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2016年01月12日

『八朔の雪 みをつくし料理帖』高田郁

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神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。

店を任され、料理場で腕を振るう澪は、故郷の大阪で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。

大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。

しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・。

料理だけが自分の幸せへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!

[BOOKデータベースより]



気になってたシリーズもの。

とりあえず試しに読んでみましたが、面白かったです。


とろとろ茶碗蒸しや、酒糟汁など出てくる料理がとってもおいしそう(⌒¬⌒*)

最後にレシピがあるのもいいですね。


どんな困難も、乗り越えていこうとする澪の姿は素敵でした。

心があたたかくなりました(-^□^-)


続編も読みたいと思います。

あぁ、読みたいシリーズがどんどん増えてく。



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posted by Karin at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月11日

『KAGEROU』齊藤智裕

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第5回ポプラ社小説大賞受賞作。

『KAGEROU』―儚く不確かなもの。

廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。

「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。

そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。

命の十字路で二人は、ある契約を交わす。

肉体と魂を分かつものとは何か?

人を人たらしめているものは何か?

深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。

そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。

水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。

[BOOKデータベースより]



あんまり芸能人が書いたということで売れた本は好きではないのですが、
やっぱり気になり図書館にあったので借りちゃいました。


読みやすいし、酷評の割には普通に楽しめましたが、
物足りない&テーマは重いけど内容が薄っぺらい印象。

子ども向けかな。


p232のシールにはさすがに気付きましたが、
p29とp30のことは気付きませんでした。

図書館に返しちゃったので、またどっかで見てみます。

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posted by Karin at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月10日

『塗仏の宴 宴の支度』京極夏彦

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昭和二十八年春。

小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。

伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消えうせたのだからという。

調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。

―「世の中には不思議でないものなどないのです。」

男が現出させたこの世ならざる怪異。

関口は異空間へと誘われるのか?

六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。

[BOOKデータベースより]



関口が大変なことに。

以前の話に出てきた人物が再登場します。


バラバラだと思った話が徐々にリンクしていくのが面白かったです。

これは前半戦なので、後半戦は『宴の始末』にて。。。


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posted by Karin at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月09日

『塗仏の宴 宴の始末』京極夏彦

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昭和二十八年、裸女を殺害して、木に吊すという事件が蓮台寺温泉で発生。

その犯人として逮捕されたのは、当時世間を騒がせた猟奇犯罪にことごとく関係者として連なっている作家、関口巽だった。

関口は言う。

「多分僕がやった。僕が木に吊るして逃げるところを自分で見ていたのだから」―

とまどう捜査陣。

自体を混乱させるがごとく、街に溢れる奇怪なる宗教集団。

「宴」の始末はいよいよ本書にて明らかになる。

[BOOKデータベースより]



あ〜長かった。

けど、最後まで読ませられちゃいました。

催眠術系が出てくるミステリーはあんま好きじゃないけど、これは大丈夫。


京極堂と榎木津のやり取りがよかったです。


登場人物が次々と出てくるので、今までの話を思い出しながら読みました。

再読して頭の中を整理したいけど、気力が残ってないのでしばらく先かな。。。


ところで結局関口はどうなったの。



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2016年01月07日

『点と線』松本清張

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福岡市の香椎海岸で発見された男女の死体。

汚職事件渦中の某省課長補佐と愛人の心中と誰もが思ったが・・・。

清張推理の原点が、思い出の昭和30年代が、風間完画伯の美しい挿絵でよみがえる。

[BOOKデータベースより]

著者も作品も有名ですが、今回が初読み。

時代を感じさせる作品でした。

時刻表が出てくるものは苦手ですが、面白かったです。

4分間のトリックはすごかった。

ただ、メインのトリックは当時だったら斬新なものだったでしょうが、
今ではすぐに思いつくものでした。



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2016年01月06日

『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』神永学

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見えないものが見えるほど、恐ろしいことはない・・・。

死者の魂を見ることのできる男・斉藤八雲。

彼の紅い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。

新感覚のハイスピードミステリー。

2003年刊「赤い隻眼」の改題改訂。

[BOOKデータベースより]



気になってた作家さん。

ホラー&ミステリーで、短編になってます。

とっても読みやすかったです。


八雲はツンデレ。

八雲と春香の今後が気になります( ´艸`)


霊より人間が怖いです。


私は赤い目の子が生まれても拒絶しないでおこう。


軽い気持ちで読めるので、このシリーズもどんどん読み進めて行きたいです。

読みたい本、多すぎ。


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2016年01月05日

『闇の喇叭』有栖川有栖

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平世21年の日本。

第二次世界大戦後、ソ連の支配下におかれた北海道は日本から独立。

北のスパイが日本で暗躍しているのは周知の事実だ。

敵は外だけとはかぎらない。

地方の独立を叫ぶ組織や、徴兵忌避をする者もいる。

政府は国内外に監視の目を光らせ、警察は犯罪検挙率100%を目標に掲げる。

探偵行為は禁じられ、探偵狩りも激しさを増した。

すべてを禁じられ、存在意義を否定された探偵に、何ができるのか。

何をすべきなのか。

[BOOKデータベースより]



後味悪く、重たい内容でした。

けど、架空の日本の設定が面白かったです。


ミステリー&青春小説かな。

トリックが私にとってはいまいち・・・。


謎がまだ残されているので、続編出てほしいです。

ソラの探偵としての今後も気になる(>_<)


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2016年01月04日

『八つ墓村』横溝正史

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戦国の頃、三千両の黄金を携えた若武者が、七人の近習を従えてこの村に落ちのびた。

だが、浴に目の眩んだ村人達は八人を襲撃、若武者は「七生までこの村を祟ってみせる」と叫び続けながら、七人とともに惨殺された。

その後不祥の怪異があい次ぎ、半年後、落人殺害の首謀者、田治見庄左衛門が家族・村人を切り殺し、自らの首をはねて死ぬという事件が起こった。

この事件の死者が八人出たことで、村人は恐怖のどん底にたたき込まれた。

村人は落ち武者の怨念を恐れ、犬猫同然に埋めておいた八人の死骸をとりだすと八つの墓をたて、明神として崇めることにした。

以来、この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという―。

大正x年、田治見庄左衛門の子孫、田治見要蔵が突然発狂、三十二人の村人を残虐し、行方不明となる。

それから二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った・・・。

[BOOKデータベースより]



こんな有名な作品も読んでなかった私。

やはり、すぐれた作品は何年たってもいいものですね。


映画でもドラマでも観たことなかったので、ドキドキしながら楽しんで読みました。

鍾乳洞でのシーンが印象的。

おもしろかったです。


金田一があんまり出てこなかったので残念。

女性たちがよかったです。


これから金田一シリーズをどんどん読み進めていきたいと思います。



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2016年01月03日

『不夜城』馳星周

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新宿・アンダーグラウンドを克明に描いた気鋭のデビュー作!

おれは誰も信じない。

女も、同胞も、親さえも・・・。

バンコク・マニラ、香港、そして新宿―。

アジアの大歓楽街に成長した歌舞伎町で、迎合と裏切りを繰り返す男と女。

見えない派閥と差別のなかで、アンダーグラウンドでしか生きられない人間たちを綴った衝撃のクライム・ノベル。

[BOOKデータベースより]



第18回吉川英治文学新人賞を受賞した作品。

中国人マフィアの話です。


裏切りの連続で、ホント誰も信じられなくなります。

主人公が自分を守るために、保険をたくさん掛けておくのもわかる気がします(>_<)


こんな世界には踏み込みたくないです。




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2016年01月02日

『ストロベリーナイト』誉田哲也

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溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺したいが発見された。

警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。

捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?

クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。

人気シリーズ、待望の文庫化始動。

[BOOKデータベースより]



姫川玲子警部補シリーズ第1作。

武士道シリーズとはまた違った感じの作品でした。


殺人ショーなど、残酷な描写も結構ありましたが、
他は読みやすく、楽しめました。

エンターテイメントの要素があるかも。


以前ドラマ化されてたみたいです。


次作『ソウルケイジ』も読んでみようと思います。


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posted by Karin at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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