2023年11月26日
静岡県富士宮市 浅間大社の流鏑馬祭でベストショットを狙う 2023年5月5日来訪
浅間大社で流鏑馬祭(やぶさめさい)に奉仕される「神事流鏑馬式」です。
富士宮焼きそばでその名を全国に知られる富士宮市。
富士宮市の中心に位置するのが富士山本宮浅間大社だ。
全国1300社以上ある浅間神社の総本宮に当たり、木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)を主祭神として祀っている。
富士山を御神体としており、噴火を鎮めた御神徳で崇敬を集めた。
コロナ禍を経た今年は、4年ぶりの流鏑馬祭開催となる。
境内には出店(でみせ)も復活。
たくさんの出店が多くの観光客を迎え、祭場は賑いを見せる。
毎年心配される天気も申し分なく、見事な晴天で5月5日を迎えた。
5月3日から3日間にわたり、流鏑馬祭は毎年執り行われる。
5月5日の午前9時から始まる本祭は、10時に浅間大社流鏑馬式が行われ、昼過ぎから奉仕者100名ほどで市内を練り歩く。
午後3時から始まるのは神事流鏑馬式。
勇敢かつ華麗な武術で的を射抜く、鎌倉武士を思わせる奉仕者の姿を拝見できる。
本祭最大の見せ場である式場は、貴重な伝統武芸を是が非でも見たい観客を集め、否が応でも盛り上がる。
源頼朝公が建久4年(1193)富士山麓において巻狩り(まきがり)を行った際、奉納した流鏑馬に、祭りは起因しているようだ。
披露されるのは小笠原流の流鏑馬。
流鏑馬式で使用される的が、行進する奉納者によって抱えられ、西の鳥居から東の鳥居へ移動する。
見物場所は、2時間前には確保しておきたい。
おすすめの場所は、西の鳥居、ニの的の先あたり。
4年ぶりの開催であることも影響してか、今年の流鏑馬祭は例年以上の人であふれかえる。
報道カメラマン専用スペース確保の規制もかかり、ベストポジションの確保は至難の業だ。
なんとか流鏑馬奉仕者の勇姿を撮影できる場所を確保し、カメラを手にスタンバイ。
東の鳥居方向からドドドと地鳴りが聞こえはじめる。
瞬く間にその音量は増し、勝負の瞬間を迎える。
手に汗握るひととき。
射手(いて)が馬上から的を射抜く瞬間に合わせ、カメラで撮影する、格好の瞬間を逃してはならない。
年齢層も10代から50代とさまざまな15名ほどの射手たちが、次々と矢を放って走り去っていく。
的に命中するたびに湧き起こる、「オー」という歓声と拍手。
写真中央に写っている的を確認できるだろうか。
的が見事に割れ落ちている。
見事に射抜かれた的を、これまた見事に撮影成功。
命中を知らせる「パーン」という乾いた音が周囲に鳴り響き、祭場は興奮冷めやらない。
大業を終えた射手は、西から東の鳥居へと、ご神木の桜を植えた桜の馬場を行進して帰る。
勇姿を讃え、温かい拍手で見送りたい。
命中して割れ落ちた的は楼門下で販売される。
見事に命中して射抜かれた的だけに、とても縁起が良い。
祈願成就のための御守りとして、1,000円を捧げて授かる価値はありそうだ。
見ごたえのある伝統武芸を拝見したあと、足を運ぶのが浅間大社の本殿。
拝殿前で頭を下げ、感謝の言葉を捧げる。
「素晴らしい行事を見させていただき、ありがとうございました」
休日ともなると拝殿前は大勢の参拝客で賑わう。
人気の御朱印は、拝殿に向かって右の社務所で拝受できる。
右手東門から階段を下ると、富士山の雪解け水が湧き出る湧玉池の景観が広がる。
神様が臨在される神社境内の聖域で、神事の流鏑馬を堪能し、貴重な時間を過ごさせていただいた。
日頃お世話になっている神様に、今後とも日々感謝して過ごしたい。
改稿・編集 HT
詳しくは以下のリンクを参照してください。
富士山本宮浅間大社:http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12296164
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック