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2019年05月17日

「50音のほのぼのお題」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年06月06日投稿。




「Liar Paradox」より、お題を借りてきました。
このお題について詳しくは後ほど。










「50音のほのぼのお題」




あ : あめだま

口の中
ころころころ
転がった数
味があふれ出す
生きるのと
似ている




い : いろガラス

きらきらきら
透かして見える世界は
いつもと違う色をして
今日こそは
違う自分になれそうな気がした




う : うさぎ

ひょこひょこ歩く
真っ白なままの君の
後ろ姿を
抱きしめたくて、さ




え : えんぴつ

描く
世界の断片を
ぼやけたような風合いで
ぼやけた視界の、断片を




お : オルゴール

遠い昔聞いた音が
色を失っていく
ころころと
大切な人がくれた音なのに
どうして
壊れていくんだろう




か : かざみどり

君は風
君が僕に吹き荒れるから
僕は君にそっぽを向く
違う
本当は、向き合いたいのに
素直になれない
流されるだけ
風見鶏




き : きんのすず

からからから
君の居場所から
誰かを恋う音がする




く : くし

貴方の髪を梳くのは
私だけ
艶を出して
さらさらさら
通り抜けていく




け : ケシゴム

消してしまおう
自分ごと
そしたらいつか
また自分を描きたくなるさ




こ : こはるびより

少し温かい
でも
まだちらつく寒さに
騙されている




さ : さくらんぼ

ぱくり
広がった甘み
もう味わえない
遠い記憶の君




し : しずく

ぽたぽたぽた
視界を覆う
君がいないから




す : すなどけい

置き直せば
時さえも戻るかのように思ってた
もう一度
ただ、会いたいだけ




せ : せんせい

素直に追いかけて
教えを乞うていた
遠い世界
でもそれは
本当は嘘だったのかもしれない




そ : そらいろ

吸い込まれていく
手の届かない
空に




た : たまごやき

貴女の味がする
最初に覚えた
私の料理




ち : ちず

どこに行くでもない
むしろどこにも行かないから
広げている
小さな世界




つ : つくし

佃煮は美味しい
教えてくれた人
今はもう、遠い




て : テディベア

机の上に居座って
ずっと私を見ているの
本当は
抱きしめてあげたいのだけど




と : ともだち

失えないもの
でも簡単に
繋ぎとめてはおけない




な : なつみかん

甘酸っぱい
僕の恋に
似ている気がした




に : にんぎょう

動けないから
ただそこで
微笑んで
本当は
泣きたいのかもしれない




ぬ : ぬいぐるみ

ぎゅっとして
ぽいっとして
むぎゅぅーってなって
何かあるたびに
君を利用していた
ずるい僕だ




ね : ねこ

気ままに歩く
僕の気持ちも知らないでさ
ねぇ、どこに行くんだい
振り向いた
けど、答えもしないで
なー
一声笑って
どこかへ歩いていった




の : のはら

広い広い場所
ぽかぽかぽか
忙しさにまみれて
走り回ることすら
ままならないや




は : はなたば

贈りたい気持ち
溢れて形になった
でも
贈りたい人には
届かない




ひ : ひるね

ぐうぐうと
君の夢の中に
私は断片でもいるのかな




ふ : ブルーベリー

甘いジャムなのに
甘酸っぱくて
甘いのか酸っぱいのか
どっちだよ
文句をつけながら
ヨーグルトの中へ




へ : へちま

ぶらぶらぶら
いつかアレが食べられるようになるんだよ
へぇー
感心したけれど
それは嘘だった
やつはスカスカで
僕の心さえ磨けない




ほ : ほおずき

ふっくら
可愛らしいね
口でそう言って
本当は
潰してしまいたかった




ま : まいご

君がいない世界
僕独り
迷子




み : ミルク

いつかの恋しい
味がする




む : むかしばなし

貴女の残した物語は
私の中から飛んで行ってしまった
もう一度聞かせて欲しいけど
貴女はもう
声を残せない




め : メロディ

泣きたくなって紡いだメロディ
たった一つのフレーズが
貴方の心を揺らせればいい




も : もりのなか

ぽかぽか木漏れ日降ってきた
でも
温かく感じないのは
たった独りで
彷徨っていたから、かな




や : やすみのひ

いつもより多く
君に浸る
夢の中




ゆ : ゆめ

それは全部嘘なんだ
描いているだけで
現実になりもしない
じゃあ
どうしてこんなに望んでしまうんだ
胸が切れそうになるほど




よ : よろこびのうた

君がいるから
歌える歌
君がいないから
聞こえない歌




ら : ランドセル

傷だらけ
たった一人の相棒に
短い年月を捧げるんだ
一緒に歩いたその日々は
簡単に消えない
そうだろう?




り : リズム

刻むもの
刻まれるもの
ははっ
心と一緒じゃないか




る : るり

空の色
海の色
遠い昔に棄ててしまった
硝子の色
それは
君に似ていた




れ : レモンあじ

ころころころ
飴玉一粒
懐かしい
レモン味
いつか戻っていく
最初のメロディへ
まだ
その時じゃないけど




ろ : ろうそくのあかり

照らしている
世界じゃなくて
僕の心を




わ : わくわく

何が起こるかも分からないから
僕はこのまま歩いていく
特に理由はないけれど
胸が躍るんだ




を : 「を」のかきかた

たった三本
その中に
いろんな個性が詰まってる
君の「を」は
どんな緒を紡いでる?




ん : うん

戻ってきたよ
会いたかったよ
もう届かない日々が
ただ懐かしいかい?
それなら会いに行こうか
戻ってきたけど
さよならだ
また会う日まで
君の答えはきっと    「うん」




>






このお題は碧河さまの「Liar Paradox」というサイトからお借りしてきました。
ちなみに題名として、お題の題名と思われる文章をそのまま使わせていただきました。
ひらがなとカタカナと。
普段の言葉がちょっと違うものに見えて、このお題に手を出してみました。
あと、ありがとうの気持ちを込めて。僕なりに。
懐古的なのは、今が楽しいからか、今が悲しいからか。
分からないけれど、僕は、今を楽しみたいと、思うのですー。
タグ:Liar Paradox 2010
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