2011年08月24日投稿。
「追憶の苑」よりお題を借りてきました。
お題について詳しくは後ほど。
Type:1
01:言葉の代わりに、君に刃を
何も言えないよう互いに塞ぎあって
君の手には僕のナイフを
どちらの突き刺さって抉ることに変わりないのに、さ
02:痛みを伴う
突き刺したのはこの腕で
突き刺されたのはその腕で
なのに
どうして私が痛んでるの?
03:傷つけて、傷ついて
僕が傷つく前に
君が何処かに行かないように
君のこと
深く、深く、傷つけて
気付かない間に
心の中
傷だらけだ
04:汚れた包帯
汚れたなら取り替えればいい
何度だって何度だって
存在に代えは利かないけど
パーツなら
いくらでも手に入るでしょう?
そうやっていつも
白い布が
汚れていく
05:あなたの心を切り取って
あなたの心を切り取って
スクラップブックみたいに
私の中にだけ貼りつけてしまいたいと言う君を
僕は
四肢を全部切り取って
スクラップブックみたいに
僕の腕の中に納めてしまいたいと
ときどき
思うのです
06:赤い傷跡
切っても
流れた涙はそのうち酸化してしまうわ
赤を保ってはいられない
ならいっそ
もっともっと深く深く
赤い繊維が見えるくらい
そうしたら
ずっと
きれいなまんまの
赤い傷跡ね
07:喉元に突きつけられたナイフ
いいよ
たぶん、君の選択肢に間違いはないし
でも
もうちょっと君の笑顔を見たかったかな
なんてね
08:とてもささやかな苦しみを
嫌なことがあったから
いつもの味付けから奇異な味付けに変えてやるの
ささやかな苦しみを与えて
ささやかな優越感に浸るのよ
それなのに
あれ、いつもより美味しいね、なんて
あなたの言葉はいつも
私にささやかな苦しみを与えるのね
09:柔らかな皮膚を切り裂いて
柔らかな皮膚を切り裂いて
脂肪までも切り裂いて
ぱっくり口を開けて
そこから手を伸ばせば
君の本当の心に
届くのかな
10:哀しいって、どんなものだった
痛みに感覚が麻痺しちゃったのかしら
切り裂いて切り裂いて切り裂いて
それなのに
何にも感じないなんて
哀しいって
どんなものだったかしら
ねぇ
貴方がいないのに
何も感じないなんて
こんばんわ。
上げる上げると言っていて今更になりましたが、旅の間に答えていたお題です。このお題は牧石様の「追憶の苑」からお借りしてきました。
本当は100題あるのですが、まず最初は慣らしに最初の10題だけ。
交互に交錯する歪んだ愛情的なものを表現し、た、つもり、です。
視点が交互に変わっているので、残りの90題もそんな感じでいきたいと思います。
が、
いつになることやら(爆)
歪んだ気持ちを言葉にするのは難しいです。が、とても、好きなので、いつか頑張って答えてみようと思います。
愛情的なものを、表現しています。
愛情表現、です。
一応。
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