2019年06月13日
プリンス社報 1961年4月号
どうもです。
今回はプリンスの社内報シリーズの第4回目となります。
この号から富士精密ニュース改め、プリンス社報となります。
今回は1961年4月号、通算102号になります。
まずは表紙から
この表紙が一番の見所といっても過言ではないすばらしい表紙です。
プリンス通算10万台目のラインオフ式の様子を撮影した1枚で、ラインオフしているクルマはBLSIPグロリアです。
この頃のプリンスはまだまだ規模の小さいメーカーでしたので、10万台までは結構時間が掛かりました。
しかしその後僅か3年ほど後の1964年には累計30万台を突破しているので、この間の生産数の増加は著しかったわけです。
因みに1962年にはトヨタでは累計100万台を突破しています・・・
そして表紙裏ですが、村山工場地鎮祭と10万台ラインオフの記念式典の話題です。
プリンス最大にして最後の工場となった村山工場はこの頃に建設が始まりました。
左は102号の目次ですが、例によってあまり車に関する話題が無いので今回も紹介できる記事が少ないです。
そして最初のページですが、副社長の小松 繁氏による新入社員に向けた挨拶なんですが・・・
うっかり次のページのスキャンをし忘れて文章が切れてしまっています。
すいません・・・(借りた資料は既に返却してしまったんです)
この小松氏はブリジストン系の人間で、この後9月には新たにプリンス自工社長になり、プリンス合併前最後の社長になる小川氏に交代する63年まで務める事になります。
次のページです。
この号のメインは歌手の島倉千代子さんをゲストに迎えてのインタビュー記事です。
プリンスに乗っている有名人にインタビューする企画なんですが、さすがにまだ若いですね〜(あたりまえですが)
もう既に他界されて随分経ちますが、この頃はまだデビューしてどれくらいの頃なんでしょう?
記事を読むと分かりますが、プリンスが欲しくて貯金して購入したそうです。
最初スカイラインを購入して、今回グロリアにしたらしい。
基本的にはお気に入りのようですが、ドアの不具合だけ不満があるそうで、この辺りがプリンスの品質的にイマイチな部分なんでしょう。
性能は良いけど細かい作りがやはりトヨタや日産に比べるとちょっと落ちる、というのが当時のプリンスの技術的に未熟なところなんですね。
個人的な見解ですが、この後のG7エンジンになった辺りでもオイル滲みなんかは当時の他社エンジンに比べて多い印象があります。
こういった部分は下請けメーカーの技術力も関係してきますが、やはりトヨタ日産と比べると協力工場の技術力もまだまだという時代でした。
メインの記事はこれで終わりです。
このあとの気になる記事は、このスカイラインスポーツの件だけでした。
この後はほとんど組合とか工場の改善提案とか社内報なんで当たり前ですが、余り社外の人間には興味の無い記事ばかりでしたので割愛しました。
最後に裏表紙です。
シリーズ物の「世界の乗用車」シリーズ33です。
今回は世界の巨匠と題してデザイナーに関係する複数台のクルマが紹介されています。
この号ではジョバンニ・ミケロッティ氏を紹介しています。
今号ではスカイラインスポーツの記事もあるのでそれに連動しての記事だと思います。
今回は以上です。
また思い出した頃に紹介します。
ではまた。
今回はプリンスの社内報シリーズの第4回目となります。
この号から富士精密ニュース改め、プリンス社報となります。
今回は1961年4月号、通算102号になります。
まずは表紙から
この表紙が一番の見所といっても過言ではないすばらしい表紙です。
プリンス通算10万台目のラインオフ式の様子を撮影した1枚で、ラインオフしているクルマはBLSIPグロリアです。
この頃のプリンスはまだまだ規模の小さいメーカーでしたので、10万台までは結構時間が掛かりました。
しかしその後僅か3年ほど後の1964年には累計30万台を突破しているので、この間の生産数の増加は著しかったわけです。
因みに1962年にはトヨタでは累計100万台を突破しています・・・
そして表紙裏ですが、村山工場地鎮祭と10万台ラインオフの記念式典の話題です。
プリンス最大にして最後の工場となった村山工場はこの頃に建設が始まりました。
左は102号の目次ですが、例によってあまり車に関する話題が無いので今回も紹介できる記事が少ないです。
そして最初のページですが、副社長の小松 繁氏による新入社員に向けた挨拶なんですが・・・
うっかり次のページのスキャンをし忘れて文章が切れてしまっています。
すいません・・・(借りた資料は既に返却してしまったんです)
この小松氏はブリジストン系の人間で、この後9月には新たにプリンス自工社長になり、プリンス合併前最後の社長になる小川氏に交代する63年まで務める事になります。
次のページです。
この号のメインは歌手の島倉千代子さんをゲストに迎えてのインタビュー記事です。
プリンスに乗っている有名人にインタビューする企画なんですが、さすがにまだ若いですね〜(あたりまえですが)
もう既に他界されて随分経ちますが、この頃はまだデビューしてどれくらいの頃なんでしょう?
記事を読むと分かりますが、プリンスが欲しくて貯金して購入したそうです。
最初スカイラインを購入して、今回グロリアにしたらしい。
基本的にはお気に入りのようですが、ドアの不具合だけ不満があるそうで、この辺りがプリンスの品質的にイマイチな部分なんでしょう。
性能は良いけど細かい作りがやはりトヨタや日産に比べるとちょっと落ちる、というのが当時のプリンスの技術的に未熟なところなんですね。
個人的な見解ですが、この後のG7エンジンになった辺りでもオイル滲みなんかは当時の他社エンジンに比べて多い印象があります。
こういった部分は下請けメーカーの技術力も関係してきますが、やはりトヨタ日産と比べると協力工場の技術力もまだまだという時代でした。
メインの記事はこれで終わりです。
このあとの気になる記事は、このスカイラインスポーツの件だけでした。
この後はほとんど組合とか工場の改善提案とか社内報なんで当たり前ですが、余り社外の人間には興味の無い記事ばかりでしたので割愛しました。
最後に裏表紙です。
シリーズ物の「世界の乗用車」シリーズ33です。
今回は世界の巨匠と題してデザイナーに関係する複数台のクルマが紹介されています。
この号ではジョバンニ・ミケロッティ氏を紹介しています。
今号ではスカイラインスポーツの記事もあるのでそれに連動しての記事だと思います。
今回は以上です。
また思い出した頃に紹介します。
ではまた。
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