2021年04月25日
聖天(歓喜天)様 信仰 5ー8 勤行の手順 発菩提心真言 (三遍)
おん ぼうじしった ぼだ はだやみ
「私は菩提(ぼだい)心をおこします」
という意味です。菩提とは何でしょう?
檀家制度で、日本人は江戸時代に一人一人の民を、管理する?ために檀家制度が出来、そのお寺を菩提寺と呼びました。またよく菩提を弔うとか言いますね? 死者の冥福を祈って読経や供養を行なうことですが、ここでも菩提と言う言葉が出てきます。上の写真は菩提樹の木です。
勤行では、別に先祖を弔ったり、菩提寺を称えたりするためではなく、
菩提 (目覚める) 梵語 ボディサットバ からきており、目覚めるがブド、目覚めたがブッダと呼ぶそうです。「私は悟りをおこす心をおこします。」となります。勿論、江戸時代の呼び方もここから派生して変容してきたわけです。
ここまで見ていくと、聖天様の真言を唱えるために、
塗香、解穢真言で穢れを清め、懴悔文で身口意を清め、発菩提心真言で菩提心を誓願するわけです。
こういうことが密教には大事なプロセス、作法なんですね。
合掌
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