2018年01月27日
「メモ」を侮ってはいけない
私はよくメモを取るようにしています。
自分の記憶力をあまり信頼していないからです。
記憶を忘れるというのは、
脳内に記憶はあるのに取り出せなくなる状態と、
記憶そのものを紛失してしまうことを言いいます。
近年の研究で記憶そのものが失われるのには
ある酵素が関係していることが突き止められています。
その酵素(PP1)は記憶が作られるのを防いだり、
ある記憶を失わせる働きをするといいます。
なぜそうした酵素が存在するかはわかっていませんが、
脳科学者は全ての情報をためこんでしまうと
脳が飽和状態になり機能しなくなるからではないかと考えています。
つまり何でもかんでも情報を記憶することは良いとは言えないのです。
そこで必要だと思われる情報は
メモを取っておくことが良いと思います。
ところが中途半端に賢い人はメモをとらない。
本当にとらない。
彼ら本当にメモしない。
頭がいいからって…
フン
と思ってしまうぐらいメモをしません。
ほどほど自分で覚えていられるので、
とる必要がないと思ってしまうのでしょうね。
どんなに賢くても人の機能的に忘れるようになっている以上、
メモをとっておくほうが賢いと思います。
それに全てをメモしていなくても、
ヒントになる見出しをつけておくだけで、
すっと記憶を想起することができることがあります。
メモ帳は持って歩いて、
有益な情報に接したらちょっと書いておくことをお勧めしたい。
特に意味記憶(知識の記憶)は感情が乗りにくいので忘れやすいのです。
感情が乗る記憶「楽しい」とか「辛い」といったものは
覚えやすいのですが、そうてせないものはなにしろ忘れやすいのです。
怖い場所に行って
やだなーやだなー
こわいなーこわいなー
とっいた記憶は忘れないのですが
体験していない記憶はなにしろもろい。
メモがないなら
手軽さを求めるて携帯のメモ帳に書き込んでもいいでしょう。
ただし効果は紙の手帳のほうが高い。
ITの先端を走っていたスティーブ・ジョブズでさえ
構想を練る時には紙と鉛筆を使っていましたし
思いついたことをよく紙ナプキンの裏によくメモをしていたと言います。
Twitterの創業者であるジャック・ドーシーも、
プレゼンテーションの実施および
指導の世界的な第一人者であるガー・レイノルズも
初期アイデアは紙と鉛筆でまとめていたといいます。
メモを取ることは単に記憶の補完としての機能だけでなく、
発想を生む手助けにもなります。
しかし
メモをしていなくても
覚えているものは覚えているもので
そうだ
今週の原稿締切が…
あったような…
忘れたいような…
がんばれ
酵素(PP1)
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