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2015年04月16日
【脳男】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【脳男】
【出演者】
鈴木一郎:生田斗真
鷲谷真梨子:松雪泰子
茶屋刑事:江口洋介
緑川紀子:二階堂ふみ
水沢ゆりあ:太田莉菜
広野(刑事):大和田健介
黒田雄高(爆弾処理班):光石研
空身(鷲谷の同僚):甲本雅裕
伊能(入陶の部下):小澤征悦
藍沢(精神科医):石橋蓮司
金城理詞子(占い師):池谷のぶえ
入陶倫行(一郎の祖父):夏八木勲
志村昭文:染谷将太
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
おもしろい映画でした。
私この手の映画好きです。
というか、生田くん出演作品が好きです。
とにかく演技がうまい。
私の中ではこの年代の役者さんの中では1番?
松田くん、岡田くんも遜色ないくらいうまいですが・・・
ということでいの映画見て欲しい!
ストーリーなどは普通?
でもなんか見入ってしまう。
そんな映画なんです。
江口さんや松雪さん、染谷くんに二階堂ちゃん、
演技派がそろっていることは事実です。
それだけなんですかね〜?
でも面白い。
ストーリーは簡単なので見やすいですよ!
見てない人は見てください。
少しえげつないシーンもありますが・・・
【あらすじ】(ネタバレあり)
ある部屋の一室。
緑川はなんらかの実験をしていた。
その部屋にはたくさんの人間の舌の標本。
同じ部屋で水沢が金城の舌を切り落す。
ある日の朝、バスに乗ろうとした鷲谷。
バスに乗り遅れてします。
タクシーを拾おうとしたとき・・・
乗り遅れて発車したバスが爆発する。
遠くからその現場を見る緑川。
その現場で捜査をする茶屋刑事。
警視庁にも犯行声明文が送られていた。
連続爆破事件。
犯行声明文は毎回短歌が送られてくる。
そしてその犯行現場には、舌のない人間の遺体。
事件をメディアを通じて罵った人間の遺体。
今回発見された遺体は金城だった。
金城はある番組内で犯人の手がかりを占った。
犯人の手がかりを入手した茶屋。
後輩の広野を連れてアジトの工場へ向かった。
現場に着くと中から女性の悲鳴。
そして銃声が聞こえた。
2人は意を決して突入・・・
その瞬間工場は爆破。
中に入った茶屋。
そこには1人の男がいた。
同時に車の発進音が聞こえる。
茶屋はその男を逮捕した。
その男は鈴木一郎。
一郎は留置所にいた。
何も話すことなく。
そこで聞こえた犯罪者同士の会話。
留置所内でその犯罪者とすれ違った一郎。
一郎は警察官の目を盗み、
突然その犯罪者に襲い掛かった。
取り押えられた一郎。
一郎の手には犯罪者の目玉が・・・
精神科に送られた一郎。
一郎のカウンセリングするのは鷲谷。
茶屋は鷲谷に伝えた。
まるで一郎は痛みを感じないようだったと。
一郎の背中には爆風でついた痛々しい怪我。
脳には異常がない。
ただひとつ脳内麻薬と言われる、
エンドルフィンの数値が異常に高いだけ。
体内時計も毎日一定。一分の違いもなかった。
鷲谷は実験した。
一郎に近づくふりをして安全ピンを体にさす。
しかし痛みを感じない様子の一郎。
そして何らかに気付いた様子の鷲谷。
生まれながらに感情が欠落しているのでは?
人間なのにロボットのようだと・・・
その頃、緑川は水沢といた。
自分を追い込んだ一郎を探している。
緑川は吐血し倒れこむ。
水沢は緑川に言う。
「私より先に死んだらダメなんだからね。」
「あなたは私の神様なんだからね。」
犯罪者のアジトで一郎に追い詰められたとき、
工場を爆破して逃げたのはこの2人。
鷲谷は一郎の過去を追った。
過去に一郎がいた精神科医の藍沢のもとに・・・
「入陶タケキミ」と一郎のことを呼んだ。
一郎は食事も排便も全て教育で覚えた。
指示がなければ何も行わなかったそうだ。
藍沢は一郎を「脳男」と呼んだ。
そしてある日、祖父に引き取られた。
鷲谷は更に一郎の足取りを追った。
次は一郎の肉体トレーニングを行った伊能。
伊能は祖父の指示で肉体トレーニングを行った。
祖父は一郎に殺人の教育をした。
伊能は一郎に感情を教えようとした。
伊能は祖父の目を盗み屋敷の外に連れ出した。
感情が芽生えようとしたとき事件はおこった。
祖父の屋敷に入った強盗。
祖父は一郎に言った。
「悪人を殺せ。」
一郎はためらうことなく強盗を殺した。
そして数日後に2人共いなくなったと・・・
それから起きた犯人不明の殺人事件。
全て犯罪者である。
一郎の両親を車でひき殺した犯人。
その犯人も謎の殺人事件の被害者になった。
緑川は水沢の協力で、全ての情報を盗聴していた。
そして一郎の能力に興奮していた。
「私が殺してあげる・・・」
鷲谷は志村のカウンセリングも行っていた。
志村は鷲谷によって更正していた。
自分の罪をしっかりと理解していた。
鷲谷の弟に性的暴行を加え殺害したことを。
その事実を一郎に全て話した。
そして一郎の芯に話かけた。
「あなたは人殺しのために、
生まれてきたわけじゃない。」
一郎を茶屋と広野が護送しているとき。
緑川と水沢が護送車を襲った。
一郎は緑川の接近に気付き、
護送車の中でひそかに手錠を外していた。
そして、茶屋はか銃を奪った。
緑川と水沢は護送車を止めた。
「一郎くん迎えに来たよ。」
護送車から降りる茶屋と広野。
他の警察が緑川と水沢を囲むが、
その警察官を次々と撃ち殺した。
茶屋と広野の後に車から降りた一郎。
ためらいなく緑川に銃を撃った。
緑川をかばった水沢。
水沢は犠牲となり、
そして護送車の周りを爆破する。
そのどさくさにまぎれて逃げた緑川と一郎。
茶屋は緑川と死んだ水沢の情報を入手した。
そして鷲谷に報告しに言った。
「どこか一郎と似てないか?」
同時期に鷲谷のいる病院に乗り込んだ緑川。
鷲谷を人質にとり、病院を爆破する。
病院にいた茶屋。
次々と爆破される院内。
鷲谷は爆弾を探していた。
そこに現れた一郎。
その時茶屋に緑川から電話が入る。
「一郎くんと一緒に来て。」
そして言われて行った先には、
爆弾を体中に巻かれた広野がいた。
そして再び緑川から電話が入る。
「一郎くんを殺したら助けてあげる。」
「残された時間はわずかだよ。」
「どっちを殺すか決めるだけじゃん。」
一郎は茶屋に言う。
「この爆弾は解除できません。」
意を決して一郎を撃とうとした茶屋。
しかし一郎は反抗した。
爆破まで残りわずか
その時、広野は言った。
「辞めてくれ。俺が死ぬよ。」
そして爆弾を刺激した・・・
爆発とともに広野は死んだ。
ショックで倒れこむ茶屋。
一郎はそのまま緑川のもとに向かった。
茶屋との一悶着で足を怪我したを引きずって。
一方緑川はその一部始終をモニターで見ていた。
「遊びは終わり。」
そう言って鷲谷に歩み寄り、
鷲谷の舌を切ろうとした。
しかし、その瞬間吐血してしまう。
緑川は末期がんだった。
「私は私の戦いの中で死にたいの。」
「運がいいね先生。」
そしてその部屋から鷲谷を連れ出す。
緑川を追った一郎。
地下の駐車場に向かった。
緑川は鷲谷を車に乗せて一郎を待った。
「先生。心の底から幸せって思ったことある?」
「私はなかった。ずっとそれを望んでた。」
「今がそのときよ。」
そう言って車を急発進させる緑川。
車の先には一郎が。
凄まじいスピードで衝突する。
痛みを感じない一郎。
轢かれても立ち上がった。
「痛みを感じないってどんな感じなんだろう?」
そう言って緑川は再び車を発進させた。
それでも立ち上がる一郎。
「待ってて、そろそろ行くから。」
そう言い、再び車を発進させた緑川。
鷲谷はサイドブレーキを上げた。
コントロールできず壁に衝突する車。
一瞬気を失った緑川と鷲谷。
目を開けた緑川の横には一郎が。
運転席の横のガラスを拳で殴って割る一郎。
そして車外に引っ張り出した一郎。
緑川の首を締め上げた。
緑川は苦しそうに言った。
「待ってる。」
「待ってるから。」
目を開けた鷲谷。
その光景を見て一郎に言う。
「止めて。もう誰も殺さないで。」
「人を殺すために生まれてきたわけじゃない。」
「殺人ロボットなんかじゃない。」
「私達と同じ人間なの。」
一郎は手を緩めた。
緑川はポケットから爆弾のスイッチを取り出す。
そしてボタンに手をかけようとした・・・
その時銃声が。
緑川は茶屋に撃ち殺された。
そしてその銃をそのまま一郎に向けた。
茶屋はためらいなく引き金を引いた。
『カッチャ』
玉切れだった・・・
一郎は何も言わずにボロボロな体で歩いた。
一瞬鷲谷の前で足を止め、鷲谷の目を見た。
そのままどこかに消えた・・・
数日後。雨の日だった。
更正して釈放されていた志村。
鷲谷のもとに一通のメールが入る。
『先生の一番大切な患者を殺します』
志村の家に走る鷲谷。
部屋に入ると志村の遺体があった。
そしてうめき声を聞いた鷲谷。
部屋を探すと男児がいた。
志村は鷲谷の弟にしたことと同じように、
その男児をかくまっていたのだった。
更正されたように見せて、
まったく更正していなかったのである。
数日後鷲谷の携帯に電話がかかってくる。
「私が今どんな気持ちか分かる?」
相手は一郎だった。一郎は答えた。
「過ちを見過ごすわけにはいきませんでした。」
鷲谷は聞いた。
「志村が犯行を繰り返すことが分かったの?」
一郎は答えた。
「彼の腕に真新しい子供の歯型がついていました。」
以前鷲谷のもとに釈放の挨拶に来た志村。
一郎はその時に既に気付いていたのだ。
「でも殺すことは許されない。」
「こんなこと続けてどうなるの?」
「どんな悪が死に値する基準だって言うの?」
「あなたは神じゃない。」
「善悪の基準を勝手に作って、
審判を下す権利なんて誰にもないわ。」
そう言って、目をずらした先には一郎の姿が・・・
「あなたは私の築いたもの全てを壊した。」
一郎は言った。
「彼は先生を利用し、裏切りました。」
鷲谷は続けて問い掛ける。
「私のために彼を殺したって言うの?」
一郎は答えた。
「先生は僕のために泣いてくれました。」
「そんな人は先生だけでした。」
「感謝しています。」
そう言って微笑みを見せた一郎。
感情がなかったはずの一郎。
感情が芽生えた一郎に気がついた鷲谷。
「あなた・・・」
電話は切られた・・・・・
『どこに行くの?』
『これからどこに行くつもりなの?』
(終わり)
〜〜 関 連 商 品 〜〜
〜〜RIKUのメインブログ〜〜
・【アフィリエイトで稼ぐ】超初心者からの挑戦(リアルタイム)
〜〜RIKUのサブブログ〜〜
・「携帯・スマホゲーム」DORAKENを実際に攻略して・・・
・☆馬の気持ち☆
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【脳男】
【出演者】
鈴木一郎:生田斗真
鷲谷真梨子:松雪泰子
茶屋刑事:江口洋介
緑川紀子:二階堂ふみ
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空身(鷲谷の同僚):甲本雅裕
伊能(入陶の部下):小澤征悦
藍沢(精神科医):石橋蓮司
金城理詞子(占い師):池谷のぶえ
入陶倫行(一郎の祖父):夏八木勲
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【感想】
おもしろい映画でした。
私この手の映画好きです。
というか、生田くん出演作品が好きです。
とにかく演技がうまい。
私の中ではこの年代の役者さんの中では1番?
松田くん、岡田くんも遜色ないくらいうまいですが・・・
ということでいの映画見て欲しい!
ストーリーなどは普通?
でもなんか見入ってしまう。
そんな映画なんです。
江口さんや松雪さん、染谷くんに二階堂ちゃん、
演技派がそろっていることは事実です。
それだけなんですかね〜?
でも面白い。
ストーリーは簡単なので見やすいですよ!
見てない人は見てください。
少しえげつないシーンもありますが・・・
【あらすじ】(ネタバレあり)
ある部屋の一室。
緑川はなんらかの実験をしていた。
その部屋にはたくさんの人間の舌の標本。
同じ部屋で水沢が金城の舌を切り落す。
ある日の朝、バスに乗ろうとした鷲谷。
バスに乗り遅れてします。
タクシーを拾おうとしたとき・・・
乗り遅れて発車したバスが爆発する。
遠くからその現場を見る緑川。
その現場で捜査をする茶屋刑事。
警視庁にも犯行声明文が送られていた。
連続爆破事件。
犯行声明文は毎回短歌が送られてくる。
そしてその犯行現場には、舌のない人間の遺体。
事件をメディアを通じて罵った人間の遺体。
今回発見された遺体は金城だった。
金城はある番組内で犯人の手がかりを占った。
犯人の手がかりを入手した茶屋。
後輩の広野を連れてアジトの工場へ向かった。
現場に着くと中から女性の悲鳴。
そして銃声が聞こえた。
2人は意を決して突入・・・
その瞬間工場は爆破。
中に入った茶屋。
そこには1人の男がいた。
同時に車の発進音が聞こえる。
茶屋はその男を逮捕した。
その男は鈴木一郎。
一郎は留置所にいた。
何も話すことなく。
そこで聞こえた犯罪者同士の会話。
留置所内でその犯罪者とすれ違った一郎。
一郎は警察官の目を盗み、
突然その犯罪者に襲い掛かった。
取り押えられた一郎。
一郎の手には犯罪者の目玉が・・・
精神科に送られた一郎。
一郎のカウンセリングするのは鷲谷。
茶屋は鷲谷に伝えた。
まるで一郎は痛みを感じないようだったと。
一郎の背中には爆風でついた痛々しい怪我。
脳には異常がない。
ただひとつ脳内麻薬と言われる、
エンドルフィンの数値が異常に高いだけ。
体内時計も毎日一定。一分の違いもなかった。
鷲谷は実験した。
一郎に近づくふりをして安全ピンを体にさす。
しかし痛みを感じない様子の一郎。
そして何らかに気付いた様子の鷲谷。
生まれながらに感情が欠落しているのでは?
人間なのにロボットのようだと・・・
その頃、緑川は水沢といた。
自分を追い込んだ一郎を探している。
緑川は吐血し倒れこむ。
水沢は緑川に言う。
「私より先に死んだらダメなんだからね。」
「あなたは私の神様なんだからね。」
犯罪者のアジトで一郎に追い詰められたとき、
工場を爆破して逃げたのはこの2人。
鷲谷は一郎の過去を追った。
過去に一郎がいた精神科医の藍沢のもとに・・・
「入陶タケキミ」と一郎のことを呼んだ。
一郎は食事も排便も全て教育で覚えた。
指示がなければ何も行わなかったそうだ。
藍沢は一郎を「脳男」と呼んだ。
そしてある日、祖父に引き取られた。
鷲谷は更に一郎の足取りを追った。
次は一郎の肉体トレーニングを行った伊能。
伊能は祖父の指示で肉体トレーニングを行った。
祖父は一郎に殺人の教育をした。
伊能は一郎に感情を教えようとした。
伊能は祖父の目を盗み屋敷の外に連れ出した。
感情が芽生えようとしたとき事件はおこった。
祖父の屋敷に入った強盗。
祖父は一郎に言った。
「悪人を殺せ。」
一郎はためらうことなく強盗を殺した。
そして数日後に2人共いなくなったと・・・
それから起きた犯人不明の殺人事件。
全て犯罪者である。
一郎の両親を車でひき殺した犯人。
その犯人も謎の殺人事件の被害者になった。
緑川は水沢の協力で、全ての情報を盗聴していた。
そして一郎の能力に興奮していた。
「私が殺してあげる・・・」
鷲谷は志村のカウンセリングも行っていた。
志村は鷲谷によって更正していた。
自分の罪をしっかりと理解していた。
鷲谷の弟に性的暴行を加え殺害したことを。
その事実を一郎に全て話した。
そして一郎の芯に話かけた。
「あなたは人殺しのために、
生まれてきたわけじゃない。」
一郎を茶屋と広野が護送しているとき。
緑川と水沢が護送車を襲った。
一郎は緑川の接近に気付き、
護送車の中でひそかに手錠を外していた。
そして、茶屋はか銃を奪った。
緑川と水沢は護送車を止めた。
「一郎くん迎えに来たよ。」
護送車から降りる茶屋と広野。
他の警察が緑川と水沢を囲むが、
その警察官を次々と撃ち殺した。
茶屋と広野の後に車から降りた一郎。
ためらいなく緑川に銃を撃った。
緑川をかばった水沢。
水沢は犠牲となり、
そして護送車の周りを爆破する。
そのどさくさにまぎれて逃げた緑川と一郎。
茶屋は緑川と死んだ水沢の情報を入手した。
そして鷲谷に報告しに言った。
「どこか一郎と似てないか?」
同時期に鷲谷のいる病院に乗り込んだ緑川。
鷲谷を人質にとり、病院を爆破する。
病院にいた茶屋。
次々と爆破される院内。
鷲谷は爆弾を探していた。
そこに現れた一郎。
その時茶屋に緑川から電話が入る。
「一郎くんと一緒に来て。」
そして言われて行った先には、
爆弾を体中に巻かれた広野がいた。
そして再び緑川から電話が入る。
「一郎くんを殺したら助けてあげる。」
「残された時間はわずかだよ。」
「どっちを殺すか決めるだけじゃん。」
一郎は茶屋に言う。
「この爆弾は解除できません。」
意を決して一郎を撃とうとした茶屋。
しかし一郎は反抗した。
爆破まで残りわずか
その時、広野は言った。
「辞めてくれ。俺が死ぬよ。」
そして爆弾を刺激した・・・
爆発とともに広野は死んだ。
ショックで倒れこむ茶屋。
一郎はそのまま緑川のもとに向かった。
茶屋との一悶着で足を怪我したを引きずって。
一方緑川はその一部始終をモニターで見ていた。
「遊びは終わり。」
そう言って鷲谷に歩み寄り、
鷲谷の舌を切ろうとした。
しかし、その瞬間吐血してしまう。
緑川は末期がんだった。
「私は私の戦いの中で死にたいの。」
「運がいいね先生。」
そしてその部屋から鷲谷を連れ出す。
緑川を追った一郎。
地下の駐車場に向かった。
緑川は鷲谷を車に乗せて一郎を待った。
「先生。心の底から幸せって思ったことある?」
「私はなかった。ずっとそれを望んでた。」
「今がそのときよ。」
そう言って車を急発進させる緑川。
車の先には一郎が。
凄まじいスピードで衝突する。
痛みを感じない一郎。
轢かれても立ち上がった。
「痛みを感じないってどんな感じなんだろう?」
そう言って緑川は再び車を発進させた。
それでも立ち上がる一郎。
「待ってて、そろそろ行くから。」
そう言い、再び車を発進させた緑川。
鷲谷はサイドブレーキを上げた。
コントロールできず壁に衝突する車。
一瞬気を失った緑川と鷲谷。
目を開けた緑川の横には一郎が。
運転席の横のガラスを拳で殴って割る一郎。
そして車外に引っ張り出した一郎。
緑川の首を締め上げた。
緑川は苦しそうに言った。
「待ってる。」
「待ってるから。」
目を開けた鷲谷。
その光景を見て一郎に言う。
「止めて。もう誰も殺さないで。」
「人を殺すために生まれてきたわけじゃない。」
「殺人ロボットなんかじゃない。」
「私達と同じ人間なの。」
一郎は手を緩めた。
緑川はポケットから爆弾のスイッチを取り出す。
そしてボタンに手をかけようとした・・・
その時銃声が。
緑川は茶屋に撃ち殺された。
そしてその銃をそのまま一郎に向けた。
茶屋はためらいなく引き金を引いた。
『カッチャ』
玉切れだった・・・
一郎は何も言わずにボロボロな体で歩いた。
一瞬鷲谷の前で足を止め、鷲谷の目を見た。
そのままどこかに消えた・・・
数日後。雨の日だった。
更正して釈放されていた志村。
鷲谷のもとに一通のメールが入る。
『先生の一番大切な患者を殺します』
志村の家に走る鷲谷。
部屋に入ると志村の遺体があった。
そしてうめき声を聞いた鷲谷。
部屋を探すと男児がいた。
志村は鷲谷の弟にしたことと同じように、
その男児をかくまっていたのだった。
更正されたように見せて、
まったく更正していなかったのである。
数日後鷲谷の携帯に電話がかかってくる。
「私が今どんな気持ちか分かる?」
相手は一郎だった。一郎は答えた。
「過ちを見過ごすわけにはいきませんでした。」
鷲谷は聞いた。
「志村が犯行を繰り返すことが分かったの?」
一郎は答えた。
「彼の腕に真新しい子供の歯型がついていました。」
以前鷲谷のもとに釈放の挨拶に来た志村。
一郎はその時に既に気付いていたのだ。
「でも殺すことは許されない。」
「こんなこと続けてどうなるの?」
「どんな悪が死に値する基準だって言うの?」
「あなたは神じゃない。」
「善悪の基準を勝手に作って、
審判を下す権利なんて誰にもないわ。」
そう言って、目をずらした先には一郎の姿が・・・
「あなたは私の築いたもの全てを壊した。」
一郎は言った。
「彼は先生を利用し、裏切りました。」
鷲谷は続けて問い掛ける。
「私のために彼を殺したって言うの?」
一郎は答えた。
「先生は僕のために泣いてくれました。」
「そんな人は先生だけでした。」
「感謝しています。」
そう言って微笑みを見せた一郎。
感情がなかったはずの一郎。
感情が芽生えた一郎に気がついた鷲谷。
「あなた・・・」
電話は切られた・・・・・
『どこに行くの?』
『これからどこに行くつもりなの?』
(終わり)
〜〜 関 連 商 品 〜〜
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【君と僕との約束】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【君と僕との約束】
【出演者】
修二:KEIJI
陽平:TETSUYA
サコ:蓮佛美沙子
レイコ:滝沢沙織
神崎:袴田吉彦
坂本(惣菜屋の同僚):波岡一喜
惣菜屋のオーナー:平田満
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【感想】
爽やかな青春映画?
微妙でした・・・
もともとはBeeTVで放送していたそうです。
EXILEのKEIJIさんとTETSUYAさんの、
初ダブル主演で話題になったそうですが・・・
私EXILEそんなに詳しくなくて・・・
なので単純な映画!
厳しいです・・・
あまりに無理やりかんがありすぎます。
そんなに人生うまく行かないし・・・
やるならもっと大胆にしてもよかったと・・・
すこし昔の青春映画を見ているようでした。
【あらすじ】(ネタバレあり)
17年前。
悲しくなったら空を見よう。
嬉しいときも空を見よう。
その言葉は私のおまじないだった。
泣き虫だった私はいつも空を見ていた。
幼馴染の陽平と修二とサコ。
いつも虐められるサコを助けたのは、
陽平と修二だった。
父親が出て行ったサコにとって、
2人はヒーローであり兄であった。
2人は言った。
「俺たちサコの願い事をかなえてあげる。」
「三人でお洋服屋さんやりたい・・・」
17年後。
アパレル会社のアルバイトとして働くサコ。
上司のレイコはサコのデザインを、
自分のデザインとして使用していた。
修はプロ野球選手を目指したが怪我で挫折。
でもいつも笑っていた。
陽平はメーカーに就職後、
デザインが認められ独立した。
20代で店を持ったと業界でも有名に。
落ち込んでいるサコにメールが入る。
「今夜は死んでも遅れるなよ。」修二
「ハッピーバースデー。今夜は笑い会おう。」陽平
今日はサコの誕生日。
陽平と修二は店を予約しサコと待ち合わせした。
修二はサコに言った。
「今日から陽平のところ就職したんだ。」
「それで陽平がサコも一緒にやらないかって。」
陽平は言った。
「あの日約束したじゃん。」
「サコがどう思うか自由だけど。」
そして予約した店へ・・・
しかし何かの手違いで予約されていなかった。
サコは言った。
「陽ちゃんの店がいいな。」
修二は食べ物とワインを買いに、
陽平はケーキを買いに行った。
陽平の店で2人を待つサコ。
サコは2人に手紙を書いた。
そして手紙をポストに出しに行った。
そこに現れた2人の男。
サコをナンパしだす。
それを遠くから見ていた修二。
サコはアッサリ断り店に入った。
断られて逆上する2人。
「車の中連れ込んじまえばこっちのもんだよ。」
それを聞いた修二は2人を捕まえ殴った。
そして補導された・・・
警察に理由を言わなかった修二。
20日間拘留されて、
「ごめん。やっぱり俺がいると迷惑がかかる。」
そう書置きを残して、2人の前から消えた・・・
暴力事件を起こした従業員を抱えた店。
修二も開店間近にして、融資を取りやめられた。
残ったのは多額の借金。
それでも陽平は修二を信じていた。
それから1年後。
陽平は借金返済のためバイトを掛け持ちし、
それでも夢を諦めていなかった。
修二は惣菜屋で働いていた。
そこのオーナーに1年前に拾ってもらった。
ある日公園で修二は陽の噂を聞いた。
自分のせいで借金を抱えたことを・・・
そして修二は陽平の前に現れる。
そしてお金だけ渡して逃げるように去った。
「俺が返す。今はこれしかないけど。」
その後、惣菜屋の同僚坂本に仕事を誘われた。
一晩で50万から100万入る仕事。
相当ヤバいという仕事。
サコは会社の上司、神崎に誘われていた。
サコのデザインが好きで、サコのことも好き。
付き合って欲しいと。陽平の借金も払ってやると。
陽平もサコの会社の上司レイコに誘われた。
世に出てないデザインを、個人的に買い取ると。
「夢だけじゃ食べていけないのよ。」
そう言われ悩む陽平。
そんな陽平に会いに来たサコ。
「また3人で会いたいな。」
そう言って泣き出したサコ。
そしてサコは言った。
「明日遊園地連れて行って。」
2人で出かけるのは初めてだった。
微妙に意識し始めた2人。
修二はヤバい仕事を引き受けた。
オーナーは全て分かっていた。
修二にオーナーは言った。
「ああだこうだ言いたくないが、
執行猶予中だって忘れるな。」
遊園地に行った2人。
楽しく遊んだが話題は修二の話に・・・
「何があっても二人は私のヒーローだよ。」
「叫ばないし。泣き言いわないし。」
「陽ちゃん頑張りすぎだよ。」
「倒れちゃうよ。」
「だから今日でヒーロー卒業してもらいます。」
陽平は突然サコを抱きしめた。そして、
「俺はサコがいるから頑張れるんだ。」
「サコのために生きてなきゃ俺ダメなんだよ。」
「サコが好きだ。」
その後のデートも2人の話題は修二だった。
そしてサコは言った。
「私陽ちゃんとは恋しないよ。」
「だって陽ちゃんだよ。お兄ちゃんだよ。ムリ。」
陽平は言った。
「俺だって突然だったんだよ。」
そしてサコは会社の上司の話をした。
一方修二のもとには警察が来ていた。
警察に修二は行った。
「仕事内容は部屋に来てからといわれました。」
「俺は何もわかりません。」
部屋に行った修二。
部屋から突然逃げ出る男たち。
結局何もしないまま帰っていた。
警察は修二を釈放した。
迎えに来たオーナー。
オーナーは修二の言うことを信じた。
オーナーの車の修二の姿を見たサコ。
翌日オーナーの車にかかれた惣菜屋を調べた。
そして修二の働く惣菜屋に行った。
休憩時間まで公園で待とうと考えた。
修二は休憩時間となり公園へ・・・
そこで1年前の2人組みがたまたま修二を見つけた。
そして修二に絡んだ。
それを目撃したサコ。近くに行き会話を聞く。
「あいつは俺が一生守るって決めたんだ。」
「誕生日だったんだぞ。一年で一回だけ。」
「サコを悲しませる奴は、俺は何度だって行くぞ。」
2人は立ち去った。
そしてサコと修二は再会した。
サコは1年前の事件の真相を知った。
修二は言った。
「サコはサコのままでいればいいんだよ。」
サコは言った。
「修ちゃん戻ってきてよ。」
「3人で笑いたいよ。」
修二は返す。
「いつか必ず戻るよ。待っててくれ。」
その頃陽平は倒れていた。
そして病院で悪性の腫瘍があることを聞かされた。
陽平は夢の実現のため焦った。
そして自分のデザインをレイコに売る決心をする。
店を持つために・・・
会社でその事実を知ったサコ。
陽平のもとへ向かった。
陽平はサコに言った。
「夢だけじゃ生きていけないんだ。」
どうしていいか分からないサコ。
修二に助けを求めに行った。
理由を聞いた修二は、陽平の契約現場へ行く。
陽平とレイコの契約現場。
そこに現れた修二は契約書を破り捨てた。
そして陽平を連れて行く。
「デザインはお前の魂だろ。」
「サコを悲しませんな。」
陽平は返した。
「お前は今まで何してきた。」
「俺に全部押し付けんなよ。」
「お前自由すぎるだろ。」
と言って興奮した陽平は倒れた。
修二は陽平の病気を病院で知った。
陽平は修二に言った。
「病気のことサコには内緒にしてくれ。」
そしてサコも見舞いに来た。
久しぶりに3人で笑って話をした。
病院の帰り道で修二はサコに言う。
「デザイン書いて服を作ってくれないか?」
「簡単じゃないなら本気でやってくれ。」
「陽平のためにやってくれ。」
「俺たちが止まると陽平も止まっちまうんだ。」
異変に気付いたサコ。
陽平の病気を修二に問いただす。
病気のことを聞いたサコ。
修二は続けた。
「俺たまに思うことがあって。」
「陽平はサコと出会うために、
生まれてきたんじゃないのかなって・・・」
「そうなんだよ。そうなんだよ。」
「自然でいような。」
次の日修二は動き出した。
もともと融資を予定した社長に頭を下げ、
自分を雇っている惣菜屋のオーナーに金を借りた。
そして手付金を払った。
1ヵ月後には450万円用意しなければならない。
修二はバイトを掛け持ちした。
「人がムリだと思うことをやるから、
俺ってカッコいいんだよ。」
悩んだサコは決心した。
そして神崎と夜会う約束をした。
以前の借金返済の話を確認して・・・
数々の悪行がたたり仕事を外されていたレイコ。
陽平のもとに現れて、サコと神崎のことを話す。
そしてサコのメモしていたホテルの紙を渡した。
その夜サコと神崎はホテルのバーにいた。
そして神崎は部屋に誘った。
神崎は気付いていた、
サコの自分に対しての気持ちも、3人の友情も。
サコの顔を見て神崎は言った。
「やっぱかなわないわ。」
「ごめん。」
「こんな感じで気持ち試すような形になって。」
「3人の夢、俺のも応援させてもらえないかな?」
「融資と言う形で俺にも手伝わして欲しい。」
「だから3人の店、俺にも関わらせて欲しい。」
その時現れた修二と陽平。
神崎に襲い掛かった・・・
誤解の解けた2人。
陽平の入院する病院に集まっていた。
神崎は言う。
「3ヶ月で開店まで持っていく。」
陽平は言った。
「1ヶ月だ。」
修二は言った。
「陽平が1ヶ月って言ったら1ヶ月だ。」
「誰もが無理って言うことを、
やるからカッコいいんだよ。」
そして陽平はサコに言った。
「デザインを書いて一着服を作るんだ。」
そして開店の日。
陽平と修二はサコの手紙を見ていた。
サコが誕生日の日に書いた手紙。
そこにやってくるサコ。
サコは自分のデザインで服を仕上げた。
白いワンピース。
そしてもう一着出す。
「陽ちゃんのことだけを思って、
陽ちゃんに着て欲しくて、
それだけを考えて作りました。」
そしてジャケットを出した。
それをみた陽平はサコに言う。
「サコ。デビューおめでとう。」
私の人生は幸せすぎると思う。
陽ちゃんがいて。修ちゃんがいて。
いつも一緒にいてくれる人がいたから
夢は今実現しようとしている。
心から思います。
陽ちゃん。修ちゃん。
私と出会ってくれて本当にありがとう。
(終わり)
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【君と僕との約束】
【出演者】
修二:KEIJI
陽平:TETSUYA
サコ:蓮佛美沙子
レイコ:滝沢沙織
神崎:袴田吉彦
坂本(惣菜屋の同僚):波岡一喜
惣菜屋のオーナー:平田満
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【感想】
爽やかな青春映画?
微妙でした・・・
もともとはBeeTVで放送していたそうです。
EXILEのKEIJIさんとTETSUYAさんの、
初ダブル主演で話題になったそうですが・・・
私EXILEそんなに詳しくなくて・・・
なので単純な映画!
厳しいです・・・
あまりに無理やりかんがありすぎます。
そんなに人生うまく行かないし・・・
やるならもっと大胆にしてもよかったと・・・
すこし昔の青春映画を見ているようでした。
【あらすじ】(ネタバレあり)
17年前。
悲しくなったら空を見よう。
嬉しいときも空を見よう。
その言葉は私のおまじないだった。
泣き虫だった私はいつも空を見ていた。
幼馴染の陽平と修二とサコ。
いつも虐められるサコを助けたのは、
陽平と修二だった。
父親が出て行ったサコにとって、
2人はヒーローであり兄であった。
2人は言った。
「俺たちサコの願い事をかなえてあげる。」
「三人でお洋服屋さんやりたい・・・」
17年後。
アパレル会社のアルバイトとして働くサコ。
上司のレイコはサコのデザインを、
自分のデザインとして使用していた。
修はプロ野球選手を目指したが怪我で挫折。
でもいつも笑っていた。
陽平はメーカーに就職後、
デザインが認められ独立した。
20代で店を持ったと業界でも有名に。
落ち込んでいるサコにメールが入る。
「今夜は死んでも遅れるなよ。」修二
「ハッピーバースデー。今夜は笑い会おう。」陽平
今日はサコの誕生日。
陽平と修二は店を予約しサコと待ち合わせした。
修二はサコに言った。
「今日から陽平のところ就職したんだ。」
「それで陽平がサコも一緒にやらないかって。」
陽平は言った。
「あの日約束したじゃん。」
「サコがどう思うか自由だけど。」
そして予約した店へ・・・
しかし何かの手違いで予約されていなかった。
サコは言った。
「陽ちゃんの店がいいな。」
修二は食べ物とワインを買いに、
陽平はケーキを買いに行った。
陽平の店で2人を待つサコ。
サコは2人に手紙を書いた。
そして手紙をポストに出しに行った。
そこに現れた2人の男。
サコをナンパしだす。
それを遠くから見ていた修二。
サコはアッサリ断り店に入った。
断られて逆上する2人。
「車の中連れ込んじまえばこっちのもんだよ。」
それを聞いた修二は2人を捕まえ殴った。
そして補導された・・・
警察に理由を言わなかった修二。
20日間拘留されて、
「ごめん。やっぱり俺がいると迷惑がかかる。」
そう書置きを残して、2人の前から消えた・・・
暴力事件を起こした従業員を抱えた店。
修二も開店間近にして、融資を取りやめられた。
残ったのは多額の借金。
それでも陽平は修二を信じていた。
それから1年後。
陽平は借金返済のためバイトを掛け持ちし、
それでも夢を諦めていなかった。
修二は惣菜屋で働いていた。
そこのオーナーに1年前に拾ってもらった。
ある日公園で修二は陽の噂を聞いた。
自分のせいで借金を抱えたことを・・・
そして修二は陽平の前に現れる。
そしてお金だけ渡して逃げるように去った。
「俺が返す。今はこれしかないけど。」
その後、惣菜屋の同僚坂本に仕事を誘われた。
一晩で50万から100万入る仕事。
相当ヤバいという仕事。
サコは会社の上司、神崎に誘われていた。
サコのデザインが好きで、サコのことも好き。
付き合って欲しいと。陽平の借金も払ってやると。
陽平もサコの会社の上司レイコに誘われた。
世に出てないデザインを、個人的に買い取ると。
「夢だけじゃ食べていけないのよ。」
そう言われ悩む陽平。
そんな陽平に会いに来たサコ。
「また3人で会いたいな。」
そう言って泣き出したサコ。
そしてサコは言った。
「明日遊園地連れて行って。」
2人で出かけるのは初めてだった。
微妙に意識し始めた2人。
修二はヤバい仕事を引き受けた。
オーナーは全て分かっていた。
修二にオーナーは言った。
「ああだこうだ言いたくないが、
執行猶予中だって忘れるな。」
遊園地に行った2人。
楽しく遊んだが話題は修二の話に・・・
「何があっても二人は私のヒーローだよ。」
「叫ばないし。泣き言いわないし。」
「陽ちゃん頑張りすぎだよ。」
「倒れちゃうよ。」
「だから今日でヒーロー卒業してもらいます。」
陽平は突然サコを抱きしめた。そして、
「俺はサコがいるから頑張れるんだ。」
「サコのために生きてなきゃ俺ダメなんだよ。」
「サコが好きだ。」
その後のデートも2人の話題は修二だった。
そしてサコは言った。
「私陽ちゃんとは恋しないよ。」
「だって陽ちゃんだよ。お兄ちゃんだよ。ムリ。」
陽平は言った。
「俺だって突然だったんだよ。」
そしてサコは会社の上司の話をした。
一方修二のもとには警察が来ていた。
警察に修二は行った。
「仕事内容は部屋に来てからといわれました。」
「俺は何もわかりません。」
部屋に行った修二。
部屋から突然逃げ出る男たち。
結局何もしないまま帰っていた。
警察は修二を釈放した。
迎えに来たオーナー。
オーナーは修二の言うことを信じた。
オーナーの車の修二の姿を見たサコ。
翌日オーナーの車にかかれた惣菜屋を調べた。
そして修二の働く惣菜屋に行った。
休憩時間まで公園で待とうと考えた。
修二は休憩時間となり公園へ・・・
そこで1年前の2人組みがたまたま修二を見つけた。
そして修二に絡んだ。
それを目撃したサコ。近くに行き会話を聞く。
「あいつは俺が一生守るって決めたんだ。」
「誕生日だったんだぞ。一年で一回だけ。」
「サコを悲しませる奴は、俺は何度だって行くぞ。」
2人は立ち去った。
そしてサコと修二は再会した。
サコは1年前の事件の真相を知った。
修二は言った。
「サコはサコのままでいればいいんだよ。」
サコは言った。
「修ちゃん戻ってきてよ。」
「3人で笑いたいよ。」
修二は返す。
「いつか必ず戻るよ。待っててくれ。」
その頃陽平は倒れていた。
そして病院で悪性の腫瘍があることを聞かされた。
陽平は夢の実現のため焦った。
そして自分のデザインをレイコに売る決心をする。
店を持つために・・・
会社でその事実を知ったサコ。
陽平のもとへ向かった。
陽平はサコに言った。
「夢だけじゃ生きていけないんだ。」
どうしていいか分からないサコ。
修二に助けを求めに行った。
理由を聞いた修二は、陽平の契約現場へ行く。
陽平とレイコの契約現場。
そこに現れた修二は契約書を破り捨てた。
そして陽平を連れて行く。
「デザインはお前の魂だろ。」
「サコを悲しませんな。」
陽平は返した。
「お前は今まで何してきた。」
「俺に全部押し付けんなよ。」
「お前自由すぎるだろ。」
と言って興奮した陽平は倒れた。
修二は陽平の病気を病院で知った。
陽平は修二に言った。
「病気のことサコには内緒にしてくれ。」
そしてサコも見舞いに来た。
久しぶりに3人で笑って話をした。
病院の帰り道で修二はサコに言う。
「デザイン書いて服を作ってくれないか?」
「簡単じゃないなら本気でやってくれ。」
「陽平のためにやってくれ。」
「俺たちが止まると陽平も止まっちまうんだ。」
異変に気付いたサコ。
陽平の病気を修二に問いただす。
病気のことを聞いたサコ。
修二は続けた。
「俺たまに思うことがあって。」
「陽平はサコと出会うために、
生まれてきたんじゃないのかなって・・・」
「そうなんだよ。そうなんだよ。」
「自然でいような。」
次の日修二は動き出した。
もともと融資を予定した社長に頭を下げ、
自分を雇っている惣菜屋のオーナーに金を借りた。
そして手付金を払った。
1ヵ月後には450万円用意しなければならない。
修二はバイトを掛け持ちした。
「人がムリだと思うことをやるから、
俺ってカッコいいんだよ。」
悩んだサコは決心した。
そして神崎と夜会う約束をした。
以前の借金返済の話を確認して・・・
数々の悪行がたたり仕事を外されていたレイコ。
陽平のもとに現れて、サコと神崎のことを話す。
そしてサコのメモしていたホテルの紙を渡した。
その夜サコと神崎はホテルのバーにいた。
そして神崎は部屋に誘った。
神崎は気付いていた、
サコの自分に対しての気持ちも、3人の友情も。
サコの顔を見て神崎は言った。
「やっぱかなわないわ。」
「ごめん。」
「こんな感じで気持ち試すような形になって。」
「3人の夢、俺のも応援させてもらえないかな?」
「融資と言う形で俺にも手伝わして欲しい。」
「だから3人の店、俺にも関わらせて欲しい。」
その時現れた修二と陽平。
神崎に襲い掛かった・・・
誤解の解けた2人。
陽平の入院する病院に集まっていた。
神崎は言う。
「3ヶ月で開店まで持っていく。」
陽平は言った。
「1ヶ月だ。」
修二は言った。
「陽平が1ヶ月って言ったら1ヶ月だ。」
「誰もが無理って言うことを、
やるからカッコいいんだよ。」
そして陽平はサコに言った。
「デザインを書いて一着服を作るんだ。」
そして開店の日。
陽平と修二はサコの手紙を見ていた。
サコが誕生日の日に書いた手紙。
そこにやってくるサコ。
サコは自分のデザインで服を仕上げた。
白いワンピース。
そしてもう一着出す。
「陽ちゃんのことだけを思って、
陽ちゃんに着て欲しくて、
それだけを考えて作りました。」
そしてジャケットを出した。
それをみた陽平はサコに言う。
「サコ。デビューおめでとう。」
私の人生は幸せすぎると思う。
陽ちゃんがいて。修ちゃんがいて。
いつも一緒にいてくれる人がいたから
夢は今実現しようとしている。
心から思います。
陽ちゃん。修ちゃん。
私と出会ってくれて本当にありがとう。
(終わり)
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【今日、恋をはじめます】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【今日、恋をはじめます】
【出演者】
日比野つばき:武井咲
椿京汰:松坂桃李
長谷川西希(京汰の親友):山ア賢人
日比野さくら(つばきの妹):新川優愛
菜奈(京汰の中学の同級生):木村文乃
花野井:青柳翔
日比野庄一郎(つばきの父):長谷川初範
日比野節子(つばきの母):麻生祐未
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
ストレートなラブストーリー。
率直に言うと残念な作品でした・・・
漫画が原作なようですが普通すぎて・・・
感動もなく心に響くものがなかった・・・
桃李くんも咲ちゃんも、
演者としては嫌いではないんですが・・・
キャラクターと私の2人へのイメージが真逆!
桃李くんもは真面目なイメージが強い。
(今回はチャラ男役)
咲きちゃんは明るいイメージです。
(基本的に暗い女性役)
配役が悪かったのでは?
びっくりしたのは、木村文乃さんも出てたんですね!
「銭の戦争」より少し顔丸い?
綺麗な顔なのに変わりはないですが・・・
うまい演技しますよね〜
今年ブレイク間違いなしの女優さんです。
【あらすじ】(ネタバレあり)
思っても見なかった。
私にも恋が出来るなんて。
それもよりによって、
生まれてから今まで出会った中で、
最低最悪のこんな奴に恋をするなんて・・・
高校入学初日、ぶつかった相手は京汰。
トップ成績で合格したイケメン男子。
しかも同じクラスだった・・・
ダサダサの椿を馬鹿にする京汰。
それに便乗してつばきをいじるクラスメイト。
そのとき京汰は言う。
「今日からこいつ俺の女にするから。」
そう言ってつばきにキスをする。
次の日からからかいの的になったつばき。
春祭の実行委員にも推薦された。
京汰はそれを見て自分から立候補する。
適当なクラスメイト。
春祭もやめようと言い出す。
そのとき京汰はつばきに言った。
「俺にデートしてください、
って言ったら助けてやる。」
しかたなくつばきは言う。
「私とデートしてください。」
そして一気に展開を変えた。
京汰が言うことにはみんな賛成する。
そして春祭準備もうまく進む。
そして春祭当日。
みんなに浴衣の着付けをするつばき。
次第にみんなの中心になっていた。
そんな中でみんなの写真を撮り、
自分はバックアップに徹していた。
春祭も終わりを向かえ、
京汰と2人片づけをするつばき。
つばきは京汰の伸びきった髪を切る。
「いろいろありがとうね。」
そう言って京汰への感謝を伝えた。
中学から友達がいなかったつばき。
京汰のおかげで友達も出来た。
髪を切り終わった京汰。
突然つばきにキスをしようとした。
つばきは、
「ちょっと待って、本気なの。」
京汰は言った。
「本気に決まってんだろ。」
「本気で遊んでるんだバカ。」
そして春祭の愚痴を言う京汰。
つばきのフォローで楽しめなかったと。
その埋め合わせにデートを要求した。
デートの日。
おめかしも出来ずに待ち合わせ場所へ・・・
そこに現れた京汰。服装を馬鹿にした。
そしてつばきの服を買いに行く。
京汰の知り合いの花野井の美容室に行き、
髪もメイクもしてもらった。
別人に代わったつばき。
目を奪われた京汰。
そしてカラオケに・・・
その部屋には星のイルミネーションが。
正座について話す京汰。
そんな京汰につばきは聞く。
「星とか好きなの?」
「詳しそうだから。」
何か不機嫌になる京汰。
「俺がすきなのは星空より、
星空の下ですることだよ。」
京汰は突然つばきを突き倒した。
驚いたつばきは涙を流し言う。
「好きにすれば。」
「やりたいことやればいいじゃない。」
「大体、結婚前にこんなこと間違ってるよ。」
そう言ってカラオケえお飛び出し帰るつばき。
次の日つばきに京汰は言った。
「もうお前のことからかうのよすわ。」
「結婚までやらせてくれ女だって分かったし。」
「安心しな。もうお前には手を出さない。」
京汰に一目惚れした、つばきの妹さくら。
京汰がつばきに買った服を着て京汰のもとへ。
「京汰さん今度勉強教えてください。」
妹を追いかけたつばき。
京汰はつばきに気付き、つばきに言う。
今度、勉強合宿をしようと。
メンバーは京汰とつばき、西希とさくら。
場所は海。京汰の別荘。
その夜に別荘の離れにある展望室。
つばきは京汰と2人そこにいた。
2人で星を見る。
天体望遠鏡を見るつばき。
京汰は後ろから抱きしめた。
「もうお前に手出さないって決めたのにな。」
そう言って離れた京汰。つばきに言う。
「来年のクリスマスイヴにコグマ座流星郡が来る。」
「ここに来て一緒に見ようぜ。」
「約束だ。」
「絶対にお前のこと連れてきてやるから。」
つばきは言った。
「分かったよ。約束ね。」
「私椿君が好きだから。」
それを聞いた京汰。
「お前でもそんな事言うんだな。」
「おんなじだな・・・」
それから数日後・・・
つばきは意味が分からないでいた。
ひとつだけわかったことは、
振られたということだけ。
そんな時、さくらが西希を家に連れてきた。
そして西希はつばきに話した。
京汰の母親の話。
京汰が小さい頃の誕生日。
京汰を残して家をでた母。
誕生日が一年で一番嫌いな日。
好きとか愛しているが禁句なこと。
それと女は自分を裏切ると思っていると・・・
つばきは京汰の誕生日の夜、
さくらと西希と学校に忍び込んだ。
「ちゃんと勝負して、ちゃんと振られるんだ。」
「初めて好きになった人だから。」
「堂々とぶつかりたい。」
西希が携帯で京汰を学校に呼ぶ。
家庭用プラネタリウムで祝うつばき。
「2年経っても3年経っても、
私の気持ちはずっと変わらないから。」
京汰は言う。
「ずっとなんて軽々しく言うな。」
「女の約束なんてあてになんない。」
「女はみんな同じなんだよ。」
「だからゲームでいいんだよ。」
つばきは言う。
「椿君は人に傷つけられたことは、
いつまでも覚えているのに、
人を傷つけるのは平気なんだね。」
「人の気持ち勝手にもてあそんで、
勝手に捨ててそうやって人に当たって、
そんなのただのガキのすることじゃん。」
「そういう気持ち引きずるのはもう終わりにして。」
「あの夜天文台で星を見て笑ってたよね。」
「あの笑顔は本物だった。」
「だからもう一度笑って欲しかったんだ。」
「椿君が好きです。」
京汰は言った。
「プレゼントもらってやるよ。」
「俺はお前を信じる。」
「だからお前は俺を信じろ。」
そしてキスをする2人。
そして正式に付き合いだした2人。
デートを続けた2人。幸せな時間だった。
同じ携帯にした。
初めて家族以外に誕生日を祝ってもらった。
それから1年がたち二回目の京汰の誕生日。
プラネタリウムのフィルムをプレゼントした。
そして11月。
菜奈という女性が現れる。
中学時代の京汰の恋人。
今でも友達のような関係らしい。
初めて同士の関係だった女性。
つばきはまだ・・・
少しずつ不安になるつばき。
そんな時に京汰のもとに母から電話が来る。
京汰の母は癌で入院していた。
病院にいこうと決意した京汰。
その日、つばきは京汰をデートに誘う。
断った京汰。しかし病院には行けずに、
菜奈と会っていた。
つばきは1人プラネタリウムへ。
そこで京汰の父と会った。
そこで京汰の母のことを聞く。
その帰り、菜奈と歩く京汰を見る。
つばきの事を考えて何も言わなかった京汰。
京汰に何も教えてもらえないつばき。
2人は食い違いだした。
つばきは京汰に言う。
「お母さんに会いに行ってあげたら。」
そのことには触れて欲しくなかった京汰。
「お前には関係ないだろ。」
つばきは返した。
「そうだよね私には関係ないよね。」
「私椿君と距離をおきたい。」
こうして離れ離れになる2人。
以前京汰に言われたこと。
「お前やりたいことないのか?」
そして思いついたつばき。
花野井の美容室でアルバイトを始めた。
花野井は京汰に言う。
「お前がよそ見している最中に、
あの子大事なもの見つけたんだよ。」
京汰はそんなつばきを、
遠くから見るしか出来なかった。
クリスマス間近のある日。
菜奈は京汰に電話した。
「私と星見に行かない?」
「私は待っている。」
一方つばきはクリスマスイヴも、
アルバイトを入れた。
そして親に進学をやめると伝えた。
美容師になりたいと・・・
「私好きで勉強してきたわけじゃないんだよ。」
そしてクリスマスイヴ。
家で父といた京汰。
京汰に父は言った。
「そばにいて欲しい、って一言。」
「最後までお母さんに言えなかったんだよな。」
「俺もお母さんを許せなかった。」
「でも会ってみて分かったよ。」
「許せないってことは、
愛しているってことなんだ。」
「それに気づいたときは、
何て長い時間無駄にしたんだろうって、
そう思ったんだよ。」
「時間はいくらだってあると思っているだろう。」
「でも短いぞ人生なんて。」
「あっという間だ。」
その言葉を聞いて決意した京汰。
母に会いに言った。
そして菜奈と電話した。
「もう俺のこと待つのやめろ。」
「俺のこと変えてくれたのはつばきなんだ。」
「あいつがいなかったら、
今も俺は最低のまんまなんだ。」
そして走り出した。
約束の展望台へ・・・
つばきも仕事が終わり花野井に送ってもらった。
そして花野井に言う。
「1年前約束したんです。」
「でも今夜椿君が来なかったら諦めます。」
「決着つけないと、前に進めないですから。」
展望台に京汰の姿はなかった。
京汰からもらったネックレスを握り締め・・・
「さようなら椿君。」
ネックレスが手のひらから落ちる瞬間。
扉があき京汰が来る。
そしてネックレスを拾い、
つばきの手のひらへ・・・
つばきを抱きしめる京汰。
「意味ないじゃん。2人で来ないと。」
「つばき。オフクロに会ってきた。」
「母さん。って言えたよ。」
つばきは京汰に言う。
「私も報告がある。」
「夢が出来た。私美容師になりたい。」
「椿君のおかげで私は私を見つけたの。」
京汰は言う。
「つばき。告ってもいいか?」
「つばき。愛してる。」
そしてキスをする2人・・・
そのまま展望台で一夜を過ごした・・・
初めてのキス
初めての恋
初めての春
初めての人
それが全部椿君なのが嬉しい反面、
私ばかりが初めてなのが悔しかった。
でも私も椿君の初めてになれたんだ。
高校2年生朝焼けの空に、
一生ものの思い出を刻みつけて。
私は17歳になる。
(終わり)
〜〜 関 連 商 品 〜〜
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【今日、恋をはじめます】
【出演者】
日比野つばき:武井咲
椿京汰:松坂桃李
長谷川西希(京汰の親友):山ア賢人
日比野さくら(つばきの妹):新川優愛
菜奈(京汰の中学の同級生):木村文乃
花野井:青柳翔
日比野庄一郎(つばきの父):長谷川初範
日比野節子(つばきの母):麻生祐未
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【感想】
ストレートなラブストーリー。
率直に言うと残念な作品でした・・・
漫画が原作なようですが普通すぎて・・・
感動もなく心に響くものがなかった・・・
桃李くんも咲ちゃんも、
演者としては嫌いではないんですが・・・
キャラクターと私の2人へのイメージが真逆!
桃李くんもは真面目なイメージが強い。
(今回はチャラ男役)
咲きちゃんは明るいイメージです。
(基本的に暗い女性役)
配役が悪かったのでは?
びっくりしたのは、木村文乃さんも出てたんですね!
「銭の戦争」より少し顔丸い?
綺麗な顔なのに変わりはないですが・・・
うまい演技しますよね〜
今年ブレイク間違いなしの女優さんです。
【あらすじ】(ネタバレあり)
思っても見なかった。
私にも恋が出来るなんて。
それもよりによって、
生まれてから今まで出会った中で、
最低最悪のこんな奴に恋をするなんて・・・
高校入学初日、ぶつかった相手は京汰。
トップ成績で合格したイケメン男子。
しかも同じクラスだった・・・
ダサダサの椿を馬鹿にする京汰。
それに便乗してつばきをいじるクラスメイト。
そのとき京汰は言う。
「今日からこいつ俺の女にするから。」
そう言ってつばきにキスをする。
次の日からからかいの的になったつばき。
春祭の実行委員にも推薦された。
京汰はそれを見て自分から立候補する。
適当なクラスメイト。
春祭もやめようと言い出す。
そのとき京汰はつばきに言った。
「俺にデートしてください、
って言ったら助けてやる。」
しかたなくつばきは言う。
「私とデートしてください。」
そして一気に展開を変えた。
京汰が言うことにはみんな賛成する。
そして春祭準備もうまく進む。
そして春祭当日。
みんなに浴衣の着付けをするつばき。
次第にみんなの中心になっていた。
そんな中でみんなの写真を撮り、
自分はバックアップに徹していた。
春祭も終わりを向かえ、
京汰と2人片づけをするつばき。
つばきは京汰の伸びきった髪を切る。
「いろいろありがとうね。」
そう言って京汰への感謝を伝えた。
中学から友達がいなかったつばき。
京汰のおかげで友達も出来た。
髪を切り終わった京汰。
突然つばきにキスをしようとした。
つばきは、
「ちょっと待って、本気なの。」
京汰は言った。
「本気に決まってんだろ。」
「本気で遊んでるんだバカ。」
そして春祭の愚痴を言う京汰。
つばきのフォローで楽しめなかったと。
その埋め合わせにデートを要求した。
デートの日。
おめかしも出来ずに待ち合わせ場所へ・・・
そこに現れた京汰。服装を馬鹿にした。
そしてつばきの服を買いに行く。
京汰の知り合いの花野井の美容室に行き、
髪もメイクもしてもらった。
別人に代わったつばき。
目を奪われた京汰。
そしてカラオケに・・・
その部屋には星のイルミネーションが。
正座について話す京汰。
そんな京汰につばきは聞く。
「星とか好きなの?」
「詳しそうだから。」
何か不機嫌になる京汰。
「俺がすきなのは星空より、
星空の下ですることだよ。」
京汰は突然つばきを突き倒した。
驚いたつばきは涙を流し言う。
「好きにすれば。」
「やりたいことやればいいじゃない。」
「大体、結婚前にこんなこと間違ってるよ。」
そう言ってカラオケえお飛び出し帰るつばき。
次の日つばきに京汰は言った。
「もうお前のことからかうのよすわ。」
「結婚までやらせてくれ女だって分かったし。」
「安心しな。もうお前には手を出さない。」
京汰に一目惚れした、つばきの妹さくら。
京汰がつばきに買った服を着て京汰のもとへ。
「京汰さん今度勉強教えてください。」
妹を追いかけたつばき。
京汰はつばきに気付き、つばきに言う。
今度、勉強合宿をしようと。
メンバーは京汰とつばき、西希とさくら。
場所は海。京汰の別荘。
その夜に別荘の離れにある展望室。
つばきは京汰と2人そこにいた。
2人で星を見る。
天体望遠鏡を見るつばき。
京汰は後ろから抱きしめた。
「もうお前に手出さないって決めたのにな。」
そう言って離れた京汰。つばきに言う。
「来年のクリスマスイヴにコグマ座流星郡が来る。」
「ここに来て一緒に見ようぜ。」
「約束だ。」
「絶対にお前のこと連れてきてやるから。」
つばきは言った。
「分かったよ。約束ね。」
「私椿君が好きだから。」
それを聞いた京汰。
「お前でもそんな事言うんだな。」
「おんなじだな・・・」
それから数日後・・・
つばきは意味が分からないでいた。
ひとつだけわかったことは、
振られたということだけ。
そんな時、さくらが西希を家に連れてきた。
そして西希はつばきに話した。
京汰の母親の話。
京汰が小さい頃の誕生日。
京汰を残して家をでた母。
誕生日が一年で一番嫌いな日。
好きとか愛しているが禁句なこと。
それと女は自分を裏切ると思っていると・・・
つばきは京汰の誕生日の夜、
さくらと西希と学校に忍び込んだ。
「ちゃんと勝負して、ちゃんと振られるんだ。」
「初めて好きになった人だから。」
「堂々とぶつかりたい。」
西希が携帯で京汰を学校に呼ぶ。
家庭用プラネタリウムで祝うつばき。
「2年経っても3年経っても、
私の気持ちはずっと変わらないから。」
京汰は言う。
「ずっとなんて軽々しく言うな。」
「女の約束なんてあてになんない。」
「女はみんな同じなんだよ。」
「だからゲームでいいんだよ。」
つばきは言う。
「椿君は人に傷つけられたことは、
いつまでも覚えているのに、
人を傷つけるのは平気なんだね。」
「人の気持ち勝手にもてあそんで、
勝手に捨ててそうやって人に当たって、
そんなのただのガキのすることじゃん。」
「そういう気持ち引きずるのはもう終わりにして。」
「あの夜天文台で星を見て笑ってたよね。」
「あの笑顔は本物だった。」
「だからもう一度笑って欲しかったんだ。」
「椿君が好きです。」
京汰は言った。
「プレゼントもらってやるよ。」
「俺はお前を信じる。」
「だからお前は俺を信じろ。」
そしてキスをする2人。
そして正式に付き合いだした2人。
デートを続けた2人。幸せな時間だった。
同じ携帯にした。
初めて家族以外に誕生日を祝ってもらった。
それから1年がたち二回目の京汰の誕生日。
プラネタリウムのフィルムをプレゼントした。
そして11月。
菜奈という女性が現れる。
中学時代の京汰の恋人。
今でも友達のような関係らしい。
初めて同士の関係だった女性。
つばきはまだ・・・
少しずつ不安になるつばき。
そんな時に京汰のもとに母から電話が来る。
京汰の母は癌で入院していた。
病院にいこうと決意した京汰。
その日、つばきは京汰をデートに誘う。
断った京汰。しかし病院には行けずに、
菜奈と会っていた。
つばきは1人プラネタリウムへ。
そこで京汰の父と会った。
そこで京汰の母のことを聞く。
その帰り、菜奈と歩く京汰を見る。
つばきの事を考えて何も言わなかった京汰。
京汰に何も教えてもらえないつばき。
2人は食い違いだした。
つばきは京汰に言う。
「お母さんに会いに行ってあげたら。」
そのことには触れて欲しくなかった京汰。
「お前には関係ないだろ。」
つばきは返した。
「そうだよね私には関係ないよね。」
「私椿君と距離をおきたい。」
こうして離れ離れになる2人。
以前京汰に言われたこと。
「お前やりたいことないのか?」
そして思いついたつばき。
花野井の美容室でアルバイトを始めた。
花野井は京汰に言う。
「お前がよそ見している最中に、
あの子大事なもの見つけたんだよ。」
京汰はそんなつばきを、
遠くから見るしか出来なかった。
クリスマス間近のある日。
菜奈は京汰に電話した。
「私と星見に行かない?」
「私は待っている。」
一方つばきはクリスマスイヴも、
アルバイトを入れた。
そして親に進学をやめると伝えた。
美容師になりたいと・・・
「私好きで勉強してきたわけじゃないんだよ。」
そしてクリスマスイヴ。
家で父といた京汰。
京汰に父は言った。
「そばにいて欲しい、って一言。」
「最後までお母さんに言えなかったんだよな。」
「俺もお母さんを許せなかった。」
「でも会ってみて分かったよ。」
「許せないってことは、
愛しているってことなんだ。」
「それに気づいたときは、
何て長い時間無駄にしたんだろうって、
そう思ったんだよ。」
「時間はいくらだってあると思っているだろう。」
「でも短いぞ人生なんて。」
「あっという間だ。」
その言葉を聞いて決意した京汰。
母に会いに言った。
そして菜奈と電話した。
「もう俺のこと待つのやめろ。」
「俺のこと変えてくれたのはつばきなんだ。」
「あいつがいなかったら、
今も俺は最低のまんまなんだ。」
そして走り出した。
約束の展望台へ・・・
つばきも仕事が終わり花野井に送ってもらった。
そして花野井に言う。
「1年前約束したんです。」
「でも今夜椿君が来なかったら諦めます。」
「決着つけないと、前に進めないですから。」
展望台に京汰の姿はなかった。
京汰からもらったネックレスを握り締め・・・
「さようなら椿君。」
ネックレスが手のひらから落ちる瞬間。
扉があき京汰が来る。
そしてネックレスを拾い、
つばきの手のひらへ・・・
つばきを抱きしめる京汰。
「意味ないじゃん。2人で来ないと。」
「つばき。オフクロに会ってきた。」
「母さん。って言えたよ。」
つばきは京汰に言う。
「私も報告がある。」
「夢が出来た。私美容師になりたい。」
「椿君のおかげで私は私を見つけたの。」
京汰は言う。
「つばき。告ってもいいか?」
「つばき。愛してる。」
そしてキスをする2人・・・
そのまま展望台で一夜を過ごした・・・
初めてのキス
初めての恋
初めての春
初めての人
それが全部椿君なのが嬉しい反面、
私ばかりが初めてなのが悔しかった。
でも私も椿君の初めてになれたんだ。
高校2年生朝焼けの空に、
一生ものの思い出を刻みつけて。
私は17歳になる。
(終わり)
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