いながらも舞い上がってしまうのも分ります。

 我が子を自慢もしたいし、その子の親である事もアピールしたい・・・そんな気持ちになる事は普通なんだろうと思います。

 立場が違えば、誰だってそんな風になってしまう可能性もある訳で・・・責められる様な事でもないのだとは思うのです。

 ただ、お互いに度が過ぎてしまってはいけませんよね。



 そう言う人を毛嫌いする人もいますけど・・・そんな事でチーム内がギクシャクしてしまってはね〜勿体無い話なんだろうと思うのです。

 大人なんですから・・・お互いの立場を理解して、度を越さない様にしないといけない気もします。

 自慢したい人にはさせてあげて、聞き流してですね・・・一々腹を立てない様にしないと・・・。

 次は、オタクの番かも知れませんから・・・ねっ!(笑)

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2019年08月23日

猛暑、酷暑、獄暑・・・でもサッカー!?

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 うちの団では、夏場の練習の大部分を木陰の下で行っています。

 十分なスペースが在るとは言い難いのですが・・・20人程度なら、何とかを取りながら練習が出来るかな・・・って言う感じです。

 練習内容も、激しい動きの少ない物に限って行われていますかね。

 最後は、グラウンドに出てゲームと言うのが定番です。



 さて、東京都が8月に公式戦を行わないと言うニュースが今年は取り上げられていましたね。

 うちの地域は、もう何年か前から8月は公式戦(この時期は全日本の予選を兼ねたリーグ戦)を行っていません。

 が・・・例に漏れず、招待試合やミニカップ戦等、チーム毎に開催される大会は行われていると言うのが現状です。

 そもそも、こう言うイベント事をやりたいが為に・・・公式戦を休みにしている感もありますか・・・。(^^;



 この時期、一番気を使うのは・・・何と言っても熱中症対策ですよね。

 まぁ、どの大会でも気分が悪くなる子が出ていますよね。(^^;

 夏場の大会は止めませんかね・・・少なくとも昼間は。

 引率する方が正直たまりませんよ・・・。



 試合の合間に子供達は、そりゃフラフラしたくなるものです。

 いくら「日陰に入って大人しくしてなさいね!」って言った所で、先ず言う事なんか聞けません。(笑)

 少し目を離せば、日向でしゃがみこんで砂いじり・・・なんて事も珍しくありません。

 しかも、帽子も被らないで・・・。



 この時期は、帽子持参が至上命令となっていますが・・・それでも、持って来ない奴がいるものなんです。(^^;

 更に、持って来ているのに被らない・・・その上、日向に出ている訳で・・・わざとかって勘ぐりたくなる位です。(笑)

 引率を任されている以上、無事に子供達を家に帰す使命がありますので、この部分だけは厳しく、時には声を荒げてでも、子供達を日陰に・・・少しでも涼の取れる所へ誘導する事に努めています。

 それ程危険な暑さですものね〜ここの所。(T^T)



 やはり、止めると言う選択は出来ないんでしょうね〜主催者側としては。

 そもそも、サッカー関係者の方は、少し浮世離れしている方が多目なんです。(汗)

 どんな過酷な状況下でも、「いや、皆サッカーやりたいだろうから・・・」って考えるんですよね。

 それが例え、真冬の雨の中だろうと、その上インフルエンザが猛威を振るっていようとも・・・御構い無しな事って多いんです。(^^;


 だから、夏の暑さ程度では、大会を中止にするなんて選択肢は端からありません。

 じゃ、参加しなければ・・・って言う意見もありますが、そこは複雑なチーム同士の親交がありまして・・・バラ色の鎖に繋がれた者同士だったりするのですよね〜。(^^;

 もはや類共と言うレベルを超越してしまっていますか・・・。

 断れば、次呼んでもらえない・・・更に、他の事でもギクシャクしてしまう様な地域の掟の様な物がある訳なんです。



 大人の事情なんですよ・・・本当に。

 ただ、熱中症なんかは、適切な対策さえ出来ていれば、それ程恐れる事も無い物でもあります。

 確かにそうなんですが・・・炎天下の中、みっちりアップしている様なチームを見ると、「大丈夫なの?」って心配になってしまいますよね〜。(^^;

 中学生なんかは、フラフラと・・・意識朦朧となって半ば白目をむいて走っている子なんかも試合会場で見た覚えが在りますよ・・・。



 サッカーが好きなのは分りますけど・・・もう少し、子供の体・・・と言うかの事を考えて貰えるとね〜助かるんですけど。(^^;

 こう言う話を大袈裟な・・・って感じるか否か・・・意見も分かれる所なんでしょうけどね。

 ただ、子を託す親の気持ちとしてはですね・・・複雑なんだろうと思いますよ。

 何かが起きてからでは遅いんですけどね・・・。(^^;
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2019年08月22日

『鳥かご』と1:1:√2の話

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 サッカーで最もポピュラーな練習の1つに『鳥かご』と言う物があります。

 3人が三角形を作り、その中に鬼(守備)として1人入って、ボールを追いかけます。

 鬼にボールを奪われたら、最初からやり直しです。

 簡単な練習と言えば、そうなのですが・・・やってみるとこれが思いの外難しい訳です。(^^;



 私達が学生の頃には、3人は動かない事を良しとして教えられました。

 その場から動かない様に、ダイレクトパスを繋いで行く・・・と言う感じでした。

 今でも、大人はそんな風にやりますかね。

 ただ、我々が見ているのは、ジュニア(小学生)ですから、やり方も少し違います。



 小学生の行う鳥かごは、幾つか意識するべき事があります。

 その1つが、パスコースを作る事です。

 ただ、そうは言っても際限なく動き回って良いと言う訳ではありません。

 サイドステップを駆使して、少しだけずれる・・・と言う点がミソなんです。



 パスしたら動くこれを繰り返す事で、ハッキリとパスコースを作り上げてボールを失わない様にしないといけないのです。

 出来ればワンタッチ(ダイレクト)で、無理なら2タッチでパスを回して行く事が求められるのですが・・・。

 プレッシャーを掛けて来る鬼にボールを奪われない様にしないといけませんからね。

 鬼の場所を確認して、より安全な所を選択して行かないと・・・。



 じゃ、パスコースって、どこら辺に作ってあげれば安心安全のパスコースが出来上がるのでしょうか?

 最低限、ここまでは開きたいって所があります。

 それは、ボールホルダー頂点直角二等辺三角形を作る所まで・・・です。

 1:1:√2結界の中に鬼を封じ込めてしまうイメージです。(笑)

 

 やってみると分りますが、最低限ここまで開けばパスコースは比較的安定したものが2箇所出来上がります。

 これが頂点が鋭角な二等辺三角形ではどちらのパスコースも実質的に消されてしまっている様なものなんです。

 で、この直角二等辺三角形は、見方を変えると・・・実は縦と横のパスコースでもあるんですね。 
 
 試合の中では、最低限縦と横のパスコースを作る事が出来れば・・・局面を切り抜けられる事って多いんです。



 鳥かごの練習は、色々な事を学ぶ事ができる良い練習なんだろうと思います。

 ただやるのではなく、色々な事を意識してやりたい練習ではありますね。

 パスしたら動く・・・ボールの位置に合わせて適切なポジショニングを行うと言う事は、試合中でも必要な事ですから、習慣化したい所ではあります。

 子供達に浸透させるには、少々時間が掛かりますけど・・・じっくりと、長い時間を掛けて丁寧に指導できると良いのかなって思います。
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2019年08月21日

サッカーの神様は厳しいお方ですから!

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 試合を前に「こりゃ楽勝だな・・・」子供の1人がそう言いました。

 どうやら、星取表を見てそんな風に思ってしまったみたいです。

 「ほ〜、何でそう思うんだ?」って訊くと・・・「だって、俺たちが勝った相手に負けるって、在り得ないでしょう?」なんてヘラヘラと答えてましたっけ・・・。(^^;

 「まぁ、せいぜい恥をかかないように頑張りな〜」って言って、その場は収めましたけど・・・。



 で、試合はと言うと・・・見事に負け。(笑)

 しかも、完封負けです。

 その上、その子が華麗な失点を演出してしまうと言う出来過ぎたオチまで付けてくれました。

 肩を落として帰って来たその子に「何だ楽勝なんじゃなかったのか?」って嫌味を言ってやると、忌々しそうな表情を浮かべてましたっけ。(^^;



 試合後に・・・「大切な試合の前に、対戦相手に対して『勝ったな』なんて言う人が1人でもそのチーム内にいたら必ず負けるから・・・そう言う事は絶対言わない様に!」と皆に釘を刺しておきました。

 「これはね。お前達の親がそう言う事を口に出しても同じ様に負けてしまうんだ。サッカーの神様は本当に厳しいお方ですからね〜」って事も付け加えておきました。(笑)

 「だから、今回は試合前に既に負けが決まっていたんだ、試合に臨む気持ちの部分で最初から負けていたんだよ」って、さっき楽勝宣言していた子の方を見て言っておきました。

 「せっかく、ここまで勝ち進んで来たのに残念だったね〜次からはこう言う事が無いと良いね〜」って結びましたけど・・・分ってくれたでしょうか?(^^;



 もう決勝に進む夢は断たれてしまった子供達ですが、続く順位決定戦では相手チームの事を揶揄するような声はベンチからも殆ど聞かれませんでした。

 時々、漏れて来る油断や慢心の声に、「そう言う事言うなよっ!」なんて、さっき痛い目にあった子が言っていたのが印象的です。(^^;

 まぁ、その甲斐もあってか・・・何とか勝てて良かった良かった。

 今度はサッカーの神様も味方をしてくれたみたいです。



 こう言う事は、息子が少年団にいた当時から半ば都市伝説として語り継がれて来たアルアル話なんですね。

 自分達に自信を持つ事は良い事です。

 でも、それが過信慢心に変わってしまった時、本来の力を出し切れずに敗れてしまうなんて事は枚挙に暇がありません。

 その辺は、旧ブログでも再三触れた点なんですけどね〜。(^^;



 油断しきってしまった心と身体は、いつも通りには動いてくれないものです。

 何かがおかしいと気が付いて、慌てて本気を出そうと思っても、今度は空回りしてしまうなんて事は珍しくないんですよね。

 1度狂ったリズムって中々取り戻せないんです。

 まぁ、子供達には「サッカーの神様が・・・」って位の理解でも、今は良いのかな・・・って思いますけど。(笑)
 
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2019年08月20日

2−6−2の法則

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 サッカーは、チームスポーツです。

 ですから、当然組織と言う物が生まれます。

 フィールド上の子供達は、もちろんなんですが・・・それを見守る親御さん達も集団を構成して行く事になって行きます。

 保護者会なんかは、その好例でしょうか・・・そんな集団の中で、疲れ果てない様に・・・ちょっと、覚えておいて欲しいのが・・・2対6対2の法則です。



 別名『働きアリの法則』なんて呼ばれるこの法則は、簡単に言うと・・・。

 アリが100匹いると、その内20匹が働き者で残りの80匹はそれに比べると怠け者に分類されます。

 その怠け者達80匹の内、60匹は・・・サボりながらも働くのに対して、残りの20匹は・・・全く働きもしないと言うものです。

 仮に何もしない20匹を取り除いても、新たに全く働かないアリが生じて割合は一定に保たれると言う面白い性格もある様です。



 あなたが属する集団には、この法則がピタリと当てはまる・・・気がしませんか?(笑)

 会社でも、保護者会でも、趣味のサークルでも・・・大方、この法則は当てはまるんじゃないかな・・・って思います。

 この働き者、と怠け者と言う見方は、相対的なものだと言えますから・・・そう言う目で見れば、そう見えるものでもあります。

 ただ、仕事量等・・・数字として結果が出て来る様な物は、残酷なんですが序列を通して理解される面もあるのかなって思います。



 さて、フィールド上の子供達を眺めてみても、この法則は当てはまるのではないのでしょうか?

 運動量が豊富でチームのダイナモなんて言える存在は、1人か多くても2人程です。

 逆に運動量が少なく動きが悪い子も1人はいます。

 その他は、それなりに動いてはいますが・・・歩いている時間もそれなりにある感じじゃありませんか?



 その状態こそ、チームのバランスが取れている状態だと言う事です。

 あいつ、運動量が低いから・・・って交代させても、また誰かの運動量が落ちて来る・・・と言う事でもあります。

 これも相対的な話なんだとは思いますが、見ていると確かにそんな感じになって来るんですよね。(^^;

 集団の中の個は、それぞれに役割を持ってそこに存在していると言う訳です。



 この法則は、実は人間関係にも適用されると言われています。

 2割の人は、貴方に好意的ですが、6割の人は無関心、残りの2割がアンチと言った具合になると言われています。

 つまり・・・万人に好かれるなんて事は出来ないと言う事です。

 ならば、その好意的ではない2割をどうにかしようと思うだけ無駄なんですね。



 その人達を排除しても、又新たなアンチが現れると言う事ですから・・・。

 そう言う人達がいると言う事を理解して、そんな人達とは距離を置くと言うのが最もストレスの少ない付き合い方なんだと言う事です。

 無視するのではなく、スルーですよ・・・スルー。(笑)

 挨拶したり、一言二言交わす程度にしておいて、お互いにほど良い距離を保ちましょうと言う事ですね。



 いかがでしょうか?

 この法則に従えば、殆どの人は貴方に無関心なんですから・・・今より気楽にその集団にいられるのではないのでしょうか?

 子供達の試合を観ている時でも、「なんでうちの子あんあにダラダラしているのかしら・・・」なんて思うのではなく、「今はそう言う役割なんだな」って思えませんかね?(笑)

 人は、集団の中でそれぞれの役割を演じていると言う事は、覚えておいて損は無いのではないかな・・・って思います。
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2019年08月19日

僕を呼ぶ声

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 「○○コーチ!」と呼ばれる事もあれば、「○○さ〜ん!」と呼ばれる事もあって、子供達が私を呼ぶ声も色々なんです。

 中には、名前を付けず「コーチ!」って呼ぶ子もいますし、何なら「ね〜ぇ!」って甘えた感じで近寄って来る子もいる訳なんです。(^^;

 何て呼ばれても良いのですが・・・『コーチ』って言葉が付くのは、今でも少々くすぐったくて・・・苦手でしょうか。(汗)

 あまりコーチらしい事はしてないと言う事もありますけどね〜。(笑)



 練習の時でも、試合会場でも、子供達とはバカを言っては笑っている事が多いでしょうか。

 そう言う時間は、子供達も笑顔が絶えなくて・・・本当に可愛らしいのです。

 中には、ちょっかいを出して来る子もいたりして・・・今いる指導員の中では、一番ガキっぽい事は間違いありません。(笑)

 もういい年なのに・・・。



 ただ、叱るとなったら、徹底的に叱るのも私・・・。

 子供達にとっては、今いる指導員の中では、一番厄介な存在なのも確かです。(^^;

 時々、ちょっと言い過ぎたかな・・・って反省する事もありますけどね・・・。

 それでも、少し経てばニコニコ近付いて来てくれるので、その辺は子供達に救われる所でもあります。



 朝一番・・・練習や試合を誰が見てくれるのか・・・子供達の関心は先ずそこみたいなんですね。(^^;

 私以外に指導員の姿が見えない時は、子供達の視線は入って来る車に釘付けです。

 「今日は、○○コーチ休み?」なんて、開口一番訊かれる事が多いでしょうか。

 「今日は、俺が見るよ!」って言うと、大体「やった〜!」って歓声があがります。



 こいつら・・・ドMなのか・・・って時々思う事が在りますよ。(^^;

 少しでもダラダラやれば、直ぐに走らされるし、練習も外されてしまう・・・。

 練習も他のコーチに比べるとハードな方だし、試合でも何処をやらされるか・・・何時代えられるか分かったものじゃ無いし・・・。

 唯一のメリットは、トイレも体調不良での見学希望も2つ返事でOKを出してあげる事くらいでしょうか・・・。(^^;



 それでも、私を何時も呼んでくれる声がする・・・。

 気軽に近付いて来ては、色々と話を聞かせてくれる・・・。

 帰り際に「ありがとうございました」って、そこだけは敬語で挨拶をしてくれる・・・。(笑)

 今日も私を呼ぶ声がする・・・ありがたい事なんだろうと、つくづく思う今日この頃です。
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2019年08月16日

淘汰されて行くチームとならない為に・・・

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 時々、入団を希望する親子が練習を見学に来る事って、何処のチームでもあるんじゃないのでしょうか?

 中には、幾つものチームを見て回っている熱心なと言うか、慎重な・・・親子もいますね。

 「子供がやりたいって言うものですから・・・」って言うのが、決まり文句なんですが・・・結果として、入団しないってケースは本当に多い訳なんです。

 子供のやりたい気持ちを上回る、親のやらせたくない気持ち・・・理由は色々なんでしょうけどね・・・一歩踏み出す勇気も必要なのかも知れません。



 見学しに来た子には、皆と一緒に練習を体験して貰う時間なんかも設けられるんじゃないのでしょうか?

 体験した子の多くは、「サッカーやりたい〜入りたい〜」って気持ちになるものです。

 やはり、多くの友達と一緒にサッカーをして遊べるって楽しいですものね。
 
 少年団なら、同じ学区の子達ばかりですから・・・尚の事なんです。



 チーム側としては、「好感触〜!」って感じで入団に期待しちゃうのですが・・・何時まで経っても、何の連絡も無い・・・なんて事は何処のチームでも茶飯事なんじゃないのでしょうか?(^^;

 結局、親御さんが尻込みしてしまう様なんですね。

 見学した折に色々な話を聞いて・・・「無理・・・」って結論に達するみたいなんです。

 その多くは、親の負担が(想像していたより)多いと言う物です。



 中には、「毎週日曜日に学校まで送り迎えなんて無理・・・」なんて人もいるくらいです。(^^;

 逆にどうやって入学したばかりの子供達が、学校まで来ると思っていたのか・・・月に何回練習日があると思っていたのか・・・不思議なんですけど・・・。(笑)

 まぁ、色々な理由があって入団を見送る訳なんですが・・・そこに、子供の気持ちって繁栄されていない事って多いんです。

 ちょっと、残念な気もしますけど・・・各家庭、色々な事情がありますから・・・仕方の無い事でもあります。



 それ以上に、練習を見ていて魅力を感じる事が出来なかったと言う点に関しては、チーム側としても反省すべき点なんだろうと思います。

 例えば、指導員の子供に対する接し方に問題が無かったか・・・こう言う事も考えてみる必要ってあるのだと思うのですね。

 言葉遣いであったり、指導中の態度であったり・・・もっとディープな所・・・練習内容やその強度子供達のレベルなんかを見られていたかも知れませんよね。

 高学年なんかだと、過去の戦績地域でのチームのレベルなんて所も気にする人もいます。



 チームを選ぶ基準もそれぞれなんです。

 その全てを満たすなんて事は先ず無理なんですが・・・少しでも魅力を感じられるチーム作りは、して行かないといけないのかなって思う部分です。

 「嫌なら入ってくれなくてもいいよ!」なんて強気な姿勢で運営していたのでは、この先入団者は減って行く一方なんだと思います。

 忘れてはいけないのは・・・多くは口コミで情報を得て見学に来ていると言う点です。



 つまり、今在籍している子供達やその親御さん達が発信源になっている事が多いんです。

 なので、今いる子供達、親御さん達から良い評価が得られないと、良い評判が広がって行かないと言う事でもある訳なんですね。

 さて、チームとして皆が同じ方向を見る事が出来ているのでしょうか・・・?

 まぁ、現実問題としては、それは難しいのですが・・・それに近付ける努力は日々必要なんだろうと思います。



 入団者減少の問題は何処にチームにも今襲い掛かっている訳で、決して対岸の火事だなんて思ってはいけないのだと思います。

 町クラブレベルでも、深刻化しているみたいですし・・・。

 実際、多くの少年団や町クラブが解散となってしまっていますし、一学年抜け落ちてしまっているチームも相当在ります。

 淘汰されて行くチームとならない様にもう一度、褌(ふんどし)を締めなおす必要があるのかも知れませんね!
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