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2015年12月06日
『シューマンの指』奥泉光
シューマンに憑かれた天才少年ピアニスト、永嶺修人。
彼に焦がれる音大受験生の「私」。
卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。
現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。
そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。
修人の指に、いったいなにが起きたのか。
鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。
[BOOKデータベース]
写真撮り忘れたので、画像はお借りしました。
シューマンの曲を聴きながら読みたくなりました。
前半はシューマンについてばかりなので、音楽に興味のない人にはしんどいかも。
私は大丈夫でしたが。
殺人事件が起きてからは、ぐいぐいと引き込まれました。
ラストはいろんな意味で「え〜」という感じでした。
価格:699円 |
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NET OFF♪
2015年12月05日
『追想五断章』米澤穂信
古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。
依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。
調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。
二十二年前のその夜何があったのか?
幾重にも隠された真相は?
米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。
[BOOKデータベースより]
リドルストーリー(結末を書かず、読者に委ねる小説)が鍵となっていました。
その叶黒白が残した短篇が結構面白かったです。
救われない感じのする暗い話でした。
本好きなので、古書店が出てくるだけで作品自体に興味がわいてしまいます(笑)
価格:534円 |
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NET OFF♪
2015年12月04日
『交渉人・籠城』五十嵐貴久
喫茶店の店主が客を監禁・篭城する事件が発生した。
交渉人に任命された遠野麻衣子に、篭城犯は「テレビカメラを駐車場に入れ、事件を中継しろ」と要求する。
過去に犯人の幼い娘が少年によって惨殺された事件に動機があると推察するが、麻衣子たちは要求の真意を計りかねていた。
そこへさらに突きつけられたのが、警察としては決して呑めない前代未聞の要求だった。
解決策を探ろうと必死の交渉を続ける麻衣子の耳に、いきなり女性の悲鳴が聞こえる―。
[BOOKデータベースより]
少年法について考えさせられました(-"-;A
本当に難しい問題です。
後味は悪いです。
先は読める展開で、ちょっとダラダラした場面もありましたが、すらすらと最後まで読み進められました。
もっと交渉のやりとりをメインにしてほしかったです。
価格:700円 |
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2015年12月03日
『オール・マイ・ラビング』小路幸也
下町の老舗古書店“東京バンドワゴン”に舞い込む古本と謎を、四世代のワケあり大家族・堀田家が家訓に従い解決する。
ページが増える百物語の和とじ本、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本・・・。
不可思議な事件に潜む「あの人の想い」とは?
笑いと涙の下町ラブ&ピース小説、待望の第5弾。
[BOOKデータベースより]
堀田家のあたたかい雰囲気が好きで、読み続けているこの作品。
今では少なくなってきたけど、大家族っていいなぁと感じさせられます。
ホントに素敵な家族で、私もこの一員になりたいです。
今回、研人がとってもかっこよかったです。
価格:648円 |
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2015年12月02日
『PRIDE 池袋ウエストゲートパーク]』石田衣良
マコト、恋に落ちる。
ちぎれたネックレスの美女が池袋に現れた。
かつてレイプ被害にあいながら力強く再生しようとする彼女の強靭な魂に魅かれていくマコトとタカシ。
[BOOKデータベースより]
1作目から読んできたが、これでとうとう10作目。
最初と比べるとタカシが丸くなった気がします。
年とったもんね。
相変わらずかっこいいのだけれど・・・いつまでもGボーイズってワケにはいかないのかなぁ。
前作で養女になった女の子はどうなったのかが気になりました(゚ー゚;
PRIDE プライド 池袋ウエストゲートパーク 10 文春文庫 / 石田衣良 イシダイラ 【文庫】 価格:562円 |
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2015年12月01日
『どんどん橋、落ちた』綾辻行人
ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。
崩落した“どんどん橋”の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問“犯人当て”作品集。
[BOOKデータベースより]
「どんどん橋、落ちた」「ぼうぼう森、燃えた」「フェラーリは見ていた」「伊園家の崩壊」「意外な犯人」の5作品が収録されています。
犯人当てを楽しみながら読めました。
「伊園家の崩壊」が一番面白かったです。
でも、どうしても「サザ〇さん」一家が目に浮かんできて、その平和な一家とのギャップに衝撃を受けました。
価格:691円 |
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2015年11月30日
『アクロイド殺害事件』アガサ・クリスティ
睡眠薬の飲み過ぎで死んだフェラーズ夫人。
自殺なのかそれとも?
続いて村の名士アクロイド氏が刺殺された。
犯人の正体は?
シェパード医師が事件とその捜査状況を克明に記録しようとしたが・・・。
ミステリの女王アガサ・クリスティの代表作で、その独創的なトリックにより、世界の推理小説中五指に入る古典的傑作。
トリックを巡る論争が現在に至るも尽きることのない問題作。
[BOOKデータベースより]
こんな有名な作品、まだ読んでなかったんです。
トリックも知らなかったので、すらすら楽しく読ませてもらいました。
予備知識なしに読めたことに感謝。
出版当初は、かなり衝撃的なトリックだっただろうな。
フェア、アンフェアの論争が巻き起こったのも無理ないです。
さすがミステリの女王。
価格:820円 |
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2015年11月29日
『四畳半王国見聞録』森見登美彦
数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。
桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。
心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。
否!
彼らを阿呆と呼ぶなかれ!
狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり・・・。
徹底して純粋な阿呆たち。
7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。
[BOOKデータベースより]
昔の作品に戻ったような感じでした。
他の作品に出てきた人物がちょこちょこ出てきました。
でも私にはこの阿呆たち、四畳半の世界にはついていけません。
『有頂天家族』みたいな作品の方が好きです。
価格:529円 |
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2015年11月28日
『予定日はジミー・ペイジ』角田光代
だめ妊婦、ばんざい!
天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の“私”をめぐる、切ないマタニティ日記。
直木賞作家・角田光代、待望の書き下ろし。
[BOOKデータベースより]
妊娠中の複雑な心境が上手く描かれていました。
読み終わった後は、妊婦っていいな〜と改めて実感。
角田さんが実は妊娠経験がないことにびっくり。
【中古】 予定日はジミー・ペイジ /角田光代【著】 【中古】afb 価格:198円 |
2015年11月27日
『御手洗潔のメロディ』島田荘司
御手洗潔の天才・無垢・孤独。
ハーヴァード大時代の怪事件からストックホルムでの活躍まで。
[BOOKデータベースより]
今までの御手洗潔シリーズと違って今回は短篇。
『IgE』、『SIVAD SELIM』、『ボストン幽霊絵画事件』、『さらば遠い輝き』の4作品が入っています。
どの作品も雰囲気が違っていて、バリエーションに富んでいました。
『IgE』は、行方不明の女性と、何回も壊されるレストランの便器の話。
『SIVID SELIM』は、高校生主催のチャリティーコンサートに出演するという話。
『ボストン幽霊絵画事件』は、御手洗が学生時代ボストンで暮らしていたときの発砲事件の話。
『さらば遠い輝き』は、レオナと御手洗の友人のライターの話。
『SIVID〜』がよかったです
『さらば〜』は、『異邦の騎士』を読んでからのほうがいいと思います
さて、他のシリーズ作品も読み進めていこう。
価格:745円 |
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