2018年08月22日
パクリ疑惑
音楽、漫画、映画
色々なジャンルの世界でパクリ騒動というものが
よくおこる。
前日に紹介した映画「カメラを止めるな」にも
パクリ疑惑が持ち上がっています。
私はこうした問題が騒がれるといつも思う。
人の考案メカニズムは
過去の記憶にあったものをベースに
それを誇張したり組み合わせたり
削ったりしながら
新しいものを作る。
これを無意識か意識的にかの違いだけで
基本は過去の何かをベースにしています。
だから「真似をするな」というのは
なかなか難しい話で
極論を言ってしまえば
ものは全て何かの真似なのであります。
だから
問題なのは「真似をすること」ではなく
「真似の仕方」なのです。
たまに「俺はゼロから作っている」とおっしゃる方が
いますが
脳のシステム的にそれはありえなく
そう思っているだけで何かを下敷きにしているのです。
むしろそう宣言する人は
自尊感情が低く発想に対してコンプレックスがあると
私は疑います。
問題は「真似の仕方」ですから
もとになったものにちゃんと敬意を払っているのか
あまりに似ているものは仁義をきっているのか
そうした手順を踏んでいれば
特に問題にならないはずです。
特に音楽は無意識でやってしまうことが多く
似たフレーズが出て来てしまいます。
エンターテイメントの世界は目立つので
よく問題になりますが
企業のサービスなんて
けっこう丸パクリですからね。
「真似をするのをやめよう」ではなく
「どんどん真似するべきなのです」
そのときに
ちゃんともとの作品に敬意を払い
丸パクリはしない。
自分らしさのアレンジをどこまで加えるか
似ていると感じるものは
元になったものに許諾とか声をかけるとかの
筋を通す。
そういうことだと思います。
だいたい売れるとお金の問題に発展しますし。
作った側がややこしい話にならないように
安く抑えたいと思もいますし
取られたと思う側は
強く損している感じがしてなかなか折りあわなくなるのもまた
人間らしいというかなんというか。
どちらが良いとか悪いとかではないと思います。
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