2016年06月28日
あなたの「望遠鏡」は誰ですか?光を与え、未来を見せてくれる存在― 『Telescope(テレスコープ)』 by YELLOWCARD
YELLOWCARDの『Telescope(テレスコープ)』=「望遠鏡」という曲がある。
YELLOWCARDの曲の作詞は、ギター&ヴォーカルを担当するRyan Key(ライアン・キー)がほとんんど担当をしている。
そしてこの『Telescope』という曲も彼による作詞。
彼は、自分の夢=“YELLOWCARDというバンドで走り続けること”を家族や親戚がずっと応援して来てくれて本当に幸せだ、と何かのインタビューで語っていた。その中でも特に、親戚のおばさまがすごく彼らを応援してくれていたようで、Ryanは彼女についての曲をこれまで数曲作ってきたらしい。
その人の歌を作っちゃうくらいだし、そのおばさまはきっと彼にとって大切な人で、すごく支えてもらったんだろうな。
そしてそのおばさまが確かご病気で亡くなってしまい…そのことについて作った歌が『Telescope』であると何かで読んだ気がする。(※でも記憶があいまいなので、もしかしたら違うかもしれません m(_ _)m)
私はこの『Telescope』を、アルバム「Southern Air」を購入して最初の曲からずっと流していく流れで初めて聞いたのだけど、本当に短いイントロが鳴った瞬間から魅き込まれる何かがあり、そして曲を聴いていく間じゅう、言葉どおり心を持って行かれていた。
何て美しいメロディーで、そして何て悲しげなんだろう。
YELLOWCARDは一体何にこんなに悲しんでいるのだろう?憂えているのだろう?
その時は曲の作られた経緯も知らなかったし、歌詞も英語でよく分かっていなかった。でも自分まで泣きたくなってしまうような悲しさを感じた。
私は、Ryan Keyは表現力が本当に素晴らしいボーカルだと思う。でも基本的にはクールで、それはつまり…思いっきり、分かりやすく喜怒哀楽を表現する感じではなくて。
声の触れ幅は、ある意味では少ないのだろうか?でも心を揺さぶる歌声を持っている人だと思う。ある時はすごく深い…魂のような場所から放たれるような力を感じさせるエネルギッシュさ?決して物理的な強さみたいな実態のある感じの強さではないんだけど、彼の信念や生き様が魂のエネルギーとして放たれているような?
そしてある時は…今回のように悲しみや憂い、切なさが、大げさな表現では無いのにひしひしと歌声から伝わってくる。小さな触れ幅でも…心の奥底にある感情の揺れ動きがにじみ出ているような感じがする。
それから歌詞について想いを巡らせると…まず思ったのは「とても美しい歌詞だな」という事だった。
(歌詞の和訳の参照。 ※公式の和訳の引用ではなく歌詞を自己流で和訳。一部、異なる話題が含まれます。)
そして
大切な人が亡くなられて、改めてその存在の大きさに気付いた。
ずっと側で見守っていてくれた。
一緒に居ると、笑顔になれた。
[蛍]のように優しい光で照らしていてくれた。
“毎日は贈り物で、皆はこれからも大丈夫”と言って、望遠鏡で覗き込むように未来を感じさせてくれた。
自分は現在という時間に生きているけど、その大切だった人は過去に生きている。
過去に遡って共に過ごすことはできない。
それがくやしいけど、でも過去に受け取った優しい光は今も自分の中で生きている。
望遠鏡で覗き込むように見せてくれた未来を、その光と共に今も歩んでいる。
そんなストーリーが思い浮かんだ。
だから…歌詞を知って悲しみが増したけど、でもただ悲しいだけではないんだ、という事も分かった。
感謝なのだろうか?その人に対しての。そして、その人が近くに存在していてくれた事に対しての。
そう思うと、曲が終わりに向かうに従って、少しだけ力強く、少しだけ明るい雰囲気の曲調になっていくように感じられた。
『Telescope』の視聴↓↓
アコースティック・バージョンも出ていて、またちょっと雰囲気の違う魅力があるので、ぜひお聴き下さい。
(画像はこれまでのYELLOWCARDの歩みを振り返るような感じで、おばさまに支えられて歩んできたことを想っているのかな??)
『Telescope (Acoustic Video)』の視聴↓↓
自分にとっては、おばあちゃんがこの曲の「望遠鏡」にあたる存在だなーと思った。
自分に光を与え、未来を見せてくれた誰か。
その人の存在の大きさ故の、喪失感の大きさ。
でも遠く離れてしまっても、
見せてくれた未来や受け取った光は無くならないよ。
失くさないよ。
この曲と共に大切にするよ。
『Telescope』と『Telescope (Acoustic Ver.)』は共にYELLOWCARDの5枚目のアルバム「SOUTHERN AIR(サザン・エアー)」に収録。
↓ ↓
5th album「SOUTHERN AIR(サザン・エアー)」
発売元:KICK ROCK INVATION/HOPELESS RECORDS
発売日:2012年08月15日
☆YELLOWCARD歴代作品
≪インディーズ時代≫
1st EP「The Underdog(ジ・アンダードッグ)」
発売元:Fueled By Ramen
発売日:2002年07月09日
1st album「One for the Kids(ワン・フォー・ザ・キッズ)」
発売元:Lobster
発売日:2003年12月09日
≪メジャー≫
1st album「OCEAN AVENUE(オーシャン・アベニュー)」
発売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2003年08月20日
2nd album「LIGHTS AND SOUNDS(ライツ・アンド・サウンズ)(初回生産限定スペシャル・プライス)(CCCD)」
発売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2006年01月18日
3rd album「PAPER WALLS(ペイパー・ウォールズ スペシャル・パッケージ)(DVD付)」
発売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2007年07月25日
4th album「WHEN YOU'RE THROUGH THINKING, SAY YES(ウェン・ユーアー・スルー・シンキング,セイ・イエス)」
発売元:HOPELESS RECORDS / KICK ROCK INVASION
発売日:2011年04月06日
4th album acoustic version「WHEN YOU'RE THROUGH THINKING, SAY YES ACOUSTIC(ウェン・ユーアー・スルー・シンキング,セイ・イエス アコースティック)」
発売元:HOPELESS RECORDS/KICK ROCK INVASION
発売日:2011年11月02日
5th album「SOUTHERN AIR(サザン・エアー)」
発売元:KICK ROCK INVATION/HOPELESS RECORDS
発売日:2012年08月15日
1st album acoustic version「OCEAN AVENUE ACOUSTIC(オーシャン・アヴェニュー・アコースティック)」
発売元:Kick Rock MUSIC
発売日:2013年08月14日
6th album「Lift A Sail(リフト・ア・セイル)」
発売元:KICK ROCK INVASION
発売日:2014年10月08日
YELLOWCARDの曲の作詞は、ギター&ヴォーカルを担当するRyan Key(ライアン・キー)がほとんんど担当をしている。
そしてこの『Telescope』という曲も彼による作詞。
彼は、自分の夢=“YELLOWCARDというバンドで走り続けること”を家族や親戚がずっと応援して来てくれて本当に幸せだ、と何かのインタビューで語っていた。その中でも特に、親戚のおばさまがすごく彼らを応援してくれていたようで、Ryanは彼女についての曲をこれまで数曲作ってきたらしい。
その人の歌を作っちゃうくらいだし、そのおばさまはきっと彼にとって大切な人で、すごく支えてもらったんだろうな。
そしてそのおばさまが確かご病気で亡くなってしまい…そのことについて作った歌が『Telescope』であると何かで読んだ気がする。(※でも記憶があいまいなので、もしかしたら違うかもしれません m(_ _)m)
私はこの『Telescope』を、アルバム「Southern Air」を購入して最初の曲からずっと流していく流れで初めて聞いたのだけど、本当に短いイントロが鳴った瞬間から魅き込まれる何かがあり、そして曲を聴いていく間じゅう、言葉どおり心を持って行かれていた。
何て美しいメロディーで、そして何て悲しげなんだろう。
YELLOWCARDは一体何にこんなに悲しんでいるのだろう?憂えているのだろう?
その時は曲の作られた経緯も知らなかったし、歌詞も英語でよく分かっていなかった。でも自分まで泣きたくなってしまうような悲しさを感じた。
私は、Ryan Keyは表現力が本当に素晴らしいボーカルだと思う。でも基本的にはクールで、それはつまり…思いっきり、分かりやすく喜怒哀楽を表現する感じではなくて。
声の触れ幅は、ある意味では少ないのだろうか?でも心を揺さぶる歌声を持っている人だと思う。ある時はすごく深い…魂のような場所から放たれるような力を感じさせるエネルギッシュさ?決して物理的な強さみたいな実態のある感じの強さではないんだけど、彼の信念や生き様が魂のエネルギーとして放たれているような?
そしてある時は…今回のように悲しみや憂い、切なさが、大げさな表現では無いのにひしひしと歌声から伝わってくる。小さな触れ幅でも…心の奥底にある感情の揺れ動きがにじみ出ているような感じがする。
それから歌詞について想いを巡らせると…まず思ったのは「とても美しい歌詞だな」という事だった。
(歌詞の和訳の参照。 ※公式の和訳の引用ではなく歌詞を自己流で和訳。一部、異なる話題が含まれます。)
そして
大切な人が亡くなられて、改めてその存在の大きさに気付いた。
ずっと側で見守っていてくれた。
一緒に居ると、笑顔になれた。
[蛍]のように優しい光で照らしていてくれた。
“毎日は贈り物で、皆はこれからも大丈夫”と言って、望遠鏡で覗き込むように未来を感じさせてくれた。
自分は現在という時間に生きているけど、その大切だった人は過去に生きている。
過去に遡って共に過ごすことはできない。
それがくやしいけど、でも過去に受け取った優しい光は今も自分の中で生きている。
望遠鏡で覗き込むように見せてくれた未来を、その光と共に今も歩んでいる。
そんなストーリーが思い浮かんだ。
だから…歌詞を知って悲しみが増したけど、でもただ悲しいだけではないんだ、という事も分かった。
感謝なのだろうか?その人に対しての。そして、その人が近くに存在していてくれた事に対しての。
そう思うと、曲が終わりに向かうに従って、少しだけ力強く、少しだけ明るい雰囲気の曲調になっていくように感じられた。
『Telescope』の視聴↓↓
アコースティック・バージョンも出ていて、またちょっと雰囲気の違う魅力があるので、ぜひお聴き下さい。
(画像はこれまでのYELLOWCARDの歩みを振り返るような感じで、おばさまに支えられて歩んできたことを想っているのかな??)
『Telescope (Acoustic Video)』の視聴↓↓
自分にとっては、おばあちゃんがこの曲の「望遠鏡」にあたる存在だなーと思った。
自分に光を与え、未来を見せてくれた誰か。
その人の存在の大きさ故の、喪失感の大きさ。
でも遠く離れてしまっても、
見せてくれた未来や受け取った光は無くならないよ。
失くさないよ。
この曲と共に大切にするよ。
『Telescope』と『Telescope (Acoustic Ver.)』は共にYELLOWCARDの5枚目のアルバム「SOUTHERN AIR(サザン・エアー)」に収録。
↓ ↓
5th album「SOUTHERN AIR(サザン・エアー)」
新品価格 |
発売元:KICK ROCK INVATION/HOPELESS RECORDS
発売日:2012年08月15日
☆YELLOWCARD歴代作品
≪インディーズ時代≫
1st EP「The Underdog(ジ・アンダードッグ)」
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発売元:Fueled By Ramen
発売日:2002年07月09日
1st album「One for the Kids(ワン・フォー・ザ・キッズ)」
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発売日:2003年12月09日
≪メジャー≫
1st album「OCEAN AVENUE(オーシャン・アベニュー)」
新品価格 |
発売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2003年08月20日
2nd album「LIGHTS AND SOUNDS(ライツ・アンド・サウンズ)(初回生産限定スペシャル・プライス)(CCCD)」
ライツ・アンド・サウンズ(初回生産限定スペシャル・プライス)(CCCD) 新品価格 |
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発売日:2006年01月18日
3rd album「PAPER WALLS(ペイパー・ウォールズ スペシャル・パッケージ)(DVD付)」
新品価格 |
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発売日:2007年07月25日
4th album「WHEN YOU'RE THROUGH THINKING, SAY YES(ウェン・ユーアー・スルー・シンキング,セイ・イエス)」
新品価格 |
発売元:HOPELESS RECORDS / KICK ROCK INVASION
発売日:2011年04月06日
4th album acoustic version「WHEN YOU'RE THROUGH THINKING, SAY YES ACOUSTIC(ウェン・ユーアー・スルー・シンキング,セイ・イエス アコースティック)」
ウェン・ユーアー・スルー・シンキング,セイ・イエス(アコースティック) 新品価格 |
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発売日:2011年11月02日
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発売日:2013年08月14日
6th album「Lift A Sail(リフト・ア・セイル)」
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発売元:KICK ROCK INVASION
発売日:2014年10月08日
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