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2024年03月15日
リーダー結束の定番!『FGノット』の結び方
抜群の強度とトラブルの少なさから、PEラインとリーダーの結束の定番である『FGノット』。
工程が複雑な摩擦系ノットで結束方法の難易度も高めですが、コツをつかんでしまえば意外と簡単に結ぶことができます。
今回は、『FGノット』の基本的な結び方の手順とコツを紹介します。
『FGノット』
FGノットは、抜群の強度とトラブスの少なさから、PEラインとリーダーを結ぶ定番のノット。
ショア・オフショア・バスなどなど、PEラインを使った釣りでは欠かせないノットです。
高い強度と安定感を誇る、“摩擦系ノット”の代表と言えるでしょう。
どんな用途に向いてるか
FGノットはPEラインとナイロン・フロロ素材のリーダー結束に使われます。
PEラインを使った幅広い釣りで使えるのが特徴です。
摩擦系ノットなので結束方法は複雑ですが、慣れれば簡単に結ぶことができます。
『FGノット』の結び方
FGノットは、人によって作業の方法が違ったり、完成が多少違ったりします。
ちなみに、僕が組むFGノットも基本とはほんの少し違ったり。
今回は、基本的なFGノットの結束手順を画像を交えながら紹介します。
手順@
PEラインにリーダをクロスさせます。
PEラインの先端を口でくわえるなどし、テンションを掛け“ピンッ”と張った状態で作業をしましょう。
リーダーは15センチほど余分に出しておくと作業がしやすくなります。
※青がPEライン、赤がリーダー
手順A
リーダーを手前側からPEラインに巻き付る。
手順B
次に奥側からPEラインにリーダーを巻き付ける。
リーダーを張り、リーダーにPEラインが編み付けられていることを確認する。
リーダーをPEライン編み込んでいく際は、結び目を軽く指で押さえると作業がしやすいです。
手順C
手順A・Bを1セットとし、順番を間違えないように、交互に10〜20回編み込みます。
編み込み数は人によって好みが変わります。
編み込みごとに1回1回リーダーを引っ張り、綺麗に編み込まれているか確認しましょう。
手順D
PE本線とリーダー端線に対し、編み込みが抜けないようにPE端線でハーフヒッチをし仮止めします。
仮止めをしたら編み込み部分を濡らし、PE端線を口でくわえ、PE本線とリーダー本線を引っ張り締め込みます。
実際のPEラインで行った場合、完全に締め込まれると、PE編み込み部分の色が濃くなります。
※締め込みの際は、ラインが手に食い込んでケガをしないように注意しましょう。
手順E
PE本線とリーダー端線をまとめて、上下交互に5〜6回ほどハーフヒッチを行います。
上下交互にハーフヒッチを行うことで結び目が綺麗になります。
手順F
ハーフヒッチを行ったら、余分なリーダーをカットします。
リーダーの端をライターで炙るなどして焼きコブを作ると、すっぽ抜け防止になります。
手順G
さらにPE本線に対してハーフヒッチを5〜6回程行います。
PEラインを濡らすなどして、余計な摩擦が掛からないようにハーフヒッチをしましょう。
手順H
2回通しのハーフヒッチ(エンドノット)を行います。
手順I
余分なPEラインをカットし完成です。
このときにも、焼きコブを作ると良いでしょう。
結び方のコツ
摩擦系ノットであるFGノットは、PEラインとリーダーをしっかり編み込むことが重要です。
PEラインを“ピンッ”と張り、1回1回しっかりテンションを張った状態で編み込むのがすっぽ抜けないためのコツ。
指にPEラインを絡めて結束する方法もありますが、口にくわえて編み込む方が簡単です。
座った状態でPEラインの先端を口にくわえPEラインを張り、リーダーはスプールごと固定し、リーダーを引き出すと作業しやすくなります。
ハーフヒッチや締め込みの際は、PE本線を濡らすなどして余計な摩擦が掛からないようにしましょう。
超定番『FGノット』
PEラインとリーダーを結束する、結束強度に優れトラブスの少ない、もはや定番とも言える“FGノット”。
はじめは難しく感じるかもしれませんが、何度も組んでいる内にコツがつかめてくると思います。
どうしても難しいという場合は、アシストツールを使ってみるのも良いかもしれません。
定番のFGノットをマスターして、快適に釣りを楽しみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
2024年03月12日
簡単なのに最強?!「パロマーノット」の結び方を解説!
釣り人の必修科目「糸の結び方(ノット)」。
今回は、数あるノットの中でも、ルアーやフックにラインを結びつける「パルマーノット」を紹介します。
簡単に結べるのに、最強クラスの強度を誇る、人気の高いノットです。
『パロマーノット』
パロマーノットは、ラインとフックやルアーを結ぶのに使う結束方法です。
PEライン直結にも使えて、簡単に結べて強度も誇るノットです。
一説によると、“大物狙いの最強ノット”と言われています。
強度を出す秘訣は、「ゆっくり締め込み、均一に結束する」ことがポイント。
パロマーノットの結び方
それではパロマーノットの結び方を見ていきましょう。
手順@
10cm程度ラインを折り返してダブルラインを作り、フックやルアーのアイに通す。
手順A
通したダブルラインを本線に重ねます。※本線もダブルライン
手順B
重ねたダブルラインと本線を緩く結び、輪を作ります。
手順C
輪に通したダブルラインの先を広げます。
手順D
広げたダブルラインの先で、ルアー・フックをくぐらせます。
手順E
ダブルラインをくぐらせたら、本線をゆっくり締め込みます。
結び目を押さえて、濡らした状態で本線を引っ張ると綺麗に締め込むことができます。
最期に余分なラインをカットしたら完成です。
結び方のおさらい
まず、ダブルラインを作り、ルアー・フックのアイに通します。
通したダブルラインと本線を重ね、重ねたダブルラインと本線を緩く結び、輪を作ります。
輪に通したダブルラインの先を広げ、ルアー・フックをくぐらせて、本線をゆっくり締め込む。
コツとしては、
・ゆっくり締め込み、均一に結束することで強度が出る。
・ダブルラインの先をどのような手順で動かすかを意識すると、マスターしやすい。
・結び目を押さえて、濡らした状態で本線を引っ張ることで綺麗に締め込める。
・太いラインを使うと強度が大きくなる
パロマーノットを結んでみよう!
パロマーノットは、簡単なのに最強クラスの強度もあるノットです。
簡単にマスターできるので、ルアー結束方法の1つとして試してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。
引っ張られるほど締め込まれる!「ハングマンズノット」の結び方
釣り人の必修科目と言えば“ノット(糸の結び方)”ですよね。
今回はラインとルアーや金属パーツを結ぶ結束方法の一つ「ハングマンズノット」を紹介します。
シンプルな結び方ながら、結束強度も高く細めのラインの結束に力を発揮してくれます。
引っ張られると結束部がどんどん締め込まれる、信頼性の高いノットです。
「ハングマンズノット」とは?
「ハングマンズノット」は、ロープワークでも用いられる結束方法の一つです。
ノットの構造的に、引っ張られるほどに結び目が徐々に締まっていくのが特徴。
重量のあるルアーの結束にもオススメな、信頼性の高いノットです。
どんな用途・素材に向いてるのか?
細めのライン・リーダーと、金属パーツやルアーとの結束に使います。
PEラインとの直結でも、すっぽ抜けしにくいのが特徴です。
ただ、ジギングで使うような号数の大きい太いリーダーだと、締めにくく強度が発揮されなくなってしまいます。
比較的シンプルなノットなので、初心者の方にもオススメのノットです。
「ハングマンズノット」の結び方
ハングマンズノットの手順を写真も交えて解説していきます。
手順@
まずは、ラインの先端をスプリットリングやルアーのアイなどに通し、折り返します。
手順A
折り返したラインを本線に重ね、小さなループを作ります。
手順B
ループはそのまま維持し、ラインの先端を本線ごと4・5回ほど巻き付けていきます。
手順C
ラインの先端を最初に作ったループに通します。
手順D
ライン先端を引っ張り軽く締めます
その後、ライン本線をゆっくり締め込みます。
手順E
余分なラインをカットしたら完成です。
おさらい
ラインをリングに通し、折り返す。
折り返したラインでループを作り、本線に4〜5回巻き付ける。
ライン先端を作ったループに通し、軽く締めてから、本線をゆっくりと締め込む。
コツ
●締め込むときは、摩擦によるダメージを防ぐため、しっかりと湿らせること。
●仮締めはゆっくりと締め、結束部の形を崩さないようにする。
シンプルなのに高強度
シンプルなのに高強度で信頼性の高い「ハングマンズノット」。
慣れればルアーを回転させて巻き付けることで、素早く結ぶことも可能です。
ぜひ、試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。