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2015年04月14日
【RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語】
【出演者】
筒井肇:中井貴一
筒井由紀子(肇の妻):高島礼子
筒井倖(肇の娘):本仮屋ユイカ
宮田大吾(肇の同期の運転士):三浦貴大
筒井絹代(肇の母):奈良岡朋子
大沢悟郎(一畑電車社長):橋爪功
石川伸生(一畑電車部長):佐野史郎
森山亜紀子(絹代の介護士):宮崎美子
川平吉樹(肇の同期):遠藤憲一
西田了(肇の同級生):中本賢
福島昇(一畑電車運転士):甲本雅裕
高橋晴男(一畑電車課長):渡辺哲
薮内正行(一畑電車運転士):緒形幹太
田窪俊和(一畑電車指令室):石井正則
長岡豊造(絹代の同級生):笑福亭松之助
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
とても良い映画でした。
田舎っていいですよね〜
私の実家も田舎です。
母と父が田舎の大きな家に住んでます。
そんな事を思いながら見てました。
祖父や祖母と過ごした実家を・・・
この映画には温かさが詰め込まれています。
勇気と家族愛と夢が・・・
何事も真剣に取り組む姿勢って素晴らしい。
それを各々が理解したとき、
素晴らしい関係を築くことができるんでしょう。
是非見て欲しい映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
エリートサラリーマンの筒井肇。
経営企画室の室長を務めていた。
上司に呼ばれた肇。
工場の閉鎖と、人員のリストラを任された。
就職活動中の娘倖。
仕事を始めたばかりの由紀子。
家庭環境も良くはなかった・・・
肇は同期である工場長川平と話していた。
工場長を務めた川平は、
本社に戻ることになっていた。
それを伝える電話をした肇。
しかし川平は言った。
「コツコツといいものを作る。」
「俺がやりたい仕事はそれだけだ。」
「いつかお前と話した夢も、
まだ諦めちゃいないからな。」
そう言って電話を切った。
そんな時、肇の母親が倒れた。
田舎の電車の中で倒れた母。
「こんな忙しいときに・・・」
そういう肇に対して倖は言う。
「ばあちゃんより大切な仕事なんてない。」
しかし肇は、
「お前も社会に出れば分かる」と・・・
田舎に帰った肇と倖。
由紀子は仕事でこられない。
母は心筋梗塞だった・・・
そんな中でも会社に電話する肇。
倖は言う。
「仕事がそんなに大事?」
「当たり前だろ。」
肇はそう答えた・・・
夜に由紀子も来た。
久しぶりの3人だった。
母1人で住んでいる肇の実家で・・・
そんな時肇に電話が入る。
川平が交通事故で亡くなった。
その連絡であった。
翌日肇と由紀子は仕事で帰る。
倖は田舎に残るという。
「お母さんもお父さんと同じになった。」
「話しているときに時計を見る。」
そして肇は川平の告別式へ、
由紀子は仕事のため東京へ帰った。
その日肇のもとに病院から電話が入る。
再び田舎に戻った肇。
先生に母の病状について知らされる。
母は悪性の腫瘍に蝕まれていた。
肇は病気のことを誰にも教えなかった。
病状を知らない母は強がった。
「仕事あるでしょ。早く東京帰りなさい。」
肇は母に言った。
「一緒に東京行かないか?」
田舎から離れる気のない母。
「東京の空気はここより綺麗かね?」
「東京の水はここより綺麗かね?
「ここがいい。」
地元島根を走る一畑電車。
それを見た肇は倖に小さいときの夢を語った。
一畑電車の運転手になりたかった夢。
そして、島根に引っ越そうと考えた。
東京の仕事をやめて、
一畑電車で働こうと考えたのだ。
年齢制限は20歳以上。
肇は倖に言った。
「一度も自分の夢に挑戦することなく、
生きてきたと思うんだ。」
そして一旦東京に戻った肇は、
「私自身をリストラしようと思います。」
そう会社の専務に報告して、会社を辞めた。
面接を受けた。
「小さい頃からの夢です。」
面接をした一畑電車の社長と部長も驚いた。
「あなたの年齢で運転士になった人はいません。」
しかし、肇は真剣だった・・・
「この年になって、
ようやく夢に向き合う決心をしました。」
「よろしくお願いいたします。」
この先どうなるかわからない地方電鉄。
一畑電車の社長は、若いよりもいい。
そう言って採用を決定した。
東京で研修を受けて、
試験に合格したら運転士になれる。
由紀子に伝えた肇。
由紀子は電車が好きだったことを知っていた。
そして肇の後押しをしてくれた。
「あなた息切れしている自分に、
気付かないふりをしてた。」
しかし由紀子は仕事のために東京に残った。
研修を終えて士魂に合格した肇は島根へ・・・
新入社員として入ったのは肇と宮田大吾。
現場での研修を続ける2人。
宮田は元高校球児。
スカウトも着ていたほどの実力者。
肘を壊して一畑電車に入社したのだった。
肇は宮田に言った。
「その年での挫折は辛い。」
「同情なんてしないよ。」
そういって川平からもらった木彫りを渡す。
川平の病気の子がベットの上で彫った物。
そして川平との関係。川平の死を話した。
「本当にやりたい仕事をやるんだ。」
と言った川平の話を・・・
「それに引き換え俺は何やってるんだって。」
「自分のことしか考えなかったやつが、
エリートなわけない。」
「これから先の人生
どうやって生きていくか考えたとき、
今が自分の夢に向き合う
最初で最後のチャンスだ。」
「そう思ったんだ。」
「僕にとってここが最高の夢の場所なんだ。」
「自分の限界ってさ、
自分が決めちゃうもので、
いくつになっても努力さえし続ければ、
叶う夢もあるんだよ。」
こうして日々の運転業務をこなす肇と宮田。
倖も大学が夏休みとなり、
しばらく島根で暮らすことを決めた。
そんな倖に肇は言う。
「楽しい仕事なんて、
どっか嘘っぽいと思ってたからな〜」
「そっちは就職活動どうだ?」
「焦る事はない。」
そんな肇の言葉を聞いて倖は言う。
「お父さん年寄りじゃないね。」
「年をとると変われなくなるって、
豊じいが言ってた。」
照れくさそうに肇は続けた。
「そうか?」
「ゆっくりでいい。」
「前に進んでいればそれでいい。」
肇は田舎の乗客に合わせた運転を続けた。
年寄りのために電車を遅らせたり・・・
終電で最終まで乗り過ごした人を送ったり・・・
ある日の新聞記事。
肇は宮田に成人野球を進めた。
「俺野球やめたんです。」
そう言ってあしらう宮田。
そして電車の運転。
子供が自分の運転を見てた。
ワクワクしながら、運転したそうに・・・
宮田はその子供を車掌席に座らせるのでした。
肇の運転は地域の住民には喜ばれたが、
運転手としては時刻どおりの運転ができず、
厳しく注意される毎日だった。
そんな時事件は起きた。
運転士は肇。助手として宮田が付く。
運転の途中の最中に母の病気が急変する。
そして父を迎えに倖は電車へ走った。
「ばあちゃんの病気が急変して・・・」
「すぐに来て欲しいって。」
しかし肇は、
「乗務が終わったらすぐ行くよ。」
それを見た宮田は、
「運転を交代します。」
「心に動揺があるときは運転しないほうがいいです。」
そして電車を走らせた・・・
次の駅。
子供連れの乗客が、線路に荷物を落とした。
それを拾いに線路に下りる肇。
その様子を見に近づく宮田。
その時だった・・・
電車が急に発車する。
以前宮田が車掌席に乗せた子供だった。
電車はすぐに止まり、乗客とも無事ではあった・・・
そして乗務を終えた肇は母の元に・・・
翌日。
母の様態が落ち着いた肇は会社へ行った。
宮田は言った。
「あの子以前運転席に入れたことがあるんです。」
それを聞いた肇。
「そっか。」
「あの列車を預かっていたのは俺だ。」
「運転変わってくれてありがとう。」
しかし・・・
その子供が運転する動画がネットで拡散していた。
一畑電車には取材陣がきていた。
肇は辞表を書いていた。
「何が会ったかは宮田くんに聞いた。」
社長はそういったが、肇は返す。
「あの列車を預かっていたのは私です。」
「責任は全て私にあります。」
社長は返す。
「せっかく運転士になれたのにそれでいいのか?」
宮田は言う。
「夢が叶いました。」
そう言って社長室を出た肇。
宮田は肇のもとに駆け寄り言う。
「この仕事夢だったんでしょ?」
「夢かなったんでしょ?」
「こんな楽しい仕事はないって、
教えてくれたの筒井さんです。」
「俺運転し続けます。」
「辞めないで下さい。」
肇は返した。
「それを聞けただけでよかった・・・」
そして会社を後にした。
外には運転した子供とそのお母さん。
そして・・・
今まで肇が運転中に助けた乗客たち。
「筒井さん。辞めないで下さい。」
社長はその光景を見ていた。
そして肇のもとに駆け寄り言う。
「電車は運転士がいなければ走らん。」
「だが、運転士だけでは走らんのだ。」
「関わっている人みんなで走るんだ。」
「だからみんなで責任をとる。」
「これからもみんなで電車を走らせる。」
「未来の運転士さんも一緒にな!」
一畑電車の記者会見。
「一畑電車の運転士は少ない人員の中、
精一杯やっております。」
「今回は全て会社の責任であります。」
「申し訳ありませんでした。」
母は倖に支えられて、
肇が運転する一畑電車を見ていた。
肇もその光景を運転席から見ていた。
病院に来た肇の同級生西田。
看病する倖に言った。
「あと3ヶ月か〜」
事実を知った倖。
その夜畑仕事をしていた肇に倖は言う。
「家族なのに、大事なことは何も話してくれない。」
肇は言った。
「話したら、ばあちゃんの前で泣かずにいれたか?」
「ばあちゃんお前の笑顔に、
どれだけ元気をもらっているか分からん。」
「人には必ず別れが来る。辛いけどな。」
「ばあちゃんの残りの人生。」
「ちゃんと見守ってやろう。」
「ばあちゃんに沢山の笑顔見せてやってくれ。」
「そして一日でも長く生きてもらうんだ。」
「はい倖。ばあちゃんのきゅうり。」
数日後、病院の許可がおりた。
母は肇が運転する電車に乗り家へ帰ってきた。
「死ぬならこの家で死にたい。」
その夜母は肇に言った。
「しっかり前を見て運転しないと。」
「私が生きているうちに、
あなたがこの家に帰ってくるとはね。」
肇は言った。
「来年の祭りは俺の運転する電車でだな。」
「みんなで一緒に行こう。」
母は返した。
「そうだね。楽しみにしている。」
そして母が亡くなった・・・
宮田は仕事の傍ら、高校生に野球を教えていた。
倖は介護士の道へと進んだ。
そして、肇は一畑電車を運転している。
そんな肇のところに由紀子がやってきた。
「やっと乗ってくれたな。俺の電車。」
離れて暮らし続けて悩んでいる由紀子。
「このまま夫婦でいいんだよね?」
肇は言った。
「当たり前だ。」
「終点までちゃんと乗って行ってくれよな!」
(終わり)
〜〜RIKUのメインブログ〜〜
・【アフィリエイトで稼ぐ】超初心者からの挑戦(リアルタイム)
〜〜RIKUのサブブログ〜〜
・「携帯・スマホゲーム」DORAKENを実際に攻略して・・・
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【RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語】
【出演者】
筒井肇:中井貴一
筒井由紀子(肇の妻):高島礼子
筒井倖(肇の娘):本仮屋ユイカ
宮田大吾(肇の同期の運転士):三浦貴大
筒井絹代(肇の母):奈良岡朋子
大沢悟郎(一畑電車社長):橋爪功
石川伸生(一畑電車部長):佐野史郎
森山亜紀子(絹代の介護士):宮崎美子
川平吉樹(肇の同期):遠藤憲一
西田了(肇の同級生):中本賢
福島昇(一畑電車運転士):甲本雅裕
高橋晴男(一畑電車課長):渡辺哲
薮内正行(一畑電車運転士):緒形幹太
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とても良い映画でした。
田舎っていいですよね〜
私の実家も田舎です。
母と父が田舎の大きな家に住んでます。
そんな事を思いながら見てました。
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この映画には温かさが詰め込まれています。
勇気と家族愛と夢が・・・
何事も真剣に取り組む姿勢って素晴らしい。
それを各々が理解したとき、
素晴らしい関係を築くことができるんでしょう。
是非見て欲しい映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
エリートサラリーマンの筒井肇。
経営企画室の室長を務めていた。
上司に呼ばれた肇。
工場の閉鎖と、人員のリストラを任された。
就職活動中の娘倖。
仕事を始めたばかりの由紀子。
家庭環境も良くはなかった・・・
肇は同期である工場長川平と話していた。
工場長を務めた川平は、
本社に戻ることになっていた。
それを伝える電話をした肇。
しかし川平は言った。
「コツコツといいものを作る。」
「俺がやりたい仕事はそれだけだ。」
「いつかお前と話した夢も、
まだ諦めちゃいないからな。」
そう言って電話を切った。
そんな時、肇の母親が倒れた。
田舎の電車の中で倒れた母。
「こんな忙しいときに・・・」
そういう肇に対して倖は言う。
「ばあちゃんより大切な仕事なんてない。」
しかし肇は、
「お前も社会に出れば分かる」と・・・
田舎に帰った肇と倖。
由紀子は仕事でこられない。
母は心筋梗塞だった・・・
そんな中でも会社に電話する肇。
倖は言う。
「仕事がそんなに大事?」
「当たり前だろ。」
肇はそう答えた・・・
夜に由紀子も来た。
久しぶりの3人だった。
母1人で住んでいる肇の実家で・・・
そんな時肇に電話が入る。
川平が交通事故で亡くなった。
その連絡であった。
翌日肇と由紀子は仕事で帰る。
倖は田舎に残るという。
「お母さんもお父さんと同じになった。」
「話しているときに時計を見る。」
そして肇は川平の告別式へ、
由紀子は仕事のため東京へ帰った。
その日肇のもとに病院から電話が入る。
再び田舎に戻った肇。
先生に母の病状について知らされる。
母は悪性の腫瘍に蝕まれていた。
肇は病気のことを誰にも教えなかった。
病状を知らない母は強がった。
「仕事あるでしょ。早く東京帰りなさい。」
肇は母に言った。
「一緒に東京行かないか?」
田舎から離れる気のない母。
「東京の空気はここより綺麗かね?」
「東京の水はここより綺麗かね?
「ここがいい。」
地元島根を走る一畑電車。
それを見た肇は倖に小さいときの夢を語った。
一畑電車の運転手になりたかった夢。
そして、島根に引っ越そうと考えた。
東京の仕事をやめて、
一畑電車で働こうと考えたのだ。
年齢制限は20歳以上。
肇は倖に言った。
「一度も自分の夢に挑戦することなく、
生きてきたと思うんだ。」
そして一旦東京に戻った肇は、
「私自身をリストラしようと思います。」
そう会社の専務に報告して、会社を辞めた。
面接を受けた。
「小さい頃からの夢です。」
面接をした一畑電車の社長と部長も驚いた。
「あなたの年齢で運転士になった人はいません。」
しかし、肇は真剣だった・・・
「この年になって、
ようやく夢に向き合う決心をしました。」
「よろしくお願いいたします。」
この先どうなるかわからない地方電鉄。
一畑電車の社長は、若いよりもいい。
そう言って採用を決定した。
東京で研修を受けて、
試験に合格したら運転士になれる。
由紀子に伝えた肇。
由紀子は電車が好きだったことを知っていた。
そして肇の後押しをしてくれた。
「あなた息切れしている自分に、
気付かないふりをしてた。」
しかし由紀子は仕事のために東京に残った。
研修を終えて士魂に合格した肇は島根へ・・・
新入社員として入ったのは肇と宮田大吾。
現場での研修を続ける2人。
宮田は元高校球児。
スカウトも着ていたほどの実力者。
肘を壊して一畑電車に入社したのだった。
肇は宮田に言った。
「その年での挫折は辛い。」
「同情なんてしないよ。」
そういって川平からもらった木彫りを渡す。
川平の病気の子がベットの上で彫った物。
そして川平との関係。川平の死を話した。
「本当にやりたい仕事をやるんだ。」
と言った川平の話を・・・
「それに引き換え俺は何やってるんだって。」
「自分のことしか考えなかったやつが、
エリートなわけない。」
「これから先の人生
どうやって生きていくか考えたとき、
今が自分の夢に向き合う
最初で最後のチャンスだ。」
「そう思ったんだ。」
「僕にとってここが最高の夢の場所なんだ。」
「自分の限界ってさ、
自分が決めちゃうもので、
いくつになっても努力さえし続ければ、
叶う夢もあるんだよ。」
こうして日々の運転業務をこなす肇と宮田。
倖も大学が夏休みとなり、
しばらく島根で暮らすことを決めた。
そんな倖に肇は言う。
「楽しい仕事なんて、
どっか嘘っぽいと思ってたからな〜」
「そっちは就職活動どうだ?」
「焦る事はない。」
そんな肇の言葉を聞いて倖は言う。
「お父さん年寄りじゃないね。」
「年をとると変われなくなるって、
豊じいが言ってた。」
照れくさそうに肇は続けた。
「そうか?」
「ゆっくりでいい。」
「前に進んでいればそれでいい。」
肇は田舎の乗客に合わせた運転を続けた。
年寄りのために電車を遅らせたり・・・
終電で最終まで乗り過ごした人を送ったり・・・
ある日の新聞記事。
肇は宮田に成人野球を進めた。
「俺野球やめたんです。」
そう言ってあしらう宮田。
そして電車の運転。
子供が自分の運転を見てた。
ワクワクしながら、運転したそうに・・・
宮田はその子供を車掌席に座らせるのでした。
肇の運転は地域の住民には喜ばれたが、
運転手としては時刻どおりの運転ができず、
厳しく注意される毎日だった。
そんな時事件は起きた。
運転士は肇。助手として宮田が付く。
運転の途中の最中に母の病気が急変する。
そして父を迎えに倖は電車へ走った。
「ばあちゃんの病気が急変して・・・」
「すぐに来て欲しいって。」
しかし肇は、
「乗務が終わったらすぐ行くよ。」
それを見た宮田は、
「運転を交代します。」
「心に動揺があるときは運転しないほうがいいです。」
そして電車を走らせた・・・
次の駅。
子供連れの乗客が、線路に荷物を落とした。
それを拾いに線路に下りる肇。
その様子を見に近づく宮田。
その時だった・・・
電車が急に発車する。
以前宮田が車掌席に乗せた子供だった。
電車はすぐに止まり、乗客とも無事ではあった・・・
そして乗務を終えた肇は母の元に・・・
翌日。
母の様態が落ち着いた肇は会社へ行った。
宮田は言った。
「あの子以前運転席に入れたことがあるんです。」
それを聞いた肇。
「そっか。」
「あの列車を預かっていたのは俺だ。」
「運転変わってくれてありがとう。」
しかし・・・
その子供が運転する動画がネットで拡散していた。
一畑電車には取材陣がきていた。
肇は辞表を書いていた。
「何が会ったかは宮田くんに聞いた。」
社長はそういったが、肇は返す。
「あの列車を預かっていたのは私です。」
「責任は全て私にあります。」
社長は返す。
「せっかく運転士になれたのにそれでいいのか?」
宮田は言う。
「夢が叶いました。」
そう言って社長室を出た肇。
宮田は肇のもとに駆け寄り言う。
「この仕事夢だったんでしょ?」
「夢かなったんでしょ?」
「こんな楽しい仕事はないって、
教えてくれたの筒井さんです。」
「俺運転し続けます。」
「辞めないで下さい。」
肇は返した。
「それを聞けただけでよかった・・・」
そして会社を後にした。
外には運転した子供とそのお母さん。
そして・・・
今まで肇が運転中に助けた乗客たち。
「筒井さん。辞めないで下さい。」
社長はその光景を見ていた。
そして肇のもとに駆け寄り言う。
「電車は運転士がいなければ走らん。」
「だが、運転士だけでは走らんのだ。」
「関わっている人みんなで走るんだ。」
「だからみんなで責任をとる。」
「これからもみんなで電車を走らせる。」
「未来の運転士さんも一緒にな!」
一畑電車の記者会見。
「一畑電車の運転士は少ない人員の中、
精一杯やっております。」
「今回は全て会社の責任であります。」
「申し訳ありませんでした。」
母は倖に支えられて、
肇が運転する一畑電車を見ていた。
肇もその光景を運転席から見ていた。
病院に来た肇の同級生西田。
看病する倖に言った。
「あと3ヶ月か〜」
事実を知った倖。
その夜畑仕事をしていた肇に倖は言う。
「家族なのに、大事なことは何も話してくれない。」
肇は言った。
「話したら、ばあちゃんの前で泣かずにいれたか?」
「ばあちゃんお前の笑顔に、
どれだけ元気をもらっているか分からん。」
「人には必ず別れが来る。辛いけどな。」
「ばあちゃんの残りの人生。」
「ちゃんと見守ってやろう。」
「ばあちゃんに沢山の笑顔見せてやってくれ。」
「そして一日でも長く生きてもらうんだ。」
「はい倖。ばあちゃんのきゅうり。」
数日後、病院の許可がおりた。
母は肇が運転する電車に乗り家へ帰ってきた。
「死ぬならこの家で死にたい。」
その夜母は肇に言った。
「しっかり前を見て運転しないと。」
「私が生きているうちに、
あなたがこの家に帰ってくるとはね。」
肇は言った。
「来年の祭りは俺の運転する電車でだな。」
「みんなで一緒に行こう。」
母は返した。
「そうだね。楽しみにしている。」
そして母が亡くなった・・・
宮田は仕事の傍ら、高校生に野球を教えていた。
倖は介護士の道へと進んだ。
そして、肇は一畑電車を運転している。
そんな肇のところに由紀子がやってきた。
「やっと乗ってくれたな。俺の電車。」
離れて暮らし続けて悩んでいる由紀子。
「このまま夫婦でいいんだよね?」
肇は言った。
「当たり前だ。」
「終点までちゃんと乗って行ってくれよな!」
(終わり)
〜〜RIKUのメインブログ〜〜
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・「携帯・スマホゲーム」DORAKENを実際に攻略して・・・
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【花よりもなお】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【花よりもなお】
【出演者】
青木宗左衛門(宗左):岡田准一
おさえ:宮沢りえ
進之助(おさえの子):田中祥平
貞四郎(長屋の住人):古田新太
平野次郎左衛門(長屋の住人):香川照之
そで吉(長屋の住人):加瀬亮
おのぶ(長屋の住人):田畑智子
乙吉(長屋の住人):上島竜兵
孫三郎(長屋の住人):木村祐一
留吉(長屋の住人):千原靖史
善蔵(長屋の住人):平泉成
重八(長屋の住人):中村嘉葎雄
伊勢勘(長屋の大家):國村隼
寺坂吉右衛門(長屋の住人)寺島進
鈴田重八郎(長屋の住人)遠藤憲一
青木庄三郎(宗左の叔父):石橋蓮司
青木庄二郎(宗左の叔父):南方英二
青木宗右衛門(宗左の弟):勝地涼
金沢十兵衛(宗左のあだ討ち相手):浅野忠信
吉坊(十兵衛の子):田中碧海
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【感想】
何気ない侍の日常。
それが宗左を変えていく。
そんな温かい日常を描いてます。
とても苦しい時代だったと思います。
今とは比べ物にならないプライドが、
武士にはあったのだと思います。
本編でいくつもあるストーリー。
全てが温かさと若干の悔しさでできてました。
この時代を表しているかのような・・・
(この時代わからないですが・・・)
たくさんのストーリーがある映画って、
どうしてもまとまりがなくなるイメージ。
しかしこの映画は違いました。
全てが同じひとつのことを言いたかった。
命の大切さと時代の移り変わり!
そう感じました。
心温まる映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
時は元禄14年(1701)
江戸城は松の廊下で
赤穗の殿様が、吉良上野介に斬り付けた。
殿は切腹、家は断絶。
家来はみんな散り散りに・・・
映画の舞台となりますは、
その事件から一年過ぎた江戸長町の裏長屋。
刃傷沙汰など、どこ吹く風のいつもと変わらぬ
冬の朝・・・
長屋に住む一人の武士。
父の仇討ちのために江戸にやってきた。
長屋に住む貞四郎に手助けしてもらい探していた。
しかし人を切ったことがない宗左。
広い江戸で仇討ちの相手が見つけることができず、
お金も底をつきかけた宗佐。
長屋に住む子供たちに、文字の読み書きを教えた。
長屋にはいろんな流れ者がやってくる。
そこに住むことで仇討ちの相手が見つかるのでは?
そう考えて住んで早2年半。
ある日進之助が宗左のもとにやってきて言う。
剣術を教えてくださいと・・・
宗左は道場以外の剣術は教えない。
そう断ると、近くにいた平野が教えだした。
それを見ていた、そで吉。
平野の剣術を馬鹿にして、進之助に教え始めた。
そして宗左にも火の粉が・・・
人を切ったことのない宗左の剣術を馬鹿にする。
無事の侮辱に怒った宗左。
そで吉に棒切れで攻撃しようとするが・・・
結局は返り討ちにあってしまう。
宗左は人も切ったことがなければ、
剣術もからっきしダメだったのだ。
数日後、仇討ちの相手を見つけた宗左。
貞四郎に相談する。
貞四郎は長屋に住む仇討ち相手を知っていた。
「もののふだ、仇討ちだって時代遅れなんだよ。」
「だいたい、お前の腕じゃ勝てないだろ。」
仇討ちを悩む宗左。
その悩みと思いをおさえに話した。
「宗左頼む仇を討ってくれ。」
「それが最後に残した言葉なんです。」
「だから何としてもその父の恨みを、
私の手で晴らさなくては。」
それを聞いたおさえは反論した。
「私思うんです。」
「生まれてから死ぬまでの間に、
宗左さんに残したのが、
恨みや憎しみだけだったら、
寂しすぎるって・・・」
ある日宗左は重八にはこう言われた・・・
「なぜ侍がいると思います?」
「百姓は米を作り、商人は物を売る。」
「侍だけは何も作らず、何も売らない。」
「侍は戦で命のやりとりをして成長する。」
「しかし、戦はなくなり侍は残った・・・」
食べるため、毎年出し物をする長屋の住人。
八幡宮の祭りでの芝居だ・・・
重八の台本での芝居だ。
必死に練習する長屋の住人。
演劇に参加することにした宗左。
そして芝居の当日。
おさえと進之助が亡き父の仇討ちをする芝居。
仇討ち相手は宗左。
いざ仇討ち。と言う所に貞四郎が割ってはいる。
予定だった・・・
貞四郎は芝居直前に、チンピラが現れ逃げた。
お金を借りている相手だった・・・
そうとは知らずに芝居は続く。
そして貞四郎の出番。
本当の武士が割って入った・・・
逃げる宗左。
芝居は失敗に終わった。
その後祭りの縁日をおさえと進之助と歩いた宗左。
そこへ現れた叔父の庄三郎。
三人を宗左の家庭と勘違いした・・・
そして宗左に言った。
「兄上の命日もうすぐだのう。」
父の命日、宗左は地元松本藩に戻っていた。
叔父の宗二郎が宴会を設けた。
仇討ちはどうなった?
いろんな人間が問い掛けてきた。
宗左をかばう叔父。
「仇討ちも相手が見つからないとできないだろ。」
長屋に帰る宗左に宗三郎が言う。
「仇討ちだけが親孝行ではない。」
長屋に戻って数日。
大家が突然長屋の住人全てに言う。
「この長屋立て直すことにした。」
「来年には新しい長屋に引っ越しなさい。」
数日後、侍の子と喧嘩する進之助を見た。
進之助を助けたのは吉坊だった。
「侍が偉いわけじゃない。」
2人を家に連れてきた宗左。
吉坊は宗左に言った。
「父ちゃんがよく言うんだ。」
「喧嘩になったら逃げろって。」
それを聞いた宗左。
「本当に強い人は喧嘩はしないもんだ。」
「吉坊のお父さんは本当に強い人なんだな。」
その話を聞いていた進之助。
宗左に父の似顔絵を見せる。
「どう?強そうでしょ。」
という進之助。
しかしその絵は仇討ちの手配書だった・・・
宗左は決意し十兵衛に会いに行った。
そして宗左は十兵衛に言った。
「この前進之助の喧嘩を吉坊に止めてもらって。」
「もし良かったら、
来年から私の寺子屋に通いませんか?」
丁寧に宗左に頭を下げる十兵衛。
長屋の家賃を払うことができない住人。
ある日仇討ちの計画をした。
全て芝居で・・・
そして、稼いだお金を家賃にしようと・・・
重八が言う。
「嘘話。花はつけども実はつかず。」
「もっと大きな花咲かせましょう。」
そして仇討ち当夜。
「仇討ちだ〜」
仇討ち書が届いていた役人のもとに死体を運ぶ。
「武士の意向を持って父の仇を討ち果した。」
そう宗左が言った。
その時おさえと進之助が入ってくる。
「進之助。憎いかい?」
「母ちゃんも憎いよ。」
「でも父ちゃんが残したものが、
憎むことだけだったとしたら、
父ちゃんどう思うだろう。」
「父ちゃん悲しむかもね。」
「父ちゃんが残してくれたものを、
もっと良いものに変えていこう。」
全て芝居だった。
こうして宗左の仇討ちは終わった。
しかし寺坂たちの仇討ちは次の日行われた。
46人が隠居したご老人を襲った。
怖くなった寺坂だけ逃げた・・・
寺坂は言った。
「宗左さんと囲碁をうっていて、
宗左さんが父上に教わったって聞いて・・・」
「俺は息子に草履の作り方も教えられなかった。」
宗左の一言が寺坂を変えたのだった。
その仇討ちを利用して饅頭を売る長屋の住人。
長屋に隠れて仇討ちを果した住人。
その長屋は一目置かれた・・・
こうして長屋の住民は守られた・・・
宗左そんな長屋を見て言う。
「桜が散るのは来年また咲くためですから。」
おさえは答えた。
「もっと美しく。」
進之助は聞く。
「あのさ〜。」
「この辺に寺子屋ないかな?」
(終わり)
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【花よりもなお】
【出演者】
青木宗左衛門(宗左):岡田准一
おさえ:宮沢りえ
進之助(おさえの子):田中祥平
貞四郎(長屋の住人):古田新太
平野次郎左衛門(長屋の住人):香川照之
そで吉(長屋の住人):加瀬亮
おのぶ(長屋の住人):田畑智子
乙吉(長屋の住人):上島竜兵
孫三郎(長屋の住人):木村祐一
留吉(長屋の住人):千原靖史
善蔵(長屋の住人):平泉成
重八(長屋の住人):中村嘉葎雄
伊勢勘(長屋の大家):國村隼
寺坂吉右衛門(長屋の住人)寺島進
鈴田重八郎(長屋の住人)遠藤憲一
青木庄三郎(宗左の叔父):石橋蓮司
青木庄二郎(宗左の叔父):南方英二
青木宗右衛門(宗左の弟):勝地涼
金沢十兵衛(宗左のあだ討ち相手):浅野忠信
吉坊(十兵衛の子):田中碧海
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【感想】
何気ない侍の日常。
それが宗左を変えていく。
そんな温かい日常を描いてます。
とても苦しい時代だったと思います。
今とは比べ物にならないプライドが、
武士にはあったのだと思います。
本編でいくつもあるストーリー。
全てが温かさと若干の悔しさでできてました。
この時代を表しているかのような・・・
(この時代わからないですが・・・)
たくさんのストーリーがある映画って、
どうしてもまとまりがなくなるイメージ。
しかしこの映画は違いました。
全てが同じひとつのことを言いたかった。
命の大切さと時代の移り変わり!
そう感じました。
心温まる映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
時は元禄14年(1701)
江戸城は松の廊下で
赤穗の殿様が、吉良上野介に斬り付けた。
殿は切腹、家は断絶。
家来はみんな散り散りに・・・
映画の舞台となりますは、
その事件から一年過ぎた江戸長町の裏長屋。
刃傷沙汰など、どこ吹く風のいつもと変わらぬ
冬の朝・・・
長屋に住む一人の武士。
父の仇討ちのために江戸にやってきた。
長屋に住む貞四郎に手助けしてもらい探していた。
しかし人を切ったことがない宗左。
広い江戸で仇討ちの相手が見つけることができず、
お金も底をつきかけた宗佐。
長屋に住む子供たちに、文字の読み書きを教えた。
長屋にはいろんな流れ者がやってくる。
そこに住むことで仇討ちの相手が見つかるのでは?
そう考えて住んで早2年半。
ある日進之助が宗左のもとにやってきて言う。
剣術を教えてくださいと・・・
宗左は道場以外の剣術は教えない。
そう断ると、近くにいた平野が教えだした。
それを見ていた、そで吉。
平野の剣術を馬鹿にして、進之助に教え始めた。
そして宗左にも火の粉が・・・
人を切ったことのない宗左の剣術を馬鹿にする。
無事の侮辱に怒った宗左。
そで吉に棒切れで攻撃しようとするが・・・
結局は返り討ちにあってしまう。
宗左は人も切ったことがなければ、
剣術もからっきしダメだったのだ。
数日後、仇討ちの相手を見つけた宗左。
貞四郎に相談する。
貞四郎は長屋に住む仇討ち相手を知っていた。
「もののふだ、仇討ちだって時代遅れなんだよ。」
「だいたい、お前の腕じゃ勝てないだろ。」
仇討ちを悩む宗左。
その悩みと思いをおさえに話した。
「宗左頼む仇を討ってくれ。」
「それが最後に残した言葉なんです。」
「だから何としてもその父の恨みを、
私の手で晴らさなくては。」
それを聞いたおさえは反論した。
「私思うんです。」
「生まれてから死ぬまでの間に、
宗左さんに残したのが、
恨みや憎しみだけだったら、
寂しすぎるって・・・」
ある日宗左は重八にはこう言われた・・・
「なぜ侍がいると思います?」
「百姓は米を作り、商人は物を売る。」
「侍だけは何も作らず、何も売らない。」
「侍は戦で命のやりとりをして成長する。」
「しかし、戦はなくなり侍は残った・・・」
食べるため、毎年出し物をする長屋の住人。
八幡宮の祭りでの芝居だ・・・
重八の台本での芝居だ。
必死に練習する長屋の住人。
演劇に参加することにした宗左。
そして芝居の当日。
おさえと進之助が亡き父の仇討ちをする芝居。
仇討ち相手は宗左。
いざ仇討ち。と言う所に貞四郎が割ってはいる。
予定だった・・・
貞四郎は芝居直前に、チンピラが現れ逃げた。
お金を借りている相手だった・・・
そうとは知らずに芝居は続く。
そして貞四郎の出番。
本当の武士が割って入った・・・
逃げる宗左。
芝居は失敗に終わった。
その後祭りの縁日をおさえと進之助と歩いた宗左。
そこへ現れた叔父の庄三郎。
三人を宗左の家庭と勘違いした・・・
そして宗左に言った。
「兄上の命日もうすぐだのう。」
父の命日、宗左は地元松本藩に戻っていた。
叔父の宗二郎が宴会を設けた。
仇討ちはどうなった?
いろんな人間が問い掛けてきた。
宗左をかばう叔父。
「仇討ちも相手が見つからないとできないだろ。」
長屋に帰る宗左に宗三郎が言う。
「仇討ちだけが親孝行ではない。」
長屋に戻って数日。
大家が突然長屋の住人全てに言う。
「この長屋立て直すことにした。」
「来年には新しい長屋に引っ越しなさい。」
数日後、侍の子と喧嘩する進之助を見た。
進之助を助けたのは吉坊だった。
「侍が偉いわけじゃない。」
2人を家に連れてきた宗左。
吉坊は宗左に言った。
「父ちゃんがよく言うんだ。」
「喧嘩になったら逃げろって。」
それを聞いた宗左。
「本当に強い人は喧嘩はしないもんだ。」
「吉坊のお父さんは本当に強い人なんだな。」
その話を聞いていた進之助。
宗左に父の似顔絵を見せる。
「どう?強そうでしょ。」
という進之助。
しかしその絵は仇討ちの手配書だった・・・
宗左は決意し十兵衛に会いに行った。
そして宗左は十兵衛に言った。
「この前進之助の喧嘩を吉坊に止めてもらって。」
「もし良かったら、
来年から私の寺子屋に通いませんか?」
丁寧に宗左に頭を下げる十兵衛。
長屋の家賃を払うことができない住人。
ある日仇討ちの計画をした。
全て芝居で・・・
そして、稼いだお金を家賃にしようと・・・
重八が言う。
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そして仇討ち当夜。
「仇討ちだ〜」
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そう宗左が言った。
その時おさえと進之助が入ってくる。
「進之助。憎いかい?」
「母ちゃんも憎いよ。」
「でも父ちゃんが残したものが、
憎むことだけだったとしたら、
父ちゃんどう思うだろう。」
「父ちゃん悲しむかもね。」
「父ちゃんが残してくれたものを、
もっと良いものに変えていこう。」
全て芝居だった。
こうして宗左の仇討ちは終わった。
しかし寺坂たちの仇討ちは次の日行われた。
46人が隠居したご老人を襲った。
怖くなった寺坂だけ逃げた・・・
寺坂は言った。
「宗左さんと囲碁をうっていて、
宗左さんが父上に教わったって聞いて・・・」
「俺は息子に草履の作り方も教えられなかった。」
宗左の一言が寺坂を変えたのだった。
その仇討ちを利用して饅頭を売る長屋の住人。
長屋に隠れて仇討ちを果した住人。
その長屋は一目置かれた・・・
こうして長屋の住民は守られた・・・
宗左そんな長屋を見て言う。
「桜が散るのは来年また咲くためですから。」
おさえは答えた。
「もっと美しく。」
進之助は聞く。
「あのさ〜。」
「この辺に寺子屋ないかな?」
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