2022年03月31日
プリンス社報 1964年9月号
どうもです
今回のプリンス社報は1964年9月号、通算143号です。
今号もページ数は多めですので見ごたえあります。
今月号の表紙
新型ホーマーのラインオフ式の様子です。
低床車と高床車それぞれ1台ずつ並んでいますが、何とも急ごしらえな感じが・・・
表紙裏と目次のページでは首都高速の話題と、プリンスのラインナップ完成について記者発表の様子が記事となっています。
首都高速網は着々と整備されていたころですので話題性があったんでしょうね。
あれから四半世紀以上が経ち、今はリニューアルをどうするかが話題になるようになりました。
ここからは新型車の詳細な紹介
前号で発表されていたホーマーとスカイウェイ1500、それとグロリアスーパー6スペースフロー搭載車の紹介記事です
まずはホーマーから。
以前紹介したカタログよりもより詳しい解説があるので興味深いです。
スカイウェイとスペースフローの紹介はこの1ページだけです・・・
それだけ完全な新型車であるホーマーに並々ならぬ期待をかけていたのでしょう。
ここからはちょっと専門的な決算のお話
これを読む限りでもプリンスは上位2社に比べてかなり厳しい経営状態であったことが分かります。
プリンス単体で見ると一見順調に生産数等が延びているようですが、実質は売り上げはそこまでは伸びておらず、開発費や販売価格の値下げなどで収入に対するコストが悪化していることが指摘されていますね。
ここからは自動車ジャーナルのページ
各社相次いで新型車を発表しているので今号はページ数が多いです。
個人的に毎回注目している生産台数ですが、よく見るとトヨタよりも日産のほうが小型乗用車の生産台数が多いことに気づきます。
これはやはりBC戦争の影響か?と思ったんですが、ブルーバードはすでに410系にモデルチェンジ後ですし、コロナはRT40になる寸前という微妙な時期なので、単純にモデルチェンジ前の生産台数の減少と言うだけかもしれません。
このブログを見に来られている方ならご存じだと思いますが、410系ブルバードは尻下がりと言われて販売台数が落ち込んだので、その後のRT40コロナに販売台数で負けちゃうんですね。
こちらのページは主に人事のお話なので部外者には全く関係ない話題です。
小さい囲み記事は表紙のホーマーのラインオフについてですが、これによると第1号車は7月21日に三鷹工場にて誕生したそうです。
そうなると生産開始は発売の約2か月前ということになりますね。
次のページは様々な話題です。
新型車の一般向け発表会の話にテレビの提供の話題、湘南営業所の開設にレースの話と色々です。
この中で一番気になるのは湘南営業所の開設記事。
地元に近い場所なんで現在どうなっているのか少々気になる次第ですが、国道1号線に面しているようなので今は日産系列のディーラーになって建物も新しくなっていることでしょう。
もしこのまま残っていたらレトロ過ぎますが、逆に自分は嬉しいです(笑)
最後に裏表紙の『世界の乗用車シリーズ』その73です
今回はフォードファルコンです。
久しぶりにメジャーな車が紹介されています(笑)
アメ車としてはコンパクトカーに定義されるファルコンですが、諸元を見ると大したことの無い平凡な車なのが分かります。
馬力などは国産の2,000ccクラスよりも低いくらいですが、逆に車両重量などは軽いですね。
グロリアスーパー6は1,320キロありますからそれと比べるとだいぶ軽いです。
今回は以上です。
ではまた
今回のプリンス社報は1964年9月号、通算143号です。
今号もページ数は多めですので見ごたえあります。
今月号の表紙
新型ホーマーのラインオフ式の様子です。
低床車と高床車それぞれ1台ずつ並んでいますが、何とも急ごしらえな感じが・・・
表紙裏と目次のページでは首都高速の話題と、プリンスのラインナップ完成について記者発表の様子が記事となっています。
首都高速網は着々と整備されていたころですので話題性があったんでしょうね。
あれから四半世紀以上が経ち、今はリニューアルをどうするかが話題になるようになりました。
ここからは新型車の詳細な紹介
前号で発表されていたホーマーとスカイウェイ1500、それとグロリアスーパー6スペースフロー搭載車の紹介記事です
まずはホーマーから。
以前紹介したカタログよりもより詳しい解説があるので興味深いです。
スカイウェイとスペースフローの紹介はこの1ページだけです・・・
それだけ完全な新型車であるホーマーに並々ならぬ期待をかけていたのでしょう。
ここからはちょっと専門的な決算のお話
これを読む限りでもプリンスは上位2社に比べてかなり厳しい経営状態であったことが分かります。
プリンス単体で見ると一見順調に生産数等が延びているようですが、実質は売り上げはそこまでは伸びておらず、開発費や販売価格の値下げなどで収入に対するコストが悪化していることが指摘されていますね。
ここからは自動車ジャーナルのページ
各社相次いで新型車を発表しているので今号はページ数が多いです。
個人的に毎回注目している生産台数ですが、よく見るとトヨタよりも日産のほうが小型乗用車の生産台数が多いことに気づきます。
これはやはりBC戦争の影響か?と思ったんですが、ブルーバードはすでに410系にモデルチェンジ後ですし、コロナはRT40になる寸前という微妙な時期なので、単純にモデルチェンジ前の生産台数の減少と言うだけかもしれません。
このブログを見に来られている方ならご存じだと思いますが、410系ブルバードは尻下がりと言われて販売台数が落ち込んだので、その後のRT40コロナに販売台数で負けちゃうんですね。
こちらのページは主に人事のお話なので部外者には全く関係ない話題です。
小さい囲み記事は表紙のホーマーのラインオフについてですが、これによると第1号車は7月21日に三鷹工場にて誕生したそうです。
そうなると生産開始は発売の約2か月前ということになりますね。
次のページは様々な話題です。
新型車の一般向け発表会の話にテレビの提供の話題、湘南営業所の開設にレースの話と色々です。
この中で一番気になるのは湘南営業所の開設記事。
地元に近い場所なんで現在どうなっているのか少々気になる次第ですが、国道1号線に面しているようなので今は日産系列のディーラーになって建物も新しくなっていることでしょう。
もしこのまま残っていたらレトロ過ぎますが、逆に自分は嬉しいです(笑)
最後に裏表紙の『世界の乗用車シリーズ』その73です
今回はフォードファルコンです。
久しぶりにメジャーな車が紹介されています(笑)
アメ車としてはコンパクトカーに定義されるファルコンですが、諸元を見ると大したことの無い平凡な車なのが分かります。
馬力などは国産の2,000ccクラスよりも低いくらいですが、逆に車両重量などは軽いですね。
グロリアスーパー6は1,320キロありますからそれと比べるとだいぶ軽いです。
今回は以上です。
ではまた
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確かにあの頃の商用車は今で言う所のアニメキャラの様なデザインの物が多いかもしれませんね。
ホーマーは長らく生産されていましたが、自分もプリンスオリジナルのホーマーは恐らく子供の頃にみてはいないと思います。
ただ、気付かずに見ていたという可能性は無きにしも非ず、ですが。
このV51の途中までスカイウェイなんですが、ややこしいことに日産合併後のマイナーチェンジでスカイラインバンに名前が変わるんですね。
なので間違いではないです。
セミキャブオーバータイプのトラックっていすゞ以外ありましたっけ?
TYシリーズから初期のフォワードは確かにそうですね。
子供の頃はまだフォワードはみることがありましたが、TY系は見なかったですね。
しかし、平成に入ってもあるところにTYの廃車体があって、東海道線に乗っていると見えてたんですが、いつの間にかなくなっていました。
フォワードはイマイチでしたが、何故かTY系はあの不細工具合が絶妙で嫌いじゃないのです。
連続投稿失礼します。
50系でもスカイウェイだったのは初めて知りました。もう20年程前ですが明石近辺で神4ナンバーの車がありてっきりスカイラインバンだと思っていたのですが、スカイウェイだったのかも?何度も見かけたのにきちんと確認しなかったことが悔やまれます。
セミキャブオーバーは子供の頃いすゞTY型から初代フォワードで「ムーミンみたいでカッコ悪い」と思っていました。中型トラックではいすゞだけでしたが次のモデルチェンジでフルキャブオーバーになり「フォワードカッコ良くなったやん!」と思った記憶があります。
今日は忙しくてコメントが返せませんでした。
ホーマーは長い事生産されていたので、自分が免許を取った頃にはまだ辛うじて実働車に出会える車種でした。
発売当時の他社のラインナップを見ても確かに結構イケてたと思いますね(笑)
セミキャブオーバーは軽自動車以外はあまり見ませんでしたが、一時期キャラバンがほんの少しだけ鼻先があって凄くカッコ悪かったと思います。
初めの頃の軽はとにかくカッコ悪かったですね。
今のはだいぶマシですけど、少ないスペースで鼻先があるので昔のよりスペース的には厳しいですね。
今は安全性が一番なので、昔のような効率最優先な形の物はもう出ないのでしょうね。
他社のトラックと比較すると外観・性能ともホーマーの先進性が光ってますね。
日産に引き継がれ長期間生産されたのも納得です。
セミキャブオーバーは衝突安全が厳しくなりひと頃軽トラで復活しましたが個人的には古臭いイメージでかっこ悪く好きじゃありません。