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2017年09月21日

上手な発表をさせたいけれど…

資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き ルーツ&考え方編

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今はこの本を読んでいます。


調べ学習をしたのちの発表会。
調べている間は、結構詳しく調べられていて、知識も頭の中に入っているように感じられます。
しかし、いざ発表となると、思っていたよりもクオリティーが低く、がっかりしてしまうことがあります。
どうしてなのでしょう?

まず、準備不足というものが考えられます。
わたしはこのような学習をするときには、必ず計画表を渡して活動させます。
本番の日にちが決まっていて、そこまでにどのように取り組んでいくかを考えさせます。
見通しバッチリ、計画バッチリなはずなのに、本番はグダグダ。
一番の原因は、準備不足です。
ほとんどの子たちの様子を見ていると、発表ギリギリまで資料の作成をしています。
ひどいときには、次が自分の番だという場面ですら、何かを作っているときがあります。
「そんなことでいい発表ができるはずがない!」普段から口が酸っぱくなるほど言いきかせているはずなのに、それをやめないところに徹底できていない弱さが感じられます。
また、計画通りに進められていないことの弱さを感じます。
「ちょっとぐらい、まあいいか。」
「何か言えば、先生ならのばしてくれるかもしれないな。」
などと思わられ、そこに甘えが生じているのではないでしょうか?

社会は非情です。
会議などのとき、作っていた資料が間に合わないなら、あなたなら、会議を別日に送らせてくださいと言えるでしょうか?

学校は、子どもを大人にする場所です。
大人社会で起こっていることをできるだけ子どもたちにも経験させたいなと思っています。
じゃあ、締め切りを遅らせて、発表を変更させるのは道理からにあっていません。
大切なのは、今回失敗しても、次につなげることを見つけることだと思います。


長くなりそうなので、別の理由はまた今度。話し出したら止まらなくなるのは、よくない癖ですね。



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2017年09月14日

テスト結果の分析

今はこの本を読んでいます。

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テスト結果の扱いについて。
教師をしていると、いつもドキドキするのがテストの採点です。
気になるあの子は期待通りの点数を取れているのか?
重点的にフォローしたあの子は、以前よりも点数が上がっているのか?
単元ごとに平均点が上がったり下がったりして、一喜一憂していました。
今までは。

しかし、『学び合い』を始めて、テスト結果の取り扱いが少し変わりそうです。
本を読んでいると、得点の分布図を子どもに配布するようです。
ある意味、教育界のタブーのようなことですが、テストにこだわる、普段の授業にこだわる意味を理解させるためには必要なことだそうです。

得点分布図を見ると、クラスでの成績のバラつきがよくわかります。

良い雰囲気のクラスだと、それを見て私がもっと○○ちゃんをしっかり教えなきゃってなるようです。
また、自分の普段の取り組みが甘かったと反省もできるようです。

一方、雰囲気の悪いクラスでは、点数が低いのは誰だ?と、探り合いが始まるでしょうね。
下を見て笑うとか、安心するという、子どもの嫌な面が見られます。

まだ私のクラスでは得点分布図を配ったことがないので実感としての話はできませんが、初めてするときはドキドキしますよね。
近々テストがあるので、挑戦してみたいなと思いますが、保護者はどう思うのだろうと考えると、少し怖くなります。
ちゃんと事前に話をして、実施しようと思いますが…、やっぱりドキドキしますね。

自分のクラスが良い雰囲気なのか悪い雰囲気なのか。
『学び合い』では、クラスの今の姿がはっきり見えてくるとよく言われるので、そういう意味でもドキドキします。
しかし、逃げることはできないので、今をしっかり受け止めて頑張っていこうと思います。


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2017年09月12日

目から鱗

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今は、この本を読んでいます。

大切なことを忘れていました。
この本を読んで、気づかせてもらいました。
今のわたしに足りないもの。
それは、「授業のふり返り」。
最近、ややマンネリ化してきたクラスにとって、これは必要なことなのかもしれません。

なぜふり返りがひつようなのか?

主体的な学びを実現させるためには、毎時間の学びを客観的にふり返る必要があります。
客観的にふり返るから、反省もできる。
反省するから、次の変化が生まれる。
という図式です。
大切なのは、自分が周りとどのように貢献できたのか?
どのような学びをしたのか?
などという観点を持ってふり返らせることです。
ただの自由記述の枠なら、楽しかったなどという感想を書いて終わります。
わたしが大切にしているのは人と人とのつながりです。
だからこそ、次に繋がるふり返りにしてほしいと思います。

甘くならないのか?

自己評価は評価が甘くなりがちです。
授業のふり返りを「関心・意欲・態度」の項目の成績に反映させることができるので、甘い評価は困りますよね。
では、どうして甘くなるのでしょうか?
それは、子どもと教師の間だけのやり取りにしているからです。
子どもは分かっています、教師が自分を見ていないことを。
だから、少しくらい甘く評価しても、何もバレることはないのです。
これを防ぐためには、ふり返りシートを公開すればいいのです。
教師の目は誤魔化せても、友だちの目は誤魔化せません。
想像して見てください、甘い評価をつけていて、友だちにそれがバレた時のことを。
もはや、生きた心地がしませんよね。
だから、厳しく評価をします。
だから、意味のあるふり返りになります。
こういう面からも、子どもたち同士の関わりは大切になってきますね。
ちなみに、ふり返りシートの記入は、3分以内に終わるようなシンプルなものにしなければいけません。
シンプルなものでなければ、長続きしないからです。



ふり返りひとつ取っても、なかなか考えさせられるものです。
やはり大切なのは、何のためにさせるのかですね。
何となくでは、子どもたちも何となくの活動になります。
「こういうねらいがあるのだ!」というものをしっかり持ち、それを子どもに語りましょう。
きっと2割の子どもがそれを感じ、クラスに広めてくれます。
子どもは、私たちが思っている以上に有能ですから。



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