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2015年04月18日
【君に届け】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)
本日の映画紹介。
【君に届け】
【出演者】
黒沼爽子:多部未華子
風早翔太:三浦春馬
矢野あやね:夏菜
吉田千鶴:蓮佛美沙子
真田龍:青山ハル
胡桃沢梅:桐谷美玲
荒井一市(教師:ピン):ARATA
黒沼喜多男(爽子の父):勝村政信
黒沼陽子(爽子の母):富田靖子
真田徹(龍の兄):山口龍人
真田はるか(徹の妻):吉田桂子
遠藤朋美(クラスメイト):松山愛里
平野依里子(クラスメイト):近野成美
城ノ内宗一(クラスメイト):金井勇太
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
原作は漫画。
女性の熱狂的なファンがいるようです。
そうとは知らずに見ました。
とても面白かった。
ラブストーリーと言うよりは青春映画。
そんな感じで見させてもらいました。
あんな友達がいたら、本物の親友。
そんな温かい感情を持ちました。
多部さんはハマり役ですね♪
途中は笑っちゃうシーンも多くて、
ラブストーリーと思ってましたが、
全然違うイメージでした・・・
面白い。そう感じた映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15年前の大晦日。
お父さんが毎年欠かさず参加している
市民楽団のコンサートをほおりだし、
全力疾走したそうだ。
爽やかな子と書いて爽子と名づけられた私は、
幼稚園で座敷わらしと言われたのがとても嬉しくて、
本物の座敷わらしみたくみんなの役に立ちたくて、
一日一善をもっとうにしてきたけれど、
小学生のとき、
貞子と呼び間違えられたのが運の尽き・・・
誰に話しかけても、
怖がられたり、謝られたりばかりで・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校生になった爽子。
登校初日に道に迷う高校生に道案内した。
「変な形」
と桜の花びらを爽子に渡した風早。
その花びらはハートの形だった。
風早と爽子は同じクラスだった。
風早はみんなの中心人物。
一方の爽子はクラスで影が薄く、
みんなに怖がられて謝られた。
そんな中で「おはよう」と言ってくれる風早。
貞子と3秒以上目を合わせると不幸になる。
そんな噂が学校中に広まる。
それを聞いた爽子。
「そっか。目を合わせちゃいけないのか。」
ある授業。クラスメイトのノートを集める爽子。
誰一人爽子とは目を合わせない。
しかし風早は目を見てノートを渡してきた。
逆に目をそらす爽子。
そんなある日、風早は肝試しを計画した。
「貞子が来たら、きっと本物が出るよね。」
「怖いけど、面白そう。」
クラスのみんなは、そう噂をした。
その日の夕方。
先生の荒井が爽子の前に現れて、
「俺の目を見ろ。」
そう言って3秒数えた。
「何だよ。何もおきねぇじゃねえかよ。」
「風早が自分で確かめろって言うから。」
突然そう言った荒井。
「お前あいつのことどう思ってるんだよ。」
爽子は答えた。
「風早君はいつも爽やかで。」
「って言うかむしろ、
爽やかからできている人なんじゃないかと・・・」
そこにたまたま現れた風早。
「爽やかからできてるって?」
爽子は言う。
「ほめ言葉です。」
笑う風早。
「そんな爽やかじゃねえよ。」
「爽やかです。苗字まで。」
「それ行ったら黒沼じゃん。」
「爽やかな子って書いて爽子でしょ。」
「俺嫌われているのかと思ってた。」
「そうやって思っていることみんなに話せば?」
「黒沼も来いよな。肝試し。」
爽子はクラスメイトの矢野と吉田に言う。
「お化け役やらせてもらえませんか?」
「霊も呼べないですし・・・」
「みんなの役に立ちたいんです。」
そして肝試し当日。
差し入れを持って矢野と吉田が来てくれた。
風早も爽子のもとへ・・・
「一人でこんなとこ、怖くないの?」
爽子は答えた。
「夜はわりと好きなので。」
「それに、私お化け役嬉しくて。」
「みんなに喜んでもらえるから嬉しいんです。」
そして2人で夜景を見た。
爽子は言った。
「何でだろう。」
「いつもより綺麗に見れる。」
翌日。肝試しの結果発表で盛り上がった。
「罰ゲームは風早に決定。」
「罰ゲームは1週間黒沼と付き合う件。」
そう言って盛り上がるクラスメイト。
風早は怒って言い返す。
「こんなのが罰ゲームって黒沼に失礼すぎる。」
「黒沼は女の子なんだよ。」
それを見ていた爽子は立ち上がり、
「もういい加減にしろよ。」
「あの誤解です。」
「風早君はみんなと同じように、
私に親切にしてくれただけなので。」
そう言って教室を飛び出した爽子。
それを追った風早。
入学式の日初めて会った道で追いつく風早。
「あいつらもふざけすぎたって反省しているから。」
爽子は答えた。
「ごめんなさい。」
「親切にしてくれたのに迷惑かけちゃって。」
それに対して風早は言う。
「迷惑なんかじゃないよ。」
「覚えてる?入学式の日。」
「ここで黒沼が道を教えてくれたの。」
「あの日から俺黒沼のこと・・・」
爽子は被せるように言う。
「覚えてます。」
「あの日から風早君は私の憧れだから。」
「風早君みたいになりたいって、
尊敬していたから。」
「ありがとうございました。」
『いつか君に届くだろうか?』
『あの時感じた、この気持ちが・・・』
『大きくなった、この気持ちが・・・』
新学期になった。
クラスでは席替えが・・・
一番最初にくじを引くのは爽子。
爽子の近くに座ると成績が落ちる。
そんな噂で避けようとするクラスメイト。
その時風早は・・・
「俺くじいいや。」
そう言って爽子の隣に座る風早。
「私も」
と言って矢野と吉田が前に座る。
爽子の後ろは吉田の幼馴染の龍。
5人でご飯を食べに行った。
初めてみんなの前で笑う爽子。
「いつもそうしていればいいのに。」
みんなで楽しくご飯を食べた。
どんどん仲良くなっていく。
体育祭の練習を一緒にして、
勉強の出来ない吉田にノートを貸した。
そんなある日に、
爽子は変な噂を聞く。
「貞子といるとみんな株を落とすよね。」
その直後に荒井が爽子の前に、
「吉田と矢野知らない?」
「友達だろ。」
爽子は答えた。
「友達ではありません。」
その現場を見ていた吉田と矢野。
2人はショックを受け、爽子に聞く。
「貞子は私達のことどう思っているの?」
「私も矢野も貞子のこと好きだよ。」
「貞子は私達のこと好き?」
そこに通りかかる噂していたグループ。
爽子はそのグループに気付いて、
「好きって言うよりも・・・」
「一緒にいたら良くないかと・・・」
そう言ってその場を去った。
噂なんてどうでもよい2人。
それ以上に貞子の言葉に落ち込んだ。
爽子も同じく落ち込んでいた。
そんな姿を見た風早が爽子に声をかけた。
爽子は言う。
「ダメです。私と一緒にいると・・・」
「私のせいでみんなの株が下がってしまうから。」
「みんなに迷惑かけたくない。」
風早は言った。
「そんなの黒沼が決めることじゃない。」
「俺は噂なんて関係ない。」
「もし逆だったらどうする?」
爽子は答えた。
「嫌です。」
風早は答えた。
「吉田たちもそう思っているかもね。」
そして体育祭のサッカーの練習を2人でした。
そして風早は言った。
「パスってさ。」
「本気で届けって思わないと、
受け止めてもらえないんだよ。」
一方吉田と矢野は2人爽子の話をしていた。
「私ら貞子のことばっかり考えてるね。」
「こんなの、もう友達じゃん。」
次の日の朝。
爽子はトイレで2人に言う言葉を練習していた。
そこに現れた女子グループ。
吉田と矢野の噂をしていた。
爽子は言った。
「さっきの言葉取り消してください。」
「吉田さんと矢野さんのこと、
悪く言わないで下さい。」
女子グループは言った。
「噂流したのあんたじゃん。」
「風早に近づきたくて噂流したんでしょ。」
爽子は言った。
「違う。分かってない。」
「矢野さんと吉田さんのこと、
好きよりもっと・・・大好きか!」
騒ぎを聞いて吉田と矢野は駆けつけた。
「貞子がそんな噂流すはずがない。」
爽子は言った。
「さっきの言葉取り消してください。
女子グループは
「分かったよ。」
といってその場を去った。
そして吉田と矢野に爽子は言う。
「私ずっと諦めていました。」
「でも吉田さんと矢野さんのこと、
どうしても諦められられなかった。」
「私が一緒にいると変な噂流されて・・・」
矢野と吉田は言う。
「私達噂で傷ついていると思ってたの?」
「自分が一緒にいると傷つけると思ってたの?」
爽子は言う。
「2人が傷ついたとき、
どうしたらいいか分からないけど・・・」
「でも何度でも誤解ときます。」
「だから友達でいたい。」
2人は爽子を抱きしめて言う。
「爽子。知ってる?」
「友達って気付いたらもうなってるの。」
そして5人は元に戻った。
そして体育祭当日。
爽子に声をかけた胡桃沢。
「私に協力してくれる?」
「私の好きな人風早なんだ。」
爽子は言う。
「私協力できない。」
「風早君は私にとって特別な人みたいで・・・」
それを聞いた胡桃沢は爽子に言う。
「それって恋愛感情じゃないよね。」
「男子と話すこと少ないから、
そう思うんじゃないかな?」
「例えば、真田とももっと話してみたら?」
そして胡桃沢は風早に言う。
「今日爽子ちゃん可愛かった。」
「ずっと真田のこと見ていたよ。」
一方爽子は龍のもとへ行った。
特別な感情を指南してもらっていた。
風早は爽子と龍が話しているのを見た。
嫉妬した風早はその場から爽子を連れ去る。
「龍のこと好きなの?」
爽子は答えた。
「好きです。」
「でもそれは特別な意味じゃなくて・・・」
「クラスメイトっていうか・・・」
「真田くんのことは凄いって思うっていうか、
すごくいい人って思うっていうか・・・」
吉田は気がついた。
全て胡桃沢の仕業だと・・・
そして今までの吉田と矢野の噂も・・・
そして胡桃沢を問い詰める。
胡桃沢は開き直った。
「爽子ちゃん邪魔なんだもん。」
「風早の周りうろちょろして!」
爽子は胡桃沢に言った。
「風早くんへの気持ちはやっぱり特別。」
「胡桃ちゃんの気持ちと同じって言うか・・・」
胡桃沢は返した。
「同じはずないじゃない。」
「あんたなんか大嫌い。」
風早への想いが大きい胡桃沢は、
爽子のことしか見ていない風早を知っていた。
やるせない気持ちを爽子に泣きながらぶつけた。
それから数日後・・・
冬になり爽子の通学を心配した父。
爽子にバス通学をさせた。
荒井先生に申請を出した爽子。
荒井先生は学生証をなくしてしまう。
教員室に言っていた爽子を待っていた。
風早と吉田、矢野。
今まで一緒に下校していた4人。
しかし出来なくなった。
風早は寂しく感じていた。
そんな時に風早が爽子を誘う。
クリスマスパーティーの下見という名目。
しかし爽子は吉田と矢野を誘う。
落ち込む風早・・・
下見当日も、矢野が爽子を連れていなくなる。
さらに落ち込む風早・・・
『俺の気持ち、届いているのかな?』
クリスマスイヴのパーティー。
例年なら家族で過ごす爽子。
どうしても父に言えないでいた。
風早は意を決して爽子に言う。
下校のバスに乗ろうとする爽子に・・・
「俺と付き合ってくれないかな?」
「俺の彼女になってほしい。」
そしてプラネタリウムのチケットを渡す。
「パーティーが終わったら行こうよ。」
「みんなとじゃなくて、2人で。」
「俺クリスマスイヴは黒沼と過ごしたい。」
あわてる爽子。
「付き合うとか、まだ考えられなくて。」
「ごめんなさい・・・」
と言ってバスは発車した。
パーティーには行かなかった爽子。
爽子の家を吉田と矢野が訪れた。
何でパーティー行かなかったか聞く2人に、
「付き合って欲しいって言われ。」
「大好きなのに、付き合うって不安で。」
「私真っ白になっちゃって・・・」
「凄く嬉しかったけど、
そう言ってくれただけで十分。」
それを聞いた矢野は怒った。
「風早がちゃんと言っているのに、
何で答えてあげないの。」
「自分を信じないてことは、
あんたを好きだって言ってる、
風早を信じないってことなんだよ。」
「あんたを好きだって言ってる
私らも信じないってことなんだよ。」
吉田は矢野を抑えて言った。
「気持ちだけは伝えたほうがいいよ。」
「風早家の手伝いとかで忙しいらしいけど、
神社のカウントダウンには来るって。」
大晦日当日。
例年の恒例の市民楽団のコンサート。
爽子はコンサートに行っていた。
神社のカウントダウンに行った風早。
帰ろうとして龍に呼び止められた。
そして爽子のことを聞く。
「黒沼ってどんな奴?」
風早は答えた。
「いつもひたむきで一生懸命で、
純粋で、感動屋で、
真っ直ぐ正直って言うのかな?」
「いつも人の気持ち思いやってて・・・」
と言って風早は気がついた。
「俺黒沼の気持ち、
ちゃんと思いやってたかな?」
その時荒木が現れる。
お前からこれ返してやれと、
爽子の生徒手帳を渡した。
中には、入学式の日渡したハートの花びら。
その頃に爽子は父のもとにいた。
爽子が生まれた日のことを話す父。
そんな父に爽子は言う。
「私会いたい人がいるの。」
「今日じゃなきゃダメなの。」
「会ってダメでも、ちゃんと気持ち伝えたい。」
父は答えた。
「だったら行かなきゃ。」
「本当に会いたいときは、
全部ほおリ投げて行くものだから。」
そして爽子は神社へ走った。
爽子の姿を見つけた吉田と矢野。
「風早なら奥で甘酒配ってる。」
爽子は言う。
「ありがとう。」
「千鶴ちゃん。あやねちゃん。」
しかし風早はもう帰ったと・・・
結局会えずに落ち込む爽子。
時間は24時。
花火が打ち上げられた・・・
一方の風早は、
入学式に始めて爽子と会った場所にいた。
諦めて帰ろうとした爽子。
そこで待つ風早を見つけた。
そしてあわてて言う。
「ありがとう。」
「じゃなくて・・・」
「私風早くんのことが・・・」
あわてる爽子を見て風早は言った。
「いいよ。ゆっくりで。」
息を整えた爽子。
「私風早君のことが好きです。」
風早は答えた。
「俺も、ずっとずっと黒沼が好きだよ。」
「夢みたいだよ。やっと届いた。」
そして続ける。
「ごめん。」
「誕生日におめでとうって、
言ってあげられなくて。」
「新年の初めに黒沼と一緒にいられて良かった。」
「これからもよろしく。」
そして2人雪の降る空を見上げた・・・
新学期が始まった・・・
プラネタリウムのチケットを見て微笑む爽子。
それを見て呼ぶ風早。
「黒沼。」
風早に追いつき、一緒に下校する2人。
(終わり)
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【君に届け】
【出演者】
黒沼爽子:多部未華子
風早翔太:三浦春馬
矢野あやね:夏菜
吉田千鶴:蓮佛美沙子
真田龍:青山ハル
胡桃沢梅:桐谷美玲
荒井一市(教師:ピン):ARATA
黒沼喜多男(爽子の父):勝村政信
黒沼陽子(爽子の母):富田靖子
真田徹(龍の兄):山口龍人
真田はるか(徹の妻):吉田桂子
遠藤朋美(クラスメイト):松山愛里
平野依里子(クラスメイト):近野成美
城ノ内宗一(クラスメイト):金井勇太
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【感想】
原作は漫画。
女性の熱狂的なファンがいるようです。
そうとは知らずに見ました。
とても面白かった。
ラブストーリーと言うよりは青春映画。
そんな感じで見させてもらいました。
あんな友達がいたら、本物の親友。
そんな温かい感情を持ちました。
多部さんはハマり役ですね♪
途中は笑っちゃうシーンも多くて、
ラブストーリーと思ってましたが、
全然違うイメージでした・・・
面白い。そう感じた映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15年前の大晦日。
お父さんが毎年欠かさず参加している
市民楽団のコンサートをほおりだし、
全力疾走したそうだ。
爽やかな子と書いて爽子と名づけられた私は、
幼稚園で座敷わらしと言われたのがとても嬉しくて、
本物の座敷わらしみたくみんなの役に立ちたくて、
一日一善をもっとうにしてきたけれど、
小学生のとき、
貞子と呼び間違えられたのが運の尽き・・・
誰に話しかけても、
怖がられたり、謝られたりばかりで・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校生になった爽子。
登校初日に道に迷う高校生に道案内した。
「変な形」
と桜の花びらを爽子に渡した風早。
その花びらはハートの形だった。
風早と爽子は同じクラスだった。
風早はみんなの中心人物。
一方の爽子はクラスで影が薄く、
みんなに怖がられて謝られた。
そんな中で「おはよう」と言ってくれる風早。
貞子と3秒以上目を合わせると不幸になる。
そんな噂が学校中に広まる。
それを聞いた爽子。
「そっか。目を合わせちゃいけないのか。」
ある授業。クラスメイトのノートを集める爽子。
誰一人爽子とは目を合わせない。
しかし風早は目を見てノートを渡してきた。
逆に目をそらす爽子。
そんなある日、風早は肝試しを計画した。
「貞子が来たら、きっと本物が出るよね。」
「怖いけど、面白そう。」
クラスのみんなは、そう噂をした。
その日の夕方。
先生の荒井が爽子の前に現れて、
「俺の目を見ろ。」
そう言って3秒数えた。
「何だよ。何もおきねぇじゃねえかよ。」
「風早が自分で確かめろって言うから。」
突然そう言った荒井。
「お前あいつのことどう思ってるんだよ。」
爽子は答えた。
「風早君はいつも爽やかで。」
「って言うかむしろ、
爽やかからできている人なんじゃないかと・・・」
そこにたまたま現れた風早。
「爽やかからできてるって?」
爽子は言う。
「ほめ言葉です。」
笑う風早。
「そんな爽やかじゃねえよ。」
「爽やかです。苗字まで。」
「それ行ったら黒沼じゃん。」
「爽やかな子って書いて爽子でしょ。」
「俺嫌われているのかと思ってた。」
「そうやって思っていることみんなに話せば?」
「黒沼も来いよな。肝試し。」
爽子はクラスメイトの矢野と吉田に言う。
「お化け役やらせてもらえませんか?」
「霊も呼べないですし・・・」
「みんなの役に立ちたいんです。」
そして肝試し当日。
差し入れを持って矢野と吉田が来てくれた。
風早も爽子のもとへ・・・
「一人でこんなとこ、怖くないの?」
爽子は答えた。
「夜はわりと好きなので。」
「それに、私お化け役嬉しくて。」
「みんなに喜んでもらえるから嬉しいんです。」
そして2人で夜景を見た。
爽子は言った。
「何でだろう。」
「いつもより綺麗に見れる。」
翌日。肝試しの結果発表で盛り上がった。
「罰ゲームは風早に決定。」
「罰ゲームは1週間黒沼と付き合う件。」
そう言って盛り上がるクラスメイト。
風早は怒って言い返す。
「こんなのが罰ゲームって黒沼に失礼すぎる。」
「黒沼は女の子なんだよ。」
それを見ていた爽子は立ち上がり、
「もういい加減にしろよ。」
「あの誤解です。」
「風早君はみんなと同じように、
私に親切にしてくれただけなので。」
そう言って教室を飛び出した爽子。
それを追った風早。
入学式の日初めて会った道で追いつく風早。
「あいつらもふざけすぎたって反省しているから。」
爽子は答えた。
「ごめんなさい。」
「親切にしてくれたのに迷惑かけちゃって。」
それに対して風早は言う。
「迷惑なんかじゃないよ。」
「覚えてる?入学式の日。」
「ここで黒沼が道を教えてくれたの。」
「あの日から俺黒沼のこと・・・」
爽子は被せるように言う。
「覚えてます。」
「あの日から風早君は私の憧れだから。」
「風早君みたいになりたいって、
尊敬していたから。」
「ありがとうございました。」
『いつか君に届くだろうか?』
『あの時感じた、この気持ちが・・・』
『大きくなった、この気持ちが・・・』
新学期になった。
クラスでは席替えが・・・
一番最初にくじを引くのは爽子。
爽子の近くに座ると成績が落ちる。
そんな噂で避けようとするクラスメイト。
その時風早は・・・
「俺くじいいや。」
そう言って爽子の隣に座る風早。
「私も」
と言って矢野と吉田が前に座る。
爽子の後ろは吉田の幼馴染の龍。
5人でご飯を食べに行った。
初めてみんなの前で笑う爽子。
「いつもそうしていればいいのに。」
みんなで楽しくご飯を食べた。
どんどん仲良くなっていく。
体育祭の練習を一緒にして、
勉強の出来ない吉田にノートを貸した。
そんなある日に、
爽子は変な噂を聞く。
「貞子といるとみんな株を落とすよね。」
その直後に荒井が爽子の前に、
「吉田と矢野知らない?」
「友達だろ。」
爽子は答えた。
「友達ではありません。」
その現場を見ていた吉田と矢野。
2人はショックを受け、爽子に聞く。
「貞子は私達のことどう思っているの?」
「私も矢野も貞子のこと好きだよ。」
「貞子は私達のこと好き?」
そこに通りかかる噂していたグループ。
爽子はそのグループに気付いて、
「好きって言うよりも・・・」
「一緒にいたら良くないかと・・・」
そう言ってその場を去った。
噂なんてどうでもよい2人。
それ以上に貞子の言葉に落ち込んだ。
爽子も同じく落ち込んでいた。
そんな姿を見た風早が爽子に声をかけた。
爽子は言う。
「ダメです。私と一緒にいると・・・」
「私のせいでみんなの株が下がってしまうから。」
「みんなに迷惑かけたくない。」
風早は言った。
「そんなの黒沼が決めることじゃない。」
「俺は噂なんて関係ない。」
「もし逆だったらどうする?」
爽子は答えた。
「嫌です。」
風早は答えた。
「吉田たちもそう思っているかもね。」
そして体育祭のサッカーの練習を2人でした。
そして風早は言った。
「パスってさ。」
「本気で届けって思わないと、
受け止めてもらえないんだよ。」
一方吉田と矢野は2人爽子の話をしていた。
「私ら貞子のことばっかり考えてるね。」
「こんなの、もう友達じゃん。」
次の日の朝。
爽子はトイレで2人に言う言葉を練習していた。
そこに現れた女子グループ。
吉田と矢野の噂をしていた。
爽子は言った。
「さっきの言葉取り消してください。」
「吉田さんと矢野さんのこと、
悪く言わないで下さい。」
女子グループは言った。
「噂流したのあんたじゃん。」
「風早に近づきたくて噂流したんでしょ。」
爽子は言った。
「違う。分かってない。」
「矢野さんと吉田さんのこと、
好きよりもっと・・・大好きか!」
騒ぎを聞いて吉田と矢野は駆けつけた。
「貞子がそんな噂流すはずがない。」
爽子は言った。
「さっきの言葉取り消してください。
女子グループは
「分かったよ。」
といってその場を去った。
そして吉田と矢野に爽子は言う。
「私ずっと諦めていました。」
「でも吉田さんと矢野さんのこと、
どうしても諦められられなかった。」
「私が一緒にいると変な噂流されて・・・」
矢野と吉田は言う。
「私達噂で傷ついていると思ってたの?」
「自分が一緒にいると傷つけると思ってたの?」
爽子は言う。
「2人が傷ついたとき、
どうしたらいいか分からないけど・・・」
「でも何度でも誤解ときます。」
「だから友達でいたい。」
2人は爽子を抱きしめて言う。
「爽子。知ってる?」
「友達って気付いたらもうなってるの。」
そして5人は元に戻った。
そして体育祭当日。
爽子に声をかけた胡桃沢。
「私に協力してくれる?」
「私の好きな人風早なんだ。」
爽子は言う。
「私協力できない。」
「風早君は私にとって特別な人みたいで・・・」
それを聞いた胡桃沢は爽子に言う。
「それって恋愛感情じゃないよね。」
「男子と話すこと少ないから、
そう思うんじゃないかな?」
「例えば、真田とももっと話してみたら?」
そして胡桃沢は風早に言う。
「今日爽子ちゃん可愛かった。」
「ずっと真田のこと見ていたよ。」
一方爽子は龍のもとへ行った。
特別な感情を指南してもらっていた。
風早は爽子と龍が話しているのを見た。
嫉妬した風早はその場から爽子を連れ去る。
「龍のこと好きなの?」
爽子は答えた。
「好きです。」
「でもそれは特別な意味じゃなくて・・・」
「クラスメイトっていうか・・・」
「真田くんのことは凄いって思うっていうか、
すごくいい人って思うっていうか・・・」
吉田は気がついた。
全て胡桃沢の仕業だと・・・
そして今までの吉田と矢野の噂も・・・
そして胡桃沢を問い詰める。
胡桃沢は開き直った。
「爽子ちゃん邪魔なんだもん。」
「風早の周りうろちょろして!」
爽子は胡桃沢に言った。
「風早くんへの気持ちはやっぱり特別。」
「胡桃ちゃんの気持ちと同じって言うか・・・」
胡桃沢は返した。
「同じはずないじゃない。」
「あんたなんか大嫌い。」
風早への想いが大きい胡桃沢は、
爽子のことしか見ていない風早を知っていた。
やるせない気持ちを爽子に泣きながらぶつけた。
それから数日後・・・
冬になり爽子の通学を心配した父。
爽子にバス通学をさせた。
荒井先生に申請を出した爽子。
荒井先生は学生証をなくしてしまう。
教員室に言っていた爽子を待っていた。
風早と吉田、矢野。
今まで一緒に下校していた4人。
しかし出来なくなった。
風早は寂しく感じていた。
そんな時に風早が爽子を誘う。
クリスマスパーティーの下見という名目。
しかし爽子は吉田と矢野を誘う。
落ち込む風早・・・
下見当日も、矢野が爽子を連れていなくなる。
さらに落ち込む風早・・・
『俺の気持ち、届いているのかな?』
クリスマスイヴのパーティー。
例年なら家族で過ごす爽子。
どうしても父に言えないでいた。
風早は意を決して爽子に言う。
下校のバスに乗ろうとする爽子に・・・
「俺と付き合ってくれないかな?」
「俺の彼女になってほしい。」
そしてプラネタリウムのチケットを渡す。
「パーティーが終わったら行こうよ。」
「みんなとじゃなくて、2人で。」
「俺クリスマスイヴは黒沼と過ごしたい。」
あわてる爽子。
「付き合うとか、まだ考えられなくて。」
「ごめんなさい・・・」
と言ってバスは発車した。
パーティーには行かなかった爽子。
爽子の家を吉田と矢野が訪れた。
何でパーティー行かなかったか聞く2人に、
「付き合って欲しいって言われ。」
「大好きなのに、付き合うって不安で。」
「私真っ白になっちゃって・・・」
「凄く嬉しかったけど、
そう言ってくれただけで十分。」
それを聞いた矢野は怒った。
「風早がちゃんと言っているのに、
何で答えてあげないの。」
「自分を信じないてことは、
あんたを好きだって言ってる、
風早を信じないってことなんだよ。」
「あんたを好きだって言ってる
私らも信じないってことなんだよ。」
吉田は矢野を抑えて言った。
「気持ちだけは伝えたほうがいいよ。」
「風早家の手伝いとかで忙しいらしいけど、
神社のカウントダウンには来るって。」
大晦日当日。
例年の恒例の市民楽団のコンサート。
爽子はコンサートに行っていた。
神社のカウントダウンに行った風早。
帰ろうとして龍に呼び止められた。
そして爽子のことを聞く。
「黒沼ってどんな奴?」
風早は答えた。
「いつもひたむきで一生懸命で、
純粋で、感動屋で、
真っ直ぐ正直って言うのかな?」
「いつも人の気持ち思いやってて・・・」
と言って風早は気がついた。
「俺黒沼の気持ち、
ちゃんと思いやってたかな?」
その時荒木が現れる。
お前からこれ返してやれと、
爽子の生徒手帳を渡した。
中には、入学式の日渡したハートの花びら。
その頃に爽子は父のもとにいた。
爽子が生まれた日のことを話す父。
そんな父に爽子は言う。
「私会いたい人がいるの。」
「今日じゃなきゃダメなの。」
「会ってダメでも、ちゃんと気持ち伝えたい。」
父は答えた。
「だったら行かなきゃ。」
「本当に会いたいときは、
全部ほおリ投げて行くものだから。」
そして爽子は神社へ走った。
爽子の姿を見つけた吉田と矢野。
「風早なら奥で甘酒配ってる。」
爽子は言う。
「ありがとう。」
「千鶴ちゃん。あやねちゃん。」
しかし風早はもう帰ったと・・・
結局会えずに落ち込む爽子。
時間は24時。
花火が打ち上げられた・・・
一方の風早は、
入学式に始めて爽子と会った場所にいた。
諦めて帰ろうとした爽子。
そこで待つ風早を見つけた。
そしてあわてて言う。
「ありがとう。」
「じゃなくて・・・」
「私風早くんのことが・・・」
あわてる爽子を見て風早は言った。
「いいよ。ゆっくりで。」
息を整えた爽子。
「私風早君のことが好きです。」
風早は答えた。
「俺も、ずっとずっと黒沼が好きだよ。」
「夢みたいだよ。やっと届いた。」
そして続ける。
「ごめん。」
「誕生日におめでとうって、
言ってあげられなくて。」
「新年の初めに黒沼と一緒にいられて良かった。」
「これからもよろしく。」
そして2人雪の降る空を見上げた・・・
新学期が始まった・・・
プラネタリウムのチケットを見て微笑む爽子。
それを見て呼ぶ風早。
「黒沼。」
風早に追いつき、一緒に下校する2人。
(終わり)
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【ヘルタースケルター】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)
本日の映画紹介。
【ヘルタースケルター】
【出演者】
比留駒春子(りりこ):沢尻エリカ
麻田誠(検事):大森南朋
多田寛子(社長):桃井かおり
羽田美知子(りりこのマネージャー):寺島しのぶ
奥村伸一(羽田の彼氏):綾野剛
吉川こずえ(新人モデル):水原希子
沢鍋錦二(メイク):新井浩文
保須田久美(麻田の助手):鈴木杏
塚原慶太(刑事):寺島進
浜口幹男(プロデューサー):哀川翔
比留駒千加子(りりこの妹):住吉真理子
南部貴男(りりこの彼氏):窪塚洋介
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【感想】
以前見たことがありましたが、
最近漫画を読み、そしてJ:COMで放送。
たまたま続きで見ました。
以前見たときは、ふ〜んって感じ。
でも今回見たら感想が変わりました。
葛藤と執着の中で、自分を貫き通した、
とてもカッコいい女性の話。
私はそう感じました。
どのような形でも自分を貫いたカリスマ。
犯罪や違法なことは問題あるけど・・・
この映画を見て分かったのは、
映画は2度見るべきだ!!!
ということです。
1度では感じることの出来ない感情が、
芽生えることもあると言うことです。
食わず嫌いせずに、
これからもあらゆるジャンルの映画を
どんどん見ていきたいと思いました。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
笑いと叫びは良く似ている。
私の中で音がする。
カチコチカチコチ音がする。
早くしろよと音がする。
それは私の中で何かが変わる音。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本を代表するモデルりりこ。
「顔が崩れている。」
「骨格と筋肉が一致していない。」
りりこの画像をネットで見ながら言う検事の麻田。
助手の保須田は言った。
「今一番女性がなりたい顔ですよ。」
麻田は返した。
「中身は虫に食い尽くされた果実。」
「だからこそ火が付けられるのか。」
「いつか朽ち果てるのを知っているから。」
りりこは舞台裏ではとてもワガママ。
りりこの彼氏はお金持ちの御曹司。
時に楽屋を訪れては、
人目をはばからずりりこを抱いていた。
一方でプロデューサーにも抱かれるりりこ。
全ては金のために、自分を武器として使う。
社長の多田も承認済みの行為。
そんな生活を送るある日。
りりこは額に痣を発見する。
全ては整形の後遺症。
りりこの体は全て作り物。
元のものは、目玉と耳と爪とあそこぐらい。
多田はメイクの沢鍋に全て伝えて、
「こんなに話したんだから、
最後まで付き合いなさい。」
そしてルビーを渡して買収した。
りりこは病院にいた。
院長は再手術を提案する。
「私達は革命を起こしているんです。」
「これは新しい価値観の創造。」
「定期的な治療なしで維持しようなんて豪腕よ。」
そこの病院には、
同じような症例の女性が詰め掛けていた。
麻田のもとへ刑事の塚原が来ていた。
持ってきたのは、りりこの症状に似ている写真。
同じような症状に耐えられなくなった、
自殺した女性の写真だった。
ある日の仕事終わりにりりこを送る羽田。
いつもすっぴんの羽田にりりこは化粧品をあげ、
「ドラックのようなものだから。」
「どんどんやめられなくなる。」
そうつぶやいた。
家についたりりこ。突然つぶやく。
「もう終わっちゃうんだ。」
「でもいいんだ。全部分かってたことだから。」
そういった後に暴れだすりりこ。
突然心配する羽田を押し倒す。
「羽田ちゃん。私綺麗かな?」
「私のこと分かってくれるの、
羽田ちゃんしかいないから。」
「舐めてくんない?」
そう言って女性マネージャにまで手を出す。
そんな時に妹から手紙が届く。
世間に知られないため過去は伏せていた。
そのため妹にも親にさえも会っていたい。
むしろ全て社長の多田にシャットダウンされていた。
手紙の内容は他愛もないこと、
たまたま東京に木田から会いに来たと・・・
でも忙しいからと社長に帰されたと・・・
りりこは荒れていた。
羽田に対して、
「一回舐めたくらいで調子に乗らないで。」
そう言って怒鳴り散らすりりこ。
かと思えば手のひらを返したように優しくした。
羽田を利用し、御曹司との熱愛をリークした。
羽田に頼んで妹に会いに言った。
そして再び整形を繰り返し、仕事を続けた。
麻田はテレビを見ていた。
「彼女の美しさはイメージのモンタージュ。」
「つまり我々の欲望。」
「人々の望通り踊り羽ばたく。」
「たとえ自分の羽が、
撒き散らされたようにしか、
それが成立しなくても。」
「まさにヘルタースケルター。」
「つまり、しっちゃかめっちゃか。」
「彼女は僕らのジョーカー。」
「近々僕たちは出会うことになる。」
ある日の事務所。
りりこは多田に言う。
「お金毎月送ってないでしょ?」
多田は言う。
「あなたは維持費がかかりすぎてるの。」
「それに設備投資も回収しきってないから。」
「でも、あなたをビジネスなんて思ってないよ。」
「あなたは私の夢なんだから。」
そして新人モデルをりりこに紹介した。
新人モデル吉川は売れていた。
世間の注目がりりこから吉川に移っていた。
この頃のりりこは、副作用を抑えるための薬と、
自分への注目が減っていることで発狂する毎日。
拍車をかけるように、御曹司が婚約発表する。
羽田の家に乗り込んだりりこ。
羽田のいる前で彼氏の奥村を抱く。
ただただ呆然と見ているしか出来ない羽田。
羽田はマネージャーをやめると言うが、
りりこは奥村をつかってそれをとめた。
羽田と奥村を使って犯罪を起こさせた。
御曹司の結婚相手の顔に硫酸をかけさせた。
完全に共犯となり弱みを握ったりりこ。
羽田と奥村は奴隷となっていた・・・
「あたしと同じところまで落ちなさい。」
麻田のもとに再び塚原が来ていた。
自殺者が増えていた。
起訴をするかどうかの相談だった。
起訴する相手はりりこの通う病院。
しかしその病院は、
政治家などの権力者に守られていた。
麻田はりりこに会いに行くことを決意する。
その頃のりりこは薬が利かなくなった。
痣が消えず、周りの人間が不審に思っていた。
りりこに会いに言った麻田。
「やっと会えたね。タイガーリリー。」
「美しい冒険者。」
「あなたに法廷で証言して欲しい。」
「あなたの通う美容クリニック。」
「不法で不適切な医療行為をご存知でしょう。」
「女性の欲望に漬け込んだ、
きわめて悪質な行為だ。」
「タイガーリリーが嫌ならこう呼ぼうか?」
「比留駒春子さん。」
「10日前・・・
麻田さんと羽田さんを使って何をさせた?」
そう言ってりりこに、
クリニックの不法行為をまとめた資料を渡した。
家に帰ったりりこは資料を見ていた。
資料にはりりこの整形前の写真。
クリニックの院長と多田のやりとり。
診察中のりりこの様子。
言い訳できないほどの資料。
「とっくに落ちてるわ。」
そう言って倒れこむりりこ。
テレビをつけると吉川が、
りりこがやっていたCMをやっていた。
「羽田ちゃん。私のこと好き?」
「だったら、こいつの顔八つ裂きにして。」
「目障りなのよ。」
テレビ番組に出演したりりこ。
撮影中に幻覚を見るりりこ。
暴れだし、そして倒れた。
「もっと綺麗にならなきゃ。」
一方羽田は吉川のもとへ・・・
カッターを取り出して、吉川を襲おうとする。
吉川は落ち着いていた。
「いいよ。やれば。」
「みんなどうせ、すぐに忘れる。」
「かわいい。すごい。ああなりたい。」
「無責任な欲望だけが残って、
名前と顔だけがすり替わっていく。」
『お前はもう用済みだ。』
そんな夢を見て目覚めたりりこ。
家では羽田が看病していた。
起きたりりこは直ぐに多田に電話した。
多田の後ろでは吉川の声が・・・
「あんたやれなかったんでしょ。」
「みんな私のこと忘れるんでしょ。」
「忘れられるって死ぬのと一緒でしょ。」
「私死ぬんだよね。」
そう羽田に言って家から飛び出した。
雨の中町を走り倒れこむ。
そこにあった鏡。
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」
りりこの掻き毟る頭。
手には頭から抜ける大量の髪の毛。
一方部屋に残された羽田。
りりこの資料を見ていた。
それを出版社に送りつけた・・・
翌日。当然の如くマスコミは騒いだ。
「何だかな。」
「これまたみんなを喜ばしちゃう私って・・・」
世間は騒いだ。
話題はりりこで持ちきりとなっていた。
整形前の写真が出回った。
美容クリニックも叩かれた。
りりこの事をみんなが調べた。
みんなりりこの事を知りたかった。
麻田は上司に怒られていた。
流れてはいけない機密事項が流れた。
麻田は保須田に言った。
「法なんて人間のこしらえたルールに過ぎない。」
「善も悪も激しさを増すとき、
勇気ある冒険者だけ
が軽々とそれを乗り越える。」
「それはいつも十字路の上で起こる。」
保須田は言った。
「一度使ったジョーカーは二度と使えない。」
「使用済みのジョーカー。」
麻田は返した。
「胸が痛む話だな〜。」
りりこは最後の記者会見に立つ。
舞台裏で多田に聞くりりこ。
「ねえ私って赤字。それとも黒字?」
多田は言った。
「赤字に決まっているじゃない。」
「最後まで責任撮りますよ。」
「私がここまで作り上げたんだから。」
そして会見に立つりりこにメイクをする沢鍋。
後遺症で全身痣だらけのりりこ。
「もうあなたは私無しでは生きられないわよ。」
後日その時のことを沢鍋はこう言った。
「これは生涯で最大の仕事でした。」
「一緒に仕事できて良かったわ。」
「彼女は私の誇りよ。」
記者会見直前の幻覚。
麻田がりりこに言う。
「やあタイガーリリー。」
「どうしても行くのかい?」
りりこは答える。
「もちろん。やり遂げるわ。」
「見たいものを見せてあげる。」
麻田は返した。
「それ以上君の羽を傷つける必要はない。」
「忘れてしまう。」
「みんな自分のことで忙しい。」
それに反論したりりこ。
「そうよ。」
「誰も私を愛していないし、
誰も私を必要としていない。」
「だから私は、私が決めて私を殺すの。」
そして記者会見は行われた。
突然立ち上がったりりこ。
自分の右目にナイフを突き刺した・・・
しばらくはりりこの話題で騒がれた。
いろんな噂が流れた。
それでも次第に話題は消えていった。
数年後・・・
16回目の公判。
訴訟は156名。
自殺者は9名。
行方不明者は1名。
保須田は麻田に聞いた。
「どうして神様は若さと美しさを与え、
そして奪うんでしょう?」
麻田は返した。
「その2つはイコールじゃない。」
「若さは美しいけれど、美しさは若さじゃない。」
「美はもっと深くて複雑で、
あらゆるものを豊かぬ含んでいる。」
「大成功だ。ほら笑っている。」
そう言って指を指した先には、
りりこの写真集のポスターが・・・
「タイガーリリー。君の冒険は続く。」
「永遠に・・・」
りりこは世間から消えたが、
美しさだけが世間に残ったのだった・・・
吉川はトップも出るとして活躍していた。
仕事の打ち上げに使った店。
その店の地下に足を踏み入れる吉川。
そこには・・・
眼帯を巻いた、
美しく華やかなりりこが座っていた。
そして笑った・・・
(終わり)
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たまたま続きで見ました。
以前見たときは、ふ〜んって感じ。
でも今回見たら感想が変わりました。
葛藤と執着の中で、自分を貫き通した、
とてもカッコいい女性の話。
私はそう感じました。
どのような形でも自分を貫いたカリスマ。
犯罪や違法なことは問題あるけど・・・
この映画を見て分かったのは、
映画は2度見るべきだ!!!
ということです。
1度では感じることの出来ない感情が、
芽生えることもあると言うことです。
食わず嫌いせずに、
これからもあらゆるジャンルの映画を
どんどん見ていきたいと思いました。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
笑いと叫びは良く似ている。
私の中で音がする。
カチコチカチコチ音がする。
早くしろよと音がする。
それは私の中で何かが変わる音。
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「顔が崩れている。」
「骨格と筋肉が一致していない。」
りりこの画像をネットで見ながら言う検事の麻田。
助手の保須田は言った。
「今一番女性がなりたい顔ですよ。」
麻田は返した。
「中身は虫に食い尽くされた果実。」
「だからこそ火が付けられるのか。」
「いつか朽ち果てるのを知っているから。」
りりこは舞台裏ではとてもワガママ。
りりこの彼氏はお金持ちの御曹司。
時に楽屋を訪れては、
人目をはばからずりりこを抱いていた。
一方でプロデューサーにも抱かれるりりこ。
全ては金のために、自分を武器として使う。
社長の多田も承認済みの行為。
そんな生活を送るある日。
りりこは額に痣を発見する。
全ては整形の後遺症。
りりこの体は全て作り物。
元のものは、目玉と耳と爪とあそこぐらい。
多田はメイクの沢鍋に全て伝えて、
「こんなに話したんだから、
最後まで付き合いなさい。」
そしてルビーを渡して買収した。
りりこは病院にいた。
院長は再手術を提案する。
「私達は革命を起こしているんです。」
「これは新しい価値観の創造。」
「定期的な治療なしで維持しようなんて豪腕よ。」
そこの病院には、
同じような症例の女性が詰め掛けていた。
麻田のもとへ刑事の塚原が来ていた。
持ってきたのは、りりこの症状に似ている写真。
同じような症状に耐えられなくなった、
自殺した女性の写真だった。
ある日の仕事終わりにりりこを送る羽田。
いつもすっぴんの羽田にりりこは化粧品をあげ、
「ドラックのようなものだから。」
「どんどんやめられなくなる。」
そうつぶやいた。
家についたりりこ。突然つぶやく。
「もう終わっちゃうんだ。」
「でもいいんだ。全部分かってたことだから。」
そういった後に暴れだすりりこ。
突然心配する羽田を押し倒す。
「羽田ちゃん。私綺麗かな?」
「私のこと分かってくれるの、
羽田ちゃんしかいないから。」
「舐めてくんない?」
そう言って女性マネージャにまで手を出す。
そんな時に妹から手紙が届く。
世間に知られないため過去は伏せていた。
そのため妹にも親にさえも会っていたい。
むしろ全て社長の多田にシャットダウンされていた。
手紙の内容は他愛もないこと、
たまたま東京に木田から会いに来たと・・・
でも忙しいからと社長に帰されたと・・・
りりこは荒れていた。
羽田に対して、
「一回舐めたくらいで調子に乗らないで。」
そう言って怒鳴り散らすりりこ。
かと思えば手のひらを返したように優しくした。
羽田を利用し、御曹司との熱愛をリークした。
羽田に頼んで妹に会いに言った。
そして再び整形を繰り返し、仕事を続けた。
麻田はテレビを見ていた。
「彼女の美しさはイメージのモンタージュ。」
「つまり我々の欲望。」
「人々の望通り踊り羽ばたく。」
「たとえ自分の羽が、
撒き散らされたようにしか、
それが成立しなくても。」
「まさにヘルタースケルター。」
「つまり、しっちゃかめっちゃか。」
「彼女は僕らのジョーカー。」
「近々僕たちは出会うことになる。」
ある日の事務所。
りりこは多田に言う。
「お金毎月送ってないでしょ?」
多田は言う。
「あなたは維持費がかかりすぎてるの。」
「それに設備投資も回収しきってないから。」
「でも、あなたをビジネスなんて思ってないよ。」
「あなたは私の夢なんだから。」
そして新人モデルをりりこに紹介した。
新人モデル吉川は売れていた。
世間の注目がりりこから吉川に移っていた。
この頃のりりこは、副作用を抑えるための薬と、
自分への注目が減っていることで発狂する毎日。
拍車をかけるように、御曹司が婚約発表する。
羽田の家に乗り込んだりりこ。
羽田のいる前で彼氏の奥村を抱く。
ただただ呆然と見ているしか出来ない羽田。
羽田はマネージャーをやめると言うが、
りりこは奥村をつかってそれをとめた。
羽田と奥村を使って犯罪を起こさせた。
御曹司の結婚相手の顔に硫酸をかけさせた。
完全に共犯となり弱みを握ったりりこ。
羽田と奥村は奴隷となっていた・・・
「あたしと同じところまで落ちなさい。」
麻田のもとに再び塚原が来ていた。
自殺者が増えていた。
起訴をするかどうかの相談だった。
起訴する相手はりりこの通う病院。
しかしその病院は、
政治家などの権力者に守られていた。
麻田はりりこに会いに行くことを決意する。
その頃のりりこは薬が利かなくなった。
痣が消えず、周りの人間が不審に思っていた。
りりこに会いに言った麻田。
「やっと会えたね。タイガーリリー。」
「美しい冒険者。」
「あなたに法廷で証言して欲しい。」
「あなたの通う美容クリニック。」
「不法で不適切な医療行為をご存知でしょう。」
「女性の欲望に漬け込んだ、
きわめて悪質な行為だ。」
「タイガーリリーが嫌ならこう呼ぼうか?」
「比留駒春子さん。」
「10日前・・・
麻田さんと羽田さんを使って何をさせた?」
そう言ってりりこに、
クリニックの不法行為をまとめた資料を渡した。
家に帰ったりりこは資料を見ていた。
資料にはりりこの整形前の写真。
クリニックの院長と多田のやりとり。
診察中のりりこの様子。
言い訳できないほどの資料。
「とっくに落ちてるわ。」
そう言って倒れこむりりこ。
テレビをつけると吉川が、
りりこがやっていたCMをやっていた。
「羽田ちゃん。私のこと好き?」
「だったら、こいつの顔八つ裂きにして。」
「目障りなのよ。」
テレビ番組に出演したりりこ。
撮影中に幻覚を見るりりこ。
暴れだし、そして倒れた。
「もっと綺麗にならなきゃ。」
一方羽田は吉川のもとへ・・・
カッターを取り出して、吉川を襲おうとする。
吉川は落ち着いていた。
「いいよ。やれば。」
「みんなどうせ、すぐに忘れる。」
「かわいい。すごい。ああなりたい。」
「無責任な欲望だけが残って、
名前と顔だけがすり替わっていく。」
『お前はもう用済みだ。』
そんな夢を見て目覚めたりりこ。
家では羽田が看病していた。
起きたりりこは直ぐに多田に電話した。
多田の後ろでは吉川の声が・・・
「あんたやれなかったんでしょ。」
「みんな私のこと忘れるんでしょ。」
「忘れられるって死ぬのと一緒でしょ。」
「私死ぬんだよね。」
そう羽田に言って家から飛び出した。
雨の中町を走り倒れこむ。
そこにあった鏡。
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」
りりこの掻き毟る頭。
手には頭から抜ける大量の髪の毛。
一方部屋に残された羽田。
りりこの資料を見ていた。
それを出版社に送りつけた・・・
翌日。当然の如くマスコミは騒いだ。
「何だかな。」
「これまたみんなを喜ばしちゃう私って・・・」
世間は騒いだ。
話題はりりこで持ちきりとなっていた。
整形前の写真が出回った。
美容クリニックも叩かれた。
りりこの事をみんなが調べた。
みんなりりこの事を知りたかった。
麻田は上司に怒られていた。
流れてはいけない機密事項が流れた。
麻田は保須田に言った。
「法なんて人間のこしらえたルールに過ぎない。」
「善も悪も激しさを増すとき、
勇気ある冒険者だけ
が軽々とそれを乗り越える。」
「それはいつも十字路の上で起こる。」
保須田は言った。
「一度使ったジョーカーは二度と使えない。」
「使用済みのジョーカー。」
麻田は返した。
「胸が痛む話だな〜。」
りりこは最後の記者会見に立つ。
舞台裏で多田に聞くりりこ。
「ねえ私って赤字。それとも黒字?」
多田は言った。
「赤字に決まっているじゃない。」
「最後まで責任撮りますよ。」
「私がここまで作り上げたんだから。」
そして会見に立つりりこにメイクをする沢鍋。
後遺症で全身痣だらけのりりこ。
「もうあなたは私無しでは生きられないわよ。」
後日その時のことを沢鍋はこう言った。
「これは生涯で最大の仕事でした。」
「一緒に仕事できて良かったわ。」
「彼女は私の誇りよ。」
記者会見直前の幻覚。
麻田がりりこに言う。
「やあタイガーリリー。」
「どうしても行くのかい?」
りりこは答える。
「もちろん。やり遂げるわ。」
「見たいものを見せてあげる。」
麻田は返した。
「それ以上君の羽を傷つける必要はない。」
「忘れてしまう。」
「みんな自分のことで忙しい。」
それに反論したりりこ。
「そうよ。」
「誰も私を愛していないし、
誰も私を必要としていない。」
「だから私は、私が決めて私を殺すの。」
そして記者会見は行われた。
突然立ち上がったりりこ。
自分の右目にナイフを突き刺した・・・
しばらくはりりこの話題で騒がれた。
いろんな噂が流れた。
それでも次第に話題は消えていった。
数年後・・・
16回目の公判。
訴訟は156名。
自殺者は9名。
行方不明者は1名。
保須田は麻田に聞いた。
「どうして神様は若さと美しさを与え、
そして奪うんでしょう?」
麻田は返した。
「その2つはイコールじゃない。」
「若さは美しいけれど、美しさは若さじゃない。」
「美はもっと深くて複雑で、
あらゆるものを豊かぬ含んでいる。」
「大成功だ。ほら笑っている。」
そう言って指を指した先には、
りりこの写真集のポスターが・・・
「タイガーリリー。君の冒険は続く。」
「永遠に・・・」
りりこは世間から消えたが、
美しさだけが世間に残ったのだった・・・
吉川はトップも出るとして活躍していた。
仕事の打ち上げに使った店。
その店の地下に足を踏み入れる吉川。
そこには・・・
眼帯を巻いた、
美しく華やかなりりこが座っていた。
そして笑った・・・
(終わり)
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