ほんのりとした明かりが橋を彩る「蓬莱橋(ほうらいばし)ぼんぼり祭り」です。
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JR東海が開催する、「さわやかウォーキング」に参加する。
5月27日(土)、28日(日)に島田市で開催される「蓬莱橋ぼんぼり祭り」に合わせ、5月27日(土)に東海道本線の島田駅からスタートする、ウォーキングのイベントだ。
「ばらの丘公園」や「蓬莱橋」など、見応えのある観光地を散策して楽しむ。
昔ながらの風情にあふれた蓬莱橋では、ぼんぼりが橋の欄干を彩り、夜を迎えると恍惚的な世界が作られる。
駿河湾に注ぐ、水量の多さと急な流れで有名な大井川に、農業用の橋として1879年(明治12年)に架けられた蓬莱橋。
時代劇など、映画やドラマのロケ地としても人気の橋だ。
何より、1997年には「世界一長い木造歩道橋」としてギネスブックに認定されており、一見の価値がある。
全長897.4mの長さの蓬莱橋を、通行料100円を支払って渡る。
ちなみに、「897.4」の数字は「やくなし(厄無し)」と表せ、縁起が良いとされている。
渡り始めると、さっそく色とりどりにデザインされたぼんぼりたちが、橋の両側から迎えてくれる。
長い歩行でも飽きがこない、多様性に富んだ絵柄の数々。
縁起が良い七福神は、やはり題材として多く用いられていた。
描かれる七福神やお地蔵さんの可愛らしさは、なんとも言えない。
大谷翔平選手や「鬼滅の刃」といった、今年の世相を表すぼんぼりも楽しめ、撮影する手がなかなか下ろせない。
以前足を運んだのは6、7年前。
ぼんぼりの数は格段に増えているようだ。
橋の上を移動してどれくらいの時間がたっただろうか。
足がほどよく疲労を感じ始める中、発見したのが、橋の床板に記された「ど真ん中」の文字。
どうやらこの場所が橋の中間点らしい。
橋の出発地点を振り返ってみる。
遠くに見える橋の始まりは、行き先に見える終わりまでの距離と、見た目にも同じくらいの距離だ。
ここは川の中央だけに、風がダイレクトに身体へ打ちつけてくる。
帽子が飛ばされそうになるのを手で押さえる。
遮るものが全くないので、夏は暑い陽射しが、冬は冷たい風が容赦なく身体を襲うのだ。
服装にも気をつけて橋を渡りたい。
20分ほど歩いて橋を渡り切る。
渡り切ったあと、改めて橋の全長を見渡すのに、絶好の場所がある。
島田商工会議所青年部と島田工業高校の生徒らで協力して製作したのが、この素敵なフォトフレーム。
「蓬莱橋を望むフォトフレーム」は、蓬莱橋に向かって右岸側の展望台にある。
「第12回静岡県景観賞『奨励賞』」を受賞している必見のスポットだ。
まるでフォトフレームで飾られた写真のように、蓬莱橋を、四季折々に変化する風景とともに眺められる。
記念写真的な風景を、記念写真として撮る。
なかなか風変わりな写真が撮れておもしろい。
ステージ会場では、歌や踊りが振る舞われる。
フォークソングに和太鼓、三味線流しなど、2日間にわたりにぎやかな演出が目白押しだ。
居合わせた時間で見れたのがフラダンス。
陽気な音楽とダンスがお祭り会場を盛り上げる。
橋の袂にある「蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋」では、濃い緑とまろやかな味が特徴の、島田茶を購入する。
濃くておいしい島田茶が、歩き疲れた身体に染み渡る。
「蓬莱橋ぼんぼり祭り」で大井川の魅力に十分に浸ったあと、ウォーキングのゴールである島田駅へ、30分ほどの時間を見込んで再び歩きだした。
改稿・編集 HT
詳しくは以下リンクを参照してください。
世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」 ‐島田市公式ホームページ:https://www.city.shimada.shizuoka.jp/kanko-docs/horai.html
蓬莱橋ぼんぼり祭り ‐島田市公式ホームページ:https://www.city.shimada.shizuoka.jp/kanko-docs/kankouevent-bonborimatsuri.html