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2016年06月27日

176/ Brexitと英語について

”英国のEU離脱”で考えたことが3つあります。
その一つ「これからのEUの共通言語は何になるんだろう?」ということです。実は自分の周りの人でこの疑問を持った人は皆無でした。答えがあまりにも明らかだからです。答えはもちろん『英語』です。これは「答え一択」の選択問題のようなものです。
自分がふとこの疑問を持ったのは、1980年代(多分)東京で”ドイツ語の将来について”(かそんな名前)のシンポジュウムがあったんですね。当時、ドイツ語に関心があったのでその資料に目を通してみました。曰く「ドイツ語はかつての国際語としての地位が脅かされている」「積極的に(つまりハードルを下げて)留学生をドイツに招くべきだ」・・・これは世界中から東京に学者、関係者が集まったシンポジュームだったらしく議論は白熱したそうです。しかし、その議論はすべて『英語で』行われました。自分は少々戸惑いました。ずいぶん前ですから今ほど英語が世界の共通語という感じではなかったにもかかわらず、ドイツ語について全員が英語で語る状況は自分の意識とかなり乖離するものでした。
英国が抜けたのに英語が共通語という状況が何かそのシンポジュウムと似たものを感じさせたのでしょうね。反射的にそれを思い出しました。奇妙な感じもするし、当然のような気もします。が、ちょっぴり皮肉だなと思いますね。
IMG_6413.JPGこれは『英国離脱』を告げる6月24日のBloomberg TVです。ここに登場する人たちは当然のように英語で話をしています。日本人も時々登場します。黒田日銀総裁、日本の銀行、証券会社の日本人アナリスト、政治家の方々、三木谷楽天CEO、孫正義CEO等々巧拙の差はあれインタヴューは英語で応じています。多分日本で目にするその人たちのイメージとはかなり異なる印象を受けるのではないでしょうか。

事実としてはそういうことですが、これについて感じたこと・思ったことはまだまだあります。しかし、もう夜も遅いので、次回にしますね。
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posted by JB Brian at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
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