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2016年07月12日

180/ ウィチタで電線を修理すること

どのカテゴリーに入れるか一瞬迷いました。自分は長く音楽をやっていたので、本来は "Music" というジャンルを作るべきなのでしょうが、「時間や空間の広がり」としました。
もう過去の人かもしれませんが、Glen Campbell/ グレン・キャンベル という歌手がいます。彼はビーチボーイズでギターを弾いていたほどの人なので「ギターのテクニック+甘い声」で人気を博しました。カントリーという限定されたジャンルから世界的な歌手になったきっかけの曲が "Wichita Lineman/ ウィチタ(場所)の架線工事技術者" です。
最後にこの曲のリンクを貼っておきます。
wichitalineman.jpgimages-4.jpeg
 (Google)
Singaporeで長く暮らしているのですっかり『コンパクトシティ』に染まってしまいました。仕事に行くのも5〜15分位、どこで飲んでもTaxi で10分で家まで帰ることができます。30分車を飛ばすとマレーシアですからね。このWichita Linemanの出だしはこんな感じです。
I'm a lineman for the county, and I drive the main road.
Searching in the sun for another overload....

・・・ a lineman というのは電話線の保守を担当する技術者です。
county は群(行政区域)なので、「この地区担当の架線保守を受け持っている」んだという意味です。
「日中主要路線を走りながら、回線が集中してうまくさばけないところを探して直す毎日だ」と描写しています。
I hear you singing in the wire. I can hear you through the whine.
And the Wichita Lineman is still on the line.

・・・wireは電線ですが、今となっては懐かしい響きがあります。whine/ ワイン は犬のクンクン(?)という何かはっきりしない声のことですが、ここではヒューとかザーとかのノイズですね。
「修理をしながら聞こえる不特定の人々の声の傍で黙々と保守作業をする毎日」を歌ったものです。
この曲を聴くと思い出します。どこまで行けば次の街があるんだろうか??と不安を感じながらこういう風景の中を何度も走ったことを。。
この曲のリンクは
https://www.youtube.com/watch?v=4qoymGCDYzU
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