2021年04月19日
終活とは 声聞の煩悩辞典
生老病死 仏教における四苦八苦、
生まれたことがすでに苦の始まり。
そして後の苦は、人によっては早く、人によってはかなり時間がかかってから来る老病死。
その間に人はいい思いをする人もいれば、全く何もいいことのない人、それすら感じる暇もない人生もある。
長く、長くこの期間を楽しんだ者には、その楽しんだ時の思い出が逆襲をし、死を間近にした晩年を一層苦しいものにする。
愛とは何か? 宗教によってその意味は分かれ、人によってその解釈は様々だ。
しかし、死は疑う事のない、議論の余地のない現象。
死の前では、誰もが平等。共産主義者も、神様を名乗る王様も平等。
それを終末とよび、そのために準備をするのが終活?
何歳でも終活する可能性はありうる。
念仏は人に唱えてもらうのではなく、自分で唱えるものと分かっただけでも感謝。
自分でお墓を探し、自分で葬式の手配をするのもまた、そのことの出来る時間に感謝。
四苦八苦に臆することなく、冷静に人間をみつめ、無量の奥深さを称えた仏教という海に感謝。
合掌
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