【獅子の記憶】松井稼頭央からわかる金子や秋山の共通点【ライオンズ40周年】: 西武ライオンズ応援ブログ

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2018年07月19日

【獅子の記憶】松井稼頭央からわかる金子や秋山の共通点【ライオンズ40周年】

ライオンズ40周年企画、獅子の記憶シリーズ。

【獅子の記憶】辻発彦の守備センスと死に方は監督で活かされるか【ライオンズ40周年】

上記冊子から現在のライオンズを紐解いていく企画です。

今回は松井稼頭央のインタビューです。

このインタビューでは今年再びライオンズに復帰した松井が入団当初からのことを

赤裸々に語っています。オールドファンにとっては熱い内容となっていますね。

最後の楽天時代からライオンズは嫌なチームに見えたというのはすごい誉め言葉ですね。

そう思うと、現在の工藤監督やかつての秋山監督がソフトバンク率いて対戦してる時や、

伊東監督のロッテなどもそうですが、ライオンズ相手には特に気合入ってるのもわからなくないですね。

そして、このインタビューで今のライオンズの二人の選手に共感できる部分が二つありました。

まずは松井のスイッチヒッターでの練習に関してです。

松井は元々、右打ちで、左ばかり練習していると、右がだめになってしまう。

左を練習した分、右を同じくらい練習しないと維持できないと語っている。

これは現在の金子侑司の姿が強く映るだろう。

金子の昨年は右打席での数字が極端に低かったのです。

昨年の金子侑司に関する記事でも書いてる通り、左投手を苦手にしていて、右打席の数字が悪かった。

しかし、今年はどうだろう。

右打席の打率が.295に対して、なんと左打席.171とへこんでいるのだ。

全く逆になっているのがわかる。

つまり、昨年右が悪かったので、キャンプでも右中心に練習を行って改善したことがわかる。

こうなると、左が打てなくなるというのが松井の考え方であり、全くその通りの結果となっている。

結局、トータルでは打率が２割を切ってしまうという不名誉な結果となっている。

昨年の記事でも書いたとおり、

左打者へ転向した方が良いのではないかというのはあながち間違いではないように感じる。

なぜなら、打席数が圧倒的に左打席の方が多いからだ。

今年も右打席より左打席のほうが３倍以上多いのだ。

そりゃそうですよね、投手は右投手の方が圧倒的に多いので。

現在、右投手相手に斉藤彰吾がスタメン抜擢されてるのもそういうことだ。

これを改善するには相当な練習量が必要となる。

足の速い金子の場合は絶対的に左打席の方がメリットが多い。

右の場合はパンチ力のある外崎や木村のほうが使い勝手が良いだろう。

今後の金子には注目したい。そして鍵を握るのは松井かもしれませんね。

そして、もう一つは松井の打順に関しての考え方だ。

「自分は１番打者」「切り込み隊長」と自負する松井。

「３番だと心構えが違う」と話している。

これにダブるのが秋山翔吾だろう。

松井が一番打者に拘るのと同じで、秋山も１番が好きだろう。

カブレラの故障などで2001年には３番や４番でも打席に立った松井。

この年の数字はどうも中途半端に終わってる。

１番打者に戻っての2002年にトリプルスリーを達成している。

秋山が３番打者になって本来の持ち味を発揮できなかったのと類似しているように感じるのだ。

秋山は今が全盛期。盗塁技術が低いだけに松井とはちょっと違うが、

高い出塁率に首位打者争いをしている秋山は間違いなく１番打者向きでしょう。

このインタビューを読むだけでも、松井という存在がライオンズに大きな影響を与えるのは間違いない。

テクニカルコーチとして現在のライオンズを支え、今年優勝をしてもらいたいですね。

そんな松井のインタビューは下記から。